アルカディア生徒会

アルカディア生徒会(あるかでぃあせいとかい)はパンティ田村が1993年から構想している作品。略称は「アルカ」「アル会」。少年マンガ、少女マンガ、ゲームなど様々な影響を受けており、中2病の宝箱と揶揄される。2009年現在、原作は未だ構想中であり、執筆に至っていない。ライトノベル形式で発表し、マンガになり、アニメ化をする予定である。

概要


異なった背景を持って生まれた様々な種族の交流を描いた作品。魅力的な4人のメインキャラクターはしばしばBL同人誌に取り上げられる。「学園生活編」では4人の生徒会員が学園で起こる様々な事件を解決していく。「セカイ編」では、メインキャラクターたちが世界の情勢に巻き込まれて行きながらも、世界を変えようとする物語。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。

ストーリー


西暦2030年、南極で「GATE」と呼ばれるものが開き、天使と悪魔が地球上で戦争を始めた。その1000年に及ぶ戦争の巻き添えでほとんどの人類は死滅し、天使の軍団も悪魔の軍団も互いに疲弊していた。3030年、アメリカ大陸を本拠地とした天使と、ユーラシア大陸を本拠地とした悪魔の戦争状態が続いていた。一方人間は日本と呼ばれていた島国で細々と生活をしていた。天使と悪魔はその島国を「中立地域」と定め、天使と悪魔と人間が共同生活をすることで和平への道を模索する。そういった背景がある日本の「アルカディア学園」を舞台にして繰り広げられる物語である。

舞台設定


時代的には現代より少し進んだ時代をモデルにしている。携帯電話などの性能から見ても、科学技術的には同水準と思われる。しかし、この世界固有の設定(魔力、光気など)により、到底不可能と思われる技術もある(空間移動など)。
天使と悪魔は致命傷を負うと、転生をして再度子供からやり直すことが出来る(転生前の記憶は一度消去されるが、時折思い出す事もある)。戦争により転生した天使と悪魔は、中立地帯へ送られて人間と共に生活をしていき、成長すると本国に戻る。悪魔は「魔力」と呼ばれる力を持ち、天使は「光気」と呼ばれる力を持つ。

おもな登場人物


クロノ
本編の主人公。人間。男。平凡を願い、地味に生きようとするアルカディア学園の2年生。ひょんなことから生徒会の経理を担当させられる。

ミカエル
天使。アルカディア学園の3年生で、生徒会の会長をしている。女性と見まごう美しさだが、男。金髪で長身。明るい性格の人気者。自分のことを「ミカちゃん」と呼ばせる。

アシュタロト
悪魔。アルカディア学園の3年生で、生徒会の副会長をしている。男。黒髪、長髪、長身で美形。常に冷静沈着で、冷たい悪魔と思われる事も多いが、ミカエルとは親友で「アシュ」と呼ばれている。公爵の為、金持ち。

若葉
人間。明るく元気な性格のクロノの妹。アルカディア学園の1年生。生徒会の書記を担当している。運動音痴。


構成


アルカディア生徒会編
世界情勢に関係なく、天使のミカエルと悪魔のアシュタロトは親友であり、学園のアイドル的存在であった。そこにクロノが入学し、事件を3人で解決したことにより生徒会が作られ、クロノは本人の意思とは関係なく経理に任命される。経理とは名ばかりの2人のおもちゃだが、3人で楽しい学園生活を送る。1年が経過し、クロノの妹の若菜が入学。それからは4人(といっても若菜はあくまでサブキャラクター的な存在であり、メインはクロノ、ミカエル、アシュタロトの3人)で事件を解決しつつ高校生活を満喫する。
所々でミカエルとアシュタロトの2人がステイツ(本国)に帰郷し、シリアスなシーンも伏線として描かれている。2年目の体育祭で「武道会」が開かれるが、その辺りからバトル系へとシフトしていく。

セカイ編
夏休みが終わっても帰ってこないミカエルを心配し、クロノとアシュタロトと若菜の3人はアメリカ大陸へ乗り込む。天使の国では悪魔をどうすれば根絶やしに出来るかというという話ばかり。「悪魔の国も同じだ」とアシュタロトはつぶやく。そうしてやっとミカエルの元まで辿り着くと、ミカエルは天使の軍団の総大将になっていた。転生をして記憶を無くしていたが、元々彼は総大将であった。客人として迎え入れられたクロノたちであったが、アシュタロトに対する天使たちの迫害は続いた。ミカエルはクロノとアシュタロトとの出会いにより、和平への道を探すようになったが、軍団の総意はそれを許さなかった。そんな折、ある事件がきっかけでアシュタロトが致命傷を負い、転生をする。しかし転生をしても子供に戻らず、上級の熾天使に転生をする。天使の軍団は手のひらを返してアシュタロトを歓迎する。結局天使たちは種族が違うという理由だけで悪魔を憎んでいたという事に気付いたミカエルは、総大将の座を降り、4人でGATEが開いた理由を探しに行くことにする。

GATE編
「何故天使と悪魔は憎み合っているのか」その理由を探しに悪魔の国と天使の国を身を隠しながら行き来する4人。しかしどこに行ってもその答えはない。様々な天使、悪魔と交流をして分かったことは、ほとんどのものが転生をしているので、誰も憎み合う理由を覚えていないということだけだった。4人は日本に戻り、人間が記録した歴史を目にする。そこには1000年前に開かれた「GATE」が南極大陸にあるということだった。GATEに赴く4人。そこに待っていたのは天使でも悪魔でもない、無数の神との戦いであった。その中でクロノは致命傷を受けるが、転生をする。クロノは実は人間でなく、サタンであった(劇中では書かれていないが、サタンの別名はクロノス)。新たな力を手にしたクロノ達は、GATEが出来た謎を解き、神々へと戦いを挑む。(2009年現在はここでストップしている)

必殺技


最終更新:2009年10月07日 23:31
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