繰り返す日常の中にある変わりないもの。
いつでもそこにある見慣れた風景。
好きだったことさえ気づかなかった、
大好きな人の温もり。
すべてが自分をこの世界に繋ぎ止めていてくれるものとして存在している。
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「もう、浩平は私がいないと駄目なんだもん」
「ったく、幼馴染みならちゃんと面倒見ろよ! 瑞佳」
「フフフ……この俺がだよもん星人に引けを取るわけないのだ」
「浩平君。ちょっとやり過ぎじゃないかな? 少し…」
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「このワッフル、とても美味しいわ」
「お褒めいただいて光栄ですリンディ提督。このお茶も、少し甘いですが美味しいです」
「あのう……茜さんって……」
「あははは……次元世界って広いねぇー」
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「うわぁー……みさきさんも結構食べますね」
「ううん、スバルほどじゃないよ。……あっ、カレーおかわり」
「魔導師でもないのに……なんでこんなに食べれるんですか?」
「それはこっちが聞きたいわ。みさきと同レベルの食欲なんて」
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「あの端麗な立ち姿、華麗な振る舞い……ギンガさんは乙女のあるべき姿だわ」
「何っ!? ガジェットIII型を片手で握りつぶす七瀬が、ヴォルテールとセメントマッチだt」
「ええぃ!! 折原ぁ!!!」
「あはは…はぁ…」
「(言えない……ギンガさんが陸戦Aランクのパワーファイターだって…)」
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『あのね』
「?」
『フリードかわいいの』
「あ、ありがとうございます。澪さん」「クピューー」
「のどかやねぇ……ほのぼのやねぇ」
「ハイです。マイスターはやて」
「みゅ…」
「??」
キョロキョロ
「みゅーっ!!!」
「あっ…フェレットだぁ!」
ガシッ
「みゅーっ! みゅーっ! みゅーっ! みゅーーーっ!!」
「キュ…キュゥーーー(う…うぁぁぁーーー)」
「うぁー、かわいいよぉ。このフェレット」
「ところで高町隊長。あの椎名が抱きついているフェレットは確か」
「知らないの。私に黙って変身してヴィヴィオに近づいた司書長なんて…」
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永遠なんてなかった。
「フフフ…」
そう言い聞かせた。
「レリックと…私の技術があれば…」
その絆を、そして大切な人を。
「キミの妹を……みさおクンを……」
初めて求めようとした瞬間だった。
でも、知らなかった。
「いつだって、奇跡は人との絆が起こすものなんだ」
それはとっても悲しいことだった。
「泣いてるの…?」
でも、彼女は確かにこう言った。
「えいえんはあるよ……」
魔法少女リリカルなのはStrikerS - ONE -
~輝く季節へ~
「……ここにあるよ」
最終更新:2008年05月22日 18:43