434 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
須賀プロ大丈夫かな…

435 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cyborg008ch
ここで続投ですかー

436 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
人間を人間と思っとらん所業ですわ

437 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
安請け合いする須賀プロが悪い

438 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
どうせ、自分からやると言い出したんだろう

439 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
変なこと意地を張るからな

440 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
いやいやいやいや、誰か止めなさいよ!

441 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SBRSBRKH
見上げた根性です!すばら!
ちっぽけだが、タフな男ですね

442 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
お見舞いはよ

443 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Ka2dondon
今日こそはカツ丼つくるのか?

444 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
入院はよ

445 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
療養はよ

446 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
やめときなよ、もう

447 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
バッセンで調子に乗って160キロでホームラン打って捻挫するような人だから、仕方ないね

448 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
なんのプロなんですか!?




455 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
どうでもいいけど、ASB楽しい
格ゲーじゃなくジョジョゲーなんだ

456 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
なぜ、重ちーが使えないのか

あ、花京院で

457 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
ジョニィかワムウ

458 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
承太郎の声、どっかで聞いたことあるんだよね

459 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
『キング・クリムゾン』ッ!

460 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
ヒッ

461 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
あ、ボクはジョセフで

462 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
徐倫で
手錠の利用法ば小学生のときに啓示すてくれました

463 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
ブチャラティだな

464 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SBRSBRKH
ジョナサンで!

465 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ここ、須賀プロの実況スレだから!

……あ、シーザーで

466 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
アヴさん

467 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
色々ダルいから、究極生命体になりたい

468 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
かじゅ……カーズ一択っす!

469 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
なんのスレだってば!

470 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
料理始まったから静かにして




481 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
この腕前なら、他に生かす場所もあると思うよ
たとえば、旅館とか

482 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
主夫とか

483 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
執事とかいいと思うな。気が利くし

484 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
お菓子……いや、専属料理人とか

485 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
旅館はだめ

486 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
タコスとか

487 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
タコスとか

488 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
パクるな、低能
オウムかお前は

489 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
ふん、そっちこそ
どうせ色気の欠片もない体してるんだろ?

490 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
なっ

そんなこと無いに決まってるだろふざけんなお前と一緒にするな馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿

491 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
色気と言えばさ……


須賀プロの手、エロいよね
特にあの指が

492 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
に゛ゃ!?

493 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
判る
あの指でなぞられたらって思うと……

494 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
んひゅ!?

495 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
小手返しも上手いから、手先は器用だよね
あの、長くて細い指が……ゆっくりと……

496 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
うひゅぇ

497 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
確かに、手先は器用だね。マジックできるし、裁縫得意だし

498 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
むしゃぶりつきたいエロさ
絶対上手

499 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO


500 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
判る
何度か、一緒に食べちゃいたいと思った

501 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
えっと……なんの話?

502 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
よし、切り取ろう

503 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
ホモの手はエロい。はっきりわかんだね

504 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
ミヤモリ!ブンカツ!

505 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
あ、ちょっと呼ばれちゃったから実況お願いします

506 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
こんなときに電話とか……

誰か実況してて

507 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
須賀プロのあの細くてふっくらとしながら男の武骨さば湛える指が首筋に沈むとなると……すばら!

508 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
お小水





512 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
須賀プロはそのままプロとして、色んなドラマに出たらいいと思うんだ…
あったかい、あつあつの恋愛ものとか


513 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SBRSBRKH
ますます本業が危ぶまれますね

514 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
本業ってなんでしたっけ?

515 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cyborg008ch
マルチタレントですよー
※た麻除

516 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ShingekiBIG
なんでもできるとか、ちょー凄いよー

517 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
縁日の型抜きとかでも、普通にクリアできるくらいには器用なんだよね

518 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
須賀プロは今あるレギュラー番組を大切にすべき
相方を大切にして、年上を敬うべき。甘えるべき

519 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
いや……十分相方を大切にはしてるし、敬ってるし、甘えてると思うけど

7 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
あれ、勢い少し落ちた?
人が減ったのかな

1 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SEraEgchi
みたいやな
なんでやろ?





530 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SEraEgchi
お、レス番を表示バグったな
それにしても今日も旨そうやな

531 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
あー、もー……ホントに長い電話だった
迷惑な電話だったなぁ、ホント

532 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
……うぅ

まったく、困りものだったなぁ
実況しそびれちゃったよ、実況を

533 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
シャワー壊れてた
夏とはいえ、ちょっと寒い

534 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
呼び出すなんて、おかーさんは全く……

535 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
急にスケジュールの確認とか困るよね☆

536 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
須賀プロ、今度番組でSM体験ばしてほしい

537 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
だからそれ、なんのプロなんですか!?

538 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
手広くやる、須賀プロが悪い

あ、私はパス

539 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
SMって何?

540 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
目の前の箱使うといいと思うっす
検索っす

541 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
ん?誰これ?

542 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
愛宕のおもろい顔の方やな

543 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RosenMaid
相変わらず、どっか変な奴にからまれるな……

544 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
そんな、変な奴しか彼に絡まないって言い方は変だと思うよ

545 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
うちらなら、天下をとれるでwwww

546 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
※ただし麻雀抜き限る

547 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
もう、スッガはゲイ人だから

548 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:eomotRev
ゲイ人(意味深)

549 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:shrutupyou
だから、そういうのは禁止!

550 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
ハルちゃん最高ぅぅぅぅぅう!


  ◇  ◆  ◇


京太郎「さて、じゃあ料理しましょうか」

理沙「安静!」 プンスコ

咏「いやー、流石にやめといた方がいいんじゃないかねー?」

晴絵「おいおい、ちょっとは休んどいたら?」

京太郎「いやー」

京太郎「昔、片足捻挫した状態で人背負って山登りしたことありますし、どうってことないですよ」

京太郎「あ、それとも代わって貰えます?」

京太郎「どっちかと言うと、番組の趣旨的にはそっちっすよね」

咏「……」

理沙「……」

晴絵「……」

京太郎「だめだこの大人たち。早くなんとかしないと」


咏「いやー、そりゃ作れるよ」

咏「作れるけどさぁ……いや、ホント」

咏「どっかのアラフォーさんと違って、料理程度は一通りできるけどねぃ」

咏「なんつーか、さ」

理沙「見劣り!」 プンスコ

晴絵「そりゃあ、須賀プロと比べたらね……」

京太郎「あっ、はい」

京太郎「つーか、師匠! だからそうやって、よそよそしい呼び方するのやめて下さいって」

京太郎「なんか、いろいろ寂しいじゃないっすか」

晴絵「いやー、そうは言われてもね……」

咏「えっ」

咏「師匠ってなんだい、そりゃあ……おねーさんもちょっと気になるねぃ」

理沙「気になる!」 プンスコ


京太郎「いやー」

京太郎「言ってもいいですかね、師匠?」

晴絵「だからその師匠ってのは……」

京太郎「じゃあ、レジェンドで」

晴絵「……それ、もっと恥ずかしいから」

咏「んー」

咏「仲良く漫才してるところ悪いけどさー」

咏「さっすがに、そろそろ視聴者たちにもわかるように話さない?」

理沙「説明!」 プンスコ

京太郎「あっ、はい」

京太郎「って言っても、別になんかすごいってところでもないんですけど……」


京太郎「昔……ちょうど、大学生のときですかね」

京太郎「ちょっと俺、スランプみたいになってた時期がありまして」

京太郎「大学の先輩たちに、いろいろ仕込んでもらってたんですよ」

京太郎「俺でも勝てそうな……俺が勝ちにいけるやり方を」

京太郎「それがこう……本当に、やること多いんですよ。頭を使うって言うか、なんていうか」

咏「あー、なるほど」

咏「確かに、須賀プロのスタイルってひたすら理詰めの極みって感じだしねぃ」

理沙「計算!」 プンスコ


京太郎「まあ、やること多くて……」

京太郎「そこそこの相手には、やらなくても普通に打てるんですけど……」

京太郎「大学の、インカレ出場者相手ってなるともう……なんていうか、毎局気を張り詰めっぱなしで」

京太郎「本当に、色々頭使ってばっかで……」

京太郎「で、そこまでやってもやっと土台に立てるか立てないかで、負けるから」

京太郎「こう……色々相俟って、爆発しちゃったんすよ」

咏「あー」

咏「まあ、オカ持ちとやると不公平だって思うかもねー」

咏「息するように、平然と相手を捻じ伏せるし」

理沙「独尊!」 プンスコ


京太郎「そんで、一時まあ……麻雀から離れてたんですよ」

咏「へー」

咏「なんか、意外っちゃ意外だねぃ」

咏「須賀プロ、人生是麻雀ってぐらいにあるストイックだし」

咏「生まれたときから牌を握り続けてきたって、噂もあるって聞くけど」

京太郎「いやー」

京太郎「そんな、小走プロみたいなことないですって」

京太郎「麻雀始めたのも、高校生になってからですし」

咏「へー」

咏「何でまたそっからやりだしたのか……」

咏「そこらへんも突っ込んで聞きたいもんだけどね」

理沙「青春!」 プンスコ

京太郎「勘弁して下さい……たいした理由もないですし」



京太郎「んで、そこらへんで……」

京太郎「たまたま、赤土プロ――師匠にあったんですよ」

京太郎「『君、こんなところで何やってるの』って」

咏「へー」

咏「そりゃまた、どうして?」

晴絵「いやー、ちょうどインカレの解説やってまして」

晴絵「面白い打ち方してるから、気にはなってたんだよね」

咏「あー」

咏「嫌われてるのに、何とか近づこうとしてるって感じの?」

晴絵「そうそう」

晴絵「振り向いてくれなくてもいいから、絶対捕まえて見せる……みたいな」

晴絵「正気だとできないような、打ち方を」

晴絵「よっぽど麻雀好きで、しかも運がないんだなって」

咏「それで、ロックオンした……と」


晴絵「……人聞き悪いな、その言い方」

晴絵「まあ、派手じゃないけど……上手いって感じだし」

晴絵「この子は、こうやってきっと前を目指して少しずつ成長していくんだろうな……と」

咏「芽吹くのがいつになるか判らないけど?」

晴絵「まあ……着実には進んでいくな、と」

晴絵「目に見えてすぐってわけじゃないけど、打てば打つほど確実に強くなる」

晴絵「一年後の成長率ならほかにもいるだろうけど、十年後までにはコンスタントに伸びるって」

咏「あー」

咏「等速直線運動、見たいな感じかねぃ」

京太郎「手厳しいっすね、俺の評価」

理沙「鍛錬!」 プンスコ


晴絵「で、そんな風に思ってた大学生が……」

晴絵「まさかの、看板に話しかけてたんだよね。ネオン街で」

晴絵「しかもやたらとメタリックな感じでシルバーつけてて」

晴絵「『どうせ俺なんか』とか『お前らはいいよなぁ……』とか」

晴絵「『俺が光を目指しても、しっぺ返しに遭うだけだ』とか」

晴絵「こう……思春期こじらせた感じで」

咏「うわぁ……」

理沙「ドン引き!」 プンスコ

京太郎「あー……」

京太郎(喧嘩して倒れてたとことかは省いてくれてよかった)

京太郎「ありましたね、そんなこと」


晴絵「ってなったら、当然」

咏「連れ込んだ、っと」

理沙「犯罪!」 プンスコ

晴絵「いや、してないから」

晴絵「とりあえず傘を貸して、近くのファミレスに連れてったんだよ」

晴絵「そしたら、こう、無言でドリンクバーに行って」

晴絵「おまけに、故障で噴出して頭からぶっかかって……」

咏「ツイてないねぃ」

理沙「悪運!」 プンスコ

京太郎「ありましたね……そんなこと」

京太郎「で、そっから俺は相談したんですよ」

京太郎「『俺がやってることって、本当に正しいんですか』」

京太郎「『麻雀って、こんなに辛くて楽しくないんですか』」

京太郎「そんな感じで」


咏「それで、なんて答えたんですかね?」

晴絵「いやー」

晴絵「それがさ……」

京太郎「『そんなこと、私が知るか』って」

京太郎「ずぶ濡れで傷心の人間に、その仕打ちですよ?」

晴絵「いやー」

晴絵「なんていうか……ねえ」

咏「ん、まーぶっちゃけて言うとしたら」

咏「それ以外に言いようがないよね。『わかんねー』『そんなことさっぱりわかんねー』って」

咏「初対面なんだから」

理沙「相談!」 プンスコ


京太郎「んで、そのとき俺は思ったんですよ」

京太郎「あ、この人は信じられる人だって」

京太郎「こんな俺に、会ったばっかりのよくわからない俺に……」

京太郎「ちゃんと、真摯に答えてくれるんだなって」

咏「真摯なのかね……それは」

理沙「怪しい!」 プンスコ

京太郎「いや、その後で……この人、意外に結構適当で軽いなって思いましたけど」

咏「思ったんだ」

理沙「残当!」 プンスコ

京太郎「少なくとも、俺の質問に適当に話をあわせてあしらったりはしないで」

京太郎「どう見ても危ないやつなのに、ひょっとしたらその相手が切れるかもしれないけど真実を言う」

京太郎「そんな、しっかりしたやさしい人なんだなーって」

晴絵「褒められてるんだけど、テレビで公開処刑されてるとしか思えない」

咏「傍から聞いたら、ノロケみたいなもんだしね」

理沙「告白!」 プンスコ


京太郎「んで、色々聞いたんですよ」

京太郎「スランプのとき、どうしてたかって」

晴絵「色々経験あるからね」

咏「あー」

咏「年の功っすかね?」

晴絵「大して変わらないだろ」

理沙「許゛さ゛ん゛!」 プンスコ

咏「ひぃ」

咏「京太郎お兄ちゃん、怖いおばさんが苛めるよー」

京太郎「見た目的に違和感ないけど、違和感しかないんでやめてください」

咏「イケずだねー、須賀プロは」

咏「いやぁ……」

咏「わっかんねー。三十路超えても若々しい私がわっかんねー」


京太郎「んで、できました」

理沙「早業!」 プンスコ

咏「おおー、相変わらずの女子力だねぃ」

晴絵「これは……麻婆豆腐?」

咏「でも、色が赤くないけどね」

理沙「白色!」 プンスコ

京太郎「ええ、そうです」

京太郎「豆板醤使ってない麻婆豆腐なんですよ、これ」

咏「ほー」

晴絵「それじゃ、味は?」

京太郎「塩味っすね」

京太郎「だから、どっちかといえば和食風味になりますね」

咏「いやー、さっすがだねぃ」

咏「和食だと酒に合うかどうかって思ったけど、これなら安心だ」

咏「ま、私は日本酒だからいいんだけど」

理沙「焼酎!」 プンスコ

晴絵「無難にビールで」

京太郎「白ワイン以外ならなんでも」


京太郎「それで他には――」

京太郎「こちらが、豚の冷やししゃぶです」

京太郎「おろしポン酢でもいけますし、酢だちと一緒のめんつゆでも、ゴマダレでもお好みで」

京太郎「量はありますし、一枚一枚が薄いから食べやすいはずです」

咏「おおー」

理沙「豚肉!」 プンスコ

京太郎「あ、お酒とってことなので、付け合せの野菜は軽めにしてあります」

京太郎「きゅうりともやしっす」

京太郎「どちらも消化しやすいですし、余分なカロリーがありませんから」

京太郎「肉とか鍋って言うとどうしても重そうですけど」

京太郎「これなら軽く食べられるんじゃないっすかね?」

晴絵「……お母さんだな、まるで」


京太郎「で、これはほっけの塩焼き」

京太郎「大根おろしは、冷やししゃぶのタレ用のを流用」

京太郎「どうせなら、こういう手間はまとめて省いちゃったほうがいいっすから」

京太郎「こっちにおいてあるのは、かぼすっす」

京太郎「さわやかな味わいのものなので、お酒のときの気付けになるかなって」

咏「ふーん、なるほどねぃ」

理沙「塩焼き!」 プンスコ

晴絵「こう、やっぱり塩だね。酒の肴の魚には塩!」

京太郎「……親父ギャグっすか」

京太郎「魚と肴って」

晴絵「……」

晴絵「ごめん、忘れて」

京太郎「いや~、うーん」

京太郎「こう、なんつーんすかね」

京太郎「ん~~……なかなかオモシロかったっす。かなり大爆笑」

晴絵「だろ? だろ?」

晴絵「こう、後からじわじわ来るんだよ。冷酒のように」


咏「仲いいねぃ」

理沙「仲良し!」 プンスコ


京太郎「ほかには……そうっすね」

京太郎「白水プロが、『哩だけに参るわー』とか」

京太郎「とか言っちゃったりして……ハハ」

晴絵「ないわ」

咏「それはちょっと」

理沙「……」

京太郎「なんで俺のときだけ、この反応なんだよ!?」

京太郎「じゃあ、もう一個。もう一個だけします!」

晴絵「ごめん、許可しない」

咏「わっかんねー、そんな都合のいい話があると思う」

理沙「ド低脳!」 プンスコ

京太郎「ひでえ……このプロたちひでえ」



晴絵「ま、いいから言ってみたらどう?」

咏「ん、聞くだけならいいかね」

理沙「許可する!」 プンスコ

京太郎「えーっと……」

京太郎「それじゃあ、ちょっとした一発芸なんですけど……」

京太郎「こう、なんつーんすかね?」

理沙「いいから!」 プンスコ

咏「変に前置きすると余計につまらないって」

晴絵「ほらほら、やってみたほうが早いって」

京太郎「そうっすね」

京太郎「じゃあ――」


京太郎「――カメレオン!」


晴絵「……」

咏「……」

理沙「……」

晴絵「オーノーだズラ」

咏「やれやれだね」

理沙「理解不能! 理解不能!」 プンスコ

京太郎「OH MY GOD……」

京太郎(宮永プロを信じた俺が間抜けだったっつーことかよッ!)

京太郎(クソッ! クソッ! なめやがって!)


京太郎「……まあ、いいですよ」

京太郎「食べましょうか。から揚げも揚がりましたし」

咏「待ってたぜぃ」

理沙「うわばみ!」 プンスコ

晴絵「酒! 飲まずにはいられない!」

京太郎「……放送事故とか、勘弁してくださいよ」

咏「だいじょーぶ、だいじょーぶ」

理沙「問題ない!」 プンスコ

晴絵「ほら、そこは師匠を信じたらいいんじゃないか」

京太郎「……」

京太郎「分かりました。信じます」


晴絵「美味いぞっ!」

晴絵「なんていうんだこれ……こう」

晴絵「酢橘のすっぱさに、めんつゆの甘さ!」

晴絵「それだけだと淡白すぎる豚肉だけど……むしろ、だがそれがいいッ!」

晴絵「前田慶次郎に対する、奥村助右衛門!」

晴絵「一発に対する、ツモ!」

晴絵「目玉焼きに対するソースって言うのかな……こう、味の調和を感じる!」

咏「いや、醤油だねー」

理沙「塩胡椒!」 プンスコ

京太郎「俺は白身ソースの黄身醤油か、ケチャップ派です」

晴絵「なん……だと……」


晴絵「じゃあ、これが必要だな」

晴絵「『たけのこ』なのか、それとも『きのこ』なのか」

晴絵「君の意見を聞こう!」

理沙「紗々」

咏「ブラックサンダー」

京太郎「ゴマ蜜団子」

晴絵「全員……意見が違う……?」

晴絵「というか約一名、もはや駄菓子じゃないんだけど……どういうこと?」

京太郎「いやー、なんていうか」

京太郎「結構和菓子食べる機会があってから、嵌っちゃって」

京太郎「普通に駄菓子も好きですよ」

京太郎「あの、『きゅっぽん』ってなる筒に入った、コーヒー豆形のコーヒー味のチョコとか」

咏「……ああ、あったねぃ」

晴絵「名前何だっけ、それ」

理沙「忘れた!」 プンスコ


咏「……うん、それでこっちは」

咏「普通に美味いねぃ」

咏「いやホント、毎食食っても飽きない感じで」

京太郎「そう言ってもらえるとうれしいです」

咏「須賀」

京太郎「なんですか?」

咏「お前やっぱ、料理人になれ」

京太郎「オレェ?」

京太郎「いやっすよ、そんなの」

京太郎「せっかく麻雀プロになれたのに、そんなのは」

咏「ま、そう言うと思ってたけどね」

咏「勿体無いねー、いやホントもったいねー」

咏「こっちならそれこそ、世界だって狙えるのに」

京太郎「……あー」

京太郎「まあ、趣味と仕事は別じゃないっすかね」

京太郎「たぶん、流石に毎日売り上げとか考えて料理人とかやったら、続かないっすよ」

咏「あー」

咏「ま、確かにそうかもね」

京太郎「そうですって」

京太郎「せまいとこと一緒で、料理してると落ち着くんですよ」

京太郎「癒されるというか」

京太郎「たぶん、それを仕事にしたら癒されてる暇とかなくなっちまう感じっす」

咏「つーか、料理も仕事みたいなモンじゃねーのかい」

咏「料理番組持ってるし。今も」

京太郎「あー、確かに」


京太郎「……ま、俺は麻雀プロでいたいですよ」

京太郎「ままならなくても、どうにかならなくても……」

京太郎「麻雀で、戦ってたいです」

京太郎「ぶっ倒れて、牌が握れなくなるときまで」

咏「いやー」

咏「ほんっと、雀キチだねー」

咏「なんでそんなに麻雀愛があるのかわっかんねー」

京太郎「そういう三尋木プロも、麻雀が好きじゃないですか」

咏「ま、そうだね」

咏「じゃないと、プロになってないんじゃないかね」


京太郎「んじゃ、俺は他に料理作ってきます」

咏「おう、りょーかい」

京太郎(カメラはこっちを写す……)

京太郎(つまり、俺が移動すればあの人たちが酔って醜態を晒したとしても)

京太郎(それはカメラには写らない――お茶の間には流れない)

京太郎(そうなるはずだ、多分)

京太郎(なればいいなぁ……なってくれないかなぁ……)

京太郎(……流石に、俺一人じゃあカメラも写しはしないだろ)

京太郎(つまり……誰かが、必要だってことだけど……)

洋榎「……おっ」

京太郎「あっ」

洋榎「なんや、おるやないか」

京太郎「……ども」


洋榎「さっきの見てたでー」

洋榎「やっぱ、須賀はおいしいなぁ」

京太郎「そっすか?」

洋榎「せやせやー」

洋榎「日本代表と2対2まで縺れ込ませて」

洋榎「そんで、足を痛めながら勝ち越しを決める……」

洋榎「テレビ的には、最高においしい流れやないか」

京太郎「そういわれると……まあ」

洋榎「あれを意識しとらんでやったんなら……って、みたいだし」

洋榎「つまり、天然やろ?」

洋榎「天然でそれだけできるならそら、もう、おいしいやんか」

洋榎「うちとコンビ組んで、バラエティを制覇しようやないか!」

京太郎「そっち!?」


洋榎「おっ、早速ええツッコミやなー」

洋榎「それでこそ芸人やな」

京太郎「麻雀プロですって!」


洋榎「そんで、そんな麻雀プロがどうしてここにおるん?」

京太郎「いやぁ……」

京太郎「そうだ!」

京太郎「ちょっと、ギャグかましたんですよ」

京太郎「そしたら、偉い不評で……」

洋榎「ほー」

洋榎「ちょっとやって見せて」

京太郎「おまかせあれ!」

京太郎「それじゃあ、いきます」



京太郎「――カメレオンッ!」


京太郎「……」

洋榎「……」

京太郎「……」

洋榎「……ぷっ」

洋榎「あはははははははは、カメレオンって……! カメレオンって……!」

洋榎「なんやそれ、おもろいなー」

洋榎「いっつもイケメン芸人枠の須賀がそんなんやったら、笑うしかないやんか」

洋榎「おもろいでー、いやホンマ、おもろいなー」

洋榎「自分で考えたんか?」

京太郎「いや、人から聞きました」

洋榎「ええやんええやん。持ちネタにしたらええやん」

洋榎「これでまた一歩、須賀が芸人に近づいたでー」

京太郎(やっべえ……この人、いい人だ!)

京太郎(そしてやっぱりこのネタ、正解だったぜ……宮永プロ!)

京太郎(対象年齢が違ったから不発だっただけなんだな)

京太郎(最初はどうかと思ったけど……流石は、白糸台を爆笑の渦に叩き込んだというほどのこともある)

京太郎(やっぱりチャンピオンは違うな)


京太郎(信じるべきだったぜ……回転の力を……)

京太郎(普段はぬぼーってしてて頼りなくてむしろ手がかかってどうしようもないポンコツだと思ってたけど)

京太郎(やっぱりチャンピオンはチャンピオンだな)


照『今から一発芸をやる』

京太郎『一発芸っすか?』

京太郎『いいっすけど……』

京太郎『本当にそれ、面白いんですか?』

照『面白い』

照『絶対に面白い』

照『須賀プロならきっと分かってくれる』

京太郎『……本当に?』

照『信じてないの?』

照『白糸台を爆笑の渦に巻き込んだ』

照『その渦を消すために、私も逆回転を叩き込まなきゃいけなかった』

照『それぐらい面白い』

京太郎『えー、いや、マジっすか?』

照『ホント』

照『面白い』

照『面白いから』 フンス


京太郎(チャンピオンって言えば、ハーベストマーチ切られたなぁ……)

京太郎(狗骸って設定いいんだから、早くケルベロス2書いてくれねーかなぁ)


京太郎「……なんて」

京太郎「どう考えてもつまらないのに、笑ってくれてありがとうございます」

京太郎「危うく芸人もいいかな……って思うとこでしたよ」

洋榎「――」

洋榎「せ……」

洋榎「せ、せやろー? せやろー?」

洋榎「いやー、気づかれてもうたかー」

洋榎「気遣いのプロとは、うちのことやからなー」

洋榎「いややなー、須賀はー」

洋榎「そこは、気づいても言わない約束やろー」

洋榎「いやー、気づかれてしもたかー」

洋榎「困ったなー」

洋榎「それを言われたら、恩着せがましい人間みたいやないかー」

京太郎「そっすね」

京太郎「すみません。気遣いが足りなかったっス」

洋榎「き、気をつけてなー」

洋榎「いやー、バラされてもうたなー」

洋榎「ははは……ははは」


洋榎(違うねんけど、そういうことにしとこ)


京太郎(チャンピオン読むもの多いんだよなぁ)

洋榎「ははは……」

京太郎(バチバチは最近展開遅いけど、やっぱ熱いし……)

洋榎「ははは……」

京太郎(バーサスアースも熱いよな。いや、マントルは熱いけど)

京太郎(実は私はなんかも、女の子かわいいから読んでるんだよなぁ)

京太郎(あの人、前の連載の途中から女の子偉く可愛くなったしな)

洋榎「あはは……」

京太郎(囚人リクもかかせねーよなぁ)

京太郎(……ま、漫画の話はいいや)

京太郎(今度、宮永プロに漫画持ってこう)

洋榎「ははは……」

京太郎(新装版がでた、デビチルでいいよな。懐かしいし)

京太郎(それはまあ、いいとして……)

洋榎「……」


京太郎「……それで、もうひとつ」

京太郎「他に、俺に用件があったんすよね?」

洋榎「……」

洋榎「何のことや?」

洋榎「いや、用事なんて芸人に誘うしかないけどな」

京太郎「そっすか」

京太郎「その話は前にも言いましたけど、ごめんなさいっス」

京太郎「俺、麻雀プロなんで」

洋榎「そうかー」

洋榎「つれないなー、須賀は」


洋榎「ま、邪魔になるとアカンからこれぐらいにしとくわ」

京太郎「そうですか?」

京太郎「愛宕プロと話してて楽しいですし、邪魔なんて思ってないっすけど」

洋榎「んー?」

洋榎「愛の告白なら、もっとムードがええ場所にして欲しいわ」

京太郎「そっすね」

京太郎「ネオンが輝く夜の町を下に眺める、ビルの一室……」

京太郎「を、映したテレビの前とか」

洋榎「そっちか!」

洋榎「そもそも、一緒にテレビ見とる時点で愛の告白すんでるやないか!」


京太郎「いや……」

京太郎「こう、一年に一回しか会えないんですよ」

洋榎「あー、織姫と彦星か」

洋榎「純愛やなー。これでもかってくらい純愛やなー」

洋榎「七夕に、願い事なんかしたりしてなぁ」

京太郎「そうっすね」

京太郎「こう、『パパとママが仲良く一緒にいて欲しい』って」

洋榎「もう愛の告白すんどるやないか!」

洋榎「しかも、愛が消えとるやないか!」

洋榎「家族の団欒、一緒にテレビ見るしか思いつかんかったんか!」

京太郎「思いつかなかったんじゃないですかねー」

京太郎「そういう気の利かなさが積もり積もって……」

京太郎「ある日もう、うんざりってレベルになっちまって破局……と」

洋榎「なんや、生々しいやん」


京太郎「まあ、そこは置いときましょうか」

京太郎「で、こう……夜景を眺めながら言うわけですよ」

洋榎「ああ、愛の告白やな」

洋榎「そら、子供さんのこと考えたらまたよりを戻して欲しいとこやからなー」

京太郎「そう、告白するんですよ」

京太郎「『ヒロシ……パパな、新しいママ貰うことになったんだ』って」

洋榎「そっちの告白か!」

洋榎「別れが決定的やないか!」

洋榎「確かに、愛の告白やけど。愛の告白やねんけど」

京太郎「ヒロシくんを捨てて、あたらしく捕まえた愛についての告白ですね」

洋榎「えげつないなー」

洋榎「テレビの前で言うことやないやん!」

京太郎「そこは……こう言うんですよ」

洋榎「あ、まだあるんや」

京太郎「『パパな、今度こういう景色が見えるお家で暮らすんだよ』って」

洋榎「追い討ちやないかい!」


洋榎「――っと、どうもー」

京太郎「ありがとうございましたー」


京太郎「いやー、話しましたね」

洋榎「話したねんなー」

京太郎「やっぱ、カメラ回ってるとついノっちゃいますね」

洋榎「やんなー」

洋榎「なぁ……やっぱ思うんやけどな」

洋榎「須賀、芸人になろう」

京太郎「なんでっスかね……」

洋榎「そんなん、判りきっとるやないかい」

洋榎「打ち合わせなしやのに、ここまでべしゃれるんは……才能さんさん太陽さんさんやでー」

洋榎「須賀、自分には才能があるんや! 芸人の才能が!」

京太郎「クーリングオフはいつできますかね」


京太郎「いや……」

京太郎「自分……不器用ですから」

洋榎「あー、あー、あー」

洋榎「なるほど、映画に出たいんやな」

洋榎「スポンサーさん、聞いとるかー?」

洋榎「須賀は、ラッブラブのあっまあまで砂糖菓子壁に投げつけるくらいの映画に出たいんやと」

洋榎「そら不器用やな。正しくはぶるぶる不気味の武器用やでー」

洋榎「みた人間ぎょーさん砂糖吐いて熱中症確定やから、武器以外のなにもんでもないなー」

京太郎「熱中症……というより」

京太郎「低血糖って、言いたかったんですかね?」

洋榎「……う」

洋榎「せ、せやせや。そうなんやで」

洋榎「須賀が気付くかをなー、こう、テストしとったねん」

洋榎「どんなツッコミ入れるんか……あー、ほら、試しとったねんけど」

洋榎「今のツッコミはダメやなー。ダメダメやなー」

京太郎「ダメっすか」

洋榎「だめやなー。だめだめだめだめだか師匠やなー」


洋榎「ま……これで」

洋榎「脚、安静にしとくんやで」

京太郎「了解っス」

京太郎「……あ、愛宕選手に伝言お願いしたいんですけど」

京太郎「いいっすかね?」

洋榎「ん、なんや」

洋榎「というか、目の前におるんやから直線言ってもええんやでー」

京太郎「……?」

京太郎「目の前どころか、近くにもいませんよ?」

京太郎「目の前には、愛宕プロしか――」

洋榎「――だーれが、おもろい顔の方の愛宕や!」

京太郎「えっ」

京太郎「いや、そんなこと一言も……」

洋榎「確かに聞いたで、コラ」

洋榎「『どっちが姉か妹か分からなくなるよな。一部分だけ見れば』とか」

洋榎「『妹さんと結婚して、お笑いにでる姉の方を見たい』とか」

洋榎「『愛宕プロってどうして顔におでんの一番上貼ってるの』とか」

洋榎「聞いたでー。確かに聞いたでー」

京太郎「すげえ、まったくカスってない」


洋榎「……ま、そんなことはええとして」

京太郎「ええんですか?」

洋榎「ホンマはええわけないやん。言わせんで欲しいで、ホンマ」

洋榎「で、なんやねんな」

京太郎「え、いやー……えっと」

京太郎「『これからも応援してます! PKやれて光栄でした!』って」

京太郎「そんな感じでお願いします」

洋榎「ん、わかったでー」


洋榎「ほななー」

洋榎「っと、あ……」

洋榎「妹は、やらんねんけどな。絹のTシャツも」

洋榎「絹が欲しかったら、戦って奪いとるんやで?」

洋榎「うちと、PK対決して勝ったらな!」

京太郎「……俺らの職業、なんでしたっけ?」

洋榎「麻雀プロやけど……」

洋榎「忘れたんか? まさか、リアルボケ?」

京太郎「いや、違いますけどね」


洋榎「そんじゃ、また今度なー」

京太郎「うっす」

京太郎「まあ、パーティー会場みたいな収録場所だから、すぐにでも会うんスけど」

洋榎「お約束が分からんやつやな、ガースーは」

洋榎「そんなんじゃ、モテへんやん?」

京太郎「モテるとか……」

京太郎「とりあえずは運の神様にしか興味ないんで、いいです」

洋榎「あー、運の神様はD以上やったんか」

洋榎「なるほどなぁ……」

京太郎「どこらへんからそんな考えが飛び出したのか、さっぱりわかんねー」



洋榎(ん……やっぱ、須賀は須賀やったな)

洋榎(変に気遣いするとこあるねんから……もしかしたら)

洋榎(番組用に二対二にして、盛り上げるためにわざと足挫くとか)

洋榎(そんなん考えとるかもしれんかと思ったけど、杞憂でよかったわ)

洋榎(絹も、麻雀強くて且つサッカー強い奴とやれて……)

洋榎(楽しそうにしとったから、なぁ)

洋榎(ええことやんな)


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【三尋木咏の好感度が上昇しました!】

【赤土晴絵の好感度が上昇しました!】

【野依理沙の好感度が上昇しました!】

【愛宕洋榎の好感度が上昇しました!】

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最終更新:2013年09月22日 17:20