動作報告 Bluetooth編

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*動作報告 Bluetooth編 スレ住民有志によるまとめです。基本は [[wiki>Link]]の HCLを。入手先のヒントは [[Link]]や [[書庫]]にあるかも・・・。 長くなったのでパーツ編からこちらに移しました。 ---- *各種Bluetooth アダプターの動作状況 [[tonymacosx86に動作状態をまとめた表がある。>http://legacy.tonymacx86.com/wiki/index.php/Bluetooth_Adapter_Database]] 以下の表で、BIOS/sleepにおける互換性、安定性、入手の容易さ・設定の容易さ、BTバージョンの新しさなど、それぞれの特徴をまとめた。 |品名|写真|BT&br()version|sleep&BR()解除|BIOS&BR()設定&BR()ほか|kext&br()編集&BR()不要|入手&BR()難易| |Broadcom &BR() BCM94360CDAX|&ref(BCM94360CDAX.jpg)|4.0|○|◎&br()Handoff&br()対応|○|○| |Belkin &BR() K7S F8T016|&ref(belkin.jpeg)|2.1+EDR|○|○|○|?| |D-Link &BR() DBT-120|&ref(dbt120.jpeg)|1.1|○|○|○|×| |Apple &BR() BT module &BR() BCM92046MD|&ref(APPLEBT.png)|2.1+EDR|○|○|○|△| |roketfish &BR() RF-MRBTAD|&ref(rocketfish.png)|2.1+ EDR|○|○||?| |I-O DATA &BR() USB-BT40LE|&ref(iodata_bt40le.png)|4.0|○||○|◎| |GMYLE &BR() Bluetooth V4.0 &BR() BCM20702 Chipset &BR() Dongle Adapter|&ref(gmyle.png)|4.0|○||○|○| |IOGEAR &BR() Bluetooth 4.0 &BR() USB Micro Adapter &BR() (GBU521)|&ref(iogear.png)|4.0|○||○|○| |Belkin &BR() K7S-F5L019|&ref(belkin.jpeg)|2.1+EDR|○||△|?| |BCM94352HMB|&ref(BCM94352HMB.jpg)|4.0|○|||◎| |BCM943228HMB|&ref(bcm943228hmb.jpeg)|4.0|○|||◎| |Targus &BR() ACB10US|&ref(targus.png)|?|○|?|?|×| |ASUS &BR() USB-BT21|&ref(asus.png)|2.1+EDR|○|||?| |ELECOM &BR() Logitec &BR() LBT-UAN03C2BK|&ref(elecomlogitec.jpeg)|3.0|○|||◎| |プリンストン &BR() テクノロジー &BR() PTM-UBT7|&ref(ubt7.jpg)|4.0|||○|◎| |BUFFALO &BR() BSHSBD03WH, &BR() BSHSBD03BK|&ref(buffalo.png)|2.1+EDR|||○|×| |Intel &BR() Centrino &BR() Wireless-N 2230 &BR() 2230BNHMW|&ref(n2230.png)|4.0|||○|◎| それぞれのアダプターの詳細は以下を参照のこと。 略語 :BT|Bluetooth :AWK, AWKBD|Apple Wireless Keyboard :MTP|Magic Trackpad :SL|Snow Leopard :S/L/E|System/Library/Extention ---- **(1) BIOSで使えるアダプタ 安定して接続できて、スリープからも確実に復帰できて、なおかつOSが起動する前のBIOSやChameleonの設定画面でも使えると報告のあるアダプタ。HID-Proxyという機能に対応しているアダプタはOSの起動前にUSBキーボード等として機能するので、BIOS等で使用できる。 ただし、マシン起動後すぐに使えなくて、BIOS設定画面に入るときのDeleteキー連打が効かなかったり、そもそもAWKにはDeleteキーが無かったりするので、BIOS用には別に非BTキーボードを用意したほうが実用的な場合もある。 ***Broadcom BCM94360CDAX #image(http://i.ebayimg.com/00/s/MTYwMFgxNjAw/z/DzIAAOSwU9xUThFb/$_12.JPG, width=200) (Bluetooth 4.0) -802.11a/b/g/n/ac および Bluetooth 4.0 -Mac Pro late 2013などで使われているものと同等の純正品 -ソケットは特殊だけどosxwifi.comなどでPCIeアダプタなどを販売している(ちょっと高い) -とりつけただけでWiFiもBT正常に動作 -BTキーボードはBIOSやブートローダの設定画面でも機能する。 -Yosemite新機能のHandoff, iPhoneとのAirDrop, iPhone経由の通話も実機と同様に稼動する -現時点で最良のWiFi/BTアダプタ ***Belkin K7S F8T016 (VID:PID = 0x050d(1293):0x016a(362) ) &ref(belkin.jpeg) (Bluetooth v2.1 + EDR) OS切り替えでの再ペアリングなし。BIOS、ChameleonでOK、WakeOKただしKext変更(下記参照)の必要がある。 [[tonymacosx86の情報>http://www.tonymacx86.com/viewtopic.php?f=7&t=7940&start=150]] 海外サイトで入手可。(環境によってはスリープ復帰後にOSが見失うとの報告もあり。Lionでスリープ解除出来ないとか、解除後MTP見失うとか不具合があるとの報告もあり。) Mountain Lion (10.8.0) になってからkextにVID/PIDが登録されているので、kext書き換え不要で、使用可能になった。Apple Wireless Keyboard, Magic Trackpadなどによるスリープ復帰可能。BIOS、ChameleonでOK、windowsなどでも使えて再ペアリングも不要。Windows 8ではOS標準のBluetoothアダプタと認識されるのか、そのままでペアリング設定が可能(デスクトップのタスクバーのBluetoothアイコンもしくはチャームのPC 設定を使用)。Magic Trackpadも利用出来る(マルチタッチは不可)。Mountain LionではDBT-120と並んで安定のドングル。 ***D-Link DBT-120 (H/W Version: B2, B3, B4) (VID:PID = 0x0a12(2578):0x0001(1)) &ref(dbt120.jpeg) (Bluetooth 1.1 & USB 1.1) Bluetooth非搭載Macintosh救済のために、Apple社が準純正パーツとして販売していたBluetooth ドングル。そのため互換性は高い。すでに販売されていないので、中古屋、ヤフオク、eBayなどを探す必要あり。 出回っているDBT-120にはハードウェアバージョンが2系統ある。裏面に小さな文字でH/W Ver. Cx (xは数字)と書いてあるもの(色が黒?)は、スリープ復帰が出来ない。H/W Ver. B2, B3, およびB4のモデルはスリープ解除が可能である。  HID PROXYモードで動く。Chameleon、BIOSでも動く。Windowsとのペリングも可。別途hid2hci.exeが必要。Windows 7ではそのまま動いている。 Appleが公式にサポートしていたアダプターなので、以下でファームウェアのアップデートが配布されている。 -[[Bluetooth Firmware Updater 1.2>http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/bluetoothfirmwareupdater12.html]] -[[Bluetooth Firmware Updater 1.2>http://support.apple.com/kb/DL534]] これは当時CSRがHIDインプットデバイス救済のため出したFW(GenericCSR.dfu)で、それをAppleも利用している。 上記のアップデータを当てるためには、Bluetooth非搭載のMacが必要。またPPCコードなので、PPC搭載MacかRosettaが必要(つまりLion以降では不可)。また、アップデータを当てる作業はLinuxでも可能。dmg内のGenericCSR.dfuを抜き出して、dfutool upgradeでいける。dfutool archive で現在のファームのバックアップも可能だから、いつでも戻せる。 上記のアップデータを当てると、SL, Lion, Mountain Lionでsleepからの復帰が可能になる。Apple Wireless Keyboard, Magic Mouse, Magic Trackpadで復帰する。ただし、SLの後期バージョン(たとえば10.6.8)では復帰ができない。Sleep復帰に関するAppleのサポートの情報が以下にある。ここには、H/W Ver. B2-B4でスリープ解除が出来ない場合は、上記のファームウェアアップデートを当てるようにとの指示がある。 -[[「Bluetooth デバイスがスリープを解除することを許可」が利用できない場合の対処方法>http://support.apple.com/kb/HT2846?viewlocale=ja_JP]] -[[一部の USB Bluetooth アダプタを使うと・・・スリープを解除できない場合がある>http://support.apple.com/kb/TA24564?viewlocale=ja_JP]] 上記のアップデートを当てると、Windows (7, 8で確認) に切り替えてもキーボードやマウスがUSBデバイスのようにそのまま動く。ただしMagic TrackpadはWindowsでは動かない(Bluetooth Mouseは動く)。 ***Apple BT module BCM92046MD (VID:PID = 0x05ac(1452):0x8215(33301)) //&ref(appleBT.jpg) &ref(APPLEBT.png) (Bluetooth v2.1 + EDR) Macintoshで使われている純正モジュール(チップはBRCM2046)なので、これを使えば安定性、互換性は完璧。 Broadcom Corp.のBRCM2046もしくはBCM2046と呼ばれるチップが使われている。 Apple BT 純正モジュールは電源が3.3vであるが、信号線はUSBと同じ。なのでUSBに接続出来る。ただし、5V→3.3v変換が必要。[[ここにあるpdf参照。>http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=193272&st=380]] このpdfではヘッダピンをばらして結線しているが、一般的なUSBケーブルをばらしても同じように利用できる。このwikiにも解説ページがある。 -http://www29.atwiki.jp/osx86jp/pages/54.html Apple BT 純正モジュールはeBayなどで中古が$10程度で入手可能。IntelになってからのMacbook, Mac mini, iMacなどのモジュールが使用可能。Mac Pro用のモジュールは、USBではなく、ロジックボード基板のコネクタに接続するタイプがあるので、避けた方が良い。 ちなみにbiosもChameleonもOKで最初にWindowsからペアリングしてあげればデュアルブート両方の環境でUSB抜き差しや再ペアリングなしで使える。 [[最初にペアリングするwinではここのstep3.にあるようにhid2hci.exeで強制的にbluetoothデバイスとして認識させる必要がある。>http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=193272&st=400]] OSを切り替えるとHID PROXYが不安定。Chameleon、BIOSで操作できないとの報告もある。 Mountain Lionでも快調に稼働。スリープ復帰も正しく機能し、スリープ復帰後の応答復活も高速。ChameleonでもBIOSでも操作可能。Windows 8でも動作する(MTPのマルチタッチは効かない)。Windows 8での設定は容易で、チャームの「PCの詳細設定」から登録できる。 ***roketfish RF-MRBTAD &ref(rocketfish.png) (Bluetooth 2.1 EDR) kextの変更(下記参照)を加えたところ、10.6.8の環境でぺリング、wakeもOKでChameleonとBiosでも動作。 Win7上でのペアリングがうまく実施できない。 ---- **(2) Wake(スリープ解除)できるアダプタ 安定して接続できて、スリープの解除が可能なアダプタ。BIOSやChameleonの設定画面では使用できない。 とはいえ、BIOS等の操作が必要な時だけ別のキーボードを使えば良いので、このアダプタでほとんど問題ないかも。 ***I-O DATA USB-BT40LE (VID:PID = 0x0a5c(2652):0x 21e8(8680)) &ref(iodata_bt40le.png) (Bluetooth 4.0) iMacやMacBookで使われているのと同じBroadcom社のチップBCM20702を使用している。 VID/PIDはGMYLEと同じ値、「システム情報」で見てもGMYLEと同一の内容、見た目もそっくり。製造元が同じなのかもしれない。10.8ならばそのまま使えてsleepからの復帰もok。国内で容易に入手可能で技適も取得している。 ***GMYLE Bluetooth V4.0 BCM20702 Chipset Dongle Adapter (VID:PID = 0x0a5c(2652):0x 21e8(8680)) &ref(gmyle.png) (Bluetooth 4.0) iMacやMacBookで使われているのと同じBroadcom社のチップBCM20702を使用している。 VIDはチップメーカBroadcom Corp.で, PIDはBCM20702A0 Bluetooth 4.0のもの。 10.8ならばそのまま使えてsleepからの復帰もok。国内での販売は無いが、www.gmyle.com 直販やebay, 米amazonなどからで$13程度で購入可能。ChameleonやBIOSでは動作しない。 ***IOGEAR Bluetooth 4.0 USB Micro Adapter (GBU521) &ref(iogear.png) (Bluetooth 4.0) tonymacのおすすめ。10.8ならばそのまま使えてsleepからの復帰もok。国内での販売は無い。米amazonで$13程度。 ***Belkin K7S-F5L019 (VID:PID = 0x0a5c(2652):0x2101(8449) ) &ref(belkin.jpeg) (Bluetooth v2.1 + EDR) Belkin F8T016とそっくりな形状、ロゴ刻印であるが別物。F8T016とF5L019はコネクタの金属カバー部分の刻印で区別出来る。こちらは、VIDがBelkinじゃなくてBroadcom Corpになっている。そのためかF8T016と違い、Lion以前のシステムでもそのまま刺せば認識される(Snow Leopard, Mountain Lionで動作確認報告あり)。スリープ復帰はできないものの、スリープ復帰後は正常に接続出来る。 一方で、Mountain Lion (10.8.0) 以降においては、 /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHostControllerUSBTransport.kext/Contents にある、Belkin F8T016のVID:PID ( = 1293:362 )の箇所をこのデバイスのID ( = 2652:8449)に書き換えれば、スリープ復帰が可能になる(Mavericksで動作確認)。 ***BCM94352HMB &ref(BCM94352HMB.jpg) (Bluetooth 4.0) [[動作報告 WiFi編]]の手順でいろいろ変更して安定して稼働。スリープの復帰も可能。BIOSやCameleonでは使用できない。 純正品で使われているBroadcomのBluetooth 4.0チップBCM20702A0が使われている。 一緒についているWiFiも[[動作報告 WiFi編]]の手順で機能する。最新の802.11ac対応 WiFiもBluetoothもどちらも稼働するコンボカード。 ***BCM943228HMB (VID:PID = 0x04ca(1226):0x2004(8196) ) &ref(bcm943228hmb.jpeg) (Bluetooth 4.0) 10.8.2で以下の手順でkext変更して安定して稼働。スリープの復帰も可能。BIOSやCameleonでは使用できない。 2012年のMacBookやiMacではBroadcomのBluetooth 4.0チップBCM20702A0が使われている。 mini PCIeソケット用のWiFi & Bluetoothコンボカードと呼ばれる製品のBT部分にこのBroadcomチップが 使われていることがある。写真はその一つ。VIDによるとLite-On Technology Corp.という会社の製品。 元々はノートPCや小型PCのmini PCIeソケットに差し込む製品だけど、PCIeアダプタを利用すれば、 デスクトップPCにも取り付ける事ができる。BTチップはUSB経由で接続される。なので、 PCIeアダプタとマザボ上のUSBコネクタをケーブルで結ぶことができるmini PCIe - PCIeアダプタを 購入すると良い。たとえばこんなのが使えるのではと思う。 http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1717 これがあれば、あとは下記のUSBドングルと同様に設定出来る。つまり /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport.kext/Contents/Info.plist などのBluetooth 4.0の項目、たとえば <key>BroadcomUSBBluetoothHCIController - MediaLink BT4.0 Adapter</key> <dict> (略) </dict> を見つけて、この記述をコピーし(しなくても良いかも)、これのVID, PIDを書き換えればok。 純正で使われているチップだけあって、スリープ解除も可能。 ちなみに一緒についているWiFiのほうは機能しない。もしかしたら[[動作報告 WiFi編]]に書いた /System/Library/Extensions/IO80211Family.kext/Contents/PlugIns/AirPortBrcm4360.kext/Contents/info.plist を編集する方法で認識出来るかもしれない。 ***Targus ACB10US &ref(targus.png) tonymacや米amazonのレビューによると、認識も、スリープも全く完璧に動くBluetoothドングルらしい。ただし、入手は困難。通販サイトでこの写真と型番で販売されていても、実際には後述のACB10US22である場合もあるので注意。BIOSでの動作は不明。 ***ASUS USB-BT21 &ref(asus.png) (Bluetooth v2.1 + EDR) Broadcom 2046チップ kextをいじればwake可能だがBIOS、Chameleon不可。Windowsでの動作は再ペアリング無しで動作可能 ***秋葉原で買ったBroadcom 2045チップもの Kext修正でUSB-BT21と同様。 ***ELECOM Logitec LBT-UAN03C2BK (VID:PID = 0x21ee(8686):0x1100(4352) ) &ref(elecomlogitec.jpeg) (Bluetooth 3.0) Logitecの現行品なので、国内での入手が容易。ただBluetooth 4.0の製品LBT-UAN04C2BKに移行しつつ あるので、入手するなら急いだ方がよいかも。 OSX10.7.1でそのまま認識する。ID書き換えでスリープ復帰OKになる。BIOSやChameleonでは動作しない。Broadcom2045FamilyUSBBluetoothHCIController_Dongleの場所の idProductを4352に変更、idVendorを8686に変更(下記のkext編集の方法を参照のこと)。ただしLionでスリープ解除できないとか、再起動すると使えなくなるとか、スリープ後にすぐに復帰してしまうとかの報告もある。 Mountain Lion (10.8.0)では、そのままでは認識しない。しかし、上記と同様に、Broadcom2045FamilyUSBBluetoothHCIController_D の場所の idProductを4352に変更、idVendorを8686に変更すると認識される。スリープ復帰はしない。 Mountain Lion (10.8.2)ではそのままで認識されて使用できる。ただしsleep復帰はしない。 しかし、 /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport.kext/Contents/Info.plist のBluetooth 3.0の項目に <key>BroadcomUSBBluetoothHCIController - MediaLink BT3.0 Adapter</key><dict> (略) </dict> があったので、この記述をコピーし(しなくても良いかも)、これのVID, PIDを書き換えたところ スリープから復帰するようになった。ただ、キーの入力がタイムアウトしてスリープする際は問題ないが、 メニューからスリープさせるような場合はすこし寝付きが悪いところがある。キーボードなどをoffにしてからスリープさせるのがよいかもしれない。 ---- **(3) Wakeできないけど安定に機能するアダプタ このデバイスでスリープ解除はできないけど、再起動やスリープ解除後も安定に接続されると報告があるもの。 他にUSB入力装置を併用しているとか、コンピュータ本体の電源スイッチでwakeさせれば良い場合にはこれで十分。 ***プリンストンテクノロジー PTM-UBT7 &ref(ubt7.jpg) (Bluetooth 4.0) メーカがMac OS X対応をうたっている。amazonのレビューによるとスリープ解除はできないらしい。 国内で容易に入手出来てすぐに動く製品として重宝するかも。 http://www.amazon.co.jp/dp/B008N909L0/ ***BUFFALO BSHSBD03WH, BSHSBD03BK (VID:PID = 0x0a12(2578):0x0001(1) ) &ref(buffalo.png) (Bluetooth v2.1 + EDR) Mountain Lionで、そのまま差せば使用出来る。スリープ復帰しない。スリープ復帰後もデバイスを見失わないが、再接続に時間がかかる。ただし、システム環境設定のBluetoothの「スリープを解除することを許可」のチェックボックスを外すと復帰後の復活が早くなる。(どうせ復帰しないのだから外した方が良い) ***Intel Centrino Wireless-N 2230 2230BNHMW (VID:PID = 0x8087(32903):0x07da(2010) ) &ref(n2230.png) (Bluetooth 4.0) GigabyteのGA-Z77N-WIFIに付属しているmini PCIeソケット用のWiFi & Bluetoothコンボカード。 WiFi部分はいまのところ使えないが、Bluetooth部分はkextのInfo.plist書き換えずにそのままですぐに使用可能。 再起動、スリープ復帰後も安定して接続する。スリープ解除は不可能。 ***LogiCool (LogiTech) C-UV35 RCTB-MX [[ロジクールストアで1500円で買える。>https://store.logicool.co.jp/lcs/catalog/advanced_search_result.php?keywords=RCBT-MX&submit=%B8%A1%BA%F7&search_in_description=1]]入手が容易。 WindowsではSetPointでApple Wireless Keyboardとしてちゃんと認識される。またBIOSでも使える。以下参照。 [[ RCTB-MX を買ってみた。> http://ituki-iii.blogspot.com/2011/06/biosokbluetooth-rctb-mx.html]] OS Xで使うには、connectボタンを押したまま、USBに指す。これでBluetooth設定ができるようになる。再起動しても安定。ただし、sleep復帰はしない。Windows, BIOS, Chameleonでは動かない。 Mountain Lionでは認識されず使用できない。 ***秋葉原で買ったCSRチップ 300円 SL側では普通に使えるがWake不可 ***プラネックス全般 上記CSRチップと同様 ---- **(4) 問題が報告されているもの とはいえOSバージョンや環境に依存するかもしれないので使えるという報告がくる可能性はある。 ***プラネックス BT-MicroEDR2X 再起動でAWKのペアリングが断。 ***Buffalo BSHSBD02B および BSHSBD03B 再起動でMMやAWKのペアリングが断。 ***Targus ACB10US22 (VID:PID = 0x0a5c:0x2009 ) &ref(targus22.png) 上記のTargus ACB10USに型番が似ているが外観も中身も全く別もの。plistを変更しても認識されない。また、USBポートに接続するだけでOSが落ちることもある。 ***ELECOM Logitec LBT-UAN04C2BK (VID:PID = 0x0a12(2578):0x0001(1)) &ref(logitecBT40.png) ELECOM Logitecの現行(2013.1)のBluetooth 4.0 USBアダプター。伝説の純正ドングルD-Link DBT-120と同じVID, PIDを持つ。 しかし10.8.2で試したところ、認識されるもののスリープ復帰はできない(選択肢がグレー)うえに、復帰後AWKBDを見失う。MTPは見失わない。 「システム情報」では、製造元がCambridge Silicon Research Ltd.と表示され、機種名はCSR8510 Nanosira M2272と表示される。 ネット情報では以下の2機種も同じくCSR8510 Nanosira M2272と表示されるとのこと。同等品かもしれない。 -[[iBUFFALO BSBT4D09BK>http://buffalo.jp/product/peripheral/wireless-adapter/bsbt4d09bk/]] //-[[iBUFFALO BSHSBD08BK>http://buffalo.jp/products/catalog/supply/bluetooth/bluetooth/adapter/bshsbd08/]] -[[PLANEX Communications BT-Micro4>http://direct.planex.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=4941250182022]] ---- **Broadcom系のドングルを使うためのkext変更方法(Belkin F8T016など) /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomUSBBluetoothHCIController.kext/Contents/Info.plist にvendor IDとproduct IDを書き込む。 この場所はOSのバージョンによって多少異なるらしい。たとえば10.8.2では以下になる。 /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport.kext/Contents/Info.plist たとえば、LionでBelkin F8T016を使う場合には、以下のような項目を追加する。idProductとidVendorはシステムプロファイラのハードウェア、USBで調べられるので16進数→10進数で書き換える。F8T016のこれらのIDが362と1293であった場合、以下の項目を追加する。 <key>Broadcom2046FamilyUSBBluetoothHCIController_Belkin</key> <dict> <key>CFBundleIdentifier</key> <string>com.apple.driver.BroadcomUSBBluetoothHCIController</string> <key>IOClass</key> <string>Broadcom2045FamilyUSBBluetoothHCIController</string> <key>IOProviderClass</key> <string>IOUSBDevice</string> <key>IOProviderMergeProperties</key> <dict> <key>ClassicMustNotSeize</key> <true/> </dict> <key>LMPLoggingEnabled</key> <false/> <key>idProduct</key> <integer>362</integer> <key>idVendor</key> <integer>1293</integer> </dict> Mountain Lionでは以下のようにF8T016のIDがすでに登録されているので、この作業は不要である。 <key>BroadcomUSBBluetoothHCIController - BLUETOOTH USB +EDR ADAPTER v2.1 UHE</key> <dict> <key>CFBundleIdentifier</key> <string>com.apple.iokit.BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport</string> <key>IOClass</key> <string>BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport</string> <key>IOProviderClass</key> <string>IOUSBDevice</string> <key>idProduct</key> <integer>362</integer> <key>idVendor</key> <integer>1293</integer> </dict> ---- **Mountain Lionで登録されているBluetoothアダプタのID /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/ の中のkextには、Apple社以外のvendor IDとproduct IDがいくつか登録されている。これらのIDをもったBluetoothアダプタならば、そのまま差して認識される可能性がある。以下は、これらのvendor IDとproduct IDである。コロンの前が10進数、後が16進数である。 -vendor IDの10進数:16進数 企業名 --product IDの10進数:16進数 製品名 -2578: 0a12 CSR Cambridge Silicon Radio, Ltd --1:0001 Bluetooth Dongle (HCI mode) -2001:07d1 D-Link System --64513: fc01 DBT-120 Bluetooth Adapter -3641:0e39 Smart Modular Technologies, Inc. --329: 149 ? --2652: 0a5c Broadcom Corp. --8894 :22be BCM2070 Bluetooth 3.0 + HS --8520: 2148 BCM92046DG-CL1ROM Bluetooth 2.1 Adapter (IOGear) --8600: 2198 ? (MediaLink BT3.0 Adapter) --8680: 21e8 ? (MediaLink BT4.0 Adapter) --8532: 2154 ? (Targus) --8448: 2100 Bluetooth 2.0+eDR dongle --8243: 2033 BCM2033 Bluetooth (D-Link) -1118: 045e Microsoft Corp. --156: 009c Wireless Transceiver for Bluetooth 2.0 (Microsoft Bluetooth 2.0 USB Dongle) -1293: 050d Belkin Components --23: 0017 B8T017 Bluetooth+EDR 2.1 --362: 016a Bluetooth Mini Dongle (F8T016?) ----- **Macintosh実機の Bluetooth USB ホストコントローラ みなさんの実機Macintoshのコントローラ情報ありましたらよろしく。ちなみに製造元ID=0x05acはApple Inc.なので通常はこの値だと思います。 |製品ID|製造元ID|搭載機種| |0x828f|0x05ac|MBAir2013| |0x821f|0x05ac|MBAir2012| |0x820f|0x05ac|iMac 2008E| |0x8215|0x05ac|MPro2009| ----- -[[動作報告 自作PC Tiger]] -[[動作報告 自作PC Leopard]] -[[動作報告 メーカーデスクトップPC]] -[[動作報告 メーカーノートPC]] -[[動作報告 パーツ編]] -[[動作報告 Bluetooth編]] ----
*動作報告 Bluetooth編 スレ住民有志によるまとめです。基本は [[wiki>Link]]の HCLを。入手先のヒントは [[Link]]や [[書庫]]にあるかも・・・。 長くなったのでパーツ編からこちらに移しました。 ---- *各種Bluetooth アダプターの動作状況 [[tonymacosx86に動作状態をまとめた表がある。>http://legacy.tonymacx86.com/wiki/index.php/Bluetooth_Adapter_Database]] 以下の表で、BIOS/sleepにおける互換性、安定性、入手の容易さ・設定の容易さ、BTバージョンの新しさなど、それぞれの特徴をまとめた。 |品名|写真|BT&br()version|sleep&BR()解除|BIOS&BR()設定&BR()ほか|kext&br()編集&BR()不要|入手&BR()難易| |Broadcom &BR() BCM94360CDAX|&ref(BCM94360CDAX.jpg)|4.0|○|◎&br()Handoff&br()対応|○|○| |Belkin &BR() K7S F8T016|&ref(belkin.jpeg)|2.1+EDR|○|○|○|?| |D-Link &BR() DBT-120|&ref(dbt120.jpeg)|1.1|○|○|○|×| |Apple &BR() BT module &BR() BCM92046MD|&ref(APPLEBT.png)|2.1+EDR|○|○|○|△| |roketfish &BR() RF-MRBTAD|&ref(rocketfish.png)|2.1+ EDR|○|○||?| |I-O DATA &BR() USB-BT40LE|&ref(iodata_bt40le.png)|4.0|○||○|◎| |GMYLE &BR() Bluetooth V4.0 &BR() BCM20702 Chipset &BR() Dongle Adapter|&ref(gmyle.png)|4.0|○||○|○| |IOGEAR &BR() Bluetooth 4.0 &BR() USB Micro Adapter &BR() (GBU521)|&ref(iogear.png)|4.0|○||○|○| |Belkin &BR() K7S-F5L019|&ref(belkin.jpeg)|2.1+EDR|○||△|?| |BCM94352HMB|&ref(BCM94352HMB.jpg)|4.0|○|||◎| |BCM943228HMB|&ref(bcm943228hmb.jpeg)|4.0|○|||◎| |Targus &BR() ACB10US|&ref(targus.png)|?|○|?|?|×| |ASUS &BR() USB-BT21|&ref(asus.png)|2.1+EDR|○|||?| |ELECOM &BR() Logitec &BR() LBT-UAN03C2BK|&ref(elecomlogitec.jpeg)|3.0|○|||◎| |プリンストン &BR() テクノロジー &BR() PTM-UBT7|&ref(ubt7.jpg)|4.0|||○|◎| |BUFFALO &BR() BSHSBD03WH, &BR() BSHSBD03BK|&ref(buffalo.png)|2.1+EDR|||○|×| |Intel &BR() Centrino &BR() Wireless-N 2230 &BR() 2230BNHMW|&ref(n2230.png)|4.0|||○|◎| それぞれのアダプターの詳細は以下を参照のこと。 略語 :BT|Bluetooth :AWK, AWKBD|Apple Wireless Keyboard :MTP|Magic Trackpad :SL|Snow Leopard :S/L/E|System/Library/Extention ---- **(1) BIOSで使えるアダプタ 安定して接続できて、スリープからも確実に復帰できて、なおかつOSが起動する前のBIOSやChameleonの設定画面でも使えると報告のあるアダプタ。HID-Proxyという機能に対応しているアダプタはOSの起動前にUSBキーボード等として機能するので、BIOS等で使用できる。 ただし、マシン起動後すぐに使えなくて、BIOS設定画面に入るときのDeleteキー連打が効かなかったり、そもそもAWKにはDeleteキーが無かったりするので、BIOS用には別に非BTキーボードを用意したほうが実用的な場合もある。 ***Broadcom BCM94360CDAX (VID:PID = 0x05AC(1452):0x828D(33421)) #image(http://i.ebayimg.com/00/s/MTYwMFgxNjAw/z/DzIAAOSwU9xUThFb/$_12.JPG, width=200) (Bluetooth 4.0) -802.11a/b/g/n/ac および Bluetooth 4.0 -Mac Pro late 2013などで使われているものと同等の純正品。VIDもアップル社のもの -ソケットは特殊だけどebayやosxwifi.comなどでPCIeアダプタなどを販売している(本体も売っている) --http://www.ebay.com/sch/i.html?_nkw=BCM94360CD --http://www.osxwifi.com -とりつけただけでWiFiもBTも正常に動作 -BTキーボードはBIOSやブートローダの設定画面でも機能する。 -Yosemite新機能のHandoff, iPhoneとのAirDrop, iPhone経由の通話も実機と同様に稼動する -現時点で最良のWiFi/BTアダプタ ***Belkin K7S F8T016 (VID:PID = 0x050d(1293):0x016a(362) ) &ref(belkin.jpeg) (Bluetooth v2.1 + EDR) OS切り替えでの再ペアリングなし。BIOS、ChameleonでOK、WakeOKただしKext変更(下記参照)の必要がある。 [[tonymacosx86の情報>http://www.tonymacx86.com/viewtopic.php?f=7&t=7940&start=150]] 海外サイトで入手可。(環境によってはスリープ復帰後にOSが見失うとの報告もあり。Lionでスリープ解除出来ないとか、解除後MTP見失うとか不具合があるとの報告もあり。) Mountain Lion (10.8.0) になってからkextにVID/PIDが登録されているので、kext書き換え不要で、使用可能になった。Apple Wireless Keyboard, Magic Trackpadなどによるスリープ復帰可能。BIOS、ChameleonでOK、windowsなどでも使えて再ペアリングも不要。Windows 8ではOS標準のBluetoothアダプタと認識されるのか、そのままでペアリング設定が可能(デスクトップのタスクバーのBluetoothアイコンもしくはチャームのPC 設定を使用)。Magic Trackpadもwindowsで利用出来る(マルチタッチは不可)。Mountain LionではDBT-120と並んで安定のドングル。 ***D-Link DBT-120 (H/W Version: B2, B3, B4) (VID:PID = 0x0a12(2578):0x0001(1)) &ref(dbt120.jpeg) (Bluetooth 1.1 & USB 1.1) Bluetooth非搭載Macintosh救済のために、Apple社が準純正パーツとして販売していたBluetooth ドングル。そのため互換性は高い。すでに販売されていないので、中古屋、ヤフオク、eBayなどを探す必要あり。 出回っているDBT-120にはハードウェアバージョンが2系統ある。裏面に小さな文字でH/W Ver. Cx (xは数字)と書いてあるもの(色が黒?)は、スリープ復帰が出来ない。H/W Ver. B2, B3, およびB4のモデルはスリープ解除が可能である。  HID PROXYモードで動く。Chameleon、BIOSでも動く。Windowsとのペリングも可。別途hid2hci.exeが必要。Windows 7ではそのまま動いている。 Appleが公式にサポートしていたアダプターなので、以下でファームウェアのアップデートが配布されている。 -[[Bluetooth Firmware Updater 1.2>http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/bluetoothfirmwareupdater12.html]] -[[Bluetooth Firmware Updater 1.2>http://support.apple.com/kb/DL534]] これは当時CSRがHIDインプットデバイス救済のため出したFW(GenericCSR.dfu)で、それをAppleも利用している。 上記のアップデータを当てるためには、Bluetooth非搭載のMacが必要。またPPCコードなので、PPC搭載MacかRosettaが必要(つまりLion以降では不可)。また、アップデータを当てる作業はLinuxでも可能。dmg内のGenericCSR.dfuを抜き出して、dfutool upgradeでいける。dfutool archive で現在のファームのバックアップも可能だから、いつでも戻せる。 上記のアップデータを当てると、SL, Lion, Mountain Lionでsleepからの復帰が可能になる。Apple Wireless Keyboard, Magic Mouse, Magic Trackpadで復帰する。ただし、SLの後期バージョン(たとえば10.6.8)では復帰ができない。Sleep復帰に関するAppleのサポートの情報が以下にある。ここには、H/W Ver. B2-B4でスリープ解除が出来ない場合は、上記のファームウェアアップデートを当てるようにとの指示がある。 -[[「Bluetooth デバイスがスリープを解除することを許可」が利用できない場合の対処方法>http://support.apple.com/kb/HT2846?viewlocale=ja_JP]] -[[一部の USB Bluetooth アダプタを使うと・・・スリープを解除できない場合がある>http://support.apple.com/kb/TA24564?viewlocale=ja_JP]] 上記のアップデートを当てると、Windows (7, 8で確認) に切り替えてもキーボードやマウスがUSBデバイスのようにそのまま動く。ただしMagic TrackpadはWindowsでは動かない(Bluetooth Mouseは動く)。 ***Apple BT module BCM92046MD (VID:PID = 0x05ac(1452):0x8215(33301)) //&ref(appleBT.jpg) &ref(APPLEBT.png) (Bluetooth v2.1 + EDR) Macintoshで使われている純正モジュール(チップはBRCM2046)なので、これを使えば安定性、互換性は完璧。 Broadcom Corp.のBRCM2046もしくはBCM2046と呼ばれるチップが使われている。 Apple BT 純正モジュールは電源が3.3vであるが、信号線はUSBと同じ。なのでUSBに接続出来る。ただし、5V→3.3v変換が必要。[[ここにあるpdf参照。>http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=193272&st=380]] このpdfではヘッダピンをばらして結線しているが、一般的なUSBケーブルをばらしても同じように利用できる。このwikiにも解説ページがある。 -http://www29.atwiki.jp/osx86jp/pages/54.html Apple BT 純正モジュールはeBayなどで中古が$10程度で入手可能。IntelになってからのMacbook, Mac mini, iMacなどのモジュールが使用可能。Mac Pro用のモジュールは、USBではなく、ロジックボード基板のコネクタに接続するタイプがあるので、避けた方が良い。 ちなみにbiosもChameleonもOKで最初にWindowsからペアリングしてあげればデュアルブート両方の環境でUSB抜き差しや再ペアリングなしで使える。 [[最初にペアリングするwinではここのstep3.にあるようにhid2hci.exeで強制的にbluetoothデバイスとして認識させる必要がある。>http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=193272&st=400]] OSを切り替えるとHID PROXYが不安定。Chameleon、BIOSで操作できないとの報告もある。 Mountain Lionでも快調に稼働。スリープ復帰も正しく機能し、スリープ復帰後の応答復活も高速。ChameleonでもBIOSでも操作可能。Windows 8でも動作する(MTPのマルチタッチは効かない)。Windows 8での設定は容易で、チャームの「PCの詳細設定」から登録できる。 ***roketfish RF-MRBTAD &ref(rocketfish.png) (Bluetooth 2.1 EDR) kextの変更(下記参照)を加えたところ、10.6.8の環境でぺリング、wakeもOKでChameleonとBiosでも動作。 Win7上でのペアリングがうまく実施できない。 ---- **(2) Wake(スリープ解除)できるアダプタ 安定して接続できて、スリープの解除が可能なアダプタ。BIOSやChameleonの設定画面では使用できない。 とはいえ、BIOS等の操作が必要な時だけ別のキーボードを使えば良いので、このアダプタでほとんど問題ないかも。 ***I-O DATA USB-BT40LE (VID:PID = 0x0a5c(2652):0x 21e8(8680)) &ref(iodata_bt40le.png) (Bluetooth 4.0) iMacやMacBookで使われているのと同じBroadcom社のチップBCM20702を使用している。 VID/PIDはGMYLEと同じ値、「システム情報」で見てもGMYLEと同一の内容、見た目もそっくり。製造元が同じなのかもしれない。10.8ならばそのまま使えてsleepからの復帰もok。国内で容易に入手可能で技適も取得している。 ***GMYLE Bluetooth V4.0 BCM20702 Chipset Dongle Adapter (VID:PID = 0x0a5c(2652):0x 21e8(8680)) &ref(gmyle.png) (Bluetooth 4.0) iMacやMacBookで使われているのと同じBroadcom社のチップBCM20702を使用している。 VIDはチップメーカBroadcom Corp.で, PIDはBCM20702A0 Bluetooth 4.0のもの。 10.8ならばそのまま使えてsleepからの復帰もok。国内での販売は無いが、www.gmyle.com 直販やebay, 米amazonなどからで$13程度で購入可能。ChameleonやBIOSでは動作しない。 ***IOGEAR Bluetooth 4.0 USB Micro Adapter (GBU521) &ref(iogear.png) (Bluetooth 4.0) tonymacのおすすめ。10.8ならばそのまま使えてsleepからの復帰もok。国内での販売は無い。米amazonで$13程度。 ***Belkin K7S-F5L019 (VID:PID = 0x0a5c(2652):0x2101(8449) ) &ref(belkin.jpeg) (Bluetooth v2.1 + EDR) Belkin F8T016とそっくりな形状、ロゴ刻印であるが別物。F8T016とF5L019はコネクタの金属カバー部分の刻印で区別出来る。こちらは、VIDがBelkinじゃなくてBroadcom Corpになっている。そのためかF8T016と違い、Lion以前のシステムでもそのまま刺せば認識される(Snow Leopard, Mountain Lionで動作確認報告あり)。スリープ復帰はできないものの、スリープ復帰後は正常に接続出来る。 一方で、Mountain Lion (10.8.0) 以降においては、 /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHostControllerUSBTransport.kext/Contents にある、Belkin F8T016のVID:PID ( = 1293:362 )の箇所をこのデバイスのID ( = 2652:8449)に書き換えれば、スリープ復帰が可能になる(Mavericksで動作確認)。 ***BCM94352HMB &ref(BCM94352HMB.jpg) (Bluetooth 4.0) [[動作報告 WiFi編]]の手順でいろいろ変更して安定して稼働。スリープの復帰も可能。BIOSやCameleonでは使用できない。 純正品で使われているBroadcomのBluetooth 4.0チップBCM20702A0が使われている。 一緒についているWiFiも[[動作報告 WiFi編]]の手順で機能する。最新の802.11ac対応 WiFiもBluetoothもどちらも稼働するコンボカード。 ***BCM943228HMB (VID:PID = 0x04ca(1226):0x2004(8196) ) &ref(bcm943228hmb.jpeg) (Bluetooth 4.0) 10.8.2で以下の手順でkext変更して安定して稼働。スリープの復帰も可能。BIOSやCameleonでは使用できない。 2012年のMacBookやiMacではBroadcomのBluetooth 4.0チップBCM20702A0が使われている。 mini PCIeソケット用のWiFi & Bluetoothコンボカードと呼ばれる製品のBT部分にこのBroadcomチップが 使われていることがある。写真はその一つ。VIDによるとLite-On Technology Corp.という会社の製品。 元々はノートPCや小型PCのmini PCIeソケットに差し込む製品だけど、PCIeアダプタを利用すれば、 デスクトップPCにも取り付ける事ができる。BTチップはUSB経由で接続される。なので、 PCIeアダプタとマザボ上のUSBコネクタをケーブルで結ぶことができるmini PCIe - PCIeアダプタを 購入すると良い。たとえばこんなのが使えるのではと思う。 http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1717 これがあれば、あとは下記のUSBドングルと同様に設定出来る。つまり /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport.kext/Contents/Info.plist などのBluetooth 4.0の項目、たとえば <key>BroadcomUSBBluetoothHCIController - MediaLink BT4.0 Adapter</key> <dict> (略) </dict> を見つけて、この記述をコピーし(しなくても良いかも)、これのVID, PIDを書き換えればok。 純正で使われているチップだけあって、スリープ解除も可能。 ちなみに一緒についているWiFiのほうは機能しない。もしかしたら[[動作報告 WiFi編]]に書いた /System/Library/Extensions/IO80211Family.kext/Contents/PlugIns/AirPortBrcm4360.kext/Contents/info.plist を編集する方法で認識出来るかもしれない。 ***Targus ACB10US &ref(targus.png) tonymacや米amazonのレビューによると、認識も、スリープも全く完璧に動くBluetoothドングルらしい。ただし、入手は困難。通販サイトでこの写真と型番で販売されていても、実際には後述のACB10US22である場合もあるので注意。BIOSでの動作は不明。 ***ASUS USB-BT21 &ref(asus.png) (Bluetooth v2.1 + EDR) Broadcom 2046チップ kextをいじればwake可能だがBIOS、Chameleon不可。Windowsでの動作は再ペアリング無しで動作可能 ***秋葉原で買ったBroadcom 2045チップもの Kext修正でUSB-BT21と同様。 ***ELECOM Logitec LBT-UAN03C2BK (VID:PID = 0x21ee(8686):0x1100(4352) ) &ref(elecomlogitec.jpeg) (Bluetooth 3.0) Logitecの現行品なので、国内での入手が容易。ただBluetooth 4.0の製品LBT-UAN04C2BKに移行しつつ あるので、入手するなら急いだ方がよいかも。 OSX10.7.1でそのまま認識する。ID書き換えでスリープ復帰OKになる。BIOSやChameleonでは動作しない。Broadcom2045FamilyUSBBluetoothHCIController_Dongleの場所の idProductを4352に変更、idVendorを8686に変更(下記のkext編集の方法を参照のこと)。ただしLionでスリープ解除できないとか、再起動すると使えなくなるとか、スリープ後にすぐに復帰してしまうとかの報告もある。 Mountain Lion (10.8.0)では、そのままでは認識しない。しかし、上記と同様に、Broadcom2045FamilyUSBBluetoothHCIController_D の場所の idProductを4352に変更、idVendorを8686に変更すると認識される。スリープ復帰はしない。 Mountain Lion (10.8.2)ではそのままで認識されて使用できる。ただしsleep復帰はしない。 しかし、 /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport.kext/Contents/Info.plist のBluetooth 3.0の項目に <key>BroadcomUSBBluetoothHCIController - MediaLink BT3.0 Adapter</key><dict> (略) </dict> があったので、この記述をコピーし(しなくても良いかも)、これのVID, PIDを書き換えたところ スリープから復帰するようになった。ただ、キーの入力がタイムアウトしてスリープする際は問題ないが、 メニューからスリープさせるような場合はすこし寝付きが悪いところがある。キーボードなどをoffにしてからスリープさせるのがよいかもしれない。 ---- **(3) Wakeできないけど安定に機能するアダプタ このデバイスでスリープ解除はできないけど、再起動やスリープ解除後も安定に接続されると報告があるもの。 他にUSB入力装置を併用しているとか、コンピュータ本体の電源スイッチでwakeさせれば良い場合にはこれで十分。 ***プリンストンテクノロジー PTM-UBT7 &ref(ubt7.jpg) (Bluetooth 4.0) メーカがMac OS X対応をうたっている。amazonのレビューによるとスリープ解除はできないらしい。 国内で容易に入手出来てすぐに動く製品として重宝するかも。 http://www.amazon.co.jp/dp/B008N909L0/ ***BUFFALO BSHSBD03WH, BSHSBD03BK (VID:PID = 0x0a12(2578):0x0001(1) ) &ref(buffalo.png) (Bluetooth v2.1 + EDR) Mountain Lionで、そのまま差せば使用出来る。スリープ復帰しない。スリープ復帰後もデバイスを見失わないが、再接続に時間がかかる。ただし、システム環境設定のBluetoothの「スリープを解除することを許可」のチェックボックスを外すと復帰後の復活が早くなる。(どうせ復帰しないのだから外した方が良い) ***Intel Centrino Wireless-N 2230 2230BNHMW (VID:PID = 0x8087(32903):0x07da(2010) ) &ref(n2230.png) (Bluetooth 4.0) GigabyteのGA-Z77N-WIFIに付属しているmini PCIeソケット用のWiFi & Bluetoothコンボカード。 WiFi部分はいまのところ使えないが、Bluetooth部分はkextのInfo.plist書き換えずにそのままですぐに使用可能。 再起動、スリープ復帰後も安定して接続する。スリープ解除は不可能。 ***LogiCool (LogiTech) C-UV35 RCTB-MX [[ロジクールストアで1500円で買える。>https://store.logicool.co.jp/lcs/catalog/advanced_search_result.php?keywords=RCBT-MX&submit=%B8%A1%BA%F7&search_in_description=1]]入手が容易。 WindowsではSetPointでApple Wireless Keyboardとしてちゃんと認識される。またBIOSでも使える。以下参照。 [[ RCTB-MX を買ってみた。> http://ituki-iii.blogspot.com/2011/06/biosokbluetooth-rctb-mx.html]] OS Xで使うには、connectボタンを押したまま、USBに指す。これでBluetooth設定ができるようになる。再起動しても安定。ただし、sleep復帰はしない。Windows, BIOS, Chameleonでは動かない。 Mountain Lionでは認識されず使用できない。 ***秋葉原で買ったCSRチップ 300円 SL側では普通に使えるがWake不可 ***プラネックス全般 上記CSRチップと同様 ---- **(4) 問題が報告されているもの とはいえOSバージョンや環境に依存するかもしれないので使えるという報告がくる可能性はある。 ***プラネックス BT-MicroEDR2X 再起動でAWKのペアリングが断。 ***Buffalo BSHSBD02B および BSHSBD03B 再起動でMMやAWKのペアリングが断。 ***Targus ACB10US22 (VID:PID = 0x0a5c:0x2009 ) &ref(targus22.png) 上記のTargus ACB10USに型番が似ているが外観も中身も全く別もの。plistを変更しても認識されない。また、USBポートに接続するだけでOSが落ちることもある。 ***ELECOM Logitec LBT-UAN04C2BK (VID:PID = 0x0a12(2578):0x0001(1)) &ref(logitecBT40.png) ELECOM Logitecの現行(2013.1)のBluetooth 4.0 USBアダプター。伝説の純正ドングルD-Link DBT-120と同じVID, PIDを持つ。 しかし10.8.2で試したところ、認識されるもののスリープ復帰はできない(選択肢がグレー)うえに、復帰後AWKBDを見失う。MTPは見失わない。 「システム情報」では、製造元がCambridge Silicon Research Ltd.と表示され、機種名はCSR8510 Nanosira M2272と表示される。 ネット情報では以下の2機種も同じくCSR8510 Nanosira M2272と表示されるとのこと。同等品かもしれない。 -[[iBUFFALO BSBT4D09BK>http://buffalo.jp/product/peripheral/wireless-adapter/bsbt4d09bk/]] //-[[iBUFFALO BSHSBD08BK>http://buffalo.jp/products/catalog/supply/bluetooth/bluetooth/adapter/bshsbd08/]] -[[PLANEX Communications BT-Micro4>http://direct.planex.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=4941250182022]] ---- **Broadcom系のドングルを使うためのkext変更方法(Belkin F8T016など) /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomUSBBluetoothHCIController.kext/Contents/Info.plist にvendor IDとproduct IDを書き込む。 この場所はOSのバージョンによって多少異なるらしい。たとえば10.8.2では以下になる。 /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport.kext/Contents/Info.plist たとえば、LionでBelkin F8T016を使う場合には、以下のような項目を追加する。idProductとidVendorはシステムプロファイラのハードウェア、USBで調べられるので16進数→10進数で書き換える。F8T016のこれらのIDが362と1293であった場合、以下の項目を追加する。 <key>Broadcom2046FamilyUSBBluetoothHCIController_Belkin</key> <dict> <key>CFBundleIdentifier</key> <string>com.apple.driver.BroadcomUSBBluetoothHCIController</string> <key>IOClass</key> <string>Broadcom2045FamilyUSBBluetoothHCIController</string> <key>IOProviderClass</key> <string>IOUSBDevice</string> <key>IOProviderMergeProperties</key> <dict> <key>ClassicMustNotSeize</key> <true/> </dict> <key>LMPLoggingEnabled</key> <false/> <key>idProduct</key> <integer>362</integer> <key>idVendor</key> <integer>1293</integer> </dict> Mountain Lionでは以下のようにF8T016のIDがすでに登録されているので、この作業は不要である。 <key>BroadcomUSBBluetoothHCIController - BLUETOOTH USB +EDR ADAPTER v2.1 UHE</key> <dict> <key>CFBundleIdentifier</key> <string>com.apple.iokit.BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport</string> <key>IOClass</key> <string>BroadcomBluetoothHCIControllerUSBTransport</string> <key>IOProviderClass</key> <string>IOUSBDevice</string> <key>idProduct</key> <integer>362</integer> <key>idVendor</key> <integer>1293</integer> </dict> ---- **Mountain Lionで登録されているBluetoothアダプタのID /S/L/E/IOBluetoothFamily.kext/Contents/PlugIns/ の中のkextには、Apple社以外のvendor IDとproduct IDがいくつか登録されている。これらのIDをもったBluetoothアダプタならば、そのまま差して認識される可能性がある。以下は、これらのvendor IDとproduct IDである。コロンの前が10進数、後が16進数である。 -vendor IDの10進数:16進数 企業名 --product IDの10進数:16進数 製品名 -2578: 0a12 CSR Cambridge Silicon Radio, Ltd --1:0001 Bluetooth Dongle (HCI mode) -2001:07d1 D-Link System --64513: fc01 DBT-120 Bluetooth Adapter -3641:0e39 Smart Modular Technologies, Inc. --329: 149 ? --2652: 0a5c Broadcom Corp. --8894 :22be BCM2070 Bluetooth 3.0 + HS --8520: 2148 BCM92046DG-CL1ROM Bluetooth 2.1 Adapter (IOGear) --8600: 2198 ? (MediaLink BT3.0 Adapter) --8680: 21e8 ? (MediaLink BT4.0 Adapter) --8532: 2154 ? (Targus) --8448: 2100 Bluetooth 2.0+eDR dongle --8243: 2033 BCM2033 Bluetooth (D-Link) -1118: 045e Microsoft Corp. --156: 009c Wireless Transceiver for Bluetooth 2.0 (Microsoft Bluetooth 2.0 USB Dongle) -1293: 050d Belkin Components --23: 0017 B8T017 Bluetooth+EDR 2.1 --362: 016a Bluetooth Mini Dongle (F8T016?) ----- **Macintosh実機の Bluetooth USB ホストコントローラ みなさんの実機Macintoshのコントローラ情報ありましたらよろしく。ちなみに製造元ID=0x05acはApple Inc.なので通常はこの値だと思います。 |製品ID|製造元ID|搭載機種| |0x828f|0x05ac|MBAir2013| |0x821f|0x05ac|MBAir2012| |0x820f|0x05ac|iMac 2008E| |0x8215|0x05ac|MPro2009| ----- -[[動作報告 自作PC Tiger]] -[[動作報告 自作PC Leopard]] -[[動作報告 メーカーデスクトップPC]] -[[動作報告 メーカーノートPC]] -[[動作報告 パーツ編]] -[[動作報告 Bluetooth編]] ----

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