解釈 > 8巻



「あんたが大切にしてる女の子」

桐乃と黒猫のダブルミーニングとするのが一般的である。
7巻冒頭の告白を流されたことへのあてつけである。
また、京介は7巻p277で「桐乃を大切にする」と宣言している。



夏コミのちょっと前の壁ドン

桐乃も夏コミのちょっと前に壁ドン(p65)をしていたが、いつのことだったのか。
「どうせエロゲー」と言われて強調表示で「違う」と返しているので重要なことなのだろう。
アニメ組ならもう答えは知ってるだろうが、桐乃と京介のデートの前日のことである。



大ッ嫌い!

桐乃が初めて京介に「嫌い」と言うシーンである。
キモイや死ねとは言っていたが嫌いと言うのは初である。
これに加えて、このシーン以降では京介が桐乃を現在系で嫌いと評することがなくなる。



麻奈実の告白

12巻の麻奈実の告白時の京介の反応から考えて、「好き」を友愛や家族愛的な意味での好きと勘違いしている。
黒猫は「好き」「付き合ってください」の両方を言ったあたり、鈍感系男子の扱い方が分かっている。



みんなが幸せになれる未来

11巻での麻奈実と加奈子の会話から考えると、桐乃を排除して全員が「普通の恋愛」と「普通の失恋」をする未来。
桐乃の幸せについては、「兄妹で恋愛しない普通の幸せ」か。
幸せというのはただの美辞麗句で、「みんなが普通になれる未来」が実態ではなかろうか。
麻奈実の中では「普通=幸福」であると考えればおかしくない。押し付けではあるが。



3つの想いの正体

以下p296より引用
やっと気付くことのできた想い。
急速に育まれた想い。
気付きそうで気付けない、芽生えかけた気持ち。
まず、桐乃と黒猫への恋愛感情+α説。順に桐乃から嫌われていないこと、黒猫への恋愛感情、桐乃への恋愛感情(A説)
次に、3人分の恋愛感情説。順に麻奈実、黒猫、桐乃(B説)
最後に、全て桐乃への感情説。(C説)
C説は10巻1章で恋愛感情の自覚が無いことが判明したため、「気付けない」のみが恋愛感情である必要がある。残りにシスコンや家族愛を当てはめると不自然になる。
A説とB説の差異は「やっと気付くことのできた」の内容である。
A説に注目すると、他人の気持ちを言われて「気付く」と表現するのは不自然である。
B説に注目すると、8巻では麻奈実に対する記述が少ないため、「何故気づいたか?」がわかりにくい。
p248で麻奈実に色っぽさを感じているのでそこで意識したと見るのが妥当か。


意見・批判等
  • 3つの想いについて、それぞれ1行前に答えが書いてあると思うんだけどね…… -- (名無しさん) 2022-01-31 17:54:50
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最終更新:2014年09月26日 17:17