• 騒乱勃発!

 管理局発足以来はじめての内戦が発生!
 立てこもる機動一課養成校。
 機動一課特殊部隊の自殺的奇襲で、次々と戦闘不能となる次元空間航行艦。
 管理局地上本部へ進撃する機動一課本隊。
 立ち塞がる警察、そして新たに配備された首都防衛用無人兵器"ガジェット・ガーディアン"。
 それら、ことごとく駆逐する機動一課。
 臨戦態勢に入る機動六課。
 そこに機動五課課長から連絡が入る。
 一課の電子的魔術的妨害で時々乱れる管制室のメインディスプレイに映る妙齢の女性は相変わらず微笑んでいた。
「八神隊長、反乱を起こした機動一課の妨害により情報網が混乱しているため私が直接伝えます。
局長と立法院は決心されました。一課の鎮圧と逮捕は、管理局の枷を外し、すべての組織が協力して行いますとね。
ただし、機動六課には局長から直々に基地内待機命令が発せされました。文書の写しを暗号Bで送信します」
「せや、課長それでは魔導師の数が」
 はやてが言い終わる前に五課課長が続ける。
「もっとも鎮圧の最前線に立つのは軍ですが……。わかりますよね八神隊長、この意味が」
 はやては何も云えなかった。六課の皆もディスプレイを見つめていた。
 ディスプレイに映る『慈悲の五課長』と呼ばれた女性は、微笑みを浮かべながら涙を流していた。

「すべての汚名は私たち年長者が引き受けます。
このような愚行が起きた原因は全て私たち大人にあります。
"生まれ変わる管理局"の希望たる機動六課。貴方たちにはひとつも泥をつけさせません!
管理局の全てが同胞殺しという汚名で穢れようと、貴方たちの機動六課の手は白いままです!!」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年08月14日 21:31