マルマイン



     
分類:ボールポケモン
高さ:1.2m
重さ:66.6kg
タイプ:でんき
特性:せいでんき(接触技を受けると30%の確率で相手をまひ状態にする)
   ぼうおん(音を使った技が効かない)
隠れ特性:ゆうばく(接触技を受けてひんしになった時、相手に相手の最大HPの4分の1のダメージを与える)

はつでんしょに たいりょうはっせいする。
でんきを たべてしまうため ちかくの まちでは
だいていでんが おこり おおさわぎに なる。

+ 担当声優
こおろぎさとみ
1997年アニメ版(ダンの手持ち)
愛河里花子
『新無印編』(ビスケスの手持ち)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一匹。初出は第1世代。
ビリリダマの進化形で、モンスターボールを上下逆にしたような配色が特徴。

電気に引き寄せられる性質を持ち、空気中の電気や雷、発電所で発電された電気を食べる。
エレクトンエネルギーを体内に溜め込んでおり、わずかな刺激で爆発するため「バクダンボール」とも呼ばれ恐れられる存在でもある。
一方で、暇を持て余すとわざと爆発して遊ぶ事もあるらしい。
電気エネルギーを溜め込む事で素早く動けるようになるが、溜め込みすぎると風に流されてしまう事があり、
パンパンに膨らんだ(つまり爆発寸前な)マルマインが風に流されてくる事もあるという。怖ェ!!

なお図鑑説明でさも一般名詞かのようにさらっと流されているが、「エレクトンエネルギー」が何なのかについてはこれまで説明されたことはない。
エレクト「ロ」ン(電子)の誤字ではないようで、後のバージョンやシリーズでもそのままである。

『初代』では無人発電所に点在するアイテムボールにビリリダマ共々擬態しており
最高クラスの素早さ種族値から易々と先手を取る事も逃走する事も出来ず、だいばくはつの餌食になったプレイヤーが続出した
(攻撃力の種族値自体は低いのだが急所率が素早さ依存である事や、だいばくはつの威力は170(第2世代以降は250)に加え、
 ダメージ計算方式が相手の防御の値を半分にする形であった為、非常に高い火力となっていた)。
また、『赤・緑』のグレンタウンでは「おマル」というニックネームの個体を交換可能だった。


体表の組織 ぼんぐりの成分と 極めて 近く 不思議。
苛立ちしときに 放つ 電流は 落雷 20回分に 匹敵す。

『LEGENDS アルセウス』ではリージョンフォーム「ヒスイのすがた」が登場した。
進化前のヒスイビリリダマ同様、モンスターボールの原材料であるぼんぐりの意匠が強い外見をしている。
シナリオにおけるボス格「キング」の一体に選ばれており、イベント戦闘ではヒスイビリリダマを呼び出して攻撃する技も使ってくる。
また、原種のマルマインが不敵な笑みを浮かべているのに対し、こちらは怒りの形相を浮かべているかのように見える。
なお、あくまで口のように見える部分は「身体の模様」に過ぎず、眼は比較的表情豊かだがこちらは一切の変化が無い。

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは皆勤賞。同シリーズではCVは無し。
『初代』及び『SP』ではステージヤマブキシティ」のやくものとして、『DX』以降ではモンスターボールから現れるポケモンの一体として登場。
出現後一定時間が経つと「だいばくはつ」を起こす。
アイテムとしてのマルマインは時間が経つごとに黒ずんでいき、
爆発直前の状態のみ拾って投擲する事が可能。ただし爆風は投げた側にもヒットするので自爆にご用心。
『X』以降アイテムの方は低確率で爆発に失敗するようになった(この状態でも拾える。更に一定時間経つと通常通り爆発)。
『SP』でのアイテム版は投げても対戦相手に当たらなければ起爆しない仕様に変更。
また、他の投げられる爆発物系アイテムの爆風が投げた本人を巻き込まなくなった中、このマルマインは例外なので依然注意が必要。

漫画『ポケットモンスターSPECIAL』ではシナリオ担当の日下秀憲氏の自画像として使われている。

目が線だけで描ける上に口で表情も表現しやすいため、ある意味進化前よりも描きやすい外見をしている。
ポケモンの絵描き歌集「ポケモンかけるかな?」でも絵描き歌「ああマルマイン」が収録されているが、
その内容は「ボールにひびを入れてむこうを向いてるマルマインと言い張る」という、まさかの顔すらも省略した内容であった。
曲の長さは前奏を入れても30秒もなく、形の指定を投げ出したメタモンもびっくりの極限の短さ。
余りの手抜きっぷりに当然というか合いの手でブーイングまで入る始末である。

ポケカでは第1弾の自身をきぜつさせる事で仲間の2個分のエネルギーとなる特殊能力「エネエネ」を持つカードが有名。
相手にサイドカードを1枚取らせてしまうが、その代償に見合う高速エネルギー加速を実現できた。


原作中の性能

  • 種族値(原種&ヒスイ共通)
HP:60
攻撃:50
防御:70
特攻:80
特防:80
素早さ:140→150(『SM』以降)

良くも悪くも素早さに特化した種族値が特徴。
弱点はじめんのみで耐性は優秀だが、HPも防御も低く特防も平均並みなので等倍でもあっさり落ちる。
とはいえ、この素早さで「でんじは」や「かげぶんしん」で起点を作れた他、
上記の「だいばくはつ」と急所の仕様のため、攻撃力の低さを補える使い勝手があり、
地力で勝るサンダーと異なり、この頃猛威を振るっていた「ふぶき」で弱点を突かれないメリットもあったため、
第1世代当時はでんきタイプの中ではサンダースに次ぐ使用率を誇っていた。
実際、『初代』の第一回全国大会である97カップでは多くの参加者がでんき枠としてサンダースを使用した中にあって、
マルマインを採用していた1人の参加者が優勝者となった実績がある。

世代が進んでからは急所率の仕様変更もあれど「あまごい」「ひかりのかべ」「ちょうはつ」「でんじは」など、
その素早さを活用して先手補助技で後続のサポートや相手の妨害を行い、
用が済んだら「だいばくはつ」で退場する役割にシフトしていった
第3世代から物理技の威力を大きく上げる「こだわりハチマキ」が登場し、
「だいばくはつ」がダブルバトルで味方に当たる代わりに敵2体に対して威力が落ちない仕様になった事で、
突破力が更に増し、補助技を使うと見せかけて即爆発する戦術も有効となった。
しかし、第5世代を機に「だいばくはつ」の弱体化や天候操作特性の台頭、 特性「いたずらごころ」の台頭が重なり、
サポート要員としての地位を大きく削がれてしまう事になった。
ただ、第7世代で素早さが150に強化されてメガシンカポケモンすら抜けるようになり、
同時期に特性「いたずらごころ」も弱体化したため、優先度に頼らず先手で補助技を放てるマルマインも一定の需要は保ち続けた。

ダメージを稼ぐ場合は素の火力が低く決定打に欠けるため、
「かみなり」よりも「いばる」&「イカサマ」のコンボが使われる事が多かった。
「ぼうおん」持ちのマルマインはみがわりを貫通する音波技を無効化できるため「みがわり」とも高相性で、
「イカサマ」込みのいばみが型はそれなりにメジャーであった。

『LEGEND アルセウス』で登場し、第9世代で本家に合流したヒスイマルマインは、
原種と異なりでんき・くさの複合タイプとなっており、
原種が苦手なじめんタイプに強くなったが、耐性の脆さで知られるくさタイプが加わった事で弱点は4つに増えた。
種族値は同じで概ね型は原種に似た物になるが、専用技「クロロブラスト」を備えている点で差別化されている。
この技は、『LEGEND アルセウス』では威力120という高火力でありながらHPを半分消費してしまう上に行動順が遅くなるリスクを持っていたが、
第9世代では威力150に強化され、素早さが低下するデメリットも無く大幅に使い勝手が増した。
流石に居直りに支障が出るのは否めないが、物理技の「だいばくはつ」よりは格段にシナジーがあり、
原種の欠点であった決定打不足が大きく解消され、大幅に立ち回りしやすくなった。


MUGENにおけるマルマイン

Vidyabatter氏の製作したキャラが公開されている。
転がり攻撃や電気を飛ばす飛び道具を用いて戦い、超必殺技では自爆攻撃を行う。
AIは未搭載。
DLは下記の動画から

また、DRM氏製作のキャラも存在していた。

出場大会



最終更新:2024年04月23日 14:05