海鳴市、八神家―――06:00 a.m.
ピピピピ、と。目覚まし時計のアラーム音が鳴り響く。
ここは雄介が、八神はやてから当てがわれた部屋。
誰も使うものが居ないが故にほぼ物置として使われていた部屋を片付けて、
人一人が生活できるレベルにまで掃除をしたのだ。
雄介は布団の中から手を伸ばすと、鳴り響く目覚まし時計をピタッと止めた。
体を起こすと、目を擦り、背筋を伸ばして一伸び。
雄介にとっては、普段からこれくらいの時間に起きるのは当然だ。
それ故にさほど眠たさを引きずる事もなく。

「さて……と」

言いながら、雄介ははやてから渡されたパジャマ代わりのシャツから、元の服装に着替える。
一応ザフィーラ用にと買っていたらしいが、結局ザフィーラは人間の姿で居る方が少ないし、
例え人間態になったとしてもいつも同じ格好をしているため、殆ど着る機会が無かったらしい。
そんな訳で、とりあえず今日はザフィーラの服で我慢して欲しい、との事である。
といっても五代は服にはあまり気を遣わないために、特に不満はないのだが。
強いて欲を言えば、それは至って単純なもの。
今度新しくシャツを買った時、雄介のお気に入りであるクウガのマークを入れようかな等と考えている程度だ。
本来クウガのマークは、グロンギ文字を古代リント人が改編し戦士クウガのマークとしたものであるが、
雄介自身もあのマークを非常に気に入っている為に、普段はほぼ雄介のマークとして使われているのだ。

雄介がリビングへ入った時。
既にそこには、キッチンで朝食の準備を進める人物が居た。
それは八神家の中で、誰よりも早く朝を迎える人物。
この家の主、八神はやてである。

「おぉ、おはようはやてちゃん。随分早起きなんだね」
「あ、おはよう雄介君。ほら、一応他の皆の朝ごはんも作らなあかんし」
「そっか、まだ小学生なのに凄いね、はやてちゃんは」
「そんなことあらへんよ。それより良かったら、雄介君も準備手伝ってくれへん?」
「うん、オッケー。俺も手伝うよ」

はやてと軽く挨拶を済ませた雄介は、早速家事の手伝いを手伝う事に。
元より何らかの手伝いをする為にこんなに早く起きた雄介に、それを断る理由もなく。
雄介ははやてに向かって、笑顔で親指を立てた。


数時間後、八神家のリビングで、食事を終えた一同が口々にご馳走様、と告げる。
朝食を一番に平らげたヴィータに続いて、シグナム、シャマルと。一人ずつ席を立って行く。
それぞれ皆に一日の生活があるのだ。例えば、すぐに学校に行かねばならないはやては
すぐに制服に着替えに行ったし、シグナムはこれから剣道の道場に行くとか。
まだ外見は子供のヴィータは、朝から近所のご老人と一緒にゲートボールをしに行くらしく、
外見からして主婦っぽい雰囲気を醸し出しているシャマルは案の定、買い物に行くらしい。

「五代、お前は普段何をして過ごしていたんだ?」
「そうですねぇ……俺は普段は店の手伝いとかしてましたね」
「そうか。ならこちらに来てからは何をして過ごすんだ?」
「う~ん、そうだなぁ……皆が留守の間、掃除をしたり買い物に行ってきたり……
 家事の手伝いとか、もうとにかく、やってほしい事があったら何でも言ってください!」
「……そうか、わかった。その時が来ればお前に頼もう」

それだけ言うと、シグナムは踵を返し、リビングから出ていった。
食器をキッチンへと運びながら、雄介は考える。
そういえば、この世界にはまだまだ知らないことが沢山ある……かもしれない。
それを冒険したいが為にこの街で暮らす事にしたのだ。
なら、家の手伝いをするのは当然の事、出来れば空いた時間でこの街の探索も進めたいなと。
恐らく自分の知る世界と何ら変わりはないのだろうが、それでも知らない土地には興味を持ってしまうのが、冒険家の性である。
そんな事を考えながら一通り食器を洗い終えた雄介に、テレビの音声が聞こえる。
それは朝のワイドショー。雄介が家事を手伝っている代わりに、自分の仕事が空いてしまったシャマルが、
ソファに腰掛けて見ていたものである。
その内容は、入学式や始業式のイベントから、芸能関係、不吉な事件まで幅広い。
その中の一つに、東京に本社を構える巨大企業が開発していた最新のバイクが何者かに強奪された、というものがあった。
それ以上の情報は明かされてはいないが、どうやらその企業の最新技術を持って開発されたバイクらしい。
発売日は未だ未定ではあるが、やがて一般販売もされる予定の代物だったとか。
それを見ていたシャマルが、何に興味を持ったのか雄介に話しかけて来た。

「へぇ……雄介君の持ってるバイクとどっちが凄いのかしら」
「う~ん、どうなんでしょうねぇ……多分ビートチェイサーの方が凄いと思いますけど」
「あら、結構自信ありそうね?」
「そりゃあそうですよ。警視庁の皆さんの技術の粋を凝らして造ったスーパーマシンですから」
「それは確かに凄いけど……でもね、雄介君。この会社……スマートブレインの技術も結構凄いのよ?」
「スマートブレイン……?」

聞き返す雄介に、スマートブレインという大企業の説明を始めるシャマル。
シャマル自身もそこまで詳しく無いために簡単な説明しか出来ないのだが、どうやらこの世界でのスマートブレインという企業は、
食品から電化製品まであらゆる商品を売り出している、それはそれはとても大きな企業だそうだ。
実際、この家で使われている家電製品のうちいくつかはスマートブレインの製品なのだとか。
といってもそれを聞いたところで雄介にはへぇ、と頷く程度の反応しか見せられなかったのだが。
そもそもバイク同士で比べれば、未確認に対抗する為クウガ専用に造られたスーパーマシンが、
例え未来の話であったとしても、いずれ市販されるようなバイクに負けるとも思えない。
シャマルはまだ、BTCSの性能のことも、クウガの事も詳しく知らないのだ。

「って言っても、別の世界のバイクなんだから比べようがないんだけどね」
「まぁ、そうですね。時代も違う訳ですし……と、それよりも!
 今日シャマルさん、買い物とか行く予定あったりします?」
「ええ、この後夕飯の買い出しにいくつもりだけど……?」
「あ、それなら俺も着いて行っていいですかね? この街の事ももっと知りたいですし」
「あら、それは丁度いいわね。雄介君の日用品も買わないといけないし、別に構わないわよ」
「ほんとですか! ありがとうございます!」

シャマルの了解を得ることに成功した雄介は、嬉しそうに頭を下げた。
この街を探索出来て、おまけに買い物まで出来るというのは雄介にとってはまさしく一石二鳥の機会。
と言っても特に欲しいものも無い雄介にとって、最も嬉しいのは出掛ける口実が出来た事に関してなのだが。
まるで小さな子供が親と共に外出するのを喜ぶかのように、雄介は素直に喜んでいた。


EPISODE.06 距離


海鳴市、私立聖祥大学附属小学校―――12:05 p.m.
昼休みのチャイムが鳴り響く中、アリサ・バニングスは考えていた。
自分となのは、すずかの三人組の中にフェイトが転校してきた事。
今年からは八神はやてという新たな友達も出来た事。
友達が増えるという事は、アリサにとって非常に嬉しい事であり、今後の学校生活もさらに楽しみになる。
五人組となってからも、これからも末長くずっと友達で居られればいいな、と。
しかし、ここで問題が一つ。

「ねぇ、なのは、フェイト?」
「「……」」
「……ねぇってば!」
「え……!? あ……ご、ごめんねアリサちゃん」
「ちょっとこっちに集中してて気付かなかったよ……」

アリサが大声を出したところで、ようやくなのはとフェイトの二人はアリサの存在に気付いてくれた。
なのはは確か「念話」だとか「マルチタスク」だとか言っていたが、そんなものはアリサには無縁の話だ。
そんな一般人が日常で使う事がない言葉を言われても、生粋の一般人であるアリサにそれが理解できる訳がない。
要するにアリサは、魔法少女が三人もいる中で、ほんの少しだけ一般人である自分との距離を感じていたのだ。

「まぁ……別にいいけど。それで、もうお昼ご飯の時間よ?」
「あ……うん、そうだね。さっきはごめんね……? ちょっとこっちに集中しちゃって」
「別にいいわよ。こっちこそ大声出して悪かったわ」

小さくため息を落としながら、アリサはなのはの前の席に座った。
そこには次第にフェイトにはやて、すずか達も集まり、いつも通りのメンバーでの昼食となる。
一度昼食を食べ始めれば、アリサの機嫌も元通り。他愛もない雑談をしながら、持ってきたお弁当に箸を付けていく。
そうしてしばらく話し続けていたところで、ふととある話が話題に出た。

「――そういえば、昨日の……五代さんはどうしてる?」
「ああ、とりあえずはうちの騎士らとも打ち解けてくれたみたいで安心しとるよ」
「そっかぁ、それは良かったね」
「ちょ、ちょっと待って……また話が見えないんだけど。五代さんって誰?」

ここでまたしても魔法少女三人組の話に取り残されそうになったアリサが、会話に割り込んだ。
最近このメンバーでいると、時たま自分とすずかには解らない話に持ち込まれることが多々ある。
普通の人間が二人と、魔法少女が三人も集まれば、まぁ仕方がないことと言ってしまえばそれまでだが。
そういう時はとにかく会話に取り残されないように積極的に話に入って行くのがアリサのやり方だ。

「あ、まだ説明してなかったね、五代さんの事……」
「うーん……まぁ簡単にいえば、異世界の冒険家ってとこやな」
「それで、この世界に紛れこんじゃって、はやてちゃんの家で居候することになったんだよね」
「そ、そう……相変わらずぶっ飛んだ話だって事はだいたいわかったわ」

本当に大体しかわからなかったが、とりあえず理解した。
つまりはフェイトのように元々は別の世界の人間が、何か事情があってこの世界に来たということだろう。
もう今更何を言われても驚かなくて済むという、典型的な巻き込まれタイプの立場になっているような気がするが。
まあ異世界とかその辺の話はアリサにはよくわからないので、その五代さんとやらの人種について質問することに。

「それで、その五代さんって人はどんな人なの?」
「うーん……まだよくわかんないけど、いい人だっていうことは間違いないよね」
「うん、見るからにって感じのいい人やね」

なのはとはやてが、口をそろえて五代という人物の人間性を褒める。
この二人にここまで言われる程の人間なら、本当にいい人なのだろう。
が、一度も五代さんという人物に会った事がないアリサにとってはそれだけではさっぱりわからない。
へぇ、とアリサが相槌を打っていると、隣に座っていたすずかが口を開いた。

「二人にここまで言われるなんて、よっぽどいい人なんだろうね。私も一度会ってみたいなぁ」
「……そうだ! 折角なんだし、今度その五代さんって人を誘ってお茶会でも開けばいいじゃない!」

閃いたとばかりに、アリサが人差し指を立てて言った。
これならばその五代さんにも会う事が出来るし、自分も異世界人と交流を持つ事が出来る。
とにかく、なのは達とこれ以上距離を作りたくない。
その一心で、アリサはお茶会を提案したのだ。

「いいね、楽しそうじゃない。五代さんはいいって言うかな?」
「どうやろうなぁ……帰ったらちょっと雄介君に聞いてみるな」
「うん、じゃあ楽しみにしてるわね!」
「まぁ、私に任せてや」

アリサに向かって、はやては微笑みと同時に親指を突き出した。
これは八神家に居候することとなった五代雄介お馴染みの「大丈夫サイン」。
そんなサインはアリサの知るところではないが、このポーズに込められた意味は大体理解した。
アリサもまた、期待に胸を膨らませながら、満面の笑みで親指を立てた。




海鳴市、風芽丘某所のスーパー―――04:49 p.m.
それは空に輝く太陽も、次第に沈みかけてきた夕刻の出来事。
夕飯の買い出しに来た客で賑わうスーパーの中を、二人の男女が歩いていた。
男の方は手からいくつか袋を下げており、女の方はショッピングカートを押している。
必要な物を買い揃えに来た、雄介とシャマルの二人組だ。

「いやぁ~それにしても本当にありがとうございます。こんなシャツまで買ってもらっちゃって」
「ううん、気にしないで。はやてちゃんも雄介君の服を買う事には同意してくれてたし」
「じゃあ、後ではやてちゃんにもきちんとお礼言わなきゃですね」
「ええ、そうね……それはそうと、そんな無地のシャツで良かったの?
 きっとはやてちゃんならもっと雄介君に似合う服を選んでくれたと思うけど」

少しばかり怪訝そうな表情を浮かべながら、シャマルが言った。
しかし雄介はそんな表情も意に介さないとばかりに、満面の笑みで答えた。

「あ、全然大丈夫ですよ! この真っ白なシャツを俺が生まれ変われせて見せますから」
「生まれ変わらせる……?」
「えぇ、まぁ……楽しみにしててください!」

尋ねるシャマルに、雄介はにこやかな微笑みで返した。
雄介が何をしようとしているのか。それはシャマルや八神家の皆には皆目見当も付かないだろう。
だが、雄介の笑顔を見ていると、不思議と安心が出来るのは間違いない事実。
きっとこのシャツを買ったことにも、何らかの考えがあるのだろうと。
それじゃあ楽しみにしてるわ、と一言返すと、シャマルはそのままカートを押して歩きだした。

と、そんな光景を眺めていた少女が一人。
たまたま執事の鮫島と共にこのスーパーに買い物に来ていたアリサ・バニングスである。
アリサの視界に映るは、自分も良く見知った女性――シャマルと、見知らぬ男が一人。
男は恐らく、今日なのは達が話していた五代という人物なのだろう。
アリサがそう思った理由の一つとして、見るからに人の良さそうな笑顔を振りまいている事が挙げられる。
本日の話題の中心らしき人物が目の前にいるのなら、話しかけない手はない。
早速、同行した執事の鮫島にショッピングカートを任せ、アリサはシャマル達の居る方向へと歩きだした。

「こんにちはー、シャマルさん」
「あら、アリサちゃんじゃない。こんにちは」

手を振るアリサに、シャマルは笑顔で挨拶を返す。
その一方でもう一人の男は、シャマルの背後で食材を選んでいる。
まだ自分に気付いていないのかな、等と考えながら、男とシャマルに接近。

「見ない顔ですけど、そっちの人は?」
「あぁ、彼は五代雄介君。ちょっと訳ありでうちに居候することになったの」
「え? あ、俺は五代雄介。よろしく!」

シャマルに紹介される事で、ようやくこちらに気づいたのか、雄介が口を開いた。
やはりアリサが思ったとおり、この人が「五代」という人物だ。
雄介の挨拶に応えるように、アリサも簡単な自己紹介を済ませる。
自分の名前と、はやてやなのはの友達であるという事。
それらの話を終わらせた後、二人はちょっとした雑談を始めた。

「――それで、今日のお昼ご飯の時にもはやての家に来た五代さんの話で持ちきりだったのよ」
「へぇ、そうなんだ……なんかちょっと照れるなぁ」
「うーん……まぁ、なのは達がいい人だって言ってたのも納得できるかもね」
「え?」

アリサはふと、なのは達が言っていた言葉を思い出した。
終始にこやかに微笑みながら話を続ける雄介を見ていると、アリサも何故かそう思えてくるからだ。
何と言っても、雄介の表情には影がない。常に明るい笑顔で接してくれる雄介だから、話す相手にも好印象を与える事が出来る。
なのは達の言っていた事をこういうことかと理解しながら、アリサは話を続けた。

「五代さんって、何だか凄くいい人そうだもの……という訳で」
「ん……?」
「貴方ならはやて達と一つ屋根の下で暮らすって言われても安心出来るわ!」
「え……あ、うんうん、もう任せてよ!」

アリサがそう言うと、雄介も安心しろと言わんばかりに親指を立てた。
実際戦士クウガが一緒に生活しているという状況なら、安全面は完璧なのだろうが。
勿論アリサにはそんな事実を知る由も無く、雄介は普通の人間という解釈で接する。
仮に何らかの特殊能力を持っているとしても、もう魔法程度では驚くつもりはない。

「まぁ、最近なのは達魔法少女組の話についていけなくって、ちょっと距離を感じる事もあるけど……
 五代さんとなら私もすずかも仲良くやっていけそうで安心したわ。」
「あ……うん、こちらこそ宜しくね」
「うん、それじゃあ私はまだ買い物が残ってるから。また会いましょう」

アリサはそれだけ言うと踵を返し、執事の待つ方向へと駆けていった。
また会おうと、それだけ告げて。
しかしアリサは気付かなかった。自分が何気なく言った一言。
「なのは達との距離を感じる」と言った瞬間に、一瞬だが表情を曇らせてしまった事に。
しかしそれは、自分でもわからない程に微妙な表情の変化。
まさかそれに気付いた人物が居るなどと、思いもよらなかっただろう。




それはスーパーから八神家へと帰宅する途中の出来事。
アリサが立ち去ってからしばらくの間、雄介は何かを考えるような仕草を頻繁に見せるようになった。
気になったのは、先ほどのアリサとの会話。その最後にアリサが見せた表情だ。
雄介はアリサの表情に、何処か言葉では上手く言い表せられない感情を感じたのだ。
それは悲しみにも似たような、何処かで見たことがあるような感情。
人の感情まで完全に見抜くこと等出来る訳がないのは雄介自身にも良く解ってはいるが、だからこそ気になるのだ。
そうしていると、見かねたシャマルがこの沈黙を破り、言葉を繋いだ。

「ねぇ雄介君、さっきからどうかしたの?」
「え?」
「何だか考え事してるみたいな……気の所為なら別にいいんだけど」
「あ……いや、さっきのアリサちゃんの喋り方がちょっと気になって」
「喋り方……? 何か変わったことでもあった?」
「いや……ほらさっき、アリサちゃんがなのはちゃん達と距離を感じるって言った時に、なんていうかこう……
 ほんとに一瞬なんですけど、ちょっとだけ悲しそうな顔になったっていうか……」

雄介自身にも、上手く説明が出来ない。
とにかく、何か――アリサの表情の裏に隠れる何らかの感情が見えた気がしたと。
そう説明するが、やはりその感情の変化にシャマルは気付いていないらしく。

「そうかしら……私はいつも通りのアリサちゃんだと思ったけど」
「あ、いえいえ……まぁ俺の気のせいならいいんですけどね」

その言葉を聞いた雄介は、何でも無い、思い過ごしだと言うように、手を振りながら言った。
翌々考えればアリサちゃんとの関わりは自分よりもシャマルの方が長いのだ。
もしかしたら自分の考えすぎだったのかもしれないし、
元々そういう表情をする子だとすれば、それは自分が失礼な事を言っている事になる。
どちらにせよ今はこれ以上考えても仕方がないなと。
一先ずこの件は保留とし、雄介はまた元の笑顔を取り戻したのであった。


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最終更新:2009年01月29日 18:17