その名に『神の薬』を意味する名を持つ、ミカエル、ガブリエルに続き、旧約聖書に登場する、由緒ある癒しを司る熾天使。
彼の名は『四大天使』『七人の大天使』十二人の『御前の天使』の中にふくまれ、力天使の長とも『第二天の支配者』ともいわれる。
オカルト・魔術の教義では『太陽の天使』『日曜の天使』などの肩書きも持つ。
『トビト書』で目の見えないトビトの息子であるトビアが父の命令で旅に出た際、ラファエルは人間に化身し、トビアの道連れとなり彼に助言をして旅路の助けをした。
そして魚の内蔵より処方した薬をもちいて、トビアの目を治してやるのである。
ラファエルはその名のとおり『治療者』であると同時に親切で気さくな『旅人の守護者』『若者の守護者』でもある。
トビアとの旅を題材に描かれた宗教画には、サンダルに杖をつき、水筒を下げてズダ袋を背負った旅人のスタイルで描写される事が多い。
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A8%E3%83%AB
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