ツインビー


「合言葉はBee!」

コナミのSTGゲーム『ツインビー』シリーズの主人公機(画像最前面)。
『ツインビーPARADISE』以降の担当声優は 田中真弓 女史(それ以前は恐らくコナミの社員。まぁ真面な台詞は無かったが)。

初代では西暦2801年、作中の舞台であるどんぶり島に住む科学者、シナモン博士が初代ラスボスであるスパイス大王を倒すために作り上げ、
息子のアンナモンが乗った戦闘機メカ…という設定だったのだが、
6作目『Pop'nツインビー』のラジオドラマ『ツインビーPARADISE』以降は
「惑星ソルティアス人であるアンナモンと一緒にやってきた機体」という設定に変更され、
シナモン博士が作ったのはツインビーの設計をパクって参考にした2Pキャラのウィンビー(と3Pキャラのグインビー)だけという事になった。*1

機体の色は青で、コックピットの部分は丸型で黄色い。腕は初代から生えていたが(腕を破壊されると対地攻撃が出来なくなる)、
5作目『出たな!!ツインビー』以降は足も生え(ついでに口も付き、人間サイズに小さくなる事も出来るようになった)、
心を持つロボットメカ扱いになった。
ただし能力を最大限に生かすには、パイロットを搭乗させないといけない。
一人称は「オイラ」(たまに「ボク」)。語尾に「ビー」と付けるがこれは仲間のウインビーとグインビーも同じ。
時たまべらんめぇの江戸っ子口調になる事もある。
正義感がとても強い性格で、特に『コナミワイワイワールド』に客演した時は、
同作の黒幕であるワルダー(『キカイダー01』の悪役ではない)に単身で立ち向かう勇気を見せた。
だが撃墜されてしまってゲーム開始当初は修理中、という事になってまずはアクションゲームで仲間を集めてくる形でゲームが進む。
仲間が全員揃うとちょうどタイミング良く修理が終わった事になり、コナミヒーロー達を乗せてビックバイパーと共にワルダーに挑む。

武器はハンマーと拳銃。これらを活かして発動する必殺技として、「ピコハンマー」「ショットガン」、
ウインビーとの合体技として「ぶんなげ」「ガッチンコ」、グインビーとの合体技で「ビックショット」、
ウインビー、グインビーとの3体協力技として、「スペシャルグインビー」がある。

『出たな!!』『Pop'n』(PARADISE)『レインボーアドベンチャー』『ヤッホー!』でのパイロットはアンナモンの息子であるライト
(上の画像の青服の少年)。
キャラ自体は『出たな!!』から存在したが、当時はツインビー名義であり、ライトと名前が付いたのは『PARADISE』以降
(レインボーアドベンチャーでもツインビー名義)。
前述の通り、アンナモンは異星人という設定に変更されたが、母親がシナモン博士の娘なのでシナモン博士の孫である。
従妹のパステル(桃服の少女)はウインビーのパイロット、パステルの弟・ミント(緑服の幼児)はグインビーのパイロットである。
一方で『もえろツインビー』や『ツインビー3』ではシナモン博士の曾孫(ライトの子?)が乗ったり
(4作目『ツインビーだ!』は『3』の後の話だったはずだが、『ヤッホー』の説明書ではアンナモン時代扱いされている)、
『ツインビーRPG』ではプレイヤー自身が(TVの中に引きずり込まれて)乗ったりしている。

『パロディウス』シリーズには『だ!』から『実況おしゃべり』までレギュラー出演している。
尤も、『だ!』ではゲーム内の色合いがウインビー(元々ファミコン版パッケージでは確かにピンク色の機体が中央に居たは居たのだが)。
後の廉価版取説にも「偽者呼ばわりにも知らぬ存ぜぬ」などとある他、
グラフィックが原作準拠になった『極上』での肩書は「王女を誘拐した指名手配犯」など、本編のツインビーと同一人物なのかはかなり怪しい。
装備に『ツインビー』シリーズでは使わないロケットパンチを持つ。

ときめきメモリアル』には文化祭の出し物としてゲスト出演。
電脳部が開発したタイムアタック式のシューティングゲームで、一度でもプレイすれば本編終了後にオマケモードでプレイが可能。
また、『2』では赤井ほむらが文化祭でパステルのコスプレを披露する。

(以上、ピクシブ百科事典より一部引用・改変)

余談になるが、『星のカービィ スーパーデラックス』に登場する「カプセルJ」はツインビーに酷似した外見をしている。
リメイクの『ウルトラスーパーデラックス』以降は別キャラに差し替えられているのもこのためではないかと言われている(公式発表は無し)。
この他、『スマブラ』のドンキーコングの技に「ツインビート」が存在するなど、何故か任天堂・HAL研究所に縁があるキャラクターである。


MUGENにおけるツインビー

Joey Faust氏が製作したものが存在。
ツインビー単体ではなく、氏が製作しているコンプゲーのキャラとして公開されている。
そのため、入手するにはキャラパックごとDLする必要がある。
ドットは1994年に発売されたSFC用ソフト『ツインビー レインボーベルアドベンチャー』のものを拡大しており、やたらとサイズがデカい。
操作方法は6ボタン方式で、パンチ攻撃やピコハンマー、ショットガンなど、原作で披露していた攻撃が一通り揃っている。
AIも簡易的なものがデフォルトで搭載済み。
紹介動画(公開先へのリンク有り)

この他、同氏によって2019年に製作されたMUGEN1.0以降専用のリメイク版も存在しており、こちらはウィンビー、グインビー共々単体で公開されている。

出場大会



*1
『ツインビーPARADISE』ではこれをネタにして、ライバル科学者のワルモン博士が「お前のメカには勝てない」と負けを認めた際、
シナモン博士が「実を言うとわしは模倣しただけで一から作ったあんたの方がすごい」と慰めるオチの話がある。
事実、ワルモン博士が作り上げた量産型ロボット「ザコビー」の初期製造分の数名には確固たる自我まで存在しており、
戦闘メカとしてはともかく人間と暮らすロボットとしては驚異的な性能を発揮している


最終更新:2023年02月05日 22:14
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