ヴァンデモン





 世代:完全体
 タイプ:アンデッド型
 属性:ウイルス
 必殺技:ナイトレイド(コウモリの群れが相手を食い殺す)
 得意技:ブラッディストリーム(手から放つ赤い電撃)
     デッドスクリーム(石化効果を持つコウモリ型光弾)
     クラウドミニオン(右手に形成した渦で敵を呑み込む)

ゲーム『デジタルモンスター』シリーズに登場する、架空の電子生命体デジタルモンスターの一種。
死滅した凶暴なコンピューターウイルスが闇の力で蘇った姿で、データを吸収・破壊して悪質なウイルスとして復活させる能力を持つ。
吸血鬼の姿をしており、アンデッドの王とまで呼ばれる力を持つが、日光に弱く、日中では満足な実力を発揮できない。
また、にんにく十字架も苦手。

正規進化態は究極体のヴェノムヴァンデモン。また、超究極体にベリアルヴァンデモンが存在する。


メディアミックスにおける活躍

  • デジモンアドベンチャー+デジモンアドベンチャー02
デビモンエテモンに続く3番目の悪役のボスとして登場。
先に登場したエテモンと異なり、自分と同格の完全体デジモンも多数配下に従えている。
しかし、パートナーデジモンと見抜いて意図的に虐待していたテイルモンはともかく、
ファントモンは逃げ出そうとするわ、ウィザーモン、ゴツモン、パンプモンなど多数の離反者が出るわと、
配下が(一応)敵討ちを試みようとする程度には敬われていたエテモン以上に人望は薄い。
CVは無印が 大友龍三郎 氏、『02』では 森川智之 氏。

設定通り日光には弱いが、実力は本調子であれば同格の完全体デジモンを圧倒できるほど高く、
最終決戦時にはお台場をはじめとした周辺地域を霧の結界で覆い、
弱点の日光を遮断しただけでなく完全体を複数相手に圧倒できるほどパワーアップした。
ただし、エンジェモンは相性の問題から世代が格下ながら苦手としている。

何らかの経緯により、詳細が不明だった「八人目の選ばれし子供」のデジヴァイスと紋章を所持しており、
八人目を抹殺すべく現実世界へと侵攻するが、紆余曲折を経て八人目と発覚した八神ヒカリにデジヴァイスと紋章が渡ってしまい、
テイルモンが進化したエンジェウーモンに敗北する。


しかし、配下のデジモンを吸収し尽し復活した上に、ヴェノムヴァンデモンへと予想外の進化を果たすが、
同じく究極体に進化したウォーグレイモンとメタルガルルモンに倒された。
それでもまだ消滅し切っておらず、及川悠紀夫に憑依して生き延び、続編の『02』でベリアルヴァンデモンとして復活。
凶暴な見た目となり長年の屈辱からかなりの鬱憤がたまっていたのか性格や言動もそれに違わぬ粗暴なものになっている。
同作の最終ボスを務め、最終的にインペリアルドラモンの攻撃によって今度こそ完全に消滅した。
アンデッドとはいえヤプール並みにしつこいのは気のせいではない

無印版の悪役の中で唯一明確に現実世界への侵攻と制圧を目論んだ存在であり、
かつデジタルワールドにいた頃から現実世界に詳しい上に執着する言動を見せていた事や、
諸事情で他のパートナーデジモンからはぐれていたテイルモン(出会った当時はプロットモン)を、
選ばれし子供のパートナーデジモンと早々に見抜いていた事や、友情や信頼をやたら嫌う姿勢など、
主人公達より前の世代の選ばれし子供と何らかの関係があった事を示唆する描写が散見されるが詳細は不明。

  • デジモンゴーストゲーム
『02』に引き続き森川智之氏が声を担当している。
ヴァンパイアを伝説の物だと隅に追いやり、種の頂点と思い込みながら生きる人類を嫌悪しており、
普段は大手企業「エッセ・ヴ」のCEOアビエルに扮しつつ女性達をヴァンパイア化させており、
ヴァンパイア族の千年王国としてリアルワールドの支配を目論んだ。
やはり実力は高く、成熟期のベテルガンマモンとテスラジェリーモンが二体掛かりでも全く敵わず、
さらに戦いの中でガンマモンが特別なデジモンであることを見抜くなど観察眼にも長ける。
しかし、召喚したコウモリに仕込んだウイルスでベテルガンマモンに宙と痛覚を共有させて眷属にしようとするが、
宙の「乗り越える」という言葉を受けベテルガンマモンがグルスガンマモンへの暗黒変貌を抑えて、
完全体カノーヴァイスモンに超進化し形勢逆転されてしまい敗北。
既の所での無数のコウモリとなって致命傷を回避し、そのまま撤退した
(残された会社と所属社員がその後どうなったかは不明)。

  • デジモンワールドシリーズ
『初代』では育成できないが、NPCとして闇貴族の館に登場。条件を満たすことで闘技場で戦闘できる。
NPCとしては設定やアニメでの邪悪さは微塵も無い、研究者と言う立ち位置。
舞台となるファイル島のデジモンが暴走してしまう中でも正気を保っていたが、部下が正気を失っているのにも気付かず研究に没頭した結果、
初登場時には空腹で瀕死になっている。
救出後は御礼に主人公を丁寧に歓待してくれるなど、非常に紳士的。
その後自らの研究結果であるスカルグレイモンが暴走してしまい、閉じ込められ、そちらでも主人公に助けられるなど、ギャグキャラにされている。

『初代』のパラレルとも言える『デジタルカードバトル』では、はじめは協力するかのような素振りを見せるも、
部下を使って不意打ちを仕掛けるなどの卑怯な手を使い、拠点であるはじまりの街も狙うなど、設定通りの悪役ぶりを見せた。
…かと思いきや、ベタ惚れしているロゼモンを奪われたと勘違いして暴走していただけであり、
ロゼモン本人の説得により全面的に協力してくれるようになるなど、やっぱりコミカルなキャラだった。

アニメ要素も非常に多い『デジタルカードアリーナ』では、唯一同一種族別個体として2体存在する
1体はアニメ版準拠で、選ばれし子供達を憎んでいる危険な存在だが、もう1体は『デジタルカードバトル』準拠のロゼモンに惚れているネタキャラとなっている。
さらに上述のヴェノムヴァンデモンも2体のヴァンデモンとはさらに別の個体でいたりする
ちなみにリリモンとヴァンデモンのカードを合成するとロゼモンになる。惚れた相手の合成素材とかあんまり過ぎませんか?
他にレディーデビモンと合成するとこちらはヴェノムヴァンデモンになる。

更に『デジモンストーリーサイバースルゥース』や『デジモンワールド-next0rder-』においても
ヴァンデモンとロゼモンが肩を並べる配置でいたりと、このヴァンロゼの組み合わせは定番のようだ。

実はアニメ版の方でもヴァンデモンがリリモン(ロゼモンの進化前)に対して「大人しくしていれば可愛いものを…!」と言っており、
『デジタルカードバトル』での描写はアニメを意識した小ネタと見て取る事も出来る。

完全な余談だが、現実にヴァンロゼという名前のワインが存在していたりする。

  • デジモンサヴァイブ
東雲カイトのパートナーデジモンであるドラクモンが完全体へと進化した姿として登場。
口調は『デジモンワールド』シリーズ同様に紳士的なものとなっている。
とあるルートではあるデジモンとジョグレス(実質暗黒進化)を果たしてしまう。


MUGENにおけるヴァンデモン

Tohru Sama氏により、『JUS』風ドットで製作された新MUGEN専用のちびキャラが公開中。
「ブラッディストリーム」や、バケモンやコウモリを飛ばす遠距離攻撃が多く、
ゲージ技の依存度が強い性能となっている。
超必殺技ではヴェノムヴァンデモンに進化して攻撃する。
AIも搭載されている。
DLは下記の動画から

出場大会

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最終更新:2023年04月15日 20:00
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