ルクソード


「わかっていないな。先が読める勝負などに何かを賭ける価値などない」

KINGDOM HEARTS』シリーズの登場人物。初出は『II』。
担当声優は 中田譲治 氏。

ハートレスに襲われた(あるいは何らかの要因で心を抜き取られた)人間の肉体が闇の世界で再構成された怪物「ノーバディ」であり、
元となった人の姿を保てる上級ノーバディにして、自身と同じ上級ノーバディ達で構成された「XIII機関」のNo.X(10)。
生粋のギャンブラーであり、賭け事に関連した言い回しを多用する他、
武器も巨大化させたカードやダイスを使用している。
メンバーの中では新参かつ下位のため重要な機密などを知らされていないなど扱いは良くなく、
故に末席で自分と似たような扱いのロクサスとそれなりに良好な関係だった1人。
他にも、アクセルが消滅した際も、他のメンバーが思ったより呆気無い最後だったと彼を嘲笑する中で、
1人「彼は満たされたのかもしれんな」とアクセルが己の存在を賭けて得た物があったのだと冷静に分析し、
存在しない者であるはずのノーバディが存在を賭けたことを「鮮やかなイカサマ」と称賛するなど高く評価しており、
機関員の中では親しい者に対して仲間意識を見せることが多かった。

「時」を司る能力を持つが、時を止めたり時間移動できるわけではなく、
自分と戦闘対象との「時」を賭けてギャンブル勝負を行うルールを強いる力を持つ(詳細は後述)。

ゲーム内では『パイレーツ・オブ・カリビアン』の世界で活動することが多く、
ジャック・スパロウとは何かと縁がある。

余談だが『II』では他の機関メンバーと絡みが無く、出番はそこそこあるのに劇中で一度も名前が出なかった。
このため、ファンからは影が薄いとネタにされていた。

彼のハートレスも倒されていたようで一度人間に戻っていたらしいが、
『III』において真XIII機関に再度ノーバディ化されて加えられる。
ただし心を入手するという明確な目的があった前回と異なり、命令にこそ忠実だったが、
機関を率いるマスター・ゼアノートに従うことには消極的な発言をしている。
追加シナリオ「Re Mind」ではさらに掘り下げられており、ギャンブラーとしての相手の考えをつい読む職業病から、
シグバールが上からの命令と偽りながら黒い箱を探している動機を言い当てつつ、
彼の正体を怪しみながらも「このまま道化を演じる」と報告を敢えて怠りシグバールにも干渉しないなど、
鋭い観察眼と機関の目的に不熱心な姿勢を披露している。
最終決戦では再びソラに敗北し、賭けの取り分としてジョーカーのカードを譲渡し、
互いに人間に戻った後での再戦を約束して消滅した。

後にソラは目覚めの力を禁忌を犯す用途で用いて世界の外側に弾かれた(舞台の世界から消滅した)のだが、
このジョーカーのカードの詳細は『III』完結後も明かされておらず、謎の一つとなっている。
+ ネタバレ注意
人間だった頃のルクソードの詳細は『III』完結後もなお明かされていないが、
「Re Mind」で追加されたシークレットエピソードに登場したヨゾラの乗る車の運転手が、後頭部しか映らず顔は隠されており、
セリフも一言しかなく役もノンクレジットなのだがルクソードと同じ中田譲治氏が声を当てており、
ユーザーの間では彼こそがルクソードの元となった人物の最有力候補と予想されている。


性能

『II』では仲間は戦闘開始前に排除され、ソラ1人で戦うことになり、
HPとは別に「時間ゲージ」が用意され、これが尽きるとHPが残っていても敗北する特殊ルールとなる。
リアクションコマンド「ゲームスタート」「ダイスストップ」でギャンブル勝負を行う事が可能で、
勝てればルクソードの時間ゲージを大幅に減らせるが、負ければソラが姿を変えられて弱体化してしまう。


MUGENにおけるルクソード

JTD95氏の製作したキャラが公開中。
主にカードを投擲したり、カードを巨大化させて振り回す攻撃で戦う。
また、カードに隠れて転移するトリッキーな移動技もある。
AIは未搭載。
DLは下記の動画から

出場大会

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最終更新:2023年08月09日 13:59
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