不破 雷道

「勝つつもりがあるならば、臆すでないぞ! 信ずる道を〝御意〟としッ! ただただ猛進してこそッ!! 世界は己に微笑むのだからなァァアーーー!!」

―― from ≪枯れ彼岸騒乱≫ : ベルテ・クローロ 戦 ...... " I Go Along with Myself!! " >>


概要

【黒系統の甲冑を全身に着込み、口元を面頬で覆い、赤いマントを羽織った大男】
【しかし頭に被る海賊風の髑髏マーク入り三角帽子が、その鎧武者的調和を乱しているのは否めない】
【そして左胸に白く厳かな字体で刻まれているのは、「68」なる数字だ】

読みは「フワ ライドウ」。
カノッサ機関の≪No.68≫にして、カエルレウム・ナーウィスの構成員。
ナーウィス傘下の海賊組織『荒覇吐水軍』では、頭領、荒覇吐播磨の右腕を務めていた。
一人称は「拙者」で、二人称は「貴殿」「御主」など。口調が全体的に武士っぽい。というか、実際に鎧武者である。

〝御意〟が口癖で、何かにつけて〝御意〟と叫ぶ。
たまに意味が通ってるのか不明な〝御意〟の使い方をするくらいの〝御意〟中毒。
――とだけ言うとただのお馬鹿さんにしか聞こえないが、実際にはかなりの剛の者。
特に忠義には篤く、一度〝御意〟とした任務は、その身を賭してでも成し遂げようとする。
ただ逆に言えば愚直でもあり、何事においても視野が狭くなりがちという欠点も抱えている。

彼をただの〝カノッサの狗〟と見るべきか、偶然カノッサにいるだけの〝仁義の将〟と見るべきかは――各個人、或いは時代が決めることか。


近況

荒覇吐水軍が壊滅してからも、カエルレウム・ナーウィスのリーダー、ヴェンツェルの命を受け、各地を転戦している。
最新の戦歴は、ヴェンツェルに付き従って参戦した≪フルーソ最後通牒事変≫
敵は、ユウト・セヴォラインディバンチョー・スズキミストラルの三名で、雷道は特にバンチョーと激戦を繰り広げた。
≪周防海湾海戦≫の因縁を清算すべく雷道は奮戦したが、バンチョーの策にはまり、〝粉塵爆発〟に巻き込まれて惜敗した。

アルミニウム粉末を浴びてからの粉塵爆発と言うことで、流石の雷道もかなりの重傷を負ったと思われるが……ちゃっかり〝撤退〟を成功させていた辺り、案の定〝しぶとい〟ご様子。
――ということで、まだ彼の〝御意道〟は、終わらなさそうだ。


能力

魔力から「銃剣付き火縄銃」を作り出す。
火縄銃には「一発だけ」鉛玉が装填されている。

この能力により、火縄銃を使い捨て感覚で運用できる。
それによって、本来なら「弾込め」が必要である火縄銃の弱点をある程度克服できている。
また銃剣のおかげで白兵戦にも対応でき、結構汎用性の高い能力である。


戦闘

自身のタフネス、甲冑の防御力、そして能力を見事に噛み合わせた「ごり押し」的な戦い方を好む。
調子に乗せると怖いタイプの能力者であると評せるだろう。

耐久力が中々に高いが、甲冑のせいもあり、動きは遅め。
また視野が狭いという性格上、「見逃しミス」を多発する傾向にある。
それらの隙を見破り、「甲冑の隙間に攻撃する」「打撃系攻撃の衝撃を甲冑越しに通す」「防御の薄い頭部を狙う」などの有効打を浴びせれば確実にダメージは入るだろう。

総じて、確かな実力者でありながら、色々と惜しい要素を持った人物であると言えよう。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年05月08日 12:48