トゥオニ(Tuoni)
フィンランドの叙事詩『カレワラ』に登場する冥府の神。
マナとも呼ばれる。
死んだ人間はトゥオニの国、冥府トゥオネラに行くとされる。この冥府の国境には黒い黒い河トゥオネラン・ヴィルタ(Tuonelan Virta)が流れ、河の水面には白い白い白鳥トゥオネン・ヨウッツェン(Tuonen Joutsen)が泳ぐ。そしてこの河を越えればそこはもう冥府である。冥府のビールには蛙の卵、蛇、得体の知れないものが入っており、敷布団は焼けた石で、掛布団は蛆の群れである。
参考文献
佐藤俊之/山北篤『悪魔事典』202頁
最終更新:2023年06月24日 14:19