概要
サームプリアとは
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元々FLが別ゲー用に考えてるサンプル背景世界なんですが、自身ゲームごとに切り替えるのが下手で、他の背景世界のゲームでもこの世界を基準にいろんな要素を切り貼りして合わせこむ、みたいな運用をしてしまっています。
それだったらいっそ、って事でサームプリアを舞台にしちまえ！って事で、今回はそういう背景世界でやらせてもらえればと考えています。
ちなみにサームプリアの名前の由来は｢サンプル｣から。
雰囲気自体は(ソードワールド民なもんで)旧ソードワールドの｢フォーセリア｣に近い感じ。
これに以下をコンセプトにあれこれ調整しているつもりです。
- 沢山の設定をいちいち個別に覚えなくて済むように、｢普通に考えたらこう｣｢史実に準えたらこう｣だろうで回せるよう、現実モチーフの箇所を増やす。
- 細かい部分を膨らませやすいように、｢ググればイメージが分かる｣よう、史実モチーフの箇所を増やす。
- 目的が｢シナリオや設定が作りやすい｣ようにする事である事を念頭に、｢史実をなぞる｣事が目的にならないよう注意する。
解説は基本冒険の舞台である｢西方｣の賢者達の見識、という事で書いています。
が、これは｢ＰＬが色々設定を考える上で、とりあえずの"正解"が必要だから｣ていう考えによるものです。
多くの者は｢そこまで知らない｣でしょうし、場合によっては賢者たちの認識が間違っている場合もあるでしょう。
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結局なにを覚えればいいのさ
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ざっくり↓みたいなワールドであると覚えて貰えれば十分だと思います。
- 全体としては｢日本人が思う(ちょっと古臭い)中世ヨーロッパ｣ファンタジーの雰囲気。プレートアーマーはあるが火薬は未発達。
- 神々が創ったけど戦争で壊れかけて神々は天から見守る事にした。その後いつもの魔法帝国が勃興して酷い事した。それが滅んではや500年。
- 世界は全部マナで出来ている。自然現象なんかも全てマナ。精霊は物理法則なんかを司るシステム｢精霊力｣の機能の一つ。
- あんまりマジックリッチではない。ただちょっとした魔法を我々の感覚で言う｢ライフハック｣レベルで無意識に使ってるのは珍しくない。
- ＰＣ達はアウトローの世界で活動する(活動できる)存在。
加えて、各プレイヤーはやりたい事に応じてこのへん拾い読みしておいてもらえるとより楽しめると思います。
- 各人、[住人たち/人間種族]で自分が遊ぶ種族を読んでおけば十分です。
- クレリックとか｢この世の(文系の)理に詳しいキャラ｣をやる人は、[世界観]の創世神話、[住人たち/神格]の神格も見ておくといいかもです。
- ウィザードとか｢この世の(理系の)理に詳しいキャラ｣をやる人は、[世界観]のマナと精霊と魔法と呪いを見ておくといいかもです。
- ローグとか｢世間の機微に詳しいキャラ｣をやる人は、[サームプリアの社会]を見ておくといいかもです。
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サームプリアの地理
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世界地図は用意しない予定ですが、どこに何があるかを大まかにイメージできるように｢現実の地球に似た感じ｣で考えています。
巨大な大陸があって、西の最果てにはヨーロッパみたいな文化圏があり、真ん中には大平原があって最強の遊牧民が暮らし、
東には巨大帝国があって、その向こうには日本みたいな島国があります。
メインの舞台は、ヨーロッパをイメージした｢西方｣のどこかになると思います。
…が、正直調べたりとかはしてないので、あんまりちゃんとしたものを期待しているときっとがっかりします。
個別のより詳細は後述します。
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運用指針
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本ワールドでは色々と理屈や設定を用意してありますが、その全てを把握して運用する必要はありません。
それぞれの設定は、以下のような指針の下で扱われます。
- 指針1：決まっている設定は原則、周知され、その通りに扱われる
- 設定の多くは、ＰＬ達がゲーム世界を歩く上での｢常識｣｢既知の事実｣です。
- 設定は公開され、その通りに運用されます。
- これが曖昧だったり、話の都合やＧＭの気分でころころ変わっていたら、各ＰＬが設定を考えたり、得た情報から｢これってこう言う事では｣と類推したりする事が出来ず、あらゆる場面で全ての事柄を｢ＧＭに尋ね｣ないと何一つ判断できなくなってしまうためです。
- 指針2：設定と違う設定で運用しちゃったら、原則｢ゲーム内で出て来た設定｣が正しい
- 忘れてた、知らなかった、その場のノリでつい、等々の理由で、実際の設定と矛盾する運用をしてしまう事はあると思います。
- 設定順守がゲームの目的じゃありませんので、そんな時は、実際に出て来た事柄の方が正しい、で良いです。
- 一方で｢あっやべっそれだと困る！｣て気づく事もあるでしょうから、そんな時はうまい事理屈をつけて辻褄合わせるなり、元の設定が正しいと裁定するなりして、しっかり周知しましょう。
- ｢なんか奇跡的な例外が起きた｣事にして、｢あんま触れない事にする｣のも良いと思います。
- 実際にゲーム内で起こってしまった事柄に関しては｢なかった｣とか｢やり直し｣とかしない方がいいです。
- 指針3：決まっていない設定は、自由に考えて良い
- 本設定は大量ですが、それでも決まっていな部分は多々あります。
- 細かい世界地図や、諸勢力の配置、権力者の名前や性格、ＰＣの故郷の文化風習や食べ物など、そうした｢未設定な部分｣は、シナリオの都合や、ＰＣの背景設定に合わせて自由に設定して構いません。
- これは基本的に言ったもん勝ちで良いと思います。
- ただ一点、こうした枠組みは｢変わった設定大喜利｣になってしまい、ゲーム自体の趣旨から外れてしまう危険があります。
- なので、ゲームに影響を及ぼす場合には、最終的にＧＭの承認を経る必要がある、としておきます。
- 指針4：決まっている設定についても、周知の元変更してよい
- 設定内で明確に決まっている事柄も、キャンペーンの都合等により変更するのは構わないと思います。
- これはざっと思いつく限り、｢常識から違う｣事にするか、｢事の真相が違う｣事にするかのどちらかになると思います。
- 例えば冒険の舞台をよりマジックリッチにして、人々は高度な魔法技術により快適な生活を営んでいる。
- 例えば存在する数多のモンスター達が全て、強大な一体の｢魔王｣から生まれていてこれを滅ぼす事がキャンペーンのモチベーションとなる。
- 理由付けや設定は色々でしょうが、いずれの場合も自由に設定を変更し、そうしたら、あらかじめ、あるいは可能な限り早い段階で周知するようにして下さい。
- 指針5：一部の設定は｢あるが掘り下げて描写しない｣事を推奨する
- 本設定は、冒険の舞台をより魅力的にしたり、ＰＣ達の決断を容易にしたり、より価値あるものにしたりするために用意されています。
- ですが、衛生や道徳など、｢そこの住人からすれば常識として受け入れられる｣が、｢遊ぶ人間には受け入れがたい｣ような部分もあります。
- そのような設定に関しては、｢確かに存在する｣けど、｢あまり触れずさらっと流す｣ぐらいの運用をお勧めします。
- そうした事柄は、みだりに｢改善｣してしまうと背景世界が分かりにくくなったり、他の部分に矛盾が生じたり、あるいはＰＣ達の冒険が茶番になってしまう危険があります。
- 一方で、だからと言ってあまり前面に出すと｢ついて行けない｣と思われ、却って没入感を阻害する危険もあるからです。
- 指針6：｢例外｣はＰＣのために取ってある
- 本設定は｢原則だけ押さえたら後は類推できる｣事を目指し、極力｢平易｣に作ってあります。何故なら、その方が｢いちいち覚える事｣を減らせるからです。
- が、本ゲームは｢それ｣が目指すものではありません。
- 世の中は｢例外｣に満ちています。あまりに｢平易さ｣｢自然さ｣を拘っていては、却ってそれらから遠ざかってしまうでしょう。
- キャンペーンの柱となる事件は｢異常事態｣そのものでしょうし、ＰＣ達の背景は｢数奇な運命｣に彩られたものでしょう。
- サームプリアの基本設定が｢異常事態｣のオンパレードで、居並ぶ有名ＮＰＣがいちいち｢数奇な運命｣を抱えていたら、
- ＧＭが考え出した英雄譚や、ヒーローであるＰＣ達の特殊性も埋もれてしまうでしょう。
- そうなっていないのは、遊ぶ人間の考えた物語や設定をより輝くものにするためです。
- ｢例外｣は皆さんの領域です。サームプリアの設定が平坦で平凡であっても、臆せず色々な設定を考えて遊んでください！
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ＰＣ達の立場や、期待される振る舞い等に関してです。
踏まえておいた方が遊びやすいでしょうが、当然、変化をつけたり敢えて外したりするのはアリだと思います。
世界がどのように成り立っているか、あるいはこの世界の住人達が｢世界はこのように成り立っている｣と考えているかの解説です。
サームプリアの社会です。
基本的に、主に｢アイテムリスト｣を見て、それ相応である、と定義しておくのが良いと考えています。
ＰＣとしてプレイできる種族の紹介です。
サームプリアの創世を行った神々です。
サームプリアに住まう数多のモンスター達を、ワールド設定と合わせてざっくり解説しています。
サームプリアの地理あるいは地学的な情報です。
実際に遊ぶための情報を盛り込んだ、完成したゲームステージ設定です。
※命名してからリンク張る事！
最終更新：2023年12月29日 01:43
