アヌケト(アヌキス)(Anuket、Anukis、Anket、Anqet、cnkt)
その名は『増水をもたらすもの』を意味する。一般的に女神の服を着た女の姿で表されるが、時にガゼルの外観を取ることもある。彼女は
フヌムおよび
サテトの娘であり、この三神で第一瀑流の三位神を形成している。豊穣をもたらすナイルの増水を見張る役割を持っている。このため
イシス=
ソティスと同一視される。
参考文献
ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』30頁
最終更新:2021年05月29日 15:54