イグドラジル(Yggdrasill)

イグドラシル、ユグドラシル。

世界樹。とてつもなく巨大なトネリコの木。その意は『恐ろしきもの(=オーディン)の馬』、すなわちスレイプニルをさす。
枝は全世界の空に広がり、三つの根はそれぞれの世界に届く。

アースガルズに下ろされた根の下には『ウルズの泉』(ウルザンブルン)がありそのそばに神々は法廷を持っている。巨人族のところ(ヨトゥンヘイム?)には同じく『ミーミル?の泉』、最下層のニヴルヘイムに下ろされた根の下には『フヴェルゲルミルの泉』があるのだが、その根を悪竜ニーズヘグや蛇たちがかじっている。

ウルズの泉のそばにノルニルが住み、木の世話をしているので枯れることはない。
ミーミル?の泉の水を飲めば、知恵が得られる。オーディンは片目を差し出してまで水を飲んだ。また、ヘイムダルラグナレクを知らせるための角笛(ギャラルホルン)をそこに隠しておいた。

枝には一羽の賢い鷲がとまっており、その眼の間には鷹がいる。4頭の牡鹿が枝から葉を食いちぎり、1頭の栗鼠(ラタトスク)が鷲と鷹の間を往復して悪口を運んでいる。この樹の枝からは蜜が滴り落ちていて、蜂はその蜜を飲んで生きている。また、泉の中には2羽の白鳥がいる。

オーディンはこの樹に首をつって(自分自身を生贄に捧げて)ルーンを得た。

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最終更新:2005年09月25日 08:43