輪行

輪行(りんこう)とは、「自転車を解体して、専用の袋に収納した上で、電車等の公共交通機関に乗せて運ぶこと」、およびそのための手順のことである。
なおこの項では、輪行の逆の操作である「逆輪」、輪行の専用の袋である「輪行袋」についても併せて説明する。

導入

長い距離を移動する際、また目的地が自走することのできないほど遠い場合、この輪行を行う。合宿の出発地まで輪行をするのが普通である。

また、合宿の途中などで自転車に致命的なトラブルが発生するなど、自走が困難になった場合も輪行を行うことがある。

当部活では、4月中に、パンク修理と同時に新入生に最初に教えることになっている。これはPランで輪行を行うため、それまでに出来るようになっておくことが肝要だからである。

なお、自転車のトラブルを引き起こすことも多く、部員の中には輪行を嫌う者が少なからずいる。

手順

細々とした手順はあるものの、基本的にタイヤを外し、またロードバイク?の場合はキャリアも外して、自転車をコンパクトにしてから袋に収納する。袋に収納する際は、フレームとタイヤ(さらにキャリア)が固定されるようにロープ(多くは袋に付属している)で結ぶ。

概してスポーツ用の自転車は、各部の取り外しが容易になっており、初心者でも短時間で簡単に手順を覚えることができる。

最初は30分近くかかることもあるが、慣れると10分とかからないこともある。

電車の車内などでは、袋が倒れないように手すりと袋を何らかの形で結ぶことが推奨される。


輪行袋

自転車をしまう袋のことを輪行袋(りんこうぶくろ)と呼ぶ。縦型と横型が存在する。

縦型のメリットとしては、省スペースであること(邪魔にならない)、デメリットとしては、比較的収納に時間を要する、などが挙げられる。

横型のメリットとしては、袋が自転車に対して大きめのため、収納が比較的容易であること、デメリットとしては、場所を取る、などが挙げられる。

どちらを選択するかは使用者の好みであるが、自分の自転車にあった袋を選択するのがベターである。

逆輪

輪行が終わり再び自転車で走るためには、自転車を組み立て直さなければならない。この操作を部内では逆輪(ぎゃくりん)と呼んでいる。他団体では「輪行解除」などと呼んでおり、たぶんそっちのほうがメジャーな呼び方。

手順は輪行の逆だが、輪行中に自転車に不具合が生じると、組み立て直した時に何らかのトラブルが発生する。ブレーキの片効きなどがその好例である。

外部リンク

wikipediaにおける輪行の説明。当項目より明らかにしっかりと説明されている。

関連項目

最終更新:2010年06月06日 20:11