アトロポス(Atropos)


 アトロポスとは、ギリシア神話に出て来る女神の名でモイラの一人で末の娘。

 名前は「不可避」の意。 運命の女神で、「醜い老婆」の形をとる。クロト(南方熊楠は「紡績者」と訳す)が生命の糸を紡ぎ、ラケシス*1が長さを決め、この「止むを得ざる者」アトロポスがハサミで断ち切るという。

参考文献


 南方熊楠『南方熊楠全集 第八巻』

 アーサー・コッテル 『世界神話辞典』260~261

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最終更新:2021年05月29日 09:53

*1 南方は「ラヒェシス」表記で「運命を定むる者」とする南方熊楠『南方熊楠全集 第八巻』600頁