ノストラダムスの予言絵画

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  • ノストラダムスの予言絵画
     ノストラダムスの予言絵画は、1982年にローマの国立中央図書館で発見された80枚ないし82枚の水彩画からなる文書の通称である。正式名は『息子セザールに宛てた未来のキリストの代理者に関するミシェル・ノストラダムスの予言』(Vaticinia Michaelis Nostradami de Futuri Christi Vicarii ad Cesarem Filium)、海外では略して『ノストラダムスの予言』(Vaticinia Nostradami)とも呼ばれるが、日本語訳したときに紛らわしいので、当「大事典」では「予言絵画」としておく。  タイトルは手書きだが元々あったものではないらしく、オッタービオ・チェーザレ・ラモッティによれば、奥付とは筆跡が異なり、1689年以降に書き加えられたものだという(*1)。  センセーショナルに「失われた予言書」(*2)、「新たに発見された書...
  • ノストラダムス新世紀予言
    ...紙 内容  ノストラダムスの予言絵画を紹介したイタリア語著書『ノストラダムスによって描かれた世俗の科学と未来の教皇たち』(Scienza temporale e papi del futuro illustrati da Nostradamus)を翻訳したものである。  冒頭には訳者北周一郎による「プロローグ」、巻末には北によるノストラダムスの簡略な伝記が追加されている。 コメント  イタリア語版を確認していないので断言できないが、英訳版 The Nostradamus Codeと見比べると、発見の経緯や奥書の存在について紹介した冒頭部分が省かれているようである(その部分は英語版独自の追加の可能性もあるため、断言はできない)。英語版と見比べる限りでは図版の省略は全くないようである。  ノストラダムスの予言絵画をまとまった形で紹介した唯一の日本語文献であ...
  • ノストラダムスとルネサンス
    ...認識していた者は、「ノストラダムスの予言絵画」のような与太話に惑わされることはなかったはずである。 書誌 書名 ノストラダムスとルネサンス 編者 樺山紘一、高田勇、村上陽一郎 版元 岩波書店 出版日 2000年2月18日 注記 外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire) Titre Nostradamus to Renaissance (trad./ Nostradamus et Renaissance) Editeur KABAYAMA Kouichi, TAKATA Isamu, MURAKAMI Youichirô Publication Iwanami shoten Lieu Tokyo, Japon Date le 18 février 2000 Note Recueil de 13 dissertations. ...
  • ノストラダムス現象
    ...その後、アメリカではノストラダムスの予言絵画が取り沙汰されるなどしている。  こうした欧米のノストラダムスブームは、アラブ社会における終末論の論じられ方にも間接的に影響を及ぼしたとする指摘もある(*9)。 日本への影響  日本のノストラダムス現象を参照のこと。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • 衝撃の未来予言 - 2013年地球を揺るがす七大危機
    ...クロケットの四行詩とノストラダムスの予言絵画である。  前者については「ふたつめの千年紀」(当『大事典』の訳では 「二の千年紀」) という、かつて西暦2000年と解釈され、実際アーサー・クロケットはそういう意図で作成したであろうフレーズを強引に 「西暦2000年“代”」 と読み替えることで期限を先送りした一方、2012年を指すと解釈されていた 「二十たす二かける六」 の詩にはいっさい触れていない。 コメント  日本のオカルト業界は、粗悪な偽作でしかないクロケットの四行詩とノストラダムスの予言絵画を、性懲りもなく「新発見」といって使い回し続ける傾向があった。  これもその一例である。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • まる子 ノストラダムスの予言を気にするの巻
     「まる子 ノストラダムスの予言を気にするの巻」 は、さくらももこの漫画作品 『ちびまる子ちゃん』 のエピソードのひとつである。フィクションではあるが、五島勉の『ノストラダムスの大予言』(1973年) に端を発する最初のノストラダムス・ブームに直面した子供たちの反応を見事に描いた傑作とされている。  少女漫画雑誌 『りぼん』 1990年11月号に掲載され、単行本 (りぼんマスコットコミックス) では第8巻 (pp.36-51) に 「その50 『まる子 ノストラダムスの予言を気にする』の巻」 という題で、文庫 (集英社文庫〈コミック版〉) では第5巻 (pp.26-41) に 「まる子 ノストラダムスの予言を気にするの巻」 という微妙に異なる表記で、それぞれ収録されている。  アニメ 『ちびまる子ちゃん』(第一期) でこのエピソードは映像化されており、DVD 『ちびまる子ちゃん全...
  • ノストラダムスの2016年予言
    2015年予言―2016年予言―2017年予言  一部メディアにはノストラダムスが2016年について予言しているかのような主張が見られる。だが、それは事実ではない。 ノストラダムス本人の作品には、2016年と明記された予言など存在しない。 『ノストラダムスの予言は的中していた! 2016年「人類40億人滅亡」恐るべき証拠』  並木伸一郎の著書『ノストラダムスの予言は的中していた! 2016年「人類40億人滅亡」恐るべき証拠』(竹書房、2015年)は、題名に反して、ノストラダムス予言から2016年の破局を導くものではない。  ノストラダムス予言で直接解釈されているのは百詩篇第10巻72番のみで、「2016年」という年号はその解釈にすら出ていない。 『2016年向けのノストラダムス予言トップ10』  Alex Noudelmanが「2016年向けのノストラダム...
  • ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ノストラダムス出版社)
     『ミシェル・ノストラダムスの予言集』は1800年頃にサロンの「ノストラダムス出版社」という名義でも出版された。 【画像】扉(*1) 正式名 LES PROPHÉTIES DE MICHEL NOSTRADAMUS, DIVISÉE EN DIX CENTURIES. Nouvelle Édition, imprimée d après la copie de la première Edition faite sous les yeux de CÉSAR NOSTRADAMUS son fils en 1568. A SALON, Chez l Imprimeur de NOSTRADAMUS. 十巻の百詩篇に分けられたミシェル・ノストラダムスの予言集1568年に息子セザール・ノストラダムスの監修で作成された初版本に基づいて印刷された新版。 サロン、 ノストラ...
  • The Nostradamus Code
    ... 内容  いわゆるノストラダムスの予言絵画の紹介で、多くの予言絵画を予言詩と関連付けながら、信奉者的立場からの解釈が行われている。  なお、この本は日本語版が存在しているが、そちらで省かれている発見の経緯などに関するイントロダクションが載っている。 再版  2002年に『ノストラダムス、失われた写本:大予言者の秘密を解き明かすコード』(Nostradamus The lost manuscript The Code that unlocks the secrets of the Master Prophet)と改題されて、同じ出版社から再版された。 【画像】Nostradamus The Lost Manuscript ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ノストラダムスの2019年予言
    2018年予言―2019年予言―2020年予言  ノストラダムスの2019年予言は、いくつかのインターネットメディアで報じられている。しかし、毎年恒例の単なる与太話の域を超えるものではない。  なお、ノストラダムス本人の予言で2019年と明記された予言は存在しない。 報道の例 「【緊急】2019年ノストラダムスの予言を大公開! 移民押し寄せ日本滅亡、最高気温100度、地震連発、寿命は200歳に…!」(TOCANA, 2018年10月18日) "Nostradamus 2019 predictions World War 3, climate change and asteroid disaster - SHOCK"(Express, 2018年12月5日)  ほかにも英語圏を中心にいくらか見られるが、同工異曲なので省く。  いずれにして...
  • ノストラダムス
     ノストラダムス、本名ミシェル・ド・ノートルダム(Michel de Nostredame alias Nostradamus, 1503年12月14日 - 1566年7月2日) は、ルネサンス期フランスの人文主義者で、少なくとも薬剤師・料理研究家、詩人、翻訳者、占星術師としての著作を発表し、自らは愛星家 (Astrophile)と名乗った。また、晩年には国王シャルル9世(未作成)の常任侍医と顧問に任命された。  日本では1999年の人類滅亡を予言した人物として知られているが、そもそもその根拠となった恐怖の大王が登場する詩篇は、本物かどうかすら、実証的には十分に評価が定まっているとは言いがたい。ノストラダムスの予言がその詩篇に収斂していくかのような認識は、それ自体が通俗的なトンデモ解釈の山によって生み出された妄想である。  1980年代以降、ルネサンス期の一人の人文主義者と...
  • ノストラダムスの大予言
     『ノストラダムスの大予言』は、1973年に祥伝社から発行された五島勉の著書。 1974年のノンフィクション部門ベストセラー1位、総合部門2位(*1)。実質的に日本のノストラダムス現象の幕開けとなった著作である。  2014年には電子書籍版が出された。 【画像】Kindle版 構成 目次の傍点は下線で代用した。 序章 史上、空前絶後の大予言者ノストラダムスの生涯について簡単に説明され、ペストを不思議な未来医術で鎮めたことなどが挙げられている。そして予言詩集『諸世紀』を著し、ルイ16世処刑のギロチンの幅や、アメリカから出た黒い船がエダという都に辿りつくことなどを予言したと説明される。 1章 四百年前に今日を完全に予言アンリ2世に対し、10年後に死ぬと予言したというエピソードを皮切りに、自動車の出現を予言した「馬についての対話」(百詩篇第10巻31番)、海外旅行ブー...
  • ロベルト・ピノッティ
    ...連では、1982年にノストラダムスの予言絵画を発見した人物として紹介されることがある。 外部リンク ウィキペディア英語版の「Roberto Pinotti」の項目 名前 コメント
  • ノストラダムスの超法則 死活の書
     『ノストラダムスの超法則 死活の書』は、五島勉が1994年に青春出版社から刊行した著書。  同社の新書版「プレイブックス」の一冊として刊行され、1994年の年間ベストセラー新書・ノンフィクション部門第7位にランクインした(トーハン調べ、日販調べとも)。  奥付がその年の12月になっていることを考えると、短期的にかなりの売れ行きを示したと考えられる。 【画像】カバー表紙 内容  序章「大予言を阻止する『ノストラダムスの超法則』 ― 残されていたもう一つの衝撃をはじめて明かす」は導入的な内容である。  ノストラダムスの予言詩集とは別に、プライベートな手紙に驚くべき超法則が隠されていたが、ジャン・デュペーブの『ノストラダムス:未公刊書簡集』(1983年)で復刻された当時の手紙をそのまま紹介することは禁止されているので、自分がエッセンスを取り出して、他の伝記類の情報と...
  • ノストラダムスの予言した第三次世界大戦
     『ノストラダムスの予言した第三次世界大戦』は、レニ・ノーバーゲンの著書。Invitation To A Holocaustの翻訳で、パシフィカから中山善之訳で1980年に刊行された。 【画像】カバー表紙 内容  1980年から1995年に米ソが連合軍を形成し、中国・アラブの侵攻に対抗する形で第三次世界大戦が行われるというもので、264篇の四行詩を使い、その戦況を全9章で描き出している。 第一章 戦争への序章 第二章 核戦争と東方勢力の最初の進撃 第三章 イタリア征服 第四章 フランスとスペインに対する攻撃 第五章 フランスの敗北 第六章 最後の抵抗=ヨーロッパ崩壊 第七章 分岐点=米ソ両軍、反撃に転ずる 第八章 解放 第九章 最終戦=中東における戦い コメント  四行詩を山ほど引用しつつ、そこに少しだけの解釈をつけて大災厄や戦争のシナ...
  • ノストラダムスの2024年予言
    2023年予言―2024年予言―2025年予言 この項目ではノストラダムスの2024年予言について扱う。  毎年のことではあるが、ノストラダムスの『予言集』には、2024年と明記された予言はない。 目次 以前の解釈例ヴライク・イオネスク マリオ・レディング 前年からこの年にかけての解釈例(雑誌など)『実話ナックルズGOLDミステリー』vol.12(大洋図書、2023年10月25日) 『ムー』2024年3月号(ワン・パブリッシング、2024年2月8日) 『週刊ポスト』2024年4月12/19日号(小学館、2024年4月1日) 前年からこの年にかけての解釈例(ウェブサイト) 以前の解釈例 ヴライク・イオネスク  ヴライク・イオネスクは『ノストラダムス・メッセージII』(1993年)などで、彼の解釈のピークの一つである「大君侯」(Grand Monarque...
  • ノストラダムスの大予言III
     『ノストラダムスの大予言Ⅲ 1999年の破滅を決定する「最後の秘詩」』は、1981年2月に刊行された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの第3巻にあたるが、初巻(1973年11月)と第2巻(1979年12月)が6年開いたのに対し、第2巻と第3巻は1年余りしか開いていない。 【画像】カバー表紙 構成  全8章の構成である。以下のコメントには批判的内容を多く含むため、客観性の確保のため、目次を引用してこの本の基本構成を示しておく。 まえがき―ノストラダムスの「最後の秘詩」とは? 1章 「血の汗」―大滅亡の予兆 2章 破滅の大予言「最後の秘詩」 3章 「ローマの滅亡」が、いま再現する 4章 人の心に潜む「破滅の法則」 5章 滅亡の日までの“タイム・テーブル” 6章 現代「ローマ帝国」の正体とは何か 7章 現代に蘇るユダヤの呪い 8章 日本は果...
  • ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ)
     18世紀末頃にはリオンのランドリオが度々 『予言集』 の出版に携わった。そのうち初期のものは単独での出版だった。 正式名  二部構成であり、それぞれの扉に記載されているのは以下の通りである(*1)。 第一部 PROPHETIES DE MICHEL NOSTRADAMVS, Dont il y en a trois cens qui n ont iamais esté imprimees ; Trouuees en vne Bibliotecque laissee par l Autheur. NOUVELLE EDITION, D après un Exemplaire trouvé dans la Bibliothèque du célèbre PASCAL. AVEC LA VIE DE L AUTEUR. A RIOM, DE L IMPRIMER...
  • ノストラダムス大予言の秘密
     『ノストラダムス大予言の秘密』は、高木彬光の著書。1974年に日本文華社から新書版で刊行され、翌年に角川書店から文庫版が刊行された。 【画像】 文庫版のカバー 目次 第一章 ノストラダムスは一九九九年に人類が滅亡するとは予言していない 第二章 ノストラダムスの予言書とはどういう本なのか 第三章 占いと予言とはどう違うか? 私の占い研究歴からの判断 第四章 日本の大予言者I 高島嘉右衛門について 第五章 日本の大予言者II 出口王仁三郎について 第六章 ノストラダムスの予言の的中率は九九パーセントか三五パーセントか 第七章 日本と第二次世界大戦に対するノストラダムスの予言 第八章 ゲーテのパスツール・ショックは史実を無視したデッチアゲである 第九章 奇怪な人魚の解釈は荒唐無稽なデタラメである 第十章 この予言詩の解釈は人によってぜんぜん違っているのだ...
  • オッタービオ・チェーザレ・ラモッティ
    ...し、現在ではむしろ「ノストラダムスの予言絵画」の紹介者として国際的に知られるようになり、その著書は英訳版や日本語訳版が出されている。 著書 ノストラダムスの鍵(Le Chiavi di Nostradamus, Edizioni Mediterranee) ノストラダムスによって描かれた世俗の科学と未来の教皇たち(Scienza temporale e papi del futuro illustrati da Nostradamus, Edizioni Noesis, 1995)The Nostradamus Code, 1998/2002 北周一郎 ダリオ・オルシーニ共訳『ノストラダムス新世紀予言』学習研究社、1999年 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ノストラダムスの甥
     ノストラダムスの甥は、ノストラダムスの弟や妹の子供(男子)のこと。史料的に裏付けられる範囲では7人が確認できるが、いずれも特筆されるような業績は残していない。  しかし、16世紀半ばから17世紀初頭の偽ノストラダムスたちは、しばしば権威付けに「ノストラダムスの甥」と名乗った。ジャン・ド・ノートルダムはこのような風潮に対し、知人宛の手紙の中で、ノストラダムスの縁者であるかのように騙る占星術師たちはいずれも偽者であると断じている。  「ノストラダムスの甥」という名称はその後途絶えていたが、19世紀になると、暦書の名義として使われるようになった。『ノストラダムスの甥による1849年向けの絵入りの有用な予言暦』(Almanach Prophétique, Pittoresque et Utile pour 1849, Publié par neveu de Nostradamus...
  • ミシェル・ノストラダムス師の予言集
     『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』(Les Prophéties de M. Michel Nostradamus)(以下、この記事中では『予言集』と略記)は、ノストラダムスの主著といえる四行詩集で、現在「ノストラダムスの予言」として引用される詩句・散文のほとんどが収められている。『諸世紀』と呼ばれることもあるが、この訳語は不適切である。  かつてはオカルト関連書として「信じる価値がある/ない」という次元でしか扱われていなかったが、20世紀以降、フランス・ルネサンス期の他の詩作品との関連が検討されるなど、文学作品としての評価・検討の対象にもなりつつある。 概要  『予言集』は、主に「詩百篇集」(百詩篇集)と呼ばれる四行詩から成っている。生前に刊行されたのは642篇の四行詩と息子に宛てた序文のみである。死後、さらに国王アンリ2世に宛てた献辞(第二序文)と300篇の四行詩...
  • ノストラダムスの2023年予言
    2022年予言―2023年予言―2024年予言 この項目ではノストラダムスの2023年予言について扱う。  毎年のことではあるが、ノストラダムスの『予言集』には、2023年と明記された予言はない。  ただし、この年をひとつの画期とみなす解釈書なども過去には見られた。 目次 以前の解釈例エミール・リュイール ヴライク・イオネスク マリオ・レディング 佐藤和也 前年からこの年にかけての解釈例書籍・雑誌などでの解釈 インターネット上の解釈 以前の解釈例 エミール・リュイール  エミール・リュイールは、『ノストラダムス 予言集1948-2023』(Nostradamus. Ses Prophéties 1948-2023, 1947年)で、タイトルの通りに2023年頃をひとつの区切り目とみなしていた。  アンリ2世への手紙や詩百篇第1巻17...
  • 真説ノストラダムスの大予言
     『【真説】ノストラダムスの大予言』は、1990年に出版された加治木義博の著書。  1991年のベストセラー新書・ノンフィクション部門第2位、総合第19位(東販調べ)。公称発行部数は38万部で(*1)、以降シリーズ化された。 内容  プロローグ「今までの“ノストラダムスの予言”は間違っている」で、まず従来の解釈書はいつ起こるかという「時」の明示がなく、解釈書として役に立たないものだったと批判している。  第1章「私は『時』の暗号を解読した」では、第一序文(セザールへの手紙)を抜粋しつつ、詩番号を加減乗除することで事件の起こる「時」を算出できると主張した。  第2章「『序』には予言の読み方が隠されていた」では、第一序文の解読をさらに進め、ノストラダムスは占星術やアナグラムを使っておらず、占星術らしい星座の名前や神の名前は比喩として、また固有名詞はアナグラムでは...
  • ノストラダムスの2021年予言
    2020年予言―2021年予言―2022年予言 この項目ではノストラダムスの2021年予言について扱う。  毎年のことではあるが、ノストラダムスの『予言集』には、2021年と明記された予言はない。 目次 旧来の解釈の「2021年」 2020年以降に出てきた説ゾンビ予言を含むYEARLY-HOROSCOPEの予言 補論ゾンビ予言に関する比較表 外部リンク 【画像】NOSTRADAMUS CALENDAR 2021 旧来の解釈の「2021年」  かつてのノストラダムス解釈書の場合、1999年に何かが起こるとするものが多かった。変形として、1999年から何かが始まるとする解釈もいくらかあったが、そういう説でも、 2023年に「大君侯」が即位するとしていたヴライク・イオネスク説 黄金時代の到来を2025年と想定していたジャン=シャルル・ド...
  • ノストラダムスの2022年予言
    2021年予言―2022年予言―2023年予言 この項目ではノストラダムスの2022年予言について扱う。  毎年のことではあるが、ノストラダムスの『予言集』には、2022年と明記された予言はない。  ちなみに、週刊誌などが採り上げた「闇の3日間」というモチーフも『予言集』には出てこない。ノストラダムスと全く関係のない説であり、(少なくともノストラダムスの予言としては)根も葉もないデタラメである。 【画像】『来るべき闇の3日間 覚悟はできているか?』(2015年) 目次 旧来の解釈の「2022年」 2021年以降に出てきた説インターネット上での解釈 出版物での言及実話ナックルズ FRIDAY 週刊プレイボーイ 現代怪異マニアックス 旧来の解釈の「2022年」  2021年予言の項目でも書いたことだが、 2023年に「大君侯」が...
  • ノストラダムスの墓
     現在のノストラダムスの墓はサロン=ド=プロヴァンスのサン=ローラン教会(サン=ローラン参事会聖堂)にある。  しかし、もともとノストラダムスが遺言していた場所はそれと異なっており、移転されたのは1813年のことであった。 ノストラダムスの遺言  ノストラダムスは口述した遺言書の中で、次のように埋葬場所を指定していた(当「大事典」の区分でいう3節)。 本遺言人ミシェル・ノストラダムス師はその魂が肉体から召し上げられた暁には、その亡骸が前記サロン市の聖フランチェスコの修道院の墓所に丁重に葬られることを望み、また命じる。そして、その〔修道院の〕大扉と聖マルタの祭壇の間の壁に寄り添う墓碑または記念碑が作られることを望む。  「聖フランチェスコの修道院」とはフランシスコ会修道院のことである。  実際に、当初はフランシスコ会修道院附属聖堂でこの遺言の通りに埋葬されていたといい、...
  • ノストラダムスの2020年予言
    2019年予言―2020年予言―2021年予言  ノストラダムスの予言に2020年と明記されたものは存在しない。  ノストラダムスの予言として2020年について語られることはある。しかし、それらはいずれも時期の明記されていない予言をこじつけているか、さもなくば単なる偽作に過ぎない。 【画像】 2020 NOSTRADAMUS 新型コロナウイルス  2020年初頭から、新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)が広まると、ノストラダムスはそれを予言していたと言い出す手合いが増えた。  しかし、2019年末までの時点で、2020年に起こるであろう主要な災いとして、何らかの病気の世界的流行を挙げていた解釈者はいなかった。  詳しくは新型コロナウイルスの記事を参照のこと。 ジーン・ディクソンとの関連  かつては、何らかの世界的危機が...
  • ノストラダムスの大警告
     『ノストラダムスの大警告』は、1989年にムー・スーパー・ミステリー・ブックスの一冊として刊行された藤島啓章の著書。 【画像】 『ノストラダムスの大警告』カバー。金文字で「完全解読!!」と大書されている。 内容  目次は以下の通り。 第1章 エイズ、原発事故、中東紛争はすべて予言どおりに成就した! 第2章 大予言者ノストラダムスの波瀾に富んだ生涯 第3章 人類に襲いかかるすさまじい大災厄の警告! 第4章 ノストラダムスは富士山の大爆発まで予言していた!? 第5章 激動する国際情勢は人類を破滅の淵へと追いやる 第6章 運命のシナリオが描く全面核戦争と謎の救世主 第7章 1999年、破滅の予言が成就するとき何が起こるのか?  基本的なシナリオは、以下の通り。  1990年代初頭にアメリカとソ連が同盟関係になるが、長続きせず、中東戦争をきっかけに米・西欧とソ・東...
  • ノストラダムスの生涯 (竹下節子)
     『ノストラダムスの生涯』は、1998年に朝日新聞社から出版された竹下節子の著書。 【画像】 カバー表紙 内容  題名が示すとおり、ノストラダムスの伝記が中心になっている。  第1章「ノストラダムスの時代」では、ルネサンスの時代精神、人文主義とオカルティズム、印刷術の発達とそれが果たした役割などが、簡潔に紹介されている。  第2章「ノストラダムスの生涯」は最も分量の多い章であり、先祖、生涯、『予言集』以外の作品などについて、手際よくまとめられている。伝記の土台となっているのは、エドガール・ルロワの伝記研究やジャン・デュペーブの往復書簡研究である。なお、アンリエット・ダンコスへの言及も見られるが、これは、公刊された文献として、国際的に見ても最も早い部類に属している。  第3章「予言について」は、予言と預言、占星術とキリスト教など、ノストラダムス予言を論ずる前提とな...
  • ノストラダムスの大予言V
     『ノストラダムスの大予言V』は、1986年に祥伝社から出版された五島勉の著書。  『ノストラダムスの大予言』シリーズの5作目であり、刊行当時は「完結編」と位置付けられていた。 内容  全6章の構成である。  「1章 ハレー彗星後の人類はこうなる」は、五島がフランスの秘密結社だという「ルシフェロン」の副首領との電話でのやりとりを再構成したもので、1986年のハレー彗星接近のあと、宇宙兵器が絡む大規模な戦争が起こる可能性があるという解釈が示されている。  「2章 未来の鍵、“失われた詩”はどこに?」は、時間を遡り、ルシフェロンにどういう経緯で接触することになったのかを振り返った上で、「失われた詩篇」が含まれた「ユタン秘蔵本」なる本の入手にも成功したことが語られている。  「3章 衝撃の逆転・彼は21世紀をも予言!」「4章 一九九九年後の日本の運命は!...
  • 真説ノストラダムスの21世紀大予言
     『真説ノストラダムスの21世紀大予言』は、2001年にワニブックスから刊行されたG.B.ノストラダムス研究班の著書。 【画像】カバー 内容  全6章である。 第1章 予言されていたアメリカ同時多発テロ 第2章 世界を揺るがせたノストラダムスの予言 第3章 予言で語られたイスラムの運命 第4章 1999年7月の終末予言再検証 第5章 第三次世界大戦への序曲 第6章 人類を滅亡に追いこむグランドフィナーレ予言集  いくつかの章の末尾に「おもしろ予言雑学」と題するコラムが収録されている。 コメント  刊行時期と第1章の題名から明らかなように、アメリカ同時多発テロに便乗して刊行されたノストラダムス本である。「おもしろ予言雑学」のいくつかの内容から推察するに、熱心な信奉者が作成したようには見えない。 著者  「G.B.ノストラダムス研究班」について、奥...
  • ノストラダムス関連のコンビニ本の一覧
    ノストラダムスを扱ったコンビニ本の一覧  ここでいう「コンビニ本」とは、コンビニエンスストアなどに置かれているような500円前後の廉価なペーパーバックのコミック、ムックなどを指す。こうした文献のうち、オカルトや予言を扱ったものには、ある種の賑やかしのような形でノストラダムスにも数ページ程度割かれていることがしばしばある。  それらの情報には、ウィキペディアをはじめとするネット上の情報を適当に拾い集めただけのチープなものも少なからず存在している。  関連書一覧に逐一載せていくにはあまりにも瑣末な情報だが、その一方で、ブームが完全に沈静化した21世紀日本でのノストラダムスの扱われ方を考える一助にはなると思われるので、このページにまとめておく。  なお、一部、コンビニ本の定義に当てはまらないような雑誌の増刊の類も含める。*は漫画。 2006年 『PSY-サイ- 人智を超...
  • ノストラダムス2世
     ノストラダムス2世(Michel de Nostradamus le jeune, 1574年歿?)は、ノストラダムスに便乗した同時代の占星術師の一人である。本名や生年は不明で、ノストラダムス本人との血縁関係は一切裏付けられていない。また、「ノストラダムスの弟子」と自称していたが、この点も裏付けが取れない。  なお、Nostradamus le jeune は「若者(の方の)ノストラダムス」の意味である。普通「2世」は姓でなくファースト・ネームにつくものなので、むしろ「小ピット」「小デュマ」などにならって「小ノストラダムス」とでもした方が良いのかもしれないが、先行する文献に倣って「ノストラダムス2世」としておく。 【画像】ノストラダムス2世の肖像画(『20年間の予言』扉の木版画)(*1) 活動  記録上この名前を初めて確認することができるのは1568年のことである...
  • 2012年
    ...妥当だろう。 ノストラダムスの予言絵画  オッタービオ・チェーザレ・ラモッティが紹介したことで広く知られるようになったノストラダムスの予言絵画に、2012年の星位を予言したものがあり、他の絵画と重ね合わせることで世界の終末が予言されていると解釈できるとする説がある(*5)。  しかし、実証的にはそもそも予言絵画がノストラダムスに由来すること自体が全く証明されていない。  16世紀から17世紀にかけては、ノストラダムスに由来すると称する偽予言が多く作成されており、これもそのひとつである可能性は当然疑われなければならない。  実際、息子セザール・ド・ノートルダムが枢機卿に献上したというが、セザールの著作や私信の中でこうした作品に言及したらしい記述は見つかっていない。それは、ノストラダムスの暦書の予言を多く収集し救済した秘書のジャン=エメ・ド・シャヴィニーについて...
  • ノストラダムスの2017年予言
    2016年予言―2017年予言―2018年予言 ノストラダムスの2017年予言について扱う。 ネットニュースなどでの報道  毎年のことだが、ノストラダムスの2017年に関する予言なるものが出回っている (以下はいずれも外部リンク)。 Nostradamus predictions 2017 Donald Trump’s tough year(Herald Sun, 2016年12月16日) HAPPY NEW YEAR? A war over global warming and increased space tourism… what Nostradamus predicted for 2017(The SUN, 2017年12月29日) Nostradamus predictions for 2017 Terrifying forewarnings of 1...
  • 世界ミステリー事件ファイル すべては捏造だった!
    ...締めくくるものとしてノストラダムスの予言絵画とクロケットの四行詩が登場しているが、掘り下げが浅い。予言絵画については、本物であることを当然の前提にしたうえで「現代人は何かと深読みしすぎなのかも」と述べているが、前提が誤っている。懐疑論的にアプローチするならば、教皇図との比較は必須であり、本物かどうか自体がまず問われなければならないだろう。  クロケットの四行詩にいたっては、その書名を『ノストラダムスの出版されなかった四行詞』とするなど、基本情報から誤っている。ちなみに、その誤った書名は、当「大事典」のクロケットの四行詩の記事に書いてあったことを読み間違えた結果だろう。実際、そこで引用されているクロケットの詩の訳文は、当「大事典」で掲載している訳文の無断転載である(句読点の位置なども含めて完全に一致)。  また、その四行詩を「噂にすらならなかったクロケットの四行詞」とし...
  • ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ、ルセ)
     18世紀末頃にはリオンのランドリオが度々 『予言集』 の出版に携わった。そのうちルセとだけ組んだものには刊行年の記載がない。 正式名  二巻本であり、それぞれの扉に記載されているのは以下の通りである(*1)。 第一巻 PROPHETIES DE MICHEL NOSTRADAMVS, Dont il y en a trois cens qui n ont iamais esté imprimees ; Trouuees en vne Bibliotecque laissee par l Autheur. NOUVELLE EDITION, D après un Exemplaire trouvé dans la Bibliothèque du célèbre PASCAL. AVEC LA VIE DE L AUTEUR. TOME PREMIER. A RI...
  • アンリ・ノストラダムス
     アンリ・ノストラダムス(Henri Nostradamus)は、ノストラダムスの甥とされる人物。  彼の名は1605年版の『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』に登場する。それによれば、アンリはノストラダムスの甥であり、1605年版で初めて『予言集』に付け加えられた「六行詩集」は、ノストラダムス本人からアンリに託されたものであったという。  しかし、現在明らかにされている範囲内では、7人いたノストラダムスの甥に「アンリ」は含まれていない(ノストラダムスの甥参照)。また、「六行詩集」は他のノストラダムス作品との文体の違いが顕著なため、「アンリ・ノストラダムス」は偽書である「六行詩集」の権威付けのために創作された人名の可能性もある。  一部の信奉者は、アンリをノストラダムスの実弟ジャンの息子と仮定しているようだが、エドガール・ルロワの実証的な研究で否定されている(*1...
  • ノストラダムスの2018年予言
    2017年予言―2018年予言―2019年予言  ノストラダムスの2018年予言は、いくつかのインターネットメディアで報じられている。しかし、毎年恒例の単なる与太話の域を超えるものではない。  なお、ノストラダムス本人の予言で2018年と明記された予言は存在しない。 目次 2018年トップ10予言 トランプ暗殺と27年続く戦争 2018年トップ10予言  海外のサイト「ロンバルディレター」(Lombardi letter)は WW3? Top 10 Nostradamus Predictions for 2018 (第三次世界大戦か? 2018年向けのノストラダムス予言トップ10) という記事を2017年3月24日に掲載した(*1)。  日本ではこの記事などに依拠する形でネットメディアのTOCANAが同年9月6日に 【ショック...
  • ノストラダムス関連商品の一覧
    ノストラダムス関連商品の一覧  この項目では、書籍、映像作品、音楽作品、ゲームなどに分類されない雑貨などを取り扱う。なお、ゲーム 『ノストラダムスに聞いてみろ♪』、アニメ 『世紀末オカルト学院』のような二次的な創作に関連するグッズは、それらの記事に関連させる形でまとめる予定なので、この項目には含めない。 服飾 ノストラダムス大人用コスチューム♪ハロウィン♪ ノストラダムスマスク ハルマゲドン・ブラトリンプがかつて発表した試作品のブラジャー(*1)。 占い・オカルト 詩百篇タロット クリスタル・マニ『ムー』1994年9月号に広告が掲載された水晶玉。「ノストラダムスの予言が、今ここに」 という小見出しで紹介文が書き始められていた(*2)。 食品 ノストラダムス伝説札幌の千秋庵製菓が1999年のバレンタインデー向けに発売した、ノストラダムスの肖像が描かれたチョコレー...
  • ノストラダムスの肖像一覧
     ノストラダムスの肖像は、版画、油絵、彫刻など数多く存在する。しかし、その詳細な情報(作成時期、サイズ、所蔵先など)はあまり紹介されることがない。  以下はその隙間を埋めるためのリストである。リンク先には、肖像とその紹介を記載してある。  なお、著作権法が定める保護期間内の作品は、原則として対象外とする。結果として、漫画作品に描かれたノストラダムスや、現代の解釈書のカバーにイラストレーターが描いた肖像などは当面対象外となるが、Amazon の商品ページにリンクさせられるものについては、今後扱う可能性がある。  肖像の名称について正式名がない、もしくは確認できない場合が多く、論者によってまちまちな場合もある。そこで記事名は、絵の場合「ノストラダムスの肖像画」、彫刻の場合「ノストラダムスの彫像」で原則として統一する。また、カッコ内は作成者名、出版地名、所蔵先名などを用いているが、個...
  • 虹とノストラダムス
     『虹とノストラダムス』は、太田忠司の小説。2012年にPHP研究所から発売された。帯の惹句は「あの頃、僕たちは世界の終わりを信じていた」「『あの予言』に触れたすべての人に贈る物語」。 【画像】カバー表紙 コメント  粕谷知世の『終わり続ける世界のなかで』のように、日本のノストラダムス現象を題材にとった小説といえるだろう。  海外の場合、ノストラダムスその人を題材にした小説や演劇は古くからあるが、ジャン=シャルル・ド・フォンブリュヌやパコ・ラバンヌの解釈が惹き起こしたパニックを題材にした創作の話は、当「大事典」では確認していない。ノストラダムスその人よりも、五島勉の『ノストラダムスの大予言』が与えた社会的影響の方が創作の題材になりやすいという点も、日本のノストラダムス現象の特殊な側面を示すものといえるだろう。 文庫版  2016年5月に『明日、世界が終わると...
  • 並木伸一郎
    ...クロケットの四行詩やノストラダムスの予言絵画も本物扱いしている。そのスタンスは、2013年になって刊行した 『衝撃の未来予言 - 2013年地球を揺るがす七大危機』 でも同じである。 【画像】『人類への警告!!―最期の審判は2012年からはじまる』 【画像】 『衝撃の未来予言 - 2013年地球を揺るがす七大危機』 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ジョリ、1815年)
     『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』は、1815年にアヴィニョンのジャン=アルベール・ジョリによっても出版された。 正式名 PROPHETIES DE MICHEL NOSTRADAMVS,Dont il y en a trois cens qui n ont iamais esté imprimees ; Trouuees en vne Biblioteque laissee par l Autheur. NOUVELLE EDITION, d après un Exemplaire trouvé dans la Bibliothèque du célèbre PASCAL. AVIGNON, Chez J.-A. JOLY, IMPRIMEUR-LIBRAIRE, 1815. ミシェル・ノストラダムスの予言集。決して出版されなかった300篇を含み、 著者の残した蔵書の中か...
  • ノストラダムス関連年表
     このノストラダムス関連年表では、彼の生涯やノストラダムス現象に関わりのある主な出来事についてまとめた。  信奉者側がどのような事件を的中させたと主張しているかについては的中例として有名な予言を参照のこと。 ノストラダムスの存命中の関連年表 1503年12月14日(木曜日) - 誕生。 1518年頃? - アヴィニョン大学で自由七科を学んだとされる 1520年 - 学業を中断したと推測されている。 1521年 - 各地を遍歴し、薬草の採取や関連する知識の収集につとめる(- 1529年) 1529年10月23日 - モンペリエ大学医学部に入学。数年以内におそらく除籍。 1531年 - アジャンでアンリエット・ダンコスと最初の結婚。 1530年代後半? - 最初の妻と子どもをペスト(?)で失う。以降放浪したとされる。 1545年前後? - 手稿『オルス・アポロ』を...
  • ミシェル・ノストラダムスの予言集 (モロー、1796年)
     ノストラダムスの『予言集』は1796年にボルドーのモローによっても出版された。 【画像】扉に使われた木版画(*1) 正式名 PROPHETIES DE Mel. NOSTRADAMUS, Imprimées sur l Edition de 1689.A BORDEAUX, Chez MOREAU, Imprimeur, rue des Remparts, No. 55, près la Porte-Dijeaux. L AN M. DCC. XCVI. 1689年版に基づいて印刷されたミシェル・ノストラダムスの予言集ボルドー、 ラ・ポルト=ディジョー近くのランパール通り55番地、印刷業者モローの工房にて。 1796年  古版本でノストラダムスに敬称が付いていない版はきわめて異例である。また、標準的な題名からも逸脱している。 内容  ミシェル・ショマ...
  • ノストラダムスの弟子
     「ノストラダムスの弟子」は、同時代の暦書などに見られる名義だが、実体は不明である。 【画像】ノストラダムスの弟子(『1574年向けの暦』)(*1)  ノストラダムスと直接的に接点のあった人物で弟子と位置付けうる人物はジャン=エメ・ド・シャヴィニーしかいない。ただし、ノストラダムスは1561年の知人への書簡の中で、新しく雇った秘書として紹介している。  それ以外に「弟子」と呼びうる人物は確認されていないが、1560年頃には早くも『ミシェル・ノストラダムス師の弟子によって構成された1561年向けの暦』が登場している。  著者が名前を出さずに「弟子」を名乗る著書はほかに『ノストラダムスの一番弟子による1567年向けの真の占筮』と『ノストラダムス師の弟子による1574年向けの暦(未作成)』の2点を確認することができる。いずれも実体は不明である。  名前を名乗って...
  • 作品一覧
    ...イベートな手紙。 ノストラダムスの予言絵画ノストラダムス自身が書いたと主張する論者がいる絵画だが、実証的には相手にされていない。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ノストラダムスの大予言 (映画)
     『ノストラダムスの大予言』は、1974年に公開された東宝の映画。1974年8月3日公開、1時間54分。監督 舛田利雄、構成・脚本 八住利雄、特技監督 中野昭慶。観客動員数は年間2位。 【画像】海外版のビデオ 内容  原作として五島勉の『ノストラダムスの大予言』が挙げられているが、内容的な関連性はあまりなく、むしろ特別スタッフとして参加した西丸震哉(未作成)の思想が色濃く反映されているという指摘もある(*1)。  そのストーリーは、環境研究所の西山良玄(丹波哲郎)、娘のまり子(由美かおる)、恋人のカメラマン中川明(黒沢利雄)らを中心に、彼らが直面する極度の公害やそれが引き起こす災厄を描写するものとなっている。  製作スタッフはかなり真剣に警世の側面を打ち出そうとしたともされるが、その描写には説教色の強さや、荒唐無稽さが少なからず見られるとも指摘されている(*...
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