人外と人間

狼×嫁 俺と嫁 和姦

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俺と嫁 903 ◆AN26.8FkH6様

「ちょっとそこに座んなさい、マサムネさん」
 うだるような気温と湿度を乗り越え、狭くてボロい安アパートの我が城に帰って来た俺を待っていたのは、おつかれ様とかつかれたでしょうなどという優しい言葉ではなく、上記の嫁の一言だった。
「え、あ、え? まだ今月は小遣い使い切ってねェし、お姉ちゃん達のいる店も行ってねェし、えーとお前の誕生日は秋だし」
「そうじゃないですちょっとそこ座んなさい」
「スーツ脱いでいい? もう毛皮が蒸れて蒸れて」
「駄目です、ネクタイも取っちゃいけません」
「すいませんマジで原因がわかりません、何でしょうか奥さん」
「最近何で私と距離を置くのか、その明確な理由があるならお聞きしたいですわ、旦那様」
「へ?」
「へ? じゃないです、もー!! 寝るときもお布団少し離すし、一緒に買い物出ても私と手を繋がないし、一緒にテレビ見てるときも少し空間あけるし、前みたいに私にベタベタまとわりつかなくなってきたじゃないですか、何で?! あれだけちょっと前はくっついてきたのがもう私に飽きたの?!」
「ちょ、ちょっと待て、沙耶! お前、俺がくっつくといつも暑苦しいとかうっとおしいとかギャーギャー言うじゃねェかよ!」
「べ、別に嫌だとは言ってないじゃないですか! あれだけくっついてきた人がいきなりそんな距離置いたら何かあったのかと思うでしょ!」
「……今年の夏は特に湿度暑いし、俺自身も外いるだけで暑いのに、俺の毛皮でお前が余計暑がったら可哀相だと思って我慢してたんだよ!」
 まくし立てられた沙耶の言葉を遮って負けじと喚くと、きょとんとした顔で沙耶がこちらを見た。そして次の瞬間溢れんばかりの笑顔で飛びついてきた。
「ちょ、お前暑苦しいとか散々言っといて!」
「私からくっつくのはいいんです! マサムネさんのバーカ! すごく寂しかったし、もし浮気でもして別に好きな人できて私の事飽きたとかだったらどうしようとか思って、不安だったんです!!」
「悪かったよ、口が足りなくてよ」
「そうです、悪いですよ、反省してください!」
「暑くないのかよ」
「暑いですよ、マサムネさんの毛皮。でもいいんですー」
「訳わかんねェな、女は」
「えへへー」
 嫁は小柄な身体を一心に押し付けて、嬉しそうに笑っていた。童顔だから、そんな仕草してると余計に小娘に見える。全くもう、人の気も知らねェで、呑気だよな。襲うぞこのやろ。
 俺がスーツを脱ぐと、上下をハンガーにかけてくれたので、俺はシャツを洗濯機の籠の中に放り込んで、短パンとランニングというだらしない格好になった。クーラーの前に行き、思いっきり背伸びする。毛皮が暑い。熱がこもって余計に暑い。
「ああもう、羊共みたいに丸刈りにしちまいたいぜ…」
「そんなに暑いならいっそしちゃえばいいじゃないですか」
 くすくすと笑う沙耶の鼻を摘んでやると、きゃあと声を上げて笑う。さっき怒ってたカラスがもう笑ってやがる。
「阿呆。狼が毛を刈れるかっての。いい笑いものだ」
「ふふ。これだけ暑いんだから、そうやってる人もいるじゃないですか」
「とにかくそこは譲れねェよ。……おら、あんまりくっついてると一緒に風呂まで連れてくぞ」
「マサムネさんのエッチ」
「抜かせ」
 まるで初めて会った時みたいにぺたぺたまとわり付いてきて、あれから何年たってんだと思ったが、そんな沙耶が珍しい上に可愛かったので、俺は沙耶を抱え上げるとそのまま風呂に向かった。腕の中の沙耶の重さはいつまでたっても増えなくて、あんまり軽いとどっか行っちまう気がする。
「男は皆オオカミなんだよ」
 まだくすくす笑ってたので、そう言って口を塞いで、舌を入れてやった。小さな口の中は俺の毛皮よりよっぽど熱い。
「ん、あふ」
 腕の中で吐息を漏らす沙耶のブラウスを捲りあげて、ブラジャーの上から指を這わせると、身を捩って首に手を回してきた。口を離し、首を舐めるとその度に小さく声を上げて身体を震わせる。
「ここでやんのと、風呂行くのと、どっちがいい?」
「ああ……ん、お風呂、が、あっ」
「もうちょいお前の臭い嗅いでからな」
「マサムネさんの、変態っ」
「その変態に舐められて、こんなんなってんのは誰だよ?」
 バタバタと蹴ってくるので、足を掴んで、スカートの中に手を入れると、そこは生地の上からでも分かるぐらい濡れていた。薄い下着の上から押すと、生地がぬるぬると沈んでいく。
「だ、だって最近……ぜ、全然……」
 真っ赤にして、泣きそうな顔で言う沙耶の言葉を聞いてたらもうなんというか駄目だった。
沙耶の身体を床に下ろし、脚を開かせる。
「悪い」
「え?」
「風呂まで持ちそうに」
「ちょ、あ、だ、だめっ」
 俺の腕を押しのけようとした沙耶の腕を逆に押さえつけ、もう片方の手でスカートをたくし上げると、下着をずらして己自身を押し付けた。
「あんな可愛い顔で可愛い事言うお前が、悪い」
「ひっあああっいきなり…っ!」
 人間よりも大きなサイズで起ち上がっている赤い性器が、沙耶の小さな唇をこじ開けて無理やりに侵入していく。最初は入りきらなくて随分苦労もしたが、もう沙耶のそこは俺専用になっていて、ゆっくりと俺のペニスをくわえ込んでいった。
「や、マサムネさんのが、は、入ってきて…っ」
「動かす、ぞ!」
「だめっ、いきなりだめっ! こわ、こわれちゃっ」
 懇願する沙耶の腰を掴んで、俺は腰を打ちつけた。沙耶の小柄な体が奥まで俺を呑み込む。それを引き抜いて、さらに打ち付ける。ぐちゅっぐちゅっと俺達の繋がってるところから粘液と体液のこすれる音がして、俺の興奮を煽った。沙耶の下着は、沙耶自身の愛液でテラテラと濡れていて、もはや本来の機能を果たさなかった。
「ほら沙耶、見ろよ、繋がってるところすげェぞ…。こんなに泡立って」
「やだっやだやだぁ……っマサムネさんのバカぁ……っんんっ」
「嫌なのか?止めるか?」
「いじっいじわる……ッンっあふッ」
 まあ止めろって言われても無理だけどな、俺が。
 ぐちゃぐちゃに沙耶の中に突っ込んでかき混ぜて、俺も沙耶もどろどろに融けちまいそうで、クーラーがきいた部屋の中にいるはずなのに熱くて熱くてたまらない。
中途半端にはだけたブラウスが汗で張り付いて、沙耶の肌の色が透けている。
ブラジャーから零れた乳房の先端をべろりと舐めるとしょっぱい味がした。沙耶の味だ。
俺はガツガツと腰を振りながら、このまま沙耶を喰ってしまいたいと思った。髪の毛一本、骨の欠片も残さずに綺麗に食べ尽くしてしまいたい。
「悪いかお、してる……」
 沙耶が汗で張り付いた髪をかき上げながら、俺の顔を覗き込んでくる。その髪を払ってやりながら、囁いた。
「お前を喰い尽くしたいんだ」
「じゃあ、食べて。私、マサムネさんに、ぜんぶ、食べられたい」
「言われなくたって」
 ぐっと深く、根元まで押し込むと嬌声をあげて沙耶が締め付ける。
 俺が沙耶に喰われてるみてェえだ。
「なっ中! 中が大きく……ッ!!」
「出す、ぞ…ッ」
「やっだめっ、だめぇ……ッわたしおかしく……ッ!!」
 きゅうっと根元が締め付けられる感覚がこみ上げてきて、俺は一層彼女の中にぐいぐいと性器を埋め込んだ。ペニスの根元が彼女の中で膨張するのが分かる。と、次の瞬間俺は熱い膣の中に熱い精を吐き出していた。体の奥からマグマみたいに彼女の中に吐き出しながら、沙耶をぎゅっと抱きしめた。沙耶がビクビクと跳ね上がりながら、手足を俺に必死に絡み付いてくる。一滴残さず彼女の中を満たそうと腰を押し付けながら、俺は沙耶を抱いていた。
 人の射精と違って、俺達犬系獣人の射精時間は長い。ドクドクと注ぎ込まれる感覚に震え、声を押し殺そうとする沙耶の耳を軽く噛むと、耐え切れないように身体を捩って声を上げる。
「……沙耶」
「な、なに……?」
「終ったら、一緒に風呂入ろうぜ。体洗ってやる」
「洗う以外も、するくせに……んん」
 そりゃするに決まってんだろう。俺は再び強く腰を押し付けて、腕の中で沙耶が呻くのをニヤつきながら見ていた。
 そりゃ洗う以外だっていろいろするに決まってんだろう。男は全員、狼なのだよ。





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