オボボ(Obobo)


昭和期の怪奇系児童書で紹介されたポリネシアの妖怪。
オボボはサナダムシのような姿をした妖怪である。このオボボも例に漏れず人間に襲いかかる恐ろしい存在であり、しかもその襲い方は体内に潜り込んで全ての内臓を喰らい尽くすという悍ましい方法である。だが、オボボは誰彼構わず襲うわけではなく、悪人のみを狙って襲うという。そこで気になるのが、オボボにとっての悪人の定義である。善悪の定義は地域・民族・時代によって全く異なるものだが、一番分かりやすいのはやはりその地で定められた禁忌を犯した者だろうか。残念ながら、妖怪図鑑にはオボボの悪人の定義は載っていないため、どのような者がオボボの標的となるのかは一切不明である。

参考文献

 佐藤有文『世界妖怪図鑑 復刻版』157頁

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最終更新:2023年06月15日 19:25