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「ダークホース」(2019/10/11 (金) 19:51:45) の最新版変更点
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#contents
*概要
1986年、オレゴン州の漫画専門の書店経営者により設立。
自社作品はもちろん、『バフィー 恋する十字架』およびその関連作品といったテレビドラマ・映画のコミカライズだけでなく、『AKIRA』や『子連れ狼』といった日本や韓国の漫画の出版も行っている。
一時期、マーベルからスター・ウォーズ関連の版権を購入、売れ行きを伸ばした。スター・ウォーズの版権は、後にディズニーが映画の権利を獲得したため、ディズニーの子会社となったマーベルが再度獲得している。
最近では『ヘルボーイ』、『300』などといった自社作品の映画化が増えてきた。[[アメコミ映画]]および[[翻訳本紹介【その他】]]も参照
*出版タイトル
**ヘルボーイ
-マイク・ミニョーラによる、オカルトコミック。悪魔の子ヘルボーイを主人公にしたアクション・コミック。
-赤い体に頭に丸が二つ(角が折れた跡)、右手がやたらとでかいという個性的な主人公である。
--DCが描いたマーベル世界のパロディー(アース7)で、こっそりとヘルボーイが混ざっている。
--度々「あの頭の丸いのはなんだ」と聞かれるので、その度に角の折れる話を描かなくちゃならない、とミニョーラは愚痴っているらしい。
--右手の材質はいろいろ試したが分析不能。地上を地獄にするための鍵だと言われる。
--右手は硬くて壊れないので、ぶん殴るときによく使っている。
-『へルボーイ』『ヘルボーイ:ゴールデンアーミー』と二度、実写映画化されている。
-リブートの映画が進行中(2019年公開)。日系人役を白人が演ずるという話がでてもめた。
--トレーラーでは、また角が生えていた。
**B.P.R.D.
-『ヘルボーイ』のスピンオフタイトル。ヘルボーイが脱退した後の超常現象捜査局の物語。
--B.P.R.Dとは、The Bureau for Paranormal Research and Defenseの略。政府の超常現象捜査局のこと。
--第二次大戦中、ナチスが悪魔などオカルト現象を使って勝利しようとしたため、それを防ぐために組織された部門。
-半魚人(エイブ・サピエン)、超能力者、ホムンクルス、幽霊など多彩なメンバーが所属。
**MASK
-かぶるとクレイジーになり、スーパーパワーを使えるようになるマスクにまつわる物語。
-スタンリー・イプキスという男が緑色のマスクを恋人のために買うことから物語が始まる。
--映画版では、北欧神話のトリックスターであるロキの力を宿した木製の仮面である。
-1994年に公開されたジム・キャリー主演の映画の原作だが、映画版とは異なりマスク自身による殺人シーンを含んでいる。
-続編映画「MASK 2」も作成されたものの、主演がジム・キャリーではなく、大きくコケた。
**300 スリーハンドレッド
-フランク・ミラー原作・作画のグラフィックノベル。
-テルモピュライの戦いと、スパルタのレオニダス1世の逸話が元になっている。
**シン・シティ
-フランク・ミラー原作・作画のグラフィックノベル。実写映画化された。
**エイリアンVSプレデター
-同名の映画があるが、映画より先にエイリアンVSプレデターは実現していた。
-なお、『エイリアンVSプレデターVSターミネーター』と言う漫画もあり、映画版『エイリアンVSプレデター』の監督であるポール・W・S・アンダーソンは、アーノルド・シュワルツネッガーが知事を辞職したら、オファーしようかという冗談を言ったこともある。
**プレデター: コンクリート・ジャングル
-映画『プレデター』と同じ世界観の漫画。
**ザ・グーン
-エリック・パウエルによる、ゾンビ漫画。元ギャングのグーンとフランクが、ゾンビはびこる世界で用心棒をして暮らす様子を描く。
--2019年から、作者エリック・パウエルの会社である Albatross Funnybooksから出版予定。
**ローンウルフ
-アメコミ版「子連れ狼」。
-日本の劇画「子連れ狼」シリーズも"Lone Wolf and Cub"の名前で出版されており、出版された月でマンガ(日本のマンガのみ)の上位5位以内の売り上げに入ったり、精密な復刻版が1万円以上の値段で出たりと、やたら人気が高い。
-劇画「子連れ狼」は、フランク・ミラーに大きな影響を与え、善悪の曖昧な主人公や残酷描写などを取り込んでいる。
--「バットマン:ダークナイト・リターンズ」や「デアデビル」などで、主人公が善悪をはみ出しているなど。
--また、フランク・ミラーは「子連れ狼」の英訳版の表紙を描いたり、自身も「RONIN」という劇画?を描いたりしている。
-「子連れ狼」の作者、小池一夫(原作)・小島剛夕(画)はアイズナー賞の殿堂入りを果たしている(2004年)。
-このほか、舞台を変えて、子連れ狼をアレンジした作品が何作かある。
--未来世界で伝染病に耐性のある遺伝子を持った娘を守るアンドロイドとか、娘と一緒に復習の旅をするバイキングとか...
**アンブレラ・アカデミー
-スーパーヒーローの教育を受けてきた子供たちが、養父の死を機に再び集まる物語。
-ライターは、ロック・バンド「マイ・ケミカル・ロマンス」のジェラルド・ウェイ。
-Netflixでドラマ化された。
**コナン
-キンメリアの蛮人コナンを主人公とするヒロイックファンタジー。
-元マーベルの版権(映画の時はマーベル)だったが、2000年ごろに整理して売却、ダークホースが買った。
--同じヒロイックファンタジーの主人公、レッド・ソニアの版権も、マーベルが売却。ダイナマイト・エンターテインメントが購入した。
-再度マーベルが版権を購入したのか、2019年1月よりマーベルからコナンが発売される。
**バフィー 恋する十字架
-映画→(一部設定を変更して)テレビシリーズとなった、一世代に一人のヴァンパイア・ハンターの女性、バフィーとその仲間を描いた作品。
-単にテレビのコミカライズというだけでなく、テレビ版のディレクターであるジョス・ウェイドがコミック制作に参加しているため、正当な続編的位置づけがなされていた。
-版権の売却があったのか、2019年1月~2月より、IDWからバフィーが発売予定。
**ブラックハンマー
-10年前、スーパーヒーローのブラックハンマーと仲間の6人のヒーローたちが、スパイラル・シティーをアンチ・ゴッドから守った。しかし、その過程でロックウッドというトワイライトゾーンに出てきそうな町に捕らえられる。ヒーロー達が駆けつけたときには、ブラックハンマーは死んでいた。そして今も6人のヒーロー達は、脱出できる一縷の希望を秘め、農園で暮らしている...
-ブラックハンマーやその仲間、敵、先祖や子孫達などを描いたスピンオフが出ている。
-絵はECコミックス風で、暗い雰囲気を醸している。
-2019年7月より、DCのジャスティスリーグとクロスオーバーの予定。
**エンパワード
-日本風アニメ/マンガ風コミックの先駆者的役割を果たしたウォレン・アダムス作の作品。日本のマンガ風のキャラクターと設定を使った、ギャグ作品。
-エンパワードというパワースーツを着た女性がヒロインだが、このスーツがすぐに破けパワーが出なくなるということに。仲間に大酒飲みでファザコンの女忍者ニンジッテなどがいる。
-作品は鉛筆書きだけの白黒。11巻目が出る予定。
**日本マンガ
-あまり出版社にこだわらず、一本釣り式に出している様子。
-昔は「ああ!女神様」「AKIRA」など出していた。
-最近でも「「ベルセルク」「無限の住人」「I am Hero」などを出版。
-一方で「碇シンジ育成計画」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「エロマンガ先生」挙げ句に「ラーメン大好き小泉さん」を出版予定。担当者を問い詰めたくなるラインナップも。
*「ダークホースヒーローズ」レーベルの作品
1993年、ダークホース社はシェアードユニバース(共有宇宙)を立ち上げる。キャラクター紹介を兼ねた全12話のミニシリーズ「コミックス グレーテストワールド」をプロローグとした後、各タイトルを始動。レーベル名ははじめは「コミックス グレーテストワールド」、のちに「ダークホースヒーローズ」へと改名。舞台を三つの街(アルカディア、ゴールデンシティ、スティール・ハーバー)と一つの砂漠の地域(シンニバー・フラッツ、ヴォルテックスというエイリアンの土地)に分けているのが特徴。
**X
-傷の再生能力を持つダークヒーローを描く。
-シンボルである「X」の意味は「1度目は警告、2度目は死」。
-舞台となる都市はアルカディア。
**ゴースト
-幽霊の女性エリサ・キャメロンが、自らの死の真相を探る物語。
-舞台となる都市はアルカディア。
-多分一番ポピュラーであり、TPBが継続して出ている。
**バーブ・ワイヤー
-スリルジャンキーの女性が主人公のSF漫画。
-この作品が映画化された際、主演女優がラジー賞にノミネートされた。
-舞台となる都市はスティール・ハーバー。
**グレース
-ゴールデンシティの作り手であり守護者。貧困も犯罪もないゴールデンシティを作り上げた超人。
-舞台となる都市はゴールデンシティ。
-アメリカ合衆国と、ゴールデンシティの独立で争っている。
#contents
*概要
1986年、オレゴン州の漫画専門の書店経営者により設立。
自社作品はもちろん、『バフィー 恋する十字架』およびその関連作品といったテレビドラマ・映画のコミカライズだけでなく、『AKIRA』や『子連れ狼』といった日本や韓国の漫画の出版も行っている。
一時期、マーベルからスター・ウォーズ関連の版権を購入、売れ行きを伸ばした。スター・ウォーズの版権は、後にディズニーが映画の権利を獲得したため、ディズニーの子会社となったマーベルが再度獲得している。
最近では『ヘルボーイ』、『300』などといった自社作品の映画化が増えてきた。[[アメコミ映画]]および[[翻訳本紹介【その他】]]も参照
*出版タイトル
**ヘルボーイ
-マイク・ミニョーラによる、オカルトコミック。悪魔の子ヘルボーイを主人公にしたアクション・コミック。
-赤い体に頭に丸が二つ(角が折れた跡)、右手がやたらとでかいという個性的な主人公である。
--DCが描いたマーベル世界のパロディー(アース7)で、こっそりとヘルボーイが混ざっている。
--度々「あの頭の丸いのはなんだ」と聞かれるので、その度に角の折れる話を描かなくちゃならない、とミニョーラは愚痴っているらしい。
--右手の材質はいろいろ試したが分析不能。地上を地獄にするための鍵だと言われる。
--右手は硬くて壊れないので、ぶん殴るときによく使っている。
-『へルボーイ』『ヘルボーイ:ゴールデンアーミー』と二度、実写映画化されている。
-リブートの映画が進行中(2019年公開)。日系人役を白人が演ずるという話がでてもめた。
--トレーラーでは、また角が生えていた。
**B.P.R.D.
-『ヘルボーイ』のスピンオフタイトル。ヘルボーイが脱退した後の超常現象捜査局の物語。
--B.P.R.Dとは、The Bureau for Paranormal Research and Defenseの略。政府の超常現象捜査局のこと。
--第二次大戦中、ナチスが悪魔などオカルト現象を使って勝利しようとしたため、それを防ぐために組織された部門。
-半魚人(エイブ・サピエン)、超能力者、ホムンクルス、幽霊など多彩なメンバーが所属。
**MASK
-かぶるとクレイジーになり、スーパーパワーを使えるようになるマスクにまつわる物語。
-スタンリー・イプキスという男が緑色のマスクを恋人のために買うことから物語が始まる。
--映画版では、北欧神話のトリックスターであるロキの力を宿した木製の仮面である。
-1994年に公開されたジム・キャリー主演の映画の原作だが、映画版とは異なりマスク自身による殺人シーンを含んでいる。
-続編映画「MASK 2」も作成されたものの、主演がジム・キャリーではなく、大きくコケた。
**300 スリーハンドレッド
-フランク・ミラー原作・作画のグラフィックノベル。
-テルモピュライの戦いと、スパルタのレオニダス1世の逸話が元になっている。
**シン・シティ
-フランク・ミラー原作・作画のグラフィックノベル。実写映画化された。
**エイリアンVSプレデター
-同名の映画があるが、映画より先にエイリアンVSプレデターは実現していた。
-なお、『エイリアンVSプレデターVSターミネーター』と言う漫画もあり、映画版『エイリアンVSプレデター』の監督であるポール・W・S・アンダーソンは、アーノルド・シュワルツネッガーが知事を辞職したら、オファーしようかという冗談を言ったこともある。
**プレデター: コンクリート・ジャングル
-映画『プレデター』と同じ世界観の漫画。
**ザ・グーン
-エリック・パウエルによる、ゾンビ漫画。元ギャングのグーンとフランクが、ゾンビはびこる世界で用心棒をして暮らす様子を描く。
--2019年から、作者エリック・パウエルの会社である Albatross Funnybooksから出版予定。
**ローンウルフ
-アメコミ版「子連れ狼」。
-日本の劇画「子連れ狼」シリーズも"Lone Wolf and Cub"の名前で出版されており、出版された月でマンガ(日本のマンガのみ)の上位5位以内の売り上げに入ったり、精密な復刻版が1万円以上の値段で出たりと、やたら人気が高い。
-劇画「子連れ狼」は、フランク・ミラーに大きな影響を与え、善悪の曖昧な主人公や残酷描写などを取り込んでいる。
--「バットマン:ダークナイト・リターンズ」や「デアデビル」などで、主人公が善悪をはみ出しているなど。
--また、フランク・ミラーは「子連れ狼」の英訳版の表紙を描いたり、自身も「RONIN」という劇画?を描いたりしている。
-「子連れ狼」の作者、小池一夫(原作)・小島剛夕(画)はアイズナー賞の殿堂入りを果たしている(2004年)。
-このほか、舞台を変えて、子連れ狼をアレンジした作品が何作かある。
--未来世界で伝染病に耐性のある遺伝子を持った娘を守るアンドロイドとか、娘と一緒に復習の旅をするバイキングとか...
**アンブレラ・アカデミー
-スーパーヒーローの教育を受けてきた子供たちが、養父の死を機に再び集まる物語。
-ライターは、ロック・バンド「マイ・ケミカル・ロマンス」のジェラルド・ウェイ。
-Netflixでドラマ化された。
**コナン
-キンメリアの蛮人コナンを主人公とするヒロイックファンタジー。
-元マーベルの版権(映画の時はマーベル)だったが、2000年ごろに整理して売却、ダークホースが買った。
--同じヒロイックファンタジーの主人公、レッド・ソニアの版権も、マーベルが売却。ダイナマイト・エンターテインメントが購入した。
-再度マーベルが版権を購入したのか、2019年1月よりマーベルからコナンが発売される。
**バフィー 恋する十字架
-映画→(一部設定を変更して)テレビシリーズとなった、一世代に一人のヴァンパイア・ハンターの女性、バフィーとその仲間を描いた作品。
-単にテレビのコミカライズというだけでなく、テレビ版のディレクターであるジョス・ウェイドがコミック制作に参加しているため、正当な続編的位置づけがなされていた。
-版権の売却があったのか、2019年1月~2月より、IDWからバフィーが発売予定。
**ブラックハンマー
-10年前、スーパーヒーローのブラックハンマーと仲間の6人のヒーローたちが、スパイラル・シティーをアンチ・ゴッドから守った。しかし、その過程でロックウッドというトワイライトゾーンに出てきそうな町に捕らえられる。ヒーロー達が駆けつけたときには、ブラックハンマーは死んでいた。そして今も6人のヒーロー達は、脱出できる一縷の希望を秘め、農園で暮らしている...
-いろいろな要素が盛り込まれているが、主なキャラクターがDCのキャラクターのパロディー。
-ブラックハンマーやその仲間、敵、先祖や子孫達などを描いたスピンオフが出ている。
-絵はECコミックス風で、暗い雰囲気を醸している。
-2019年7月より、DCのジャスティスリーグとクロスオーバーの予定。
**エンパワード
-日本風アニメ/マンガ風コミックの先駆者的役割を果たしたウォレン・アダムス作の作品。日本のマンガ風のキャラクターと設定を使った、ギャグ作品。
-エンパワードというパワースーツを着た女性がヒロインだが、このスーツがすぐに破けパワーが出なくなるということに。仲間に大酒飲みでファザコンの女忍者ニンジッテなどがいる。
-作品は鉛筆書きだけの白黒。11巻目が出る予定。
**日本マンガ
-あまり出版社にこだわらず、一本釣り式に出している様子。
-昔は「ああ!女神様」「AKIRA」など出していた。
-最近でも「「ベルセルク」「無限の住人」「I am Hero」などを出版。
-一方で「碇シンジ育成計画」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「エロマンガ先生」挙げ句に「ラーメン大好き小泉さん」を出版。担当者を問い詰めたくなるラインナップも。
*「ダークホースヒーローズ」レーベルの作品
1993年、ダークホース社はシェアードユニバース(共有宇宙)を立ち上げる。キャラクター紹介を兼ねた全12話のミニシリーズ「コミックス グレーテストワールド」をプロローグとした後、各タイトルを始動。レーベル名ははじめは「コミックス グレーテストワールド」、のちに「ダークホースヒーローズ」へと改名。舞台を三つの街(アルカディア、ゴールデンシティ、スティール・ハーバー)と一つの砂漠の地域(シンニバー・フラッツ、ヴォルテックスというエイリアンの土地)に分けているのが特徴。
**X
-傷の再生能力を持つダークヒーローを描く。
-シンボルである「X」の意味は「1度目は警告、2度目は死」。
-舞台となる都市はアルカディア。
**ゴースト
-幽霊の女性エリサ・キャメロンが、自らの死の真相を探る物語。
-舞台となる都市はアルカディア。
-多分一番ポピュラーであり、TPBが継続して出ている。
**バーブ・ワイヤー
-夜は酒場の経営、昼は賞金稼ぎに手を染めるスリルジャンキーの女性が主人公のSF漫画。
-この作品が映画化された際、主演女優がラジー賞にノミネートされた。
-舞台となる都市はスティール・ハーバー。
**グレース
-ゴールデンシティの作り手であり守護者。貧困も犯罪もないゴールデンシティを作り上げた超人。
-舞台となる都市はゴールデンシティ。
-アメリカ合衆国と、ゴールデンシティの独立で争っている。