アンジェル・アナザー

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『―――――、―――――――……。』


名前 アンジェル・ベルジュロン
性別 女性
年齢 20
身長 165cm
体重 53kg
所属 カノッサ機関
好き お姉様
嫌い 全ての敵性存在
余命 ???

【人物】

正義の味方を志す若き女性、アンジェルの別の姿
様々な要因から元の優しく正義を標榜する彼女ではなく
ただ己の敵たる存在を除外する事を理念とする状態の事。

また現在は過去の記憶が蘇った為、カノッサ機関に
全力の忠誠を誓っており、正義に対しては大変危険な存在である。

性格は冷徹かつ酷薄だが、男性相手には妖艶な態度を(時には行動も)取る。
その理由は後述。その性情からか衣服は薄布と呼んで差し支えないものであり
肌の露出も当然多い。もっとも、男を誘う態度の全てが好意であるとは限らない。

【能力】

  • 『Dirty Party Bloody』
    妖刀秋雨によって顕現する、血液を自在に操作する能力。
    一般的な血液操作と異なる一番の点は血の使用量に限度が無いことである。
    これはマント一つから周囲一帯に至るまでを固有結界(実際は非常に高度な魔術)で自らの血肉へ変化させ
    更にその血液を能力の媒体として使用するためである。このため、血を能力として使用する者にありがちな
    貧血、時間経過での疲労などとは無縁という、極めて強い特性を持った力である。

    ただしこれはアンジェルの知性や戦闘における生命の重さを軽んじさせる一面も持ち
    今までは運良く生き延びてはいるものの、アンジェルに勝ち得る、また殺す意志を持つ相手と戦った場合
    一切の防御を捨てている彼女に取ってはその人物こそが最悪の相手となることは間違いない。

【戦闘】

  • 剣術と能力に寄る血液操作を主とする。不得意な距離は無く、オールラウンダーである。

    剣術に関しては秋雨の能力により達人級の腕前を誇り、眼にも止まらぬ衝きや大上段からの兜割りなど
    一撃で生死に関わるほどの技を繰り出すことすらも可能である。
    ただし、あくまでも攻撃に特化した剣の腕であり、本来の剣術とは違って
    使用者の生命を守ると言った概念が無いため、剣の道を己で鍛える者から見れば論外な攻め方がほとんどとなる。

    能力に関しては血の使用量に制限が無いため、全方位への攻撃が可能となっている。
    こちらも防御の観念が無いが、どれだけ出血しても理論的には死なない為、首を飛ばされでもしない限り食い下がる執拗さも。

    全体を通して高火力、全距離対応、攻撃特化、そして半不死性すら秘めた凶悪な戦闘生命体である。
    対策は躊躇せず、彼女同様に全力で応じること。防御に一分も気を割かない点も付け入るべき好機と見るべきであろう。

【所持品】

  • 『秋雨』
    『お姉様』から譲り受けた一振り。妖刀。
    血を吸って切れ味が上がるという特性があり、最高まで切れ味が上がると
    刀身が夜露に濡れたように妖しく光る。また、使用者に高等な剣術のスキルを付与する力もある。

    アンジェルはこの刀の力を最大限に利用しているが、同時にこの刀によってこの姿になる切っ掛けを与えられてもいる。
    刀の他に必要な物は、何も無い。

【出現】

  • そもそもにして第一の原因はアンジェル・ベルジュロンの出自にあり、母方が半魔、父方が人間兵器という点。
    ただし彼女は両者の生殖で生まれたわけではなく、両者の持つ魔力を掛けあわせて生まれた謂わば魔力生命体であり
    人とは似て非なる存在だという事が最大の理由となっているのである。

    そこに妖刀秋雨がきっかけを作り、半妖に近い状態となった折に本来忘却していた兵器としての才覚が開花
    秘められた四分の一の〝魔〟と、一振りの〝妖〟とが混ざり合った〝兵器〟がこのアンジェルなのである。

    髪が元のピンクから朱に色を変えるのも、秋雨の血を吸う特性と母方の属性を吸収・増幅する能力を反映した結果であり
    単なる半妖としては破格の力を持つのも、何事にも影響されやすいのも、不安定な魔力生命体である為となる。

    現状ではバーサーカーの如き戦いぶりを発揮するに留まっているが、今後彼女がどうなるか
    そればかりは誰にも分からないし、分かったどころで、きっとどうしようも無いだろう。

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最終更新:2014年04月11日 16:59