エスカルゴン


「早く下がらんと裁判抜きで極刑でゲスよ!」

アニメ『星のカービィ』に登場するデデデ大王の側近。本名は「ドクター・エスカルゴン」。声優は 龍田直樹 氏。
髭を生やした紫色のカタツムリで、出世して故郷に錦を飾る事を夢見てプププランドにやってきた。通称「閣下」または「エスカルゴン閣下」。
デデデ大王のことを「陛下」と呼び、忠誠心もそれなりに持ってはいるものの、内心では他の家臣同様馬鹿にしている。
その名の通り科学技術に精通しており、アニメ内で出てくる大砲付きのジープ(?)や、カスタマーの転送装置以外の多くのメカは彼が作ったものである。

主君の悪巧みに加担して悪事を働くが、実際は虫も殺せない臆病者であり、根はお人好しな性格。
デデデのお仕置きやとばっちりを一番受けている人物でもあるので、大臣一家や村人達には同情の目で見られる事も多く、人々の評判は主君ほど悪くはない模様。
行動力のあるパワフルなキャラクターであるが、意外と高齢らしく「じじい」「おじいさん」と呼ばれた事があり、
立場上は部下に当たるメタナイトからも老体と扱われる発言や描写があった。

主君であるデデデ大王にも時折タメ口を利くほどの毒舌家でもあり、
語尾に「~でゲス」(江戸言葉で「~です」の意味)と付ける癖がある(ニコニコなどでは「GES」と表記される)が、
それらはタメ口の際は当たり前のように抜けるため、本当に口癖なのかは疑わしい。
+ 彼が陛下に発した数々の暴言
  • 悪魔!人でなし!デブサディスト!!」
  • 「これも全てこいつのせいでゲス。アホだら狂で残酷で、脳が腐っておたんこなすで大バカ大将のせいでゲス」
  • 「(陛下は)極度に見苦しいでゲスが…」
  • 「だいたいその顔で結婚なんて非常識」
  • 「(陛下は)思考力ゼロでゲスから(政治的)実権はこの私にあるんでゲス」
  • 「これ以上陛下がアホになったら、迷惑するのは私でゲス」
  • 「しみったれ!ケチ!守銭奴!強欲者!悪徳金融業者!!」
無論、これでもほんの一部に過ぎない。極めつけは55話「ある愛のデデデ」にて、魔獣の影響で怒りの感情を失ったデデデに対して、

「あーっ!もうこの快感!
 陛下はもう私のもの!今こそ1000倍で返す絶好のチャンスだ!!」

と叫び、デデデをハンマーでこれでもかというくらいに殴っていた。もちろん魔獣が倒されたあと当然の報いを受けた

エスカルゴンの見所が多い回としては、「忘却のエスカルゴン」、「発進! エスカルゴン・ロボ」、「はだかのエスカルゴン」がオススメ。
特に3つ目はアニメ版の中でも屈指の名回である。

稲穂が広がる故郷に実家があり、母親が住んでいる。
母親の姿はエスカルゴンと瓜二つで、礼儀正しい性格をしているが正義感が強く、思った事を包み隠さずに言う性格。
エスカルゴンがデデデ大王に対して時折吐く暴言は、実は母親譲りものである。
また、エスカルゴンは故郷に残してきた母親に夢を叶えた事を伝えるべく、「大王になった」という嘘の手紙を送っており、
その嘘を信じた母親が、大王になったエスカルゴンに会いに来るエピソードも存在する。
また、嘘がバレてからは嘘を吐いていた事よりも、もっとマシな王に仕えるように一喝した。

アニメオリジナルキャラで、放送当時はゲームの新作が発表される度に陛下から「なんでお前は出ないんだゾイ?」とからかわれていたが、
NDS用ソフト『あつめて!カービィ』のミニゲームに僅かながら出演を果たした。
ちなみに同じくオリジナルであるカスタマーサービス、マッチョサン、コックオオサカも出演している。
一方、ヒロイン格だったフームはというと…

(以上、ニコニコ大百科より引用・一部改変)


MUGENにおけるエスカルゴン

バラートの人ことマシン陛下氏による、上記の『あつめて!カービィ』のスプライトを使用したエスカルゴンが存在する。
スマブラを基準にしているらしく、一部デデデ陛下がスマブラで使う技が一通り搭載されている。
他にもデデデ陛下や部下を盾に通常技として攻撃したり、超必殺技では魔獣マイマイゴンに変身して全画面攻撃が出来る。
AIもデフォルトで搭載されている。

実はこれ以前にも、一條氏製作のデデデ大王のという形でMUGEN入りしていた。


「えぇーい、こうなりゃ得意のアドリブで誤魔化すでゲス!」*1

出場大会

  • 「[大会] [エスカルゴン]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
エスカルゴン役を担当している龍田直樹氏はアドリブが得意。
時々エスカルゴンが発するタメ口は、彼によるアドリブだと思ってもいいぐらいである。


最終更新:2023年06月03日 14:10
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