韓国非核電磁波爆弾計画


韓国ADD(Agency for Defense Development:国防科学研究所)は1999~2007年にかけて行っている研究の中で、非核電磁波(EMP/Electro-Magnetic Pulse)爆弾の研究を進めている。2011~2015年の間に実用化する計画。航空機搭載用の爆弾として開発しており、2008~2010年にテストを行う予定。将来的には航空機以外のプラットフォームにも搭載可能になるとしている。EMP爆弾は高出力マイクロウェーブの発生装置に加えて発射用機材やアンテナで構成されており、強力な電磁パルスでコンピュータや通信機、レーダーなどのマイクロプロセッサを破壊する。アメリカやロシアでは1980年代から核兵器によるEMPの影響に関する研究がスタートしており、そこから派生する形で兵器化が始まった。

※ブラックアウト爆弾と混同して報道された可能性がある。

【2007.12.22】
ロシアは韓国に対する借款の償還として、軍事技術を提供するという了解覚書を2007年末に締結した。提供される技術の中には核爆発によって起こる電磁波(EMP)に対する、電子機器の防護技術が含まれるという。

【参考資料】
朝鮮日報
軍事研究(株ジャパン・ミリタリー・レビュー)
Kojii.net
Jane's Defence Weekly
PowerCorea


2008-01-02 16:52:56 (Wed)

最終更新:2008年01月02日 16:52