交通

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  • 時間距離
鮎川への交通アクセス
 公共交通機関を使った場合には、仙台からJR東日本の仙石線で約1時間で石巻に到着する。そこから1日7便のバスで約1時間30分で鮎川に到着する。タクシーを使った場合、石巻から約45分・9000円前後となる。
 自動車を使った場合には、仙台から 1時間余りで石巻に到着する。その後、石巻から牡鹿半島の西海岸をたどる道、女川方面から牡鹿半島の東海岸をたどる道があるほか、半島のつけねの女川寄り地点から先端まで、ほぼ半島を縦貫するかたちで牡鹿コバルトラインと呼ばれる観光道路が通じている。牡鹿コバルトラインは1971年 4月に県営の有料道路として開通した道路であるが、1996年 4月より無料となり、利用者の増加が期待されている。

  • 交通復旧状況


海の道

  • 観光船


宿泊




観光

 鮎川から海上を観光船で20分ほどのところに、古くから東北地方(特に東海
岸)の人々に信仰の島として親しまれてきた金華山がある。鮎川への観光客は
年50~60万人台を上下しているが、そのほとんどは金華山参拝であるとされる。
金華山へは、鮎川のほかに石巻・女川からも船が出ているものの、定期便の便
数は圧倒的に鮎川発着便が多く(石巻便は最大 3往復、女川便は最大 4往復、
対して鮎川便は 4~11月の観光シーズンには最大10往復である。定期便のほか
にチャーター船も存在する)、金華山観光・参拝の拠点として、安定した地位
を占めている。しかし、金華山観光・参拝は、夏季が多い季節営業観光であり、
また日帰り客が多いため、来訪者数のわりには利益は多くはないという。
 金華山以外の観光としては、好漁場を背景とした磯釣りや沖釣りがある。
 観光客向けのリストによると、牡鹿町内には全部で73軒のホテル・旅館・民
宿が存在する。うち18軒が鮎川地区(半島先端部を含む)に集中している。た
だし、鮎川浜にはさほど大規模な宿泊施設はなく、鮎川地区に2ヶ所ある大き
な宿泊施設は、いずれも鮎川市街地より数キロ離れた半島先端部の金華山対岸
にあたる山鳥地区にある(町営コバルト荘も山鳥にある大規模宿泊施設のひと
つである)。

 観光客の伸び悩みや宿泊者の減少傾向への歯止めとして、現在牡鹿町では、
いくつかのプロジェクトを推進している。ひとつには、「クジラ文化の町」を
売り物として観光客の集客をはかろうという「おしかホエールランド」などの
プロジェクトである。また、ほかに町営の国民宿舎コバルト荘(1971年開設、
1990年改修)やオートキャンプ場、半島先端部の御番所公園の整備などがある。
特にオートキャンプ場は非常に好評であり利用者も多いという。
 牡鹿町の観光に関する政策は、「季節観光地から通年観光地へ」「(金華山
への参拝に付随した)通過点から、滞在型リゾートへ」ということである。
 そういった目的を実現するために、これらの町営観光施設をまとめて第三セ
クター化し、更に魅力ある観光地を目指すための中核企業とする、という構想
もあるとのことである。

<資料・牡鹿町への観光客来訪数>
               1985    1986    1987    1988    1989    1990    1991
 --------------------------------------------------------------------
 観光客入込数 528000 495200 477800 452000 664000 512700 640100
 宿泊客 112000 94900 91600 67800 85000 73900 81300
 日帰り客 416000 400300 386200 384200 579000 438800 558800
                       (「町勢要覧 '92」より)

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最終更新:2011年06月09日 19:16