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*【お勧め書籍】
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*【日本語版編】
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*<ヴィレッジブックス>
**バットマン:イヤーワン&イヤーツー
-バットマンがヒーローとしてデビューし、最初の2年の活躍を描いた作品をまとめたもの。
-「イヤーワン」は「バットマンビギンズ」の下敷きになった作品。
**バットマン:ロング・ハロウィーン 1・2
-バットマンがマフィアを殺していく殺人鬼「ホリディ」の正体を追うミステリー。
-「イヤーワン」から地続きの続編であり、映画「ダークナイト」の下敷きになった作品。
--ジョーカーの出番は少なめなのでジョーカー分補給はほかの邦訳コミックでどうぞ
**バットマン:ダークビクトリー 1・2
-「ロング・ハロウィーン」の続編。
-警察官狩りを行う殺人鬼「ハングマン」との戦いの中、ついにバットマンにあの相棒が!
**オールスター:バットマン&ロビン ザ・ボーイ・ワンダー
-「イヤーワン/イヤーツー」と「ダークナイト・リターンズ」を繋ぐフランク・ミラー版バットマンの物語
--「ストライクス・バック」でやりすぎて別の平行次元を一つ用意されました
-ミラーとジム・リーという2大スターアーティストの共演作
-バットマンとロビンの出会いを王道ヒーローコミックで描く作品
**グリーンランタン:シークレットオリジン
-宇宙の平和を守るヒーロー・グリーンランタンことハル・ジョーダンのオリジンが語られる
-「宇宙刑事」「宇宙警備隊」という単語に反応する方におすすめ
**DCユニバース:レガシーズ(Vol.1,2)
-DCコミックス75周年記念作品。警察官ポール・リンカーンの目線からゴールデンエイジから始まるDCユニバースの歴史を紡ぐ。
-ぶっちゃければDC版「マーベルズ」だが、DCコミックスの歴史をおさらいするのに最適
**トップ10 1・2
-アラン・ムーア原作。超人の町の警官たちの物語。
-独立した作品であるため、予備知識なく読むことができる。
**アストニッシングX-MEN:ギフテッド
-ミュータントの能力を消す薬「キュア」をめぐる物語。
-映画「X-MEN3」の原作エピソードのひとつ。
**ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト
-超人刑務所から脱獄した大量の超人犯罪者と戦うため、ヒーローチーム「アベンジャーズ」が再結集する。
-スパイダーマン、アイアンマンなどマーベルの主要ヒーローが勢ぞろい。
**ソー:マイティ・アベンジャー
-映画化に合わせて発表の、ほのぼのとした全年齢向け雷神ソーの物語
**アベンジャーズ:ハルクウェーブ
-アベンジャーズとハルクの激突エピソードをセレクトした、日本独自編集本
-初期アベンジャーズから現代までのこのチームの歴史を垣間見れる作品
**マーベルゾンビーズ
-ヒーローがゾンビになった!という1アイデアがこれだけ面白い作品になるという好例
-ゾンビ映画が好きな人にはおすすめしたい1作
**ホーリー・テラー
-大都会エンパイアシティのクライムファイター・フィクサー。彼の目の前でテロリストによる爆発事件が起こった・・・
-フランク・ミラーが「バットマンvsアルカイダ」を描こうとし、その内容故にオリジナルヒーロー作品として描かざるを得なかった1作
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*<小学館集英社プロダクション>
**ベスト・オブ・スパイダーマン
-スパイダーマンの名作エピソードを集めた1冊
-「スパイダーマンを集める少年」1作だけのためにでも買う価値あり
**X-MEN ウルヴァリン:オリジン
-X-MEN一の人気キャラ・ウルヴァリンの誕生からの過去を描いた作品。
-映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の下敷きになった作品。
**ウエポンX
-バリー・ウィンザー・スミスによる、超人兵士計画に弄ばれていた頃のウルヴァリンの物語。
-全編通してひたすらハードボイルド。X-MENとして、というより一つの物語としておすすめできる。
**アイ・アム・アイアンマン
-映画「アイアンマン」のコミック化作品。補足的なエピソードも追加されている。
-映画の下敷きになったエピソードも収録。
**キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー
-死んだと思ったら生きていたキャプテン・アメリカの元相棒・バッキーの復活編
--キャップの歴史を振り返る内容ともなっている
-映画「キャプテン・アメリカ2」の原作となる模様なので、予習にも最適
**マイティ・ソー:アスガルドの伝説
-スタン・リー&ジャック・カービーのクラシックな作品に現代の彩色を施した作品
--アメコミ界の「キング」ジャック・カービーのパワフルな描線を堪能できる
-ソーというキャラクターを知るには最適な作品
**アベンジャーズ・プレリュード
-映画「アベンジャーズ」の前日譚
-ニック・フューリーというキャラについて深く知りたい人は是非
**X-MEN:ファーストクラス 明日への架け橋
-X-MENの最初の5人(サイクロップス、マーベルガール、エンジェル、ビースト、アイスマン)の活躍と青春模様を描いた作品
-青春学園ストーリーの側面も強く、明るい作品となっている
-映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」とはあまり関係がない
**X-MEN 1~17
-日本語版アメコミの記念碑的存在。コラム等で知識の補足もバッチリ。
-主に90年代の作品を中心に収録。10巻にはアンキャニィXメンの記念すべき第一号も収録。
-5巻~10巻までは1巻より前の話になり、回によっては絵がきついものもあるので注意
-「X-MENアンコール」という形で、1・2巻の合本と3・4巻の合本が発売されたことも
**ゴーストライダー 1~3
-二代目ゴーストライダー、ダニエル・ケッチが主役
-日本的な特撮ヒーロー感覚で読める作品
-3巻ではウルヴァリン、パニッシャーと組んでブラックハートと戦うという展開に
**マーヴルクロス 1~17
-毎号、3~4作品程度のマーヴェル作品を収録しているアンソロジー雑誌。
-解説が非常に豊富。マーヴェルコミックスの基礎知識を得るのにはうってつけ。
-読者コーナーや巻末記事なども、今改めて見てみるとけっこう楽しい
**X-MEN・エイジオブアポカリプス 1~3
-アポカリプスによって支配される暗黒の世界を舞台に、マグニートー率いるX-MENの激闘を描く。
-歴史改変前、後の設定の違いの妙など、通常のXシリーズを知っていれば知っているほど楽しめる。
-大クロスオーバーの全エピソードを網羅しており、電話帳のような厚さに驚かされること請け合い。
**オンスロート 1~4
-最強のミュータント・オンスロートとX-MEN、ファンタスティックフォー、アベンジャーズの戦いを描く大型クロスオーバー。
-小プロ版最大の山場だが、重要そうなエピソードの多くが収録されていないのが残念な所。
-たくさんのヒーローが登場するという点と、少年漫画的な燃えにあふれているのがおすすめ。
**ヒーローズリボーン 1~8
-別世界を舞台に、正史世界から消えていったヒーローたちの新生が描かれる。
-「オンスロート」からの続きだが、新規に物語を再構築しているので、前知識がなくても読むことができる。
--ただし、リボーン独自設定が多いので、このシリーズの設定は正史に当てはまらない。
-二名の作家によるシリーズだが、片方が途中で降板。まとまりを欠くシリーズに。
-売れ行きが悪かったため、後半のエピソードをすっ飛ばして、8巻ではいきなり最終エピソードを収録している。
--この最終エピソードがかなり面白い(ドゥーム大活躍)のが救いか。
**マーヴルズ
-アレックス・ロスの美麗アートとカート・ビュシークによるストーリーが絶品の一冊。
-カメラマンの目を通して、ゴールデンエイジ、シルバーエイジのマーヴェルユニバースのヒーローたち、そしてそれを取り巻く社会と人々を描く。
-アート、ストーリーともに高レベルである他、40~70年代のマーヴェルユニバースの主要エピソードの解説書としても読むことができる。オススメ。
**バットマン/パニッシャー
-バットマン(映画化8回)とパニッシャー(映画化3回)が共演する出版社を超えたクロスオーバー作
-現状、バットマンが一時引退状態だったころの2代目バットマン(アズラエルバットマン)が唯一読める邦訳作
-後半(マーベル版)の見開きでバットマンを殴るパニッシャーのシーンが異常にかっこいい
**スワンプシング
-植物の体になってしまった科学者が、元に戻る方法を探すホラーコミック
--という設定で始まった作品だったが・・・?
-アラン・ムーアがストーリーを担当。のっけから衝撃のどんでん返しを味わえる作品。
**スーパーマン/バットマン 1~3
-ジョン・バーンによるクライシス後のスーパーマンのオリジン「マンオブスティール」、フランク・ミラーによるバットマンのファーストエピソード「イヤーワン」を収録。
-どちらも名作かつ、基礎知識を必要としない作品なので、DC入門編として押さえておくのも良い。
-第3号にはフランク・ミラーとトッド・マクファーレンによる「バットマン・イヤーツー」の前編が収録されているが、売れ行き不振のため3号で打ち切られたため、後編の日本語版は存在しない…
--と思っていたら、ヴィレッジブックスから「イヤーワン&イヤーツー」という形で補完された
-ジャイブ版の「イヤーワン」よりも、こちらの1、2号を古本屋で手に入れる方が楽かつ安価だったりする。
-「マン・オブ・スティール」は、スーパーマンというキャラを知るために読んでおいたほうがいいかも
**バットマン:笑う男
-エド・ブルベイカーによる「イヤーワン」続編。バットマンとジョーカーの初対決を描く作品。
**キャットウーマン:ホエン・イン・ローマ
-ジェフ・ローブ&ティム・セールによる「ロング・ハロウィーン」外伝。
-ローマを舞台に、キャットウーマンの過去に迫る1作。
-読むとキャットウーマンに惚れる作品。
**バットマン:ダークナイト
-「ダークナイトリターンズ」「ダークナイトストライクスアゲイン」を合本にしたもの。
-一人の作家、同じキャラクターでここまでの振り幅がでるんだ、というのを1冊で味わえる
**バットマン:ダークナイト・リターンズ
-フランク・ミラーがバットマン最後の物語を描いた歴史的名作。
-その後のバットマンの流れを完全に定めた一作であり、それ故、これ以降のバットマン作品(映画版など)に先に触れた読者にはインパクトが薄れてしまう感があるが、物語の魅力は決して色褪せていない。
**キングダム・カム 完全版
-アレックス・ロスとマーク・ウェイドによる、DCユニバースのエルスワールド作品。
-ならず者のような新世代のヒーローたちが跳梁跋扈する未来世界を舞台に、超人はいかにあるべきかを問う。名作。
-登場キャラクターはゴールデンエイジのDCヒーローをリファインしているものが多く、マイナーキャラ盛りだくさん。DCキャラに関する基礎知識を得てからの方が深く楽しめるかもしれない。
--とはいえ、スーパーマンとバットマンくらいしか知らない方でも十分楽しめます
-変な日本描写などもあちこちに見られる(アレックス・ロスはアニメ好き)から探してみよう
**バットマン:キリング・ジョーク 完全版
-アラン・ムーアとブライアン・ボランドによる、ジョーカーの過去に迫った作品。
-JIVE版のように多くの作品を収録しているわけではない(併録はボランドの「罪なき市民」のみ)が、彩色のやり直しで現在でも見やすい絵になっているのに加え、JIVE版に比べて手に入れやすいのが魅力。
**バットマン:ラバーズ&マッドメン
-「キリング・ジョーク」とは別のジョーカーの過去に迫った作品。
-『ジョーカーの過去』に正解はない、ということを知ってもらいたいということでセレクト
**バットマン:アーカム・アサイラム 完全版
-グラント・モリソンとデイヴ・マッキーンによる、ペイントアートによるバットマン作品
-読みやすさという点では初心者向けとはいえないが、バートン版バットマン映画が好きな方にはおすすめできる内容
**ジョーカー
-街のチンピラ視点で見た、ゴッサムシティの悪党たちの姿
-こちらは「ダークナイト」版ジョーカーが好きな方におすすめしたい内容
**バットマン:マッドラブ
-アニメ版バットマンのコミック版だが、シンプルな線としっかりとしたストーリーで読ませる1冊
-小プロのアメコミ邦訳が一旦休止する直前の作品のため、手に入れにくいのが難点
--下記復刊作には同時収録の「ホリデースペシャル」が収録されていないので注意
--どうしてもバットガールの着換えシーンを見たい方はぜひこちらを
**バットマン:マッドラブ/ハーレイ&アイビー
-アニメ版バットマンコミック邦訳作をまとめたもの。
-アニメ版出身キャラであるハーレイ・クインの魅力を堪能できる1冊
-ブルース・ティムのディフォルメされていながら妙にエロい女性キャラも堪能できる
**スーパーマン:ピース・オン・アース/バットマン:ウォー・オン・クライム
-アレックス・ロスの美麗なアートが魅力の、絵本的な作品
-コスチュームを着た悪党でなく、現実的な問題(スーパーマン=飢えと貧困、バットマン=少年犯罪)と立ち向かうヒーローの物語
**DCスーパーヒーローズ
-上記の「スーパーマン:ピース・オン・アース/バットマン:ウォー・オン・クライム」と「JLA:リバティ・アンド・ジャスティス」に
「ワンダーウーマン:スピリット・オブ・トゥルース」「キャプテン・マーベル:パワー・オブ・ホープ」を新たに加えた作品
-現実的な問題へと立ち向かうヒーローたちを、アレックス・ロスのリアルなアートで描く作品集
**スーパーマン:レッド・サン
-赤ん坊のスーパーマンが乗ったロケットが墜落したのが、アメリカ・カンザスでなくソビエトの集団農場であったなら?のifストーリー
-歴史改変SFとしても良く出来た傑作コミックとして、SF好きの方に読んでほしい1冊
**グリーンランタン/グリーンアロー
-元祖「現実の社会問題に向き合うアメコミ」として知られる名作アメコミ
-超パワーを持ち宇宙を駆け巡るグリーンランタン、弓矢だけで街の悪党を狩るグリーンアローという
色以外に共通点のない二人のヒーローが、アメリカを旅する中で貧困や差別といったアメリカの問題と向き合っていく
**バットマン:ブラックアンドホワイト 1~2
-バットマンの白黒短編集。1には日本から大友克洋も参加
-短編集ということで、いろんな作風のバットマンを読むことができるのが魅力
**バットマン/ジャッジ・ドレッド
-映画化もされたイギリスコミックとのクロスオーバー。
-サイモン・ビズリーの暴力的なアートが魅力。
**バットマン/ヘルボーイ/スターマン
-表題作クロスオーバー以外にもマイク・ミニョーラの描いたバットマン作品を集めた作品集。
-バットマンが切り裂きジャック事件に立ち向かう「ゴッサム・バイ・ガスライト」収録。
-のちの「ヘルボーイ」にもつながるクトゥルー的な短編も収録
**ジャスティス・リーグ:誕生(The New 52!)
-一旦リセットされたDCユニバースでの、新たなジャスティス・リーグ誕生の物語
-世界がリセットされた直後であるため、キャラクターの設定も新しくなっている
-ジム・リーのアートも魅力的で、初めてアメコミに触れる方にも読みやすい1冊
**バットマン:梟の法廷(The New 52!)
-リセットされ(て作中で数年たっ)た世界を舞台にした、新たなバットマンの物語
-ゴッサムの闇に潜む秘密結社「梟の法廷」とバットマンの戦いを描く
**ヘルボーイ壱
-「破滅の種子」「魔神覚醒」をまとめた合本
**ヘルボーイ:破滅の種子
-長編第一弾。
-邪神復活を企むラスプーチンの野望にヘルボーイが挑む。
-ナチス残党、ラスプーチン、クトゥルーといった単語に反応した方はぜひ。
**ヘルボーイ:魔神覚醒
-長編第二弾。
-「破滅の種子」の続編。
**ヘルボーイ弐
-「チェインドコフィン」「滅びの右手」をまとめた合本
**ヘルボーイ:チェインドコフィン(縛られた棺)
-短編集。
-ヘルボーイ出生の秘密があきらかに
**ヘルボーイ・滅びの右手
-短編集。
-ヘルボーイの右手の秘密があきらかに。日本を舞台にした短編も。
--少年時代のヘルボーイがパンケーキを食べるだけの作品も。
**ウォッチメン
-アラン・ムーアの代表作にして、アメリカンコミックスの最高傑作。
-とにかく、読んでおいた方がいい。
-超人の誕生によりまったく別の歴史をたどったアメリカで起こった、元ヒーロー殺人事件を追うヒーローの物語。
-小学館集英社プロダクション版は現在でも重版されており、手に入りやすい
-映画版は大筋で忠実ではあるが、後半でけっこうな差が出るので見比べてみるのもおすすめ
**V・フォー・ヴェンデッタ
-アラン・ムーア原作。ファシストに支配されたイギリスを転覆させようとする謎の男・Vとは・・・?
-映画化もされた作品だが、けっこう差異があるので見比べるのもおすすめ。
-ニュースをにぎわす「ガイ・フォークスの仮面」はだいたいこれがネタ元だと思う
**キックアス
-映画化作品。ヒーローにあこがれ、通販で買ったコスチュームを着たヒーローオタクの運命は・・・?
-映画版に比べてもバイオレンス描写は多め。
**300
-映画化もされたフランク・ミラーによるギリシア史劇。
-紀元前480年、ペルシア軍100万に立ち向かう300人のスパルタ軍の戦いを描く
**WE3(ウィースリ―)
-わんちゃん・ねこちゃん・うさちゃんの3びきのどうぶつがたびをするはーとふるこみっく
-・・・グラント・モリソン原作のハードなSF作品。あらゆる意味で「痛い」作品。
**ヒストリー・オブ・バイオレンス
-映画化もされたアクションサスペンス。
-強盗を撃退したダイナー店主の過去とは・・・?
--映画との差異はエロなし・グロ多め。
**ビクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvsゾンビ
-ビクトリア朝のイギリスを襲うゾンビの大群と、それを操るモリアーティー教授、迎え撃つは名探偵ホームズ!
-シャーロキアンな翻訳者によって翻訳された、シャーロキアンにもゾンビ好きにもおすすめの1冊
**アンブレラ・アカデミー ~組曲「黙示録」~
-人気バンド「マイ・ケミカル・ロマンス」メンバーが原作を担当。アイズナー賞受賞作。
--芸能人原作ということで色眼鏡で見られがちだが、それをとっぱらってもしっかりと読める作品
-超能力を持って生まれた少年たちのその後は・・・
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*<ジャイブ>
**DCVSマーヴル
-96年に行われた、2大コミック出版社による大クロスオーバー。大量のキャラが出てくるので、「こいつはどんなキャラなんだろう」という取っ掛かりになるかも。
-最強キャラ・ブラザーズの存在が変に有名。
**バットマン:キリングジョーク アラン・ムーア DCユニバース・ストーリーズ
-アラン・ムーアによるDCユニバースの作品を多数収録。
-歴史的な名作から軽いタッチの短編まで、様々な作品を読むことが出来る。外れなし。
-特に「キリングジョーク」は「ダークナイト」でジョーカーに興味を持った人にもおすすめ。
**バットマン:HUSH 1~2
-ジム・リーによるバットマン。
-バットファミリーVS新ヴィラン・HUSH
-バットファミリー総出演作で日本人受けするジム・リーのアートというとっかかりのいい作品だが、現在入手難
**バットマン:テールズ・オブ・デーモン
-70年代のニール・アダムス作品を読むことが出来る、結構チャレンジングな一冊。
-いかにも「アメコミ」って絵の作品を読みたい、という人におすすめ。
-表紙こそダークな印象だが、中身は結構明快。
-「ダークナイトライジング」を見て「ラーズ・アル・グールって誰だっけ?」という人におすすめ。
**バットマン:イヤーワン
-小学館プロダクションから出たものとはカラーなどが違う。原書TPBのオマケページも収録。
-バットマンのデビュー当時を描いた話であり、「バットマン ビギンズ」の下敷きになった話
**バットマン:ハーレイ&アイビー
-ブルース・ティムによるアニメ版バットマンのコミック。
-悪女コンビが大活躍する、セクシーでコミカルな作品。
**JLA・リバティ&ジャスティス
-ポール・ディニとアレックス・ロスによるジャスティスリーグ。
-ヒーローたちの誕生秘話と簡単な設定が語られる「シークレットオリジンズ」も収録されており、DC初心者にもおすすめできる。
**アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ
-「マーヴルズ」のカート・ビュシークによるオリジナルヒーローたちとそれを取り巻く街や人々が描かれるシリーズ。
-珠玉の短編集。
**アストロシティ:コンフェッション
-サイドキックの成長物語が描かれる長編。
-「現代最高のコミックブック。以上」
-「TIGER&BUNNY」の世界観に惹かれる人にはぜひ読んでほしい作品
**リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン
-原作アラン・ムーア。主に英文学の冒険小説のキャラクターたちが入り乱れるアダルトな冒険譚。
-一般向けアトラクションな映画版とはまるで別物なので注意。
-全体的に凝った作りになっており、特に巻末の注釈は圧巻。
**続リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン
-上の続編。ウエルズ「宇宙戦争」をメインに、怪人同盟と火星人の戦いを描く。
-有名動物キャラ改造・虐殺、ベッドシーン、ホモレイプなど、前作以上にアナーキーな内容となっている。
**シンシティ:ハード・グッドバイ
-フランク・ミラーの非ヒーローものの代表作。
-映画版(ミッキー・ローク主役のエピソード)とほぼ同じ内容なので、気に入った人は読んでみるといい。
**シンシティ:ビッグ・ファット・キル
-こちらは映画版のベニチオ・デル・トロとデヴォン青木が出たエピソードの原作。
**ヘルボーイ・妖蛆召喚
-第一部完結。
-ミニョーラの描くスタイリッシュな蛆虫が見所。宇宙人もでるよ。
**ヘルボーイ・人外魔境
-第二部開始
-短編に近いノリだが、オグドル・ヤハド誕生の秘密などが明らかになる。
**ヘルボーイ・プラハの吸血鬼
-短編集
-ミニョーラ以外のアーティストによる作品が初収録。
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*<メディアワークス>
**スポーン 1~27
-おなじみ、日本におけるアメコミ&アメトイ普及の立役者。
-なんだかんだで第1話から始まるので前知識が必要ない上、かなりの量を読むことができるのはポイント高い。
-残酷描写が多いので、その点苦手な人は注意。
-古本屋数軒回るとけっこうな冊数が揃うという入手の簡単さも魅力か。
**カースオブスポーン 1~6
-本編以上にハードで殺伐とした短編集。
-史上稀な「シリーズ全編翻訳されたアメコミ」。まぁ、ミニシリーズだからなのだが。
**スポーン ブラッドフュード
-アラン・ムーアによるスポーンの番外編。殺伐としたバトルが延々続く。
-スポーンのコスチュームである寄生体にスポットを当てた作品。
**バイオレーター
-アラン・ムーアによるブラックジョーク満載の一冊。
**アンジェラ
-ニール・ゲイマンによるスポーンの番外編。
-本編と密接な関係があったり、天界側の設定もわかるので本編と併せて読んでおくといい
--のちに大人の事情でいろいろ大変なことになったりもしたのだけれど
**スポーン/バットマン
-フランク・ミラーによるバイオレンス特盛りな1冊。
-「ダークナイト・リターンズ」等のミラー作品バットマンと併せてどうぞ。
-併録作は映画版スポーンのコミック化。
**バットマン/スポーン
-併録されているバットマンの解説は結構ためになる。
-本編はよくも悪くも普通のヒーローコミック。
--バットマンとスポーンが仲良く協力して魔物と戦う、という「スポーン/バットマン」を読んだ後読むと目が点になるレベル
**ワイルドキャッツ 1~12
-ジム・リーのオリジナル作品。
-後半、アラン・ムーアが参加してからのどんでん返しが魅力。読むならまとめて最後まで。
--といってもその後半になると部数思いっきり絞られたらしく入手難に
**ワイルドキャッツ/X-MEN
-ワイルドキャッツとX-MENのクロスオーバー。
-過去・現在・未来での両チームメンバーの邂逅が描かれる。
**GEN13 1~10
-ジム・リーのオリジナル作品。特殊機関が超能力者を集めてチームを結成するという王道モノ。
-セクシーなヒロインが話題を集めた。「かわいい女の子が出てくるアメコミが読みたい」方におすすめ。
**ウィッチブレイド 1~4
-日本オリジナルのアニメ版も作られた作品。
-このころになるとさしものスポーンブームの風も薄れ、哀れ4巻で打ち切りになっている。
-故マイケル・ターナーの描く露出度の高すぎる女性キャラが最大の魅力。
**ウォッチメン
-アラン・ムーアの代表作にして、アメリカンコミックスの最高傑作。
-硬い内容で、読み解くのに時間が掛かる作品だが、不朽の名作として名高い一冊。
-現在発売中の小学館集英社プロダクション版に比べ、メディアワークス版は解説などが豊富。
--小学館集英社プロダクション版は特設サイトで解説を補完している
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*<新潮社>
**アルティメットX-MEN 1~11
-本編とは完全に別世界の現代風リメイク「アルティメット」。よって、深い知識が無くても入りやすい。
-世界観はハードになっており、人によっては嫌悪感を催すような描写も。
-キャラ性格や言動も本編と違っていたり、正史世界と設定が大きく異なる点も多いので、正史と混同しないよう、注意。
-キリのいい所(第33話)で邦訳は終わっているが、続きは原書で読むしかない。
**アルティメットスパイダーマン 1~11
-本編とは完全に別世界の現代風リメイク「アルティメット」。よって、深い知識が無くても入りやすい。
-丁寧な導入で初心者にも優しい。原作の第一話11ページを180ページまで膨らませたことは有名。
-キャラ性格や言動も本編と違っていたり、正史世界と設定が大きく異なる点も多いので、正史と混同しないよう、注意。
-ベノムとの対決(第39話)で邦訳は終わっているので、続きは原書で読むしかない。
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*<インターブックス>
**サンドマン 1~5
-「幻想的」と言うべきか。鋭いアートと衝撃的な展開が特徴。中には文学賞を受賞したエピソードも。
-翻訳もキリの良い所で終っている。(全10章のうちの3章で邦訳が止まっているからだけれども)
-ヒーローコミックではないが、「こんな作品もあったのか」と視野が広がる事請け合い。
--一応ヒーローたちも登場するが、基本的に脇役である
**デス
-上記サンドマンの姉妹編。こちらも一冊で綺麗に纏まっていて読みやすい。
-さえない少年が自称死神の美少女と過ごす1日の話、と書くと日本のマンガやラノベっぽく感じるが、そういう作品好きの方にもお勧め
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*<ビクターブックス>
**バットマンVSプレデター
-ディブ・ギボンズ、アンディ&アダム・キューバートと豪華ライター、アーティストによる作品。
-ストーリーがほぼ「プレデター2」と同じなのも面白い
**シン・シティ 罪深き街
-ジャイブから刊行されているハードグッドバイとほぼ同じなので、手に入りにくくプレミアがついているこちらを無理して手に入れることはない。
**ハードボイルド
-フランク・ミラー、ジェフ・ダロウによる近未来アクション。
-ジェフ・ダロウの細かすぎる描き込みが魅力
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*<その他>
**ウォーキング・デッド 1~3
-飛鳥新社刊。人気海外ドラマの原作。
-ゾンビが支配するアメリカを安住の地を求めてさまよう生存者たちの物語。
**フロム・ヘル 上・下
-みすず書房刊。アラン・ムーア原作。
-切り裂きジャック事件を題材とした、病的なほどに豊富な資料に基づく血まみれの幻想SFミステリー大作と呼ぶべき作品。
-ジョニー・デップ主演で映画化もされているがまったくの別物。
-邦訳コミックでありながらさまざまな書評などでも紹介された、ある意味出版されたことが事件ともいえる作品。
**バットマンオリジナルコミックス日本語版(Batman: The Greatest Stories Ever Told)
-近代映画社刊。300ページ超で1800円。おまけに未だに在庫ありという色々な意味ですごい一冊。
-40~80年代までの作品を収録しているが、映画版のようなダークな雰囲気の作品を望み過ぎない方がいい。
-バットマンに関する知識が増えれば増えるほど、面白く読める。
**光文社マーベルシリーズ
-70年代末に刊行された単行本サイズ・モノクロの翻訳シリーズ
-スパイダーマン、ファンタスティック・フォー、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ミスマーベルが邦訳される
-スパイダーマンのグエンの死、ファンタスティック・フォーのギャラクタス襲来など重要エピソードが収録されている
-入手は厳しいが手に入るならぜひ読んでほしいシリーズ
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*【原書編】
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*<MARVEL>
**MARVEL ADVENTURES シリーズ
-子供向けにアレンジされたリファイン作品群。鮮やかな色彩のアートが多く、展開ともども明るい印象。
-原作の物語に沿った展開だが、独自の世界が舞台。深く設定を追わず軽い気持ちで楽しめる。
-一回り小さな版だが、価格もアマゾンでTPB一冊1000円弱とお手頃。
**Ultimate Spider-Man シリーズ
-序盤は邦訳本が出ているため、すんなりと入っていける。ちなみにライターはいまだに変わっていない。アーティストは110話まで変わらない。
-「現在、連載しているもっとも面白いスパイダーマンコミック」とはWIZARD誌の書評。
**Astonishing X-MEN シリーズ
-三誌あるX-MEN現行シリーズの内の一誌。
-ウルヴァリン、サイクロプス、エマ、ビーストなど割とおなじみのメンバー構成。刊行が遅く他誌とも絡まないので初心者にも安心。
-TPBで1~4までが同作家チームによるストーリー。5からはウォレン・エリスらによる新体制。
**The Invincible Iron Man The Five Nightmares
-最新誌最初のエピソード、Vol.4のエクストリミス同様比較的初心者に向いているとのこと
**Nextwave Agents of H.a.t.e.
-ウォレン・エリスによる12話のミニシリーズ。
-マシンマンやエルザ・ブラッドストーンなどC級ヒーローによるチーム物。エリスらしくヒーローを皮肉った話が多い。
-基本2話完結で、1話あたりの密度が薄くアクション多目の展開なのでさくさく読める。
**Thunderbolts 110-121
-ウォレン・エリスによる新生サンダーボルツ。キチガイだらけのヴィランヒーローチーム
-「シビルウォー」後の新展開で、ストーリーにキャラクター紹介が盛り込まれているのであまり予備知識を必要としない。
-デオダトーのアートも素晴らしい。
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*<DC>
**Green lantern(Vol.4) シリーズ
-ジェフ・ジョーンズによる現行のグリーンランタン誌。
-リバースでヒーローに戻ったハルを主人公に据えた新シリーズ。
-状況説明などもストーリーに組み込まれているので、ここからDCに入門するのもあり。
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*<DARKHORSE>
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-Hellboy 3: The Chained Coffin and Others
-ヘルボーイの短編シリーズ。民話を元にした珠玉の短編集。
-クトゥルー神話のようなコズミックホラー全開の長編よりはとっつきやすいのでは。
-
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*【解説書籍】
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**スーパーゴッズ アメリカン・コミックスの超神たち
-著:[[グラント・モリソン>クリエイター:グラント・モリソン]] 訳:中沢俊介
-アメコミ界の鬼才、グラント・モリソンが独自の視点から語るアメコミ論
-アメコミ史を俯瞰しつつ、その変遷をたどることができる1冊。
**戦争はいかに「マンガ」を変えるか-アメリカンコミックスの変貌
-著:小田切博 NTT出版から2007年刊行
-「911」以降のアメリカコミック界(ヒーロー物以外も含めて)の変化を紹介した評論本
-アメリカのコミック界を理解する上での基礎知識が充実しているので、入門書としてもおすすめ
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*【お勧め書籍】
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*【日本語版編】
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*<ヴィレッジブックス>
**バットマン:イヤーワン&イヤーツー
-バットマンがヒーローとしてデビューし、最初の2年の活躍を描いた作品をまとめたもの。
-「イヤーワン」は「バットマンビギンズ」の下敷きになった作品。
**バットマン:ロング・ハロウィーン 1・2
-バットマンがマフィアを殺していく殺人鬼「ホリディ」の正体を追うミステリー。
-「イヤーワン」から地続きの続編であり、映画「ダークナイト」の下敷きになった作品。
--ジョーカーの出番は少なめなのでジョーカー分補給はほかの邦訳コミックでどうぞ
**バットマン:ダークビクトリー 1・2
-「ロング・ハロウィーン」の続編。
-警察官狩りを行う殺人鬼「ハングマン」との戦いの中、ついにバットマンにあの相棒が!
**オールスター:バットマン&ロビン ザ・ボーイ・ワンダー
-「イヤーワン/イヤーツー」と「ダークナイト・リターンズ」を繋ぐフランク・ミラー版バットマンの物語
--「ストライクス・バック」でやりすぎて別の平行次元を一つ用意されました
-ミラーとジム・リーという2大スターアーティストの共演作
-バットマンとロビンの出会いを王道ヒーローコミックで描く作品
**グリーンランタン:シークレットオリジン
-宇宙の平和を守るヒーロー・グリーンランタンことハル・ジョーダンのオリジンが語られる
-「宇宙刑事」「宇宙警備隊」という単語に反応する方におすすめ
**DCユニバース:レガシーズ(Vol.1,2)
-DCコミックス75周年記念作品。警察官ポール・リンカーンの目線からゴールデンエイジから始まるDCユニバースの歴史を紡ぐ。
-ぶっちゃければDC版「マーベルズ」だが、DCコミックスの歴史をおさらいするのに最適
**トップ10 1・2
-アラン・ムーア原作。超人の町の警官たちの物語。
-独立した作品であるため、予備知識なく読むことができる。
**アストニッシングX-MEN:ギフテッド
-ミュータントの能力を消す薬「キュア」をめぐる物語。
-映画「X-MEN3」の原作エピソードのひとつ。
**ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト
-超人刑務所から脱獄した大量の超人犯罪者と戦うため、ヒーローチーム「アベンジャーズ」が再結集する。
-スパイダーマン、アイアンマンなどマーベルの主要ヒーローが勢ぞろい。
**ソー:マイティ・アベンジャー
-映画化に合わせて発表の、ほのぼのとした全年齢向け雷神ソーの物語
**アベンジャーズ:ハルクウェーブ
-アベンジャーズとハルクの激突エピソードをセレクトした、日本独自編集本
-初期アベンジャーズから現代までのこのチームの歴史を垣間見れる作品
**マーベルゾンビーズ
-ヒーローがゾンビになった!という1アイデアがこれだけ面白い作品になるという好例
-ゾンビ映画が好きな人にはおすすめしたい1作
**ホーリー・テラー
-大都会エンパイアシティのクライムファイター・フィクサー。彼の目の前でテロリストによる爆発事件が起こった・・・
-フランク・ミラーが「バットマンvsアルカイダ」を描こうとし、その内容故にオリジナルヒーロー作品として描かざるを得なかった1作
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*<小学館集英社プロダクション>
**ベスト・オブ・スパイダーマン
-スパイダーマンの名作エピソードを集めた1冊
-「スパイダーマンを集める少年」1作だけのためにでも買う価値あり
**X-MEN ウルヴァリン:オリジン
-X-MEN一の人気キャラ・ウルヴァリンの誕生からの過去を描いた作品。
-映画「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」の下敷きになった作品。
**ウエポンX
-バリー・ウィンザー・スミスによる、超人兵士計画に弄ばれていた頃のウルヴァリンの物語。
-全編通してひたすらハードボイルド。X-MENとして、というより一つの物語としておすすめできる。
**アイ・アム・アイアンマン
-映画「アイアンマン」のコミック化作品。補足的なエピソードも追加されている。
-映画の下敷きになったエピソードも収録。
**キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー
-死んだと思ったら生きていたキャプテン・アメリカの元相棒・バッキーの復活編
--キャップの歴史を振り返る内容ともなっている
-映画「キャプテン・アメリカ2」の原作となる模様なので、予習にも最適
**マイティ・ソー:アスガルドの伝説
-スタン・リー&ジャック・カービーのクラシックな作品に現代の彩色を施した作品
--アメコミ界の「キング」ジャック・カービーのパワフルな描線を堪能できる
-ソーというキャラクターを知るには最適な作品
**アベンジャーズ・プレリュード
-映画「アベンジャーズ」の前日譚
-ニック・フューリーというキャラについて深く知りたい人は是非
**X-MEN:ファーストクラス 明日への架け橋
-X-MENの最初の5人(サイクロップス、マーベルガール、エンジェル、ビースト、アイスマン)の活躍と青春模様を描いた作品
-青春学園ストーリーの側面も強く、明るい作品となっている
-映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」とはあまり関係がない
**X-MEN 1~17
-日本語版アメコミの記念碑的存在。コラム等で知識の補足もバッチリ。
-主に90年代の作品を中心に収録。10巻にはアンキャニィXメンの記念すべき第一号も収録。
-5巻~10巻までは1巻より前の話になり、回によっては絵がきついものもあるので注意
-「X-MENアンコール」という形で、1・2巻の合本と3・4巻の合本が発売されたことも
**ゴーストライダー 1~3
-二代目ゴーストライダー、ダニエル・ケッチが主役
-日本的な特撮ヒーロー感覚で読める作品
-3巻ではウルヴァリン、パニッシャーと組んでブラックハートと戦うという展開に
**マーヴルクロス 1~17
-毎号、3~4作品程度のマーヴェル作品を収録しているアンソロジー雑誌。
-解説が非常に豊富。マーヴェルコミックスの基礎知識を得るのにはうってつけ。
-読者コーナーや巻末記事なども、今改めて見てみるとけっこう楽しい
**X-MEN・エイジオブアポカリプス 1~3
-アポカリプスによって支配される暗黒の世界を舞台に、マグニートー率いるX-MENの激闘を描く。
-歴史改変前、後の設定の違いの妙など、通常のXシリーズを知っていれば知っているほど楽しめる。
-大クロスオーバーの全エピソードを網羅しており、電話帳のような厚さに驚かされること請け合い。
**オンスロート 1~4
-最強のミュータント・オンスロートとX-MEN、ファンタスティックフォー、アベンジャーズの戦いを描く大型クロスオーバー。
-小プロ版最大の山場だが、重要そうなエピソードの多くが収録されていないのが残念な所。
-たくさんのヒーローが登場するという点と、少年漫画的な燃えにあふれているのがおすすめ。
**ヒーローズリボーン 1~8
-別世界を舞台に、正史世界から消えていったヒーローたちの新生が描かれる。
-「オンスロート」からの続きだが、新規に物語を再構築しているので、前知識がなくても読むことができる。
--ただし、リボーン独自設定が多いので、このシリーズの設定は正史に当てはまらない。
-二名の作家によるシリーズだが、片方が途中で降板。まとまりを欠くシリーズに。
-売れ行きが悪かったため、後半のエピソードをすっ飛ばして、8巻ではいきなり最終エピソードを収録している。
--この最終エピソードがかなり面白い(ドゥーム大活躍)のが救いか。
**マーヴルズ
-アレックス・ロスの美麗アートとカート・ビュシークによるストーリーが絶品の一冊。
-カメラマンの目を通して、ゴールデンエイジ、シルバーエイジのマーヴェルユニバースのヒーローたち、そしてそれを取り巻く社会と人々を描く。
-アート、ストーリーともに高レベルである他、40~70年代のマーヴェルユニバースの主要エピソードの解説書としても読むことができる。オススメ。
**バットマン/パニッシャー
-バットマン(映画化8回)とパニッシャー(映画化3回)が共演する出版社を超えたクロスオーバー作
-現状、バットマンが一時引退状態だったころの2代目バットマン(アズラエルバットマン)が唯一読める邦訳作
-後半(マーベル版)の見開きでバットマンを殴るパニッシャーのシーンが異常にかっこいい
**スワンプシング
-植物の体になってしまった科学者が、元に戻る方法を探すホラーコミック
--という設定で始まった作品だったが・・・?
-アラン・ムーアがストーリーを担当。のっけから衝撃のどんでん返しを味わえる作品。
**スーパーマン/バットマン 1~3
-ジョン・バーンによるクライシス後のスーパーマンのオリジン「マンオブスティール」、フランク・ミラーによるバットマンのファーストエピソード「イヤーワン」を収録。
-どちらも名作かつ、基礎知識を必要としない作品なので、DC入門編として押さえておくのも良い。
-第3号にはフランク・ミラーとトッド・マクファーレンによる「バットマン・イヤーツー」の前編が収録されているが、売れ行き不振のため3号で打ち切られたため、後編の日本語版は存在しない…
--と思っていたら、ヴィレッジブックスから「イヤーワン&イヤーツー」という形で補完された
-ジャイブ版の「イヤーワン」よりも、こちらの1、2号を古本屋で手に入れる方が楽かつ安価だったりする。
-「マン・オブ・スティール」は、スーパーマンというキャラを知るために読んでおいたほうがいいかも
**バットマン:笑う男
-エド・ブルベイカーによる「イヤーワン」続編。バットマンとジョーカーの初対決を描く作品。
**キャットウーマン:ホエン・イン・ローマ
-ジェフ・ローブ&ティム・セールによる「ロング・ハロウィーン」外伝。
-ローマを舞台に、キャットウーマンの過去に迫る1作。
-読むとキャットウーマンに惚れる作品。
**バットマン:ダークナイト
-「ダークナイトリターンズ」「ダークナイトストライクスアゲイン」を合本にしたもの。
-一人の作家、同じキャラクターでここまでの振り幅がでるんだ、というのを1冊で味わえる
**バットマン:ダークナイト・リターンズ
-フランク・ミラーがバットマン最後の物語を描いた歴史的名作。
-その後のバットマンの流れを完全に定めた一作であり、それ故、これ以降のバットマン作品(映画版など)に先に触れた読者にはインパクトが薄れてしまう感があるが、物語の魅力は決して色褪せていない。
**キングダム・カム 完全版
-アレックス・ロスとマーク・ウェイドによる、DCユニバースのエルスワールド作品。
-ならず者のような新世代のヒーローたちが跳梁跋扈する未来世界を舞台に、超人はいかにあるべきかを問う。名作。
-登場キャラクターはゴールデンエイジのDCヒーローをリファインしているものが多く、マイナーキャラ盛りだくさん。DCキャラに関する基礎知識を得てからの方が深く楽しめるかもしれない。
--とはいえ、スーパーマンとバットマンくらいしか知らない方でも十分楽しめます
-変な日本描写などもあちこちに見られる(アレックス・ロスはアニメ好き)から探してみよう
**バットマン:キリング・ジョーク 完全版
-アラン・ムーアとブライアン・ボランドによる、ジョーカーの過去に迫った作品。
-JIVE版のように多くの作品を収録しているわけではない(併録はボランドの「罪なき市民」のみ)が、彩色のやり直しで現在でも見やすい絵になっているのに加え、JIVE版に比べて手に入れやすいのが魅力。
**バットマン:ラバーズ&マッドメン
-「キリング・ジョーク」とは別のジョーカーの過去に迫った作品。
-『ジョーカーの過去』に正解はない、ということを知ってもらいたいということでセレクト
**バットマン:アーカム・アサイラム 完全版
-グラント・モリソンとデイヴ・マッキーンによる、ペイントアートによるバットマン作品
-読みやすさという点では初心者向けとはいえないが、バートン版バットマン映画が好きな方にはおすすめできる内容
**ジョーカー
-街のチンピラ視点で見た、ゴッサムシティの悪党たちの姿
-こちらは「ダークナイト」版ジョーカーが好きな方におすすめしたい内容
**バットマン:マッドラブ
-アニメ版バットマンのコミック版だが、シンプルな線としっかりとしたストーリーで読ませる1冊
-小プロのアメコミ邦訳が一旦休止する直前の作品のため、手に入れにくいのが難点
--下記復刊作には同時収録の「ホリデースペシャル」が収録されていないので注意
--どうしてもバットガールの着換えシーンを見たい方はぜひこちらを
**バットマン:マッドラブ/ハーレイ&アイビー
-アニメ版バットマンコミック邦訳作をまとめたもの。
-アニメ版出身キャラであるハーレイ・クインの魅力を堪能できる1冊
-ブルース・ティムのディフォルメされていながら妙にエロい女性キャラも堪能できる
**スーパーマン:ピース・オン・アース/バットマン:ウォー・オン・クライム
-アレックス・ロスの美麗なアートが魅力の、絵本的な作品
-コスチュームを着た悪党でなく、現実的な問題(スーパーマン=飢えと貧困、バットマン=少年犯罪)と立ち向かうヒーローの物語
**DCスーパーヒーローズ
-上記の「スーパーマン:ピース・オン・アース/バットマン:ウォー・オン・クライム」と「JLA:リバティ・アンド・ジャスティス」に
「ワンダーウーマン:スピリット・オブ・トゥルース」「キャプテン・マーベル:パワー・オブ・ホープ」を新たに加えた作品
-現実的な問題へと立ち向かうヒーローたちを、アレックス・ロスのリアルなアートで描く作品集
**スーパーマン:レッド・サン
-赤ん坊のスーパーマンが乗ったロケットが墜落したのが、アメリカ・カンザスでなくソビエトの集団農場であったなら?のifストーリー
-歴史改変SFとしても良く出来た傑作コミックとして、SF好きの方に読んでほしい1冊
**グリーンランタン/グリーンアロー
-元祖「現実の社会問題に向き合うアメコミ」として知られる名作アメコミ
-超パワーを持ち宇宙を駆け巡るグリーンランタン、弓矢だけで街の悪党を狩るグリーンアローという
色以外に共通点のない二人のヒーローが、アメリカを旅する中で貧困や差別といったアメリカの問題と向き合っていく
**バットマン:ブラックアンドホワイト 1~2
-バットマンの白黒短編集。1には日本から大友克洋も参加
-短編集ということで、いろんな作風のバットマンを読むことができるのが魅力
**バットマン/ジャッジ・ドレッド
-映画化もされたイギリスコミックとのクロスオーバー。
-サイモン・ビズリーの暴力的なアートが魅力。
**バットマン/ヘルボーイ/スターマン
-表題作クロスオーバー以外にもマイク・ミニョーラの描いたバットマン作品を集めた作品集。
-バットマンが切り裂きジャック事件に立ち向かう「ゴッサム・バイ・ガスライト」収録。
-のちの「ヘルボーイ」にもつながるクトゥルー的な短編も収録
**ジャスティス・リーグ:誕生(The New 52!)
-一旦リセットされたDCユニバースでの、新たなジャスティス・リーグ誕生の物語
-世界がリセットされた直後であるため、キャラクターの設定も新しくなっている
-ジム・リーのアートも魅力的で、初めてアメコミに触れる方にも読みやすい1冊
**バットマン:梟の法廷(The New 52!)
-リセットされ(て作中で数年たっ)た世界を舞台にした、新たなバットマンの物語
-ゴッサムの闇に潜む秘密結社「梟の法廷」とバットマンの戦いを描く
**ヘルボーイ壱
-「破滅の種子」「魔神覚醒」をまとめた合本
**ヘルボーイ:破滅の種子
-長編第一弾。
-邪神復活を企むラスプーチンの野望にヘルボーイが挑む。
-ナチス残党、ラスプーチン、クトゥルーといった単語に反応した方はぜひ。
**ヘルボーイ:魔神覚醒
-長編第二弾。
-「破滅の種子」の続編。
**ヘルボーイ弐
-「チェインドコフィン」「滅びの右手」をまとめた合本
**ヘルボーイ:チェインドコフィン(縛られた棺)
-短編集。
-ヘルボーイ出生の秘密があきらかに
**ヘルボーイ・滅びの右手
-短編集。
-ヘルボーイの右手の秘密があきらかに。日本を舞台にした短編も。
--少年時代のヘルボーイがパンケーキを食べるだけの作品も。
**ウォッチメン
-アラン・ムーアの代表作にして、アメリカンコミックスの最高傑作。
-とにかく、読んでおいた方がいい。
-超人の誕生によりまったく別の歴史をたどったアメリカで起こった、元ヒーロー殺人事件を追うヒーローの物語。
-小学館集英社プロダクション版は現在でも重版されており、手に入りやすい
-映画版は大筋で忠実ではあるが、後半でけっこうな差が出るので見比べてみるのもおすすめ
**V・フォー・ヴェンデッタ
-アラン・ムーア原作。ファシストに支配されたイギリスを転覆させようとする謎の男・Vとは・・・?
-映画化もされた作品だが、けっこう差異があるので見比べるのもおすすめ。
-ニュースをにぎわす「ガイ・フォークスの仮面」はだいたいこれがネタ元だと思う
**キックアス
-映画化作品。ヒーローにあこがれ、通販で買ったコスチュームを着たヒーローオタクの運命は・・・?
-映画版に比べてもバイオレンス描写は多め。
**300
-映画化もされたフランク・ミラーによるギリシア史劇。
-紀元前480年、ペルシア軍100万に立ち向かう300人のスパルタ軍の戦いを描く
**WE3(ウィースリ―)
-わんちゃん・ねこちゃん・うさちゃんの3びきのどうぶつがたびをするはーとふるこみっく
-・・・グラント・モリソン原作のハードなSF作品。あらゆる意味で「痛い」作品。
**ヒストリー・オブ・バイオレンス
-映画化もされたアクションサスペンス。
-強盗を撃退したダイナー店主の過去とは・・・?
--映画との差異はエロなし・グロ多め。
**ビクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvsゾンビ
-ビクトリア朝のイギリスを襲うゾンビの大群と、それを操るモリアーティー教授、迎え撃つは名探偵ホームズ!
-シャーロキアンな翻訳者によって翻訳された、シャーロキアンにもゾンビ好きにもおすすめの1冊
**アンブレラ・アカデミー ~組曲「黙示録」~
-人気バンド「マイ・ケミカル・ロマンス」メンバーが原作を担当。アイズナー賞受賞作。
--芸能人原作ということで色眼鏡で見られがちだが、それをとっぱらってもしっかりと読める作品
-超能力を持って生まれた少年たちのその後は・・・
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*<ジャイブ>
**DCVSマーヴル
-96年に行われた、2大コミック出版社による大クロスオーバー。大量のキャラが出てくるので、「こいつはどんなキャラなんだろう」という取っ掛かりになるかも。
-最強キャラ・ブラザーズの存在が変に有名。
**バットマン:キリングジョーク アラン・ムーア DCユニバース・ストーリーズ
-アラン・ムーアによるDCユニバースの作品を多数収録。
-歴史的な名作から軽いタッチの短編まで、様々な作品を読むことが出来る。外れなし。
-特に「キリングジョーク」は「ダークナイト」でジョーカーに興味を持った人にもおすすめ。
**バットマン:HUSH 1~2
-ジム・リーによるバットマン。
-バットファミリーVS新ヴィラン・HUSH
-バットファミリー総出演作で日本人受けするジム・リーのアートというとっかかりのいい作品だが、現在入手難
**バットマン:テールズ・オブ・デーモン
-70年代のニール・アダムス作品を読むことが出来る、結構チャレンジングな一冊。
-いかにも「アメコミ」って絵の作品を読みたい、という人におすすめ。
-表紙こそダークな印象だが、中身は結構明快。
-「ダークナイトライジング」を見て「ラーズ・アル・グールって誰だっけ?」という人におすすめ。
**バットマン:イヤーワン
-小学館プロダクションから出たものとはカラーなどが違う。原書TPBのオマケページも収録。
-バットマンのデビュー当時を描いた話であり、「バットマン ビギンズ」の下敷きになった話
**バットマン:ハーレイ&アイビー
-ブルース・ティムによるアニメ版バットマンのコミック。
-悪女コンビが大活躍する、セクシーでコミカルな作品。
**JLA・リバティ&ジャスティス
-ポール・ディニとアレックス・ロスによるジャスティスリーグ。
-ヒーローたちの誕生秘話と簡単な設定が語られる「シークレットオリジンズ」も収録されており、DC初心者にもおすすめできる。
**アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ
-「マーヴルズ」のカート・ビュシークによるオリジナルヒーローたちとそれを取り巻く街や人々が描かれるシリーズ。
-珠玉の短編集。
**アストロシティ:コンフェッション
-サイドキックの成長物語が描かれる長編。
-「現代最高のコミックブック。以上」
-「TIGER&BUNNY」の世界観に惹かれる人にはぜひ読んでほしい作品
**リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン
-原作アラン・ムーア。主に英文学の冒険小説のキャラクターたちが入り乱れるアダルトな冒険譚。
-一般向けアトラクションな映画版とはまるで別物なので注意。
-全体的に凝った作りになっており、特に巻末の注釈は圧巻。
**続リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン
-上の続編。ウエルズ「宇宙戦争」をメインに、怪人同盟と火星人の戦いを描く。
-有名動物キャラ改造・虐殺、ベッドシーン、ホモレイプなど、前作以上にアナーキーな内容となっている。
**シンシティ:ハード・グッドバイ
-フランク・ミラーの非ヒーローものの代表作。
-映画版(ミッキー・ローク主役のエピソード)とほぼ同じ内容なので、気に入った人は読んでみるといい。
**シンシティ:ビッグ・ファット・キル
-こちらは映画版のベニチオ・デル・トロとデヴォン青木が出たエピソードの原作。
**ヘルボーイ・妖蛆召喚
-第一部完結。
-ミニョーラの描くスタイリッシュな蛆虫が見所。宇宙人もでるよ。
**ヘルボーイ・人外魔境
-第二部開始
-短編に近いノリだが、オグドル・ヤハド誕生の秘密などが明らかになる。
**ヘルボーイ・プラハの吸血鬼
-短編集
-ミニョーラ以外のアーティストによる作品が初収録。
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*<メディアワークス>
**スポーン 1~27
-おなじみ、日本におけるアメコミ&アメトイ普及の立役者。
-なんだかんだで第1話から始まるので前知識が必要ない上、かなりの量を読むことができるのはポイント高い。
-残酷描写が多いので、その点苦手な人は注意。
-古本屋数軒回るとけっこうな冊数が揃うという入手の簡単さも魅力か。
**カースオブスポーン 1~6
-本編以上にハードで殺伐とした短編集。
-史上稀な「シリーズ全編翻訳されたアメコミ」。まぁ、ミニシリーズだからなのだが。
**スポーン ブラッドフュード
-アラン・ムーアによるスポーンの番外編。殺伐としたバトルが延々続く。
-スポーンのコスチュームである寄生体にスポットを当てた作品。
**バイオレーター
-アラン・ムーアによるブラックジョーク満載の一冊。
**アンジェラ
-ニール・ゲイマンによるスポーンの番外編。
-本編と密接な関係があったり、天界側の設定もわかるので本編と併せて読んでおくといい
--のちに大人の事情でいろいろ大変なことになったりもしたのだけれど
**スポーン/バットマン
-フランク・ミラーによるバイオレンス特盛りな1冊。
-「ダークナイト・リターンズ」等のミラー作品バットマンと併せてどうぞ。
-併録作は映画版スポーンのコミック化。
**バットマン/スポーン
-併録されているバットマンの解説は結構ためになる。
-本編はよくも悪くも普通のヒーローコミック。
--バットマンとスポーンが仲良く協力して魔物と戦う、という「スポーン/バットマン」を読んだ後読むと目が点になるレベル
**ワイルドキャッツ 1~12
-ジム・リーのオリジナル作品。
-後半、アラン・ムーアが参加してからのどんでん返しが魅力。読むならまとめて最後まで。
--といってもその後半になると部数思いっきり絞られたらしく入手難に
**ワイルドキャッツ/X-MEN
-ワイルドキャッツとX-MENのクロスオーバー。
-過去・現在・未来での両チームメンバーの邂逅が描かれる。
**GEN13 1~10
-ジム・リーのオリジナル作品。特殊機関が超能力者を集めてチームを結成するという王道モノ。
-セクシーなヒロインが話題を集めた。「かわいい女の子が出てくるアメコミが読みたい」方におすすめ。
**ウィッチブレイド 1~4
-日本オリジナルのアニメ版も作られた作品。
-このころになるとさしものスポーンブームの風も薄れ、哀れ4巻で打ち切りになっている。
-故マイケル・ターナーの描く露出度の高すぎる女性キャラが最大の魅力。
**ウォッチメン
-アラン・ムーアの代表作にして、アメリカンコミックスの最高傑作。
-硬い内容で、読み解くのに時間が掛かる作品だが、不朽の名作として名高い一冊。
-現在発売中の小学館集英社プロダクション版に比べ、メディアワークス版は解説などが豊富。
--小学館集英社プロダクション版は特設サイトで解説を補完している
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*<新潮社>
**アルティメットX-MEN 1~11
-本編とは完全に別世界の現代風リメイク「アルティメット」。よって、深い知識が無くても入りやすい。
-世界観はハードになっており、人によっては嫌悪感を催すような描写も。
-キャラ性格や言動も本編と違っていたり、正史世界と設定が大きく異なる点も多いので、正史と混同しないよう、注意。
-キリのいい所(第33話)で邦訳は終わっているが、続きは原書で読むしかない。
**アルティメットスパイダーマン 1~11
-本編とは完全に別世界の現代風リメイク「アルティメット」。よって、深い知識が無くても入りやすい。
-丁寧な導入で初心者にも優しい。原作の第一話11ページを180ページまで膨らませたことは有名。
-キャラ性格や言動も本編と違っていたり、正史世界と設定が大きく異なる点も多いので、正史と混同しないよう、注意。
-ベノムとの対決(第39話)で邦訳は終わっているので、続きは原書で読むしかない。
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*<インターブックス>
**サンドマン 1~5
-「幻想的」と言うべきか。鋭いアートと衝撃的な展開が特徴。中には文学賞を受賞したエピソードも。
-翻訳もキリの良い所で終っている。(全10章のうちの3章で邦訳が止まっているからだけれども)
-ヒーローコミックではないが、「こんな作品もあったのか」と視野が広がる事請け合い。
--一応ヒーローたちも登場するが、基本的に脇役である
**デス
-上記サンドマンの姉妹編。こちらも一冊で綺麗に纏まっていて読みやすい。
-さえない少年が自称死神の美少女と過ごす1日の話、と書くと日本のマンガやラノベっぽく感じるが、そういう作品好きの方にもお勧め
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*<ビクターブックス>
**バットマンVSプレデター
-ディブ・ギボンズ、アンディ&アダム・キューバートと豪華ライター、アーティストによる作品。
-ストーリーがほぼ「プレデター2」と同じなのも面白い
**シン・シティ 罪深き街
-ジャイブから刊行されているハードグッドバイとほぼ同じなので、手に入りにくくプレミアがついているこちらを無理して手に入れることはない。
**ハードボイルド
-フランク・ミラー、ジェフ・ダロウによる近未来アクション。
-ジェフ・ダロウの細かすぎる描き込みが魅力
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*<その他>
**ウォーキング・デッド 1~3
-飛鳥新社刊。人気海外ドラマの原作。
-ゾンビが支配するアメリカを安住の地を求めてさまよう生存者たちの物語。
**フロム・ヘル 上・下
-みすず書房刊。アラン・ムーア原作。
-切り裂きジャック事件を題材とした、病的なほどに豊富な資料に基づく血まみれの幻想SFミステリー大作と呼ぶべき作品。
-ジョニー・デップ主演で映画化もされているがまったくの別物。
-邦訳コミックでありながらさまざまな書評などでも紹介された、ある意味出版されたことが事件ともいえる作品。
**バットマンオリジナルコミックス日本語版(Batman: The Greatest Stories Ever Told)
-近代映画社刊。300ページ超で1800円。おまけに未だに在庫ありという色々な意味ですごい一冊。
-40~80年代までの作品を収録しているが、映画版のようなダークな雰囲気の作品を望み過ぎない方がいい。
-バットマンに関する知識が増えれば増えるほど、面白く読める。
**光文社マーベルシリーズ
-70年代末に刊行された単行本サイズ・モノクロの翻訳シリーズ
-スパイダーマン、ファンタスティック・フォー、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ミスマーベルが邦訳される
-スパイダーマンのグエンの死、ファンタスティック・フォーのギャラクタス襲来など重要エピソードが収録されている
-入手は厳しいが手に入るならぜひ読んでほしいシリーズ
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*【原書編】
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*<MARVEL>
**MARVEL ADVENTURES シリーズ
-子供向けにアレンジされたリファイン作品群。鮮やかな色彩のアートが多く、展開ともども明るい印象。
-原作の物語に沿った展開だが、独自の世界が舞台。深く設定を追わず軽い気持ちで楽しめる。
-一回り小さな版だが、価格もアマゾンでTPB一冊1000円弱とお手頃。
**Ultimate Spider-Man シリーズ
-序盤は邦訳本が出ているため、すんなりと入っていける。ちなみにライターはいまだに変わっていない。アーティストは110話まで変わらない。
-「現在、連載しているもっとも面白いスパイダーマンコミック」とはWIZARD誌の書評。
**Astonishing X-MEN シリーズ
-三誌あるX-MEN現行シリーズの内の一誌。
-ウルヴァリン、サイクロプス、エマ、ビーストなど割とおなじみのメンバー構成。刊行が遅く他誌とも絡まないので初心者にも安心。
-TPBで1~4までが同作家チームによるストーリー。5からはウォレン・エリスらによる新体制。
**The Invincible Iron Man The Five Nightmares
-最新誌最初のエピソード、Vol.4のエクストリミス同様比較的初心者に向いているとのこと
**Nextwave Agents of H.a.t.e.
-ウォレン・エリスによる12話のミニシリーズ。
-マシンマンやエルザ・ブラッドストーンなどC級ヒーローによるチーム物。エリスらしくヒーローを皮肉った話が多い。
-基本2話完結で、1話あたりの密度が薄くアクション多目の展開なのでさくさく読める。
**Thunderbolts 110-121
-ウォレン・エリスによる新生サンダーボルツ。キチガイだらけのヴィランヒーローチーム
-「シビルウォー」後の新展開で、ストーリーにキャラクター紹介が盛り込まれているのであまり予備知識を必要としない。
-デオダトーのアートも素晴らしい。
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*<DC>
**Green lantern(Vol.4) シリーズ
-ジェフ・ジョーンズによる現行のグリーンランタン誌。
-リバースでヒーローに戻ったハルを主人公に据えた新シリーズ。
-状況説明などもストーリーに組み込まれているので、ここからDCに入門するのもあり。
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*<DARKHORSE>
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-Hellboy 3: The Chained Coffin and Others
-ヘルボーイの短編シリーズ。民話を元にした珠玉の短編集。
-クトゥルー神話のようなコズミックホラー全開の長編よりはとっつきやすいのでは。
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*【解説書籍】
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**スーパーゴッズ アメリカン・コミックスの超神たち
-著:[[グラント・モリソン>クリエイター:グラント・モリソン]] 訳:中沢俊介
-アメコミ界の鬼才、グラント・モリソンが独自の視点から語るアメコミ論
-アメコミ史を俯瞰しつつ、その変遷をたどることができる1冊。
**THE HERO アメリカン・コミック史
-著:ローレンス・マズロン、マイケル・キャンター 訳:越智道雄
-コミック・ストリップ(新聞漫画)の時代からのアメリカンコミック史をヒーローもの中心に俯瞰する内容
-図版も豊富に入っており、アメコミ史の教科書的に読める1冊
**戦争はいかに「マンガ」を変えるか-アメリカンコミックスの変貌
-著:小田切博 NTT出版から2007年刊行
-「911」以降のアメリカコミック界(ヒーロー物以外も含めて)の変化を紹介した評論本
-アメリカのコミック界を理解する上での基礎知識が充実しているので、入門書としてもおすすめ
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