名前 |
ヒトツギ・カズネ |
性別 |
女 |
年齢 |
20 |
身長 |
163cm |
体重 |
48kg |
出身 |
櫻の国 |
一人称 |
私 |
職業 |
渡り鳥 |
人物像/ character
錆色をした腰まで伸びるロングヘア、同色の瞳に鋭い視線
赤茶けた色をしたフード付きの古いローブ、傷だらけのブーツに神秘的な銀のアクセサリといった魔術師然とした格好をしている。
【所々が煤けている魔力の名残のある錆びれたような色合いのフードローブ】
【胸の起伏を見るに女性だがしかし同じ年頃の女性と比べればどこか「いびつ」】
【黙っていればそれなりという顔の造形はしかし可愛気という物は廃しているように毅然として】
【錆色の瞳と腰まで伸びた髪はどこか刺々しい、暗に「近寄るな」と示しているような雰囲気をした女性】
歴史を集めることを生業とする家系の、その一人娘であり砲撃を得意とする魔術師
普段は遺跡などの調査発掘をし日々の糧を得て旅に出ている現在も似たような事をして稼いでいる。
性格は物事を隠匿する者が多い学者、魔術師とは異なりかなりざっくばらんとしている。良く言えば公明正大で悪く言えばガサツ。
会話の端々に「義務」や「~すべき」という言葉を使うことが多く、それは自分に厳しくあるようにと努めている現れである
それだけならば未だいいのだがその考えを他人にも当てはめるのでだらしない人にはどこか辛辣に当たってしまいがち。
それでも人から嫌われた経験が少ないのは特定のコミュニティに長く属した経験がないからであり、学校の類には一切通っていなかったりする。
そんな彼女には勿論ながら恋人などいたことがない、その刺々しい物言いと雰囲気から話し掛けてあまつさえ仲良くなろうなんて人種は皆無だったし
彼女自身も周りをちょろちょろされるのを好まないので今のところは伴侶は必要とは思っていないのであった。
両親が傍にいた頃は今からは想像できない泣き笑い感情表現豊かな天真爛漫な少女だったが両親が去り支えてくれる人間がいなくなった時から一変し
強くなければ生きていけないと今のような性格になった。生きる事は弱さを許さないと彼女は言うが強くならざるを得えなかったという陰鬱とした過去がある。
親が突然亡くなった為か誰かから与えられる情の類に懐疑的で、例え仲良くなったとしても唐突にいなくなってまた一人になってしまうのではないかと心の奥で恐れを抱いている
その為から他人と深い交流を持つ事を無意識の内に避けており友人といえるような人間もとあるガンマンを除いていない。
一番の悲劇はカズネが一人で生きていくだけの能力を当たり前のように持っている事なのかもしれない。
その人の性格が表面に現れるようにカズネの見た目、主に人相は社交的とはいえず笑顔ならばどこかの令嬢と見紛うばかりだが
誰かに言わせれば「いつもごきげんナナメ」でたえず、何かに対して怒っているように思わせるそんな表情をしているらしい。
すうっと伸びた眉も眉間のシワが加われば鋭い視線を演出するし、大きく開かれた瞳が訝しげに細められればまるで狩人のように、時折浮かべる笑みさえも不敵な物に見えてしまう
「美人ではあるが近寄り難い」「表面だけ綺麗なラッピングをした着火済みの爆弾」「アンチ癒し系」一言に纏めるとそういった部類の人種である。
自身の魔力回路を編纂する折にそのスペックを探索から戦闘へと書き換えた経歴があり
その折に髪や瞳の色は変わり『魔力の権化』のような今の姿に変わった、余剰の魔力が溢れるのは排熱と同じ理論である。
また溢れた魔力の濃度は人体に害が出るレベルの物であり、それ故にカズネがどこか一つの場所に居続ける事は難しい
なおその事実が判明したのは旅に出て暫くしてからであり決して他人を汚染してしまうから様々な場所に飛び回る根無し草になった……という訳ではない
ちなみに汚染に関して本人は「まあ、仕方ないか」「他人に迷惑掛けなければいいや」程度にしか考えていなかったりする。
また所有する術具「静かの海」は魔力回路の編纂と同じタイミングに一族に伝わる杖を溶かし再編成した代物である
魔弾の効率運用のサポートが主たる機能でそれを用いた遠距離中距離戦を主眼に戦うことを得意とする。
回路編纂による長い眠りの中終わらない夢の中で見た物は『今までの歴史』であった
連綿と続く人の営み、惑星を食いつぶす種族、その先にあるのはきっと破滅。
人々の大半は自分の未来がより良い物だと信じて生きている、だけど彼女が予測した未来は末期だった
ただゆっくりと熱を失う世界に希望はなく空っぽだ、空っぽならば何の価値もない世界がそうならそこに住まう人もそう
だから自分にも何も無いのかもしれない、そんなありふれた絶望に僅かな光を灯した者がいて……
もし空っぽでないなら自分に何が残っているのか、それを確かめる為にカズネは旅に出るのだった。
ステータス/status
筋力 |
耐久 |
敏捷 |
技術 |
魔力 |
幸運 |
D |
D |
C |
S |
S+ |
A |
能力/ability
魔術を用いる事が能力ならば彼女は能力者の部類に入る。
それ以外は見た目通りの女性としての力しか持たない、男性と殴り合えば当然負ける程度にはひ弱なのである
ただそれを補って余りある魔力量の膨大さと魔術式の汎用性、そして学者としての理解力は他に追随を許さない
加えて所有する『静かの海』によるバックアップも合わさり戦闘を糧とする魔術師としては相当高いランクに仕上がっている。
魔弾の砲撃と『静かの海』による変則的な攻撃がカズネの戦闘行動の主柱と言えよう。接近戦はお察しレベルなのは言うまでもない。
スキル/skill
スキル名 |
詳細 |
魔力生成 |
魔術師としての基礎スキル、だがカズネの生成量は一般のそれを遥かに越える |
錆の瞳 |
魔力の流れを視覚的に捉える事が出来る瞳、長きの眠りにより付随した或いは呪いとも言えるかもしれない |
自律 |
精神的な汚染に抵抗力がある |
赤熱 |
魔力回路の高速化、高出力化の際の熱から派生した能力、炎を伴わない熱量は半ば呪いのような物である |
装備/equip
カズネの魔術行使のバックアップを担う術具。
元となった『杖』の属性たる月から、銘は月の大きな海から借用した。
張り巡らされている魔力回路はカズネの物をカットペーストし最適化した物である。
『金の弾丸』
セリーナから譲り受け借りた弾丸
そのままでは面白くないので底の部分を加工しネックレスへとジョブチェンジして貰った。
女性が身に付けるには攻撃的過ぎるかもしれないがカズネならば何の問題もない。
『古いローブ』
ところどころ擦り切れた名も無いローブ、魔術師の瞳の色と同じ錆色をしている
カズネの魔力が同化しており非常に親和性が高い物だが物理防御力は無いに等しい。
『魔銃:アストレア』
技師
ジョシュア・ランドバーグの手による魔銃
元となった銃はコンテンダーと呼ばれる際物の銃、色は眩いばかりの銀色をしている。
魔力無効化 |
膨大な魔力と引き換えに「魔力無効化」の効力を持つ魔弾を射出する |
『アウロラの十字』
技師
ジョシュア・ランドバーグの手による虹色に煌めくロザリオ
2つ作られた十字はその両方ともが大司教フレデリックの手に渡っている
十字を作成してくれた技師への後ろめたさはあるが元よりフレデリックに縁のある品であり
ならば彼の手にあるのが相応しいと判断し譲渡する
最終更新:2014年12月22日 01:43