オニオーン


「おにおに。おれっちは オニオーンだよ。おにおに」

スクウェア・エニックスのRPG『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスター。
玉ねぎに手足が生えた姿で、間の抜けた表情をしている。*1

初登場は『ドラゴンクエストVI 幻の大地』。
序盤の街シエーナ(DS版とスマホ版はマルシェ)周辺に出現する。
周辺の敵の中では攻撃力がやや高く、薬草を使って自身のHPを回復する。
こいつの厄介な所は、仲間がいない一人旅の時期に4~6匹の集団で襲い掛かってくるという点である。
さらにSFC版では初めて出会う時期のレベルだと一撃で倒せないことも多く、
もたもたしている間に集団で袋叩きにされ死亡という事態も珍しくない。
DS版とスマホ版ではHPが下がり、ある程度のレベルと装備があれば一撃で倒せるようになったが、
攻撃力の高さと集団で現れる点は健在。

上位種に「たまねぎマン」「じごくのたまねぎ」が存在。
この2種も集団戦法を得意としており、さらに敵全体を眠り状態にする「あまいいき」を吐いてくる。

『VI』以降、本編では中々出番が無かったが、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』で再登場。
新たな色違いとして「おばけトマト」「ミスターガリック」も登場した。

外伝作品では『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズと『トルネコの大冒険』シリーズに登場。
『トルネコの大冒険』シリーズでは、攻撃を行わず倍速で逃げ回っているが、
倒すとたまにパン(満腹度を回復)を落とすありがたいモンスターである。
後継作の『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』にも登場。
これまでの特性に加えて、主人公のヤンガスが隣接するとワープで逃げるようになったため、
倒すには飛び道具でダメージを与えるか、仲間モンスターに倒してもらう必要がある。
代わりに、パンを落とす確率は高くなっている。

『トルネコの大冒険3』と『少年ヤンガス』では仲間にすることも可能。
このページのセリフは、『少年ヤンガス』における♂との会話の一部である。

『DQMJ3』ではプレイヤーが移動手段として上に乗ることができるモンスターの1体でもある。


「おにおに。ニンゲンのために 戦うのって なんか 変な気分おに」


MUGENにおけるオニオーン

sudara13氏による手描きのものが存在する。公開日は2012年9月23日。
『トルネコ』シリーズの性能を意識したとのことで、デフォルト設定では攻撃手段を一切持っておらず、
6つの攻撃ボタンはどれを押してもルーラのようなワープが発動する。
ただし、横の移動速度が速い、ワープ中は無敵、タイムアップで体力が全回復と防御面では優れた特性を複数持っている。

オプションの「通り魔モード」をONにすると、横に移動した際に攻撃判定が発生するようになる。
ダメージ量は自由に設定可能(デフォルトでは50)。
さらにカンフーメンのように仲間の数を増やすことも可能。
仲間の数には特に制限が無いようであり、設定次第では『ドラクエVI』以上の数の暴力となる。
オプションではこの他にアーマーのON・OFFが設定可能。

カラー差が3種類用意されており、1~2P、7~8Pのオニオーンはカンフーマンより防御力が大分低いが、
3~4P、9~10Pのたまねぎマンは防御力が上がり、
5~6P、11~12Pのじごくのたまねぎでは被ダメージが固定される。

また、トルネコシリーズのリスペクトとして、倒されるとパンになる。
上位カラーほどパンが大きくなるが、これは『少年ヤンガス』で上位種が大きなパンを落とすことからか。

AIはデフォルトで搭載されており、7P以降は常時起動となる。
ワープを多用するのが特徴で、じごくのたまねぎカラーではAIが強化され、動きに無駄が無くなる。


「ニンゲンと いっしょに 戦うのも

 これはこれで なかなか オツなものおにね」

出場大会



*1
このオニオーン以降、新作が出る度に野菜がモチーフのモンスターが必ず1種類は出るようになった。
  • オニオーン(玉ねぎ、亜種はトマトとニンニク)『VI』
  • ナスビナーラ(ナスビ)『VII』
  • くしざしツインズ(ピーマンとパプリカ)『VIII』
  • ズッキーニャ(ズッキーニ)『IX』
  • やさい三銃士(くしざしツインズ以外の三種によるチーム)『X』


最終更新:2023年06月02日 22:53