Octave 3.0.3 Windows 版インストールメモ

インストーラーファイル

2008-12-28 現在、Windows 用バイナリは Microsoft Visual C++ 版のみ。ソースからコンパイルしたり、oct ファイルをバイナリにして高速化する場合はフリーの Express Edition が使えるらしい。単に使用するだけなら C++ コンパイラは不要。

インストール手順

CPU タイプの選択

はじめに、CPU のタイプが Intel の SSE/SSE2/SSE3 が使用できるかどうかの選択ダイアログが出る。SSE とは数値演算に特化した命令群で、 AMD Athlon でもサポートされている場合がある。自分の CPU の状態を知りたければ CPU-Z 等のフリーツールでどのレベルまでサポートしているか調べられる。

パッケージの選択

次に、インストールするパッケージの詳細が選択できるダイアログが出る。 CPU の SSE サポートのパッケージも再度選択できるようだが、この部分は先のダイアログの選択が既に反映されているので触らないほうが良い。その他の項目は、後で比較的簡単にパッケージを追加できるので、特に必要なパッケージが分かっている以外ではデフォルトのままでよい。

グラフ描画パッケージの選択

次に、グラフ描画に gnuplot を使うか jHandles を使うか選択できるダイアログが出る。 gnuplot の方が安定してるかと思ったが、グラフ描画とタイトル記述のコマンドの順序が入れ替わると上手く反映されないなどの問題がある。 jHandles の方が、二次元グラフを三次元的に回転させたり、グラフの一部を拡大するような操作を GUI で行えたり、 UTF-8 で日本語文字列が出力できるので良いかも知れない。いずれを選択しても Octave 中で切り替えることが出来るので問題ないが、 gnuplot を選択しておいて、 jHandles に切り替えるほうが安定しているように感じる。

スタートメニュー階層の選択

スタートメニューからのプログラム階層を選択するダイアログが出る。「\」で区切って任意の階層が指定できるのが良い。

以上でインストールは終わる。再起動の必要は無い。

テキストエディタとして SciTE が付属していて Octave のコマンドラインから edit と入力して起動できる。 Shift_JIS で日本語を扱えるように設定できるものの、突然終了したり、jHandles の扱える日本語文字列が UTF-8 だったりするので、代わりに NotePad++ の日本語の取り扱いが改善された EUC-JP 版が配布されているのでお勧めする ( EUC-JP 版で UTF-8 も扱える )。


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最終更新:2009年01月05日 23:33
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