クロケットの四行詩

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「クロケットの四行詩」で検索した結果

検索 :
  • クロケットの四行詩
    ...出版された。 クロケットの四行詩を解釈した文献  これらの文献は、飛鳥昭雄が本物だった場合と断り書きしているのを除けば、本物(もしくはその可能性が高い)と断言するか、本物であることを当然の前提とした上で解釈している。 五島勉 『ノストラダムスの大予言・中東編』祥伝社、1990年 五島勉 『ノストラダムスの大予言・残された希望編』祥伝社、1992年 徐錦泉 『アノーの水平線』角川書店、1992年 南山宏監修 『1999年,ほんとうに人類は滅亡するのか!?』学習研究社、1993年 安田一悟 『白い女王の箱』たま出版、1996年 飛鳥昭雄 『アスカ・ファイルIV』アスキー/アスペクト、1998年 歴史予言検証会 『2012年地球崩壊の驚愕大予言』日本文芸社、2008年 南山宏監修 『恐怖の大予言ミステリー99』双葉社、2010年 並木伸一郎 『人類への警告!!― 最期の審判は2...
  • 世界ミステリー事件ファイル すべては捏造だった!
    ...ラダムスの予言絵画とクロケットの四行詩が登場しているが、掘り下げが浅い。予言絵画については、本物であることを当然の前提にしたうえで「現代人は何かと深読みしすぎなのかも」と述べているが、前提が誤っている。懐疑論的にアプローチするならば、教皇図との比較は必須であり、本物かどうか自体がまず問われなければならないだろう。  クロケットの四行詩にいたっては、その書名を『ノストラダムスの出版されなかった四行詞』とするなど、基本情報から誤っている。ちなみに、その誤った書名は、当「大事典」のクロケットの四行詩の記事に書いてあったことを読み間違えた結果だろう。実際、そこで引用されているクロケットの詩の訳文は、当「大事典」で掲載している訳文の無断転載である(句読点の位置なども含めて完全に一致)。  また、その四行詩を「噂にすらならなかったクロケットの四行詞」として紹介しているが、これも疑...
  • 絶望の大予言ミステリー
    ...文中で引用されているクロケットの四行詩6篇のうち、3篇は当「大事典」の訳文の無断転載(句読点の位置も含めて完全一致)である。特に、そのうち1篇は「暗黒予言」7番(クロケットの四行詩参照)で、これは南山の訳書のみならず、当「大事典」のコンテンツ以外では日本語で一切示されたことはなかったものなので、当該箇所の執筆担当者が当「大事典」を参照したことは明らかである。  当然、そこに示された懐疑的な指摘の数々も見ているはずだが、そうした情報は一切なく、「暗黒予言」7番にしても「まるで今日の酸性雨をはじめとする環境問題を表すような詩もある」(*1)などと、本物扱いして解釈している。  調査不足などによって懐疑的な見解があることを知らないというのならまだしも、当「大事典」を見ているのなら、クロケットの四行詩がフランスの地元メディアから疑問視されたり、まともな研究者から酷評されたとい...
  • 衝撃の未来予言 - 2013年地球を揺るがす七大危機
    ...予言」 は例によってクロケットの四行詩とノストラダムスの予言絵画である。  前者については「ふたつめの千年紀」(当『大事典』の訳では 「二の千年紀」) という、かつて西暦2000年と解釈され、実際アーサー・クロケットはそういう意図で作成したであろうフレーズを強引に 「西暦2000年“代”」 と読み替えることで期限を先送りした一方、2012年を指すと解釈されていた 「二十たす二かける六」 の詩にはいっさい触れていない。 コメント  日本のオカルト業界は、粗悪な偽作でしかないクロケットの四行詩とノストラダムスの予言絵画を、性懲りもなく「新発見」といって使い回し続ける傾向があった。  これもその一例である。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • L'histoire prodigieuse Les Propheties Inedites de Nostradamus
    ...別紙の「暗黒予言」(クロケットの四行詩参照)の翻訳である。 コメント  すべての詩篇はクロケットの英訳から転訳されているようである。そのため、クロケットが紹介した新予言と称する詩篇もすべてフランス語で書かれているが、韻律などはまったく整えられておらず、四行詩になっていないものさえいくつかある。  驚くべきことに、以前から知られていたノストラダムスの予言詩までもがクロケットの英訳から再訳されており、本来のフランス語原文から乖離した表現も多く見られる。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • Historia niezwykła Niepublikowane przepowiednie Nostradamusa
    ...から見付かったというクロケットの四行詩が粗悪な偽作だということは、書誌や伝記、四行詩のスタイルなどについて一定以上の知識があれば容易に理解できることであろう。  ましてやこのポーランド語訳版が出た1994年からさかのぼること4年前には、ロベール・ブナズラがその記念碑的書誌において、クロケットの著書のフランス語版を酷評していたのである。  にもかかわらず、わざわざフランス語版からの訳として、このようなポーランド語訳が行われていたことは驚くほかない。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • エゼキエル預言書の解読
    ...「白い箱の女王」(→クロケットの四行詩)や二つの顔を持つ護符などを信じて解釈している。  特に、偽物であることが明らかなクロケットの四行詩を本物と見なして解釈に組み込んでいる(=偽物を組み込まないと成立しない関連付けである)事実は、彼の導いた関連付けが、恣意的な解釈の結果に過ぎないことを示している。  また、様々な本にある訳を使って特定の版に偏らないようにしたとも述べているが、自分の採用した訳が、文法・語法上正しいのかどうかを全く検討していないため、単に自説に都合の良い訳を取捨選択しているだけという印象がぬぐえない。 書誌 書名 エゼキエル預言書の解読 副題 『聖書』を読む鍵は『諸世紀』にあった 著者 當間健一 版元 たま出版 出版日 1997年5月15日 注記 外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire) Titr...
  • 新発掘 ノストラダムス最後の封印予言
    ...ロベール・ブナズラがクロケットの四行詩は取るに足らない偽作であると指摘していたことと比べるなら、海外の諸研究との差は歴然というべきだろう。 書誌 書名 新発掘 ノストラダムス最後の封印予言 著者 アーサー・クロケット 訳者 南山宏 版元 廣済堂出版 出版日 1998年3月20日 注記 外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire) Titre Shinhakkutsu Nosutoradamusu saigo no fûin yogen (trad. / Les dernières Prophéties scellées de Nostradamus, nouvellement mises en lumière.) Auteur Arthur CROCKETT Traducteur MINAMIYAMA Hiroshi Publ...
  • ノストラダムスの極秘大予言
    ...る偽作であることは「クロケットの四行詩」参照。  なお、巻末で訳者の南山宏が、詩百篇第11巻、第12巻の断片は、文体などの鑑定結果からノストラダムス本人の作と認められていると述べているが、事実ではない。 再版  初版は大陸書房から新書版で出された。1992年に同じ名前で文庫化され、1998年には『新発掘 ノストラダムス最後の封印予言』と改題されて廣済堂出版から文庫版が出された。 【画像】 当初の文庫版のカバー 【画像】 改題文庫版のカバー 書誌 書名 ノストラダムスの極秘大予言 著者 アーサー・クロケット 訳者 南山宏 版元 大陸書房 出版日 1991年2月14日(新書)/1992年7月17日(文庫) 注記 外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire) Titre Nostradam...
  • アーサー・クロケット
     アーサー・クロケット(Arthur Crockett)は、アメリカの作家。ノストラダムス、ファティマの聖母、キリスト教系の予言に関する著作がある。 【画像】クロケットの守護天使に関する著書 ノストラダムス関連  クロケットはその著書『ノストラダムスの未刊の予言集』(1983年?)において、新発見の詩百篇第12巻と称する四行詩を発表した。  この本は1991年と2001年に改訂版が出版されている。  また、フランス語訳版など、複数の外国語訳版が存在する。  この本は日本では 寺島研次訳「ノストラダムスの暗黒大予言」(『ワンダーライフ』第11号、小学館、1990年) で抄訳されたのが最初の紹介であった。その後、南山宏の訳によって、ファティマの聖母に関する著書の訳も併録した 『ノストラダムスの極秘大予言』(大陸書房、1991年) が出版された。 ...
  • 並木伸一郎
    ...野への配慮は後退し、クロケットの四行詩やノストラダムスの予言絵画も本物扱いしている。そのスタンスは、2013年になって刊行した 『衝撃の未来予言 - 2013年地球を揺るがす七大危機』 でも同じである。 【画像】『人類への警告!!―最期の審判は2012年からはじまる』 【画像】 『衝撃の未来予言 - 2013年地球を揺るがす七大危機』 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • Nostradamus' Unpublished Prophecies
    ...言わずもがなである(クロケットの四行詩参照)。  ほかにもアンリ3世の死を予言した「三行詩」なるものを持ち出しているが(*2)、それは予兆詩第63番を改変したものに過ぎず、事件の35年前(つまり1554年)に発表されたというのも嘘である。 出版年と出版地  五島勉は『ノストラダムスの大予言・中東編』において、クロケットのこの本が1989年にニューヨークの小さな出版社から出されたと主張していたが、インナーライト出版はニューブランズウィック(ニュージャージー州)の出版社で、出版年、出版地とも間違っている。  ただ、ロベール・ブナズラはこの本が1981年にニューヨークのグローバル・コミュニケーションズ社から出版されたと述べているので、大元の本がニューヨークで出された可能性はある(これは後述のフランス語訳版に基づくと思われるが、当「大事典」では未確認)。どちらにせよ、「新発見予言...
  • 詩百篇第12巻
    ...う。それについては、クロケットの四行詩を参照のこと。 翻訳 詩番号にリンクが貼ってあるものは、別ページに解説を用意してある。リンク先の各詩の底本は1594JFである。 4 火、炎、饑〔ひだる〕さ、酷い剥ぎ取り、白煙が 果てさせ、激しく破壊させ、信を刈り取らせるだろう。 歯を持って生まれた息子。プロヴァンス全域が食べ尽くされる。 王国から逐われる。逆上して血を吐く。 24 ギュイエンヌから来た大いなる救援は、 ポワチエのすぐそばに駐留するだろう。 リヨンはモンリュエルとヴィエンヌにより引き渡され、 そして職人たちは至るところで略奪される。 36 粗暴な襲撃がキプロスで準備される。 汝の破滅が近く、目には涙。 ビュザンティオンの艦隊とモール人の艦隊、非常に大きな損失。 二つの異なるもの。岩による大規模な荒廃。 52 二つ...
  • ノストラダムスの大予言・中東編
     『ノストラダムスの大予言・中東編』は、1990年に祥伝社から出版された五島勉のノストラダムス解釈書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの7冊目である。  イラク軍のクウェート侵攻に端を発する湾岸危機に便乗する形で発売され、1990年のベストセラー新書・ノンフィクション部門6位、1991年の同部門3位(いずれもトーハン調べ)にランクインした。 【画像】カバー表紙 概要  従来の関連書と異なり、ノストラダムスの生涯についてはほとんど本編では触れず、まえがきのなかで簡潔にまとめている。  本編では、ノストラダムスは湾岸危機を予言していたとして第2巻79番などの四行詩の分析を行い、湾岸危機自体は長期化しないだろうが、より大きな中東大戦が起こる可能性があると説く。  さらに、より詳細な分析をおこなう鍵として、六行詩集やアーサー・クロケットが...
  • ノストラダムスの2018年予言
    ...、元の予言の偽作者はクロケットの四行詩の影響を受けている可能性がある。しかし、クロケットの四行詩自体が粗悪なニセモノに過ぎないのだから、大元の偽作者は、ノストラダムス自身についてあまり知識のない、英語圏のオカルトファンなどではないかと思われる。  その推測が妥当かはともかく、上記のトップ10予言なるものは、ノストラダムス本人とは無関係である、と改めて強調しておきたい。  なお、ロンバルディレターの記事では、もうひとつ詩百篇第9巻100番の詩も第三次世界大戦と結び付けられているが、こちらも時期の指定がなく、第三次世界大戦と結び付けるべき理由はない。 トランプ暗殺と27年続く戦争  27年続く戦争や第三次世界大戦勃発とする解釈については、TOCANAは A・K・シャーマの解釈を踏襲する形で、こんな詩を紹介していたこともある。  2回打ち上げて2回落とすと、  ...
  • 詩百篇第8巻23番
    ...年すら矛盾している(クロケットの四行詩参照)。  そして、海外の実証的な研究書はもとより通俗的な解釈書にすら、「白い箱の女王」などという通称は登場しない。つまり、五島の創作の疑いが強く、そのような創作を土台とした解釈には何の説得力もない。 同時代的な視点  ルイ・シュロッセ(未作成)は、ユグノー戦争初期(1562年)に、王太后カトリーヌ・ド・メディシスがプロテスタント指導者のコンデ親王に、虚言家等と述べた書簡を送ったところ、それを公刊されてしまったことと関連付けた(*9)。  なお、シュロッセの原文では、3行目の cachez が cadrez (当てはめられる)となっている。  「女王」「手紙」などのキーワードに多少の共通性はあるが、あまりモチーフが一致しているとは思えない。  ピーター・ラメジャラーは、同時代の王室のスキャンダルと推測したが、特定の事件とは結...
  • ノストラダムスの肖像画 (ドーデ)
    (*1) 基本データ 作品名 なし 作者 ドーデ(Daudet) 公刊時期 1691年頃 様式 銅版画 サイズ 8.6 x 14.4 cm(収録文献のサイズ。多少の誤差あり) 収録文献名 『予言集』1691年頃のリヨン版 (*2) コメント  肖像画の下の四行詩はこう書いてある。 Dieu se sert icy de ma bouche Pour t anoncer la verité Si ma prediction te touche Rends grace à sa Divinité ここで神は我が口をお使いになる、 汝に真実を告げるために。 もしも我が予言が汝の心を動かすなら、 神へと感謝なさるがよい。  この詩句は、1668年アムステルダム版『予言集』に収録された先行する肖像画のラテン語の標語に触発されたものらしい(*3...
  • 2038年
     ノストラダムスが2038年の世界終末を予言したとされることがある。しかし、結論を先に述べておくと、それは本来ノストラダムスと何の関係もない詩が、彼に結び付けられたに過ぎない。 原文と対訳 Quand Georges Dieu crucifiera, Que Marc le ressuscitera, Et que Saint Jean le portera, La fin du monde arrivera.(*1) ゲオルギウスが神を十字架にかけ、 マルコが神をよみがえらせ、 聖ヨハネがそれをもたらすであろう時、 世界は終わりを迎えるだろう。 概要  この四行詩はカミーユ・フラマリオンの『世界の終末』(La Fin du Monde(未作成), 邦訳『此世は如何にして終わるか』改造社、1923年)で『詩百篇集』からの引用として紹介されたものである。 ...
  • 詩百篇集
     詩百篇集ないし百詩篇集(Les Centuries)は、『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』(以下『予言集』)の主要部分をなす四行詩集である。しばしば『予言集』そのものの通称としても用いられる。  日本では、百詩集、百篇詩集などと訳されることもある。  どれが正解ということはないのかもしれないが、「ある占星師の話」での渡辺一夫訳、『十六世紀フランス文学』(V.-L.ソーニエ)での二宮敬・山崎庸一郎・荒木昭太郎訳、『プレイヤード派の詩人たち』(Y.ベランジェ)および『ノストラダムス予言集』での高田勇・伊藤進訳、さらには22人の仏文学者が参加した『フランス文学小事典』などが、全て「詩百篇」を採用していることからすれば、学術的にはそれを実質的な「定訳」と見なしてよいと思われる。(もっとも、G. ミノワ『未来の歴史』の訳者、菅野賢治・平野隆文が「詩百編」としているように、若干の...
  • ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1555年リヨン)
     1555年にリヨンで出版された『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』は、すでに世界で220種以上の版が出されている占星術師ノストラダムスによる四行詩集の初版である。その存在は知られていたものの、1980年代までは紛失と再発見を繰り返していた。 【画像】1555年版の扉(*1) 構成  版型は八つ折版(Octavo)である。正確な寸法は資料によって若干のばらつきはあるものの、ブナズラの書誌では80 x 130 mmとあるので、日本でいえば文庫本とそう変わらないサイズである。全46葉(folios)で、ページ数は振られていない。 タイトルページ  タイトルは、「ミシェル・ノストラダムス師の予言集」(Les Prophéties de M. Michel Nostradamus)である。タイトルの下には、書斎に座って窓から星を見るノストラダムスの姿が描かれ、その下...
  • ミシェル・ノストラダムス師の予言集
     『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』(Les Prophéties de M. Michel Nostradamus)(以下、この記事中では『予言集』と略記)は、ノストラダムスの主著といえる四行詩集で、現在「ノストラダムスの予言」として引用される詩句・散文のほとんどが収められている。『諸世紀』と呼ばれることもあるが、この訳語は不適切である。  かつてはオカルト関連書として「信じる価値がある/ない」という次元でしか扱われていなかったが、20世紀以降、フランス・ルネサンス期の他の詩作品との関連が検討されるなど、文学作品としての評価・検討の対象にもなりつつある。 概要  『予言集』は、主に「詩百篇集」(百詩篇集)と呼ばれる四行詩から成っている。生前に刊行されたのは642篇の四行詩と息子に宛てた序文のみである。死後、さらに国王アンリ2世に宛てた献辞(第二序文)と300篇の四行詩...
  • ノストラダムス
    ...  特に日本で有名なクロケットの四行詩はひとつ残らず偽作と見て間違いない。 関連項目 ノストラダムス研究史 ノストラダムス現象 ノストラダムス関連年表 外部リンク ノストラダムス(Wikipedia日本語版の記事)主執筆者は当「大事典」管理者でもあるsumaruで、この記事は「秀逸な記事」に選出されている。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • Prognostication, Et Amples Predictions, pour l'an...mil cinq cens soixante-sept
     『イエス・キリスト紀元1567年向けの占筮と多くの予言』(Prognostication, Et Amples Predictions, pour l an de Iesus Christ, mil cinq cens soixante-sept)は、1566年頃にパリのギヨーム・ド・ニヴェールによって出版されたミシェル・ド・ノストラダムス(ノストラダムス2世)の著書。 【画像】扉(*1) 正式名 PROGNOSTICATION, ET AMPLES Predictions, pour l an de Iesus Christ, mil cinq cens soixante-sept. An Embolismal.A MONSEIGNEUR Francois Duc d Alencon. PAR MI DE NOSTRADAMVS La forte race Baza...
  • ビュジェによる詩百篇第1巻35番の検証
     19世紀の書誌学者フランソワ・ビュジェ(未作成)は、詩百篇第1巻35番についておそらく最初に懐疑的な検証を行った人物である。その細部に若干の誤りがあるのは確かであり、単語の意味をあまりにも硬直的に捉えている点も少々問題かもしれない。  しかし、現代の懐疑的な指摘に盛り込まれる要素のあらかたが出揃っているものなので、資料的価値を考え、ここに全訳しておく。 全訳  非常に重大で並外れた事件なら、詩百篇集の中で描写されていないはずはない。実際、我々は第1巻35番の四行詩にそれを見出すのである。というのは、セザールが『プロヴァンスの歴史』(Histoire de Provence)でこう述べているからだ。 「不幸な槍の一撃、ある傑出した人物はそれが起こる数年前に、予言的な四行詩集の一篇ではっきりと示していたようである。彼はそこでこう歌っている。  Le lyon jeu...
  • エチエンヌ・ジョベール
     エチエンヌ・ジョベール(Estienne Jaubert, 生没年未詳)は、アミアンの医師とされる人物。1656年に出版された匿名の解釈書『ミシェル・ノストラダムス師の真の四行詩集の解明』(Eclaircissement des veritables Quatrains de Maistre Michel Nostradamus)の著者とされることが多い。どのような経緯で誰が最初にそのような結び付けを行ったのかが、今ひとつ分からない。 名前 コメント
  • Istinite centurije i Proročanstva učitelja Mišela Nostradamusa
     『ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集』(Istinite centurije i Proročanstva učitelja Mišela Nostradamusa) は、1999年にベオグラード (当時は新ユーゴスラビアの首都。現在はセルビアの首都) の Paideia から刊行された。編訳者は Vesna Cakeljić。 内容  前年にフランスで刊行された千夜一夜出版社の『予言集』のセルビア語訳であり、353篇の四行詩がセルビア語訳のみで示され、語注もページごとに掲載されたものについては訳されている(巻末の語注は割愛)。  セルビア語版独自の前書きが添えられており、巻末のジェローム・ヴェランの後書きや年表形式の伝記なども訳出されている。 ...
  • Nostradamus, Profetior ANNO 1555
     ノストラダムス『予言集・1555年版』(Nostradamus, Profetior ANNO 1555)は、アンナ・カールステットとヤン・ストルペ (Jan Stolpe)の翻訳によるスウェーデン語訳版である。著作権表示では2008年、リガ(ラトビア)のリヴォニア・プリント(Livonia Print)の刊行となっている。ISBN 978-91-7844-758-9  カールステットによる100ページ超の重厚なコメントの後、初版収録分の四行詩(百詩篇第1巻1番から第4巻53番(未作成)まで)のフランス語原文とスウェーデン語訳が見開きで収録されている。訳のページに下欄には簡単な語注が付けられている。フランス語原文は1555年リヨン版のファクシミリコピーであり、原文の特色からアルビ市立図書館所蔵の刊本に基づいたことが分かる。  当「大事典」管理者はスウェーデン語が読めないの...
  • シクスト・ドニーズ
     シクスト・ドニーズ(Sixte Denyse)は、16世紀リヨンにいたとされる出版業者。ノストラダムスの『予言集』1556年版を出版したとされる人物だが、同時代の大書誌学者ラ・クロワ・デュ・メーヌの書誌で言及されているのを除けば、一切の情報なし。  ラ・クロワ・デュ・メーヌの言及も、「ノストラダムスの四行詩集すなわち予言集はリヨンで1556年にシクスト・ドニーズによって刊行され、なおまたパリや他の場所で複数の年に刊行された」(Les Quadrains ou Propheties dudit Nostradamus, ont été imprimées à Lyon l an 1556, par Sixte Denyse, encore à Paris autres lieux, à diverses annees)という極めて素っ気無いものである。  同じ時期の...
  • Centurie
     Centurie (サンチュリ /sã-ty-ri/) は、ノストラダムス『予言集』に含まれる四行詩100篇をまとめた単位。「詩百篇」(百詩篇)などと訳され、それぞれのまとまりには「巻」をつけることがしばしばである(Centurie I を「詩百篇第1巻」とするなど)。  これを「諸世紀」と訳すことは誤訳である。  だが、しばしば言われるような「Centurie に世紀の意味がないから誤訳だ」という主張は、後述するように誤りである。 単語の意味  Centurie の語源はラテン語のケントゥリア(Centuria)であり、現代フランス語では「(古代ローマの)百人隊、百人組」の意味しか載せていない辞書が多い。  『ロベール仏和大辞典』では、ほかに約50ヘクタールのあたる古代ローマの農地の単位とする語義も挙げている。これは、『改訂版羅和辞典』にのっているCenturiaの定義と...
  • ノストラダムスの大予言・残された希望編
    ...アプヒーヴァル  クロケットの四行詩に「九〇たす三の年」があり、1993年と結び付けやすかったこともあってか、『大予言・中東編』に続いて採り上げられている。  だが、例によって、その採り上げ方はかなり恣意的である。 あの詩には、「九〇たす三の年」、まず中東で「アプヒーヴァル」が起こると書かれていた。アプヒーヴァルとは、新発見者クロケット氏が原句を英訳した言葉で、ゲリラや反撃勢力などの蜂起・激動・動乱などの意味。ここから割り出すと、ノストラダムスの原句はおそらくスレーヴマン(soulèvement・地の底からもりあがるような動乱)だ。(*12)  見たこともない原文を推測してのけるというのは、随分ともっともらしく見えるが、そもそもノストラダムスの詩にはスレーヴマンという単語は一度も使われていない(*13)。  ふつうこういう場合は、その人物が生前よく使っていた言い...
  • ノストラダムスの肖像画 (アムステルダム、1668年)
    (*1) 基本データ 作品名 なし 作者 不明 作成時期 不明 様式 版画 サイズ 72 x 126 cm(収録文献のサイズ) 収録文献名 『ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集』1668年アムステルダム版 コメント  ラテン語の二行詩は以下の通り。 Vera loquor, nac falsa loquor, sed munere coeli Qui loquitur DEUS est, non ego NOSTRADAMUS 私は真理を語り、虚言を語らない。それは天からの賜りものゆえ、 語り手は神であって、私ことノストラダムスではないのだ。 起源  この版画の初出は『ミシェル・ノストラダムス師の真の四行詩集の解明』(1656年)らしい。同書では、二行詩はその解釈書の著者自身が書いたとされている。なお、1656年の解釈書では口絵の下に ...
  • アブー・マアシャル
     アブー・マアシャル(Abū Ma‘shar, 787年 - 886年)は、イスラーム世界の占星術師。ヨーロッパではアルブマサル(Albumazar)の名で知られた。主著に『占星術華集』(Flores Astrologiae)、『誕生年回帰』(De revolutionibus nativitatum)などがある(*1)。  ホラーサーンのバルフに生まれ、アル・キンディに師事した。のちにアッバース朝第15代カリフのムウタミドの弟ムワッファクに仕えた(*2)。 ノストラダムス関連  ノストラダムスはアブー・マアシャル(=アルブマサル)の名に、直接言及したことがある(*3)。 「偉大なアルブマサルの判断によれば、第九宮の火星は、戦争が終わらず、軍隊による大きな動き、軍事行動と戦闘行為とが、有害物と何らかの大きな欠陥を伴うことを意味する」(『予兆集成』第4巻113番)  ...
  • 予兆詩集
     予兆詩集(les Présages)は、1605年版以降の予言集にしばしば収録された詩集。 表記  Présagesについて、日本ではカタカナで「プレサージュ」と書かれることがしばしばだが、フランス語読みとしては「プレザージュ」/preza(ː)Ʒ/ が正しい(*1)。  英語読みなら「プレシジ」/présiʤ/である(名詞の場合。動詞の場合は「プリセイジ」 /priseiʤ/ もあり)(*2)。  つまり、日本のノストラダムス文献に見られる「プレサージュ」は、フランス語読みとも英語読みとも異なる慣用読みであり、不適切と言えるだろう。  なお、スペイン語、イタリア語の場合は presagioで綴り自体が異なる(前者の発音は「プレサヒオ」、後者の発音は「プレザージョ」に近い)。  なぜこのような誤読が定着したのかは不明だが、一つの可能性としては、日産プレサージュ...
  • An Almanacke for the yeare of oure Lorde God, 1559.
     『紀元1559年向けの暦』は、1559年に英訳されたノストラダムスの暦書。ヘンリー・サットンによってロンドンで出版された。 【画像】『紀元1559年向けの暦』扉(*1) 正式名 An Almanacke for the yeare of oure Lorde God, 1559. Composed by maister Mychael Nostradamus, Doctour of Phisike. Foure lynes upon all the yeare. Feare, yce, greate pillynge, to passe the sea, to encrease the raygne.Sectes, holy thinges beyond the sea more polishedPestylence, heat, fyer, the enseygne...
  • Nostradamus, Profezie (Cortesi)
     ノストラダムス『予言集』(Nostradamus, Profezie) はパオロ・コルテシ (Paolo Cortesi) の翻訳で出版された伊仏対訳版。ニュートン・コンプトン出版(Newton Compton Editori) により、ローマで出版された。著作権表示を見る限りでは、1995年に初版、2011年に第2版。 【画像】 表紙  翻訳者による序文の後、初版収録分の四行詩(百詩篇第1巻1番から第4巻53番(未作成)まで)が訳されており、簡単な語注が付けられている。フランス語原文は1555年リヨン版のファクシミリコピーであり、原文の特色からアルビ市立図書館所蔵の刊本に基づいたことが分かる。  当「大事典」管理者はイタリア語がほとんど読めないので、どういうスタンスの論者の翻訳なのか分からない。  ただし、これはニュートン・コンプトン社が刊行している廉価...
  • 詩百篇第1巻81番
    詩百篇第1巻 81番* 原文 D humain troupeau neuf seront mis à part1 De iugement conseil2 separés3 Leur sort4 sera diuisé en depart Καπ.5 θhita6 λambda7 mors, bannis8, esgarés. 異文 (1) à part àpart 1650Ri (2) iugement conseil Jugement Conseil 1672Ga (3) separés separees 1589PV, separées 1590SJ, separez ?[sic.] 1653AB 1665Ba (4) sort fort 1588-89 1649Ca 1650Le 1667Wi 1668 (5) Καπ. ...
  • 百詩篇第6巻44番
    原文 De nuict par Nantes Lyris1 apparoistra, Des artz2 marins3 susciteront la4 pluye Arabiq5 goulfre6 grand7 classe parfondra8, Vn monstre9 en Saxe10 naistra11 d ours12 truye13. 異文 (1) Lyris l Iris 1568I 1672 (2) artz ars 1665 1840, arcs 1672 (3) marins Marins 1627 1672 (4) la le 1611B (5) Arabiq Vrabiq 1600 1610 1716, Vrabicq 1627 1644 1650Ri, Vrabic 1653 1665, Arabiq. 1660...
  • 詩百篇第10巻補遺篇2 (1691年)
    原文 Quand le fourchu sera soutenu de deux paux, Avec six demi Cors huit sizeaux ouverts, Le tres puissant Seigneur heritier des crapaux, Subjuguera pour lors en partie l Univers. 日本語訳 フォークが二本の柱に支えられ、 六つの半分の角笛と八つの開いたハサミを伴っているとき。 ヒキガエルの跡継ぎである非常に強い君主が、 そのころ世界を部分的に支配するだろう。 解説  この詩は1691年ごろにリヨンで出版されたアントワーヌ・ベソン版『予言集』にのみ掲載されているものである。後の版で一切引き継がれなかったため、当然異文などは存在しない。  ベソン版では、詩百篇第10巻100番の直...
  • 用語集
    ... 白い箱の女王 → クロケットの四行詩、詩百篇第8巻23番 新型コロナウイルス ゾンビ → ノストラダムスの2021年予言 聖フランソワの闇の掟 聖マラキの予言 セオフィラスの異本 セザール・ノストラダムス〔最終解読者のコードネームとして〕 2012年 ハルマゲドン ファティマ第三の秘密 二つの顔を持つ護符 → ノストラダムスの肖像画 (ドーデ) ブロワ城の問答(ブロア城の問答) 木星と土星の合 闇の3日間 ルシヨン王令 666(六六六、六百六十六) {{書きかけ}} ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1605年)
     1605年版の『予言集』は、出版社名も出版地も記載されていない版だが、内容上は非常に重要である。 【画像】第一部の扉(*1) 正式名 第一部 Les Propheties de M. Michel Nostradamus.Reueues corigées sur la coppie Imprimee à Lyon par Benoist Rigaud.1568. ミシェル・ノストラダムス師の予言集1568年にリヨンで出されたブノワ・リゴーの版に基づき校正・改訂された版 第二部 Les Propheties de M. Michel Nostradamus.Centuries VIII.IX.X. Qui n auoient esté premierement Imprimees sont en la mesme edition de 156...
  • ノストラダムス予言集 (岩波書店)
     『ノストラダムス予言集』は、1999年に岩波書店から出版された著書。ピエール・ブランダムール校訂、高田勇・伊藤進編訳。2014年に岩波人文書セレクションの1冊として復刊された。 【画像】ハードカバー版 内容  ピエール・ブランダムールが『最初の百詩篇集、つまりは(1555年マセ・ボノム版)予言集(未作成)』において校訂した原文を元に四行詩の翻訳を行い、ブランダムールによる釈義(paraphrase, 現代フランス語によって解釈を交えて訳したもの)の日本語訳を添えている。二つの翻訳は原典からの訳が文語体、釈義は口語体という訳し分けが行われている。  さらに、訳者2人による四行詩の解説が、古典や同時代的証言からの引証や豊富な図版とともに展開されている。  ブランダムールの校訂版では、セザールへの手紙と『予言集』初版収録分の353篇全ての四行詩について解説が行わ...
  • ノストラダムスの予言した第三次世界大戦
     『ノストラダムスの予言した第三次世界大戦』は、レニ・ノーバーゲンの著書。Invitation To A Holocaustの翻訳で、パシフィカから中山善之訳で1980年に刊行された。 【画像】カバー表紙 内容  1980年から1995年に米ソが連合軍を形成し、中国・アラブの侵攻に対抗する形で第三次世界大戦が行われるというもので、264篇の四行詩を使い、その戦況を全9章で描き出している。 第一章 戦争への序章 第二章 核戦争と東方勢力の最初の進撃 第三章 イタリア征服 第四章 フランスとスペインに対する攻撃 第五章 フランスの敗北 第六章 最後の抵抗=ヨーロッパ崩壊 第七章 分岐点=米ソ両軍、反撃に転ずる 第八章 解放 第九章 最終戦=中東における戦い コメント  四行詩を山ほど引用しつつ、そこに少しだけの解釈をつけて大災厄や戦争のシナ...
  • Eclaircissement des veritables Quatrains de Maistre Michel Nostradamus
     『ミシェル・ノストラダムス師の真の四行詩集の解明』(Eclaircissement des veritables Quatrains de Maistre Michel Nostradamus)は、1656年に出版されたノストラダムス予言の解釈書。著者名も出版地名も記載されていない。 【画像】この解釈書の扉と思われるページ(*1) 正式名 ECLAIRCISSEMENT des veritables Quatrains de Maistre MICHEL NOSTRADAMVS, Docteur Professeur en Medecine, Conseiller Medecin ordinaire des Roys Henry II. Francois II. Charles IX. grand Astrologue de son temps, s...
  • Almanach Novveav, Pour l'An. 1562.
     『1562年向けの新たなる暦』(Almanach Novveav, Pour l An. 1562.)は、1561年に出版されたノストラダムスの暦書。パリのギヨーム・ル・ノワールとジャン・ボンフォン(未作成)が共同出版した。 【画像】『1562年向けの暦』の扉(*1) 正式名 Almanach Novveav, Pour l An. 1562. Composé par Maistre Michel Nostradamus, Docteur en Medecine, de Salon de Craux, en Prouence. Quatrain de l An vniuersel. Saison d hyuer ver bon sain mal esté/ Pernicieux automn sec froment rare./ Du vin assez mal y...
  • 新型コロナウイルス
    ...されているフレーズはクロケットの四行詩に含まれており、ほぼ議論の余地なく、程度の低いニセモノである。 並木伸一郎 『人類への警告!!― 最期の審判は2012年からはじまる』 竹書房、2010年12月24日「戦争と疫病の瓦礫」というフレーズについて、「現在の我々の状況を暗示する」とある(*6)。上のものと問題点が全く同じなので、くわしくは述べない。 歴史予言検証会 『2012年地球崩壊の驚愕大予言』 日本文芸社、2008年ノストラダムス予言の解釈の中で、SARSに直接的に言及したコンビニ本であり、おそらく唯一ではないかと思われる。 第6巻98番の「ヴォルスキ災厄」という訳を引き、「ヴォルスキという言葉を組み替えるとウイルスとなるのは偶然だろうか?」として、鳥インフルエンザやエボラウイルスなどとともに、SARSにも触れている(*7)。このコンビニ本で登場する「ヴォルスキ災厄」という訳...
  • 六行詩132篇説
     全58篇の文書として流布している六行詩集について、本来は全132篇だったとする主張がある。以下では17世紀の証言を概観した上で、若干のコメントを付けておきたい。 1656年の解釈書  現在確認しうる最古の出典は匿名の解釈書『ミシェル・ノストラダムス師の真の四行詩集の解明』(1656年)である。その著者は、アミアンの医師エチエンヌ・ジョベールもしくはアキテーヌ出身のドミニコ会聖職者ジャン・ジフル・ド・レシャクとされる(以下、便宜上ジフル・ド・レシャク説を採っておく)。この解釈書では、ジフル・ド・レシャク自身がそれを見たことがあると主張している。  以下に掲げる抜粋は、偽のノストラダムス予言を排除すべきとする主張の二項目めの翻訳である。 Secondement, il en faut absolument, sans aucun doute retrancher ...
  • Pronostication, astronomique pour six annees
     『六年間の天文的占筮』(Pronostication, astronomique pour six annees, 仮題)は、1585年ごろに出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。 【画像】第1ページ(*1) 題名  この著書は扉が失われているので、正式名は分からない。ミシェル・ショマラもロベール・ブナズラも第1ページ冒頭の見出しを題名として使っていることから、ここでもそれを踏襲する。 Pronostication, astro-NOMIQVE POVR SIX ANNEES.Par M. Anthoinne Crespin Archidamus Astrologue ordinaire du Roy. Premierement de l an M.D.LXXXVI 六年間の天文的占筮国王お抱えの占星術師アントワーヌ・クレスパン・アルキダムス師による。 ...
  • ノストラダムス 1999年から始まる惨劇
     『ノストラダムス 1999年から始まる惨劇』は、1997年に刊行されたステファン・ポーラスの著書で、英語版Nostradamus 1999の日本語訳版である。  桂ケイ訳で、ソニー・マガジンズから刊行された。 【画像】カバー表紙 内容  著者は従来のノストラダムス本にない構成をとったとしている。具体的には、過去の解釈を省き、未来に的を絞り、ノストラダムスの四行詩群を本来の配列に並べなおした上で、政治情勢や環境問題との関連性を考察し、近未来に起こる第三次世界大戦を詳述したと述べている。  全8章である。 第一章 恐怖の大王の降臨 第二章 災害のあと 第三章 第三次世界大戦の勃発 第四章 東ヨーロッパの戦い 第五章 西ヨーロッパの崩壊 第六章 フランスの戦い 第七章 連合軍の反撃 第八章 第三次世界大戦のあと  章のタイトルにある程度表れているように、...
  • ノストラダムスの2021年予言
    ...ルニア大地震の予言はクロケットの四行詩にも登場していたように、アメリカ人の予言解釈や偽予言にしばしば登場する。カリフォルニアにはサンアンドレアス断層があり、歴史上たびたび大地震が起こってきたことから、アメリカ人の耳目を引きやすいのだろうと思われる。 脳にチップを埋め込まれたアメリカ兵が登場する。YHが挙げるのは詩百篇第9巻95番である。だが、「新任の者が軍隊を率いるだろう、/アパメア付近の川岸辺りまで。/ミラノの精鋭による救援が展開しつつ。/双眼を奪われた公爵はミラノで鉄の檻に。」という、アパメア(トルコやシリアに同名の都市がいくつかあった)やミラノが登場するその詩から、脳内チップやアメリカ兵を導くのは強引すぎないだろうか。 ローマ教皇フランシスコが人々を教会に導く。フランシスコのもとで教会は多くの人々の「救命ボート」になるというが、対応する予言詩は挙げられていない。 カトリック...
  • ジャン・ジフル・ド・レシャク
     ジャン・ジフル・ド・レシャク(Jean Giffre de Réchac, 1604年8月25日-1660年4月9日)は、ドミニコ会の聖職者。宗教上の名前はジャン・ド・サント=マリー。  1604年にアキテーヌ地方のレシャクの領主ジャン=ロジェ・ジフルの子として、キルブーフ(Quilleboeuf)に生まれた。14歳のとき、パリの修道院でドミニコ会士となり、以降学問を積んで伝道師、副修道院長などとして様々な場所に赴任した。  1637年にルーアンの小修道院長として赴任したあたりから、その予言や心霊方面での活動などで知られるようになった。その後、彼はパリに呼び戻されボルドーなどに赴任した後に、1641年からはパリの小修道院の副院長になっていた。  1645年以降、修道会の指導者(le maître de l’Ordre)のトマ・チュルコ(Thomas Turco)と...
  • @wiki全体から「クロケットの四行詩」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索