ショーン・オケイシー
(Seán O'Casey)
(1884~1964)
略歴
ダブリン出身。劇作家。貧民長屋に生まれ、6歳で父を亡くし労働者として働きながら独学でシェイクスピアを学んだ。数々の作品を書き、
シング以来アイルランド最大の劇作家と評された。
作品
『義勇兵の影』(The Shadow of a Gunman,1923)が処女作。革命熱の犠牲となる純情な処女を描いた悲劇。
『ジュノーと孔雀』(Juno and the Paycock,1924)は労働者一家の喜びと悲しみを描いた。
『鋤と星』(The Plough and the Stars,1926)1916年のダブリンでの市街戦を背景とした作品。
『銀杯』(The Silver Tassie,1928)は戦争が人間の与えた衝撃を描いた。
『僧正のかがり火』(The Bishop's Bonfire,1955)では社会に潜む害悪を暴き出し、社会改革の理想を盛り込んだ。
最終更新:2009年11月18日 11:45