CRAZYBUS


ベネズエラのTom Scripts LTDA.が2004年に製作したメガドライブ用ソフト。
公式サイトで過去に二次使用フリー宣言がなされていた事もあり、その内容からネット上ではある種のカルト人気を博す事となった。

『CRAZYBUS』とは

最初に起動すると、製作元であるTom Scripts LTDAのどう見ても小学生の落書きにしか見えないロゴが流れる。
ロゴを経てタイトル画面に遷移するのだが、そこでのBGMがあまりに酷い不協和音であり、プレイヤーの誰もが面食らうものであった。
その内容はと言えば、まずタイトル画面でスタートボタンを押してバスを一台選択。
ここで謎の読み込みが入ると同時に開始なのだが、出来る事は、
  1. バスを右に移動。
  2. バスを左に移動。
  3. Aボタンでクラクション。
  4. Cボタンでタイトル画面に戻る。
以上。本当にこれだけである。
「敵を倒す」「ゴールへ向かう」といった、他のゲームにはあるはずの目標・目的がまるで無い。

しかしそれもそのはず、本作はそもそも製作者が自作のコンパイラをテストするために製作した「試作品プログラム」だったのだ。
フリー配布や二次使用可能宣言がなされたのをいい事に、それを何者かが実カートリッジとして製造して販売したため、
本作はインターネットの普及とともに世に広まったのである。
もちろん「不協和音」と「ゲームとしてのつまらなさ」(本来はゲームとして作られたわけでは無かったのだが)が良くも悪くも話題となり、
様々なCRAZYBUS二次創作品が生まれたのだから世の中は何が起こるか分からないものである。
また、詳しい経緯が知れ渡る前は「ゲーム史上最低のゲーム」と呼ばれたものだが、
「ゲームでは無い試作品プログラムだった」と判明してからは最低ゲーム論評の話題から除外されている。


MUGENにおけるCRAZYBUS

サイダーさいちゃん氏による作中のスクールバスMUGEN入りさせたものが存在していたが、現在は入手不可。何故作った
カーベィ氏のゴロカーが素体となっており、技もゴロカー同様ボタン技が三種類にゲージ技が一種類と非常に少ない。
また、車のエンジン音とクラクションのSEもゴロカーの使い回しである。
ただしゴロカーとは違い最大ゲージ数が5本となっている他、挑発時は食らい判定が無くなる。

AIは一応搭載されてはいるが、技の少なさからカンフーマンと同等の強さでしかない。
また、おまけとして不協和音ステージも同梱されていた。

出場大会

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最終更新:2023年06月03日 03:11
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