それは交わる事の無かった世界の物語

「艇内の制御不能。このままこの状況が続けば危険です」
「マジかよ・・・こんな所で終わってたまるか!」
冷静に答える少女-アルフィンに青年-ジンは諦めずにそう叫ぶ。

古代の産物は謎の空間に突入し、かつてない危機を迎える

「空間突破。周囲の危険は確認できません。艇内状況・・・あ・・・」
「『あ』って何だ!?『あ』って!また墜落するのか!?」
「落ち着けってベイル。でアルフィン、飛空艇は墜落するのか?」
「そうですね。堕ちます」
「そうか、やっぱ堕ちるか」
「落ち着いて言うなぁぁぁっっ!!」

危機を回避したもつかの間、古代の翼は地へと堕ちる

「周囲の状況を確認します・・・ここは・・・?」
「あ?どうしたアルフィン」
「ジン、驚くと思いますが落ち着いて聞いてください」
「だからどうした?」
「はっきり言ってここは私達の世界では在りません。全く違う・・・何処か別の世界です」
「何だってぇぇっっ!?」
「おいベイル、何でお前が驚いてるんだ?」
「普通驚くわ!お前は何で落ち着いてるんだ!?別世界だぞ!意味分かってるのか!?」

彼らジン一行が堕ちた地は全く見知らぬ別世界
そこで出逢ったのは白き服に身を纏った魔導師

「私は時空管理局、機動六課所属、高町なのは一等空尉です。貴方達は・・・?」
「俺か?俺の名はジンだ」
「私は形式番号『AL-FiN-078-39216』アルフィンです」

交わる事の無かったトレジャーハンター-ジンと空戦魔導師-高町なのはの出逢い
運命の羽は新たな出逢いによって未知なる翼へと変わる―――

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2010年06月10日 22:31