ネフェルテム(ネフェルトゥム)(Nefertem、nfr-tm)

 その名は、『アトゥムは完全なもの』『完全で美しいもの』『存在と日存在が完全にそろっているもの』を意味する。彼はライオンの頭を持つ男性として描かれるが、睡蓮の花の髪飾りをつけた男性として表されるほうが一般的である。彼は睡蓮の花の神であり、古代エジプトでは太陽は睡蓮の花から昇ると思われていたため太陽神と関連付けられる。そのことから、彼はラーの一つの形とされ、太陽神が乗る小船に睡蓮の花が描かれる。また彼は使者の裁判に立会い、罪人の魂を鎖で縛りばらばらに切り刻む。

参考文献

ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』123頁

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最終更新:2021年05月30日 14:56