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人気アニメ「ラブライブ!」に盗作疑惑……海外ドラマ「glee」と酷似していると指摘


 人気アニメ「ラブライブ!」(TOKYO MXなど)について、海外ドラマの盗作疑惑がネット上で持ち上がっている。

 問題となっているのは、今年4月より放送されている第2期の第6話で描かれている一部シーン。ハロウィンイベントに出演することになった主人公たちがその衣装作りに励むシーンが描かれているが、そのシーンが海外ドラマ「glee」のシーズン3第20話と酷似していると指摘されている。

 日本のアニメやドラマなどを扱う海外の動画共有サイト「Crunchyroll」では、その2作品のシーンのコマ割りを比較し、酷似している点を指摘する記事を掲載。日本のネットユーザーたちの間でも話題となり、「丸パクリでクッソワロタ」「これはひどい」「オマージュにしろもうちょっと上手くやれよ」などといった声が多数あがっている。

人気アニメ「ラブライブ!」引用は意図的か? 監督が「うまくパクる…」


 盗作疑惑が持ち上がっている人気アニメ「ラブライブ!」(TOKYO MXなど)のアニメーション監督である京極尚彦氏が、過去にTwitterで盗作を示唆する発言をしていることがわかった。

 同アニメをめぐっては、今年4月より放送されている第2期の第6話で描かれている一部シーンが、海外ドラマ「glee」のシーズン3第20話と酷似しているとネット上で指摘されている。

 今回の件について京極氏は15日午後3時の時点ではコメントをしていないが、2013年6月8日に投稿したツイートでは、「どなたかアニメ以外で面白いドラマあれば教えて下さい、うまくパクる…いや引用できる演出があればと… 個人的には海外の方がハングリーな作りの作品が多い気がしています」などと発言。フォロワーから情報が寄せられると、「TSUTAYAにある?wアイデアは意外とアニメ以外のほうがあると僕は思うよ!」と、アイデアの盗用を示唆していた。

 今回問題となっているシーンが盗作であるか否か、真相は不明だが、ネット上では「丸パクリでクッソワロタ」「これはひどい」「オマージュにしろもうちょっと上手くやれよ」などといった声が多数あがっている。


パクリ? オマージュ? 人気街道驀進中の『ラブライブ!』に突如降りかかったパクリ騒動


 現在放送中のアニメ『ラブライブ!』にパクリ疑惑が発覚し、ネット上で大炎上中だ。

 『ラブライブ!』とは、以前にもこの連載でも取り上げたこともあるアイドルアニメで(記事参照)、美少女総合エンタテインメントマガジン「電撃G’s magazine」(KADOKAWA刊)、アニメソング中心に展開する音楽レーベル・ランティス、アニメーション制作会社・サンライズの3社による合同プロジェクトである。

 本作は、アニメ、雑誌連載、Webラジオ、CDリリース、コンサートなど多角的なメディア展開を繰り広げ、今年2月にさいたまスーパーアリーナで開催された2日間のライブは両日とも1万人以上を動員し、大成功。現在放送中のアニメ第2期も好調で、オープニング主題歌「それは僕たちの奇跡」のシングルCDがオリコン週間シングルチャート2位にランクインし、初動で6万枚以上の売上を達成。5月13日には、同シングルがゴールドディスクに認定されるといった具合に、まさに今が旬の話題作である。

 5月11日放送の第6話「ハッピーハロウィーン」も、劇中でヒロインたちが自分たちの個性を出すべくアメリカのロックバンド・KISSのコスプレをするシーンが話題となり、ファンがTwitter上に該当シーンをアップ。それを見つけたKISSボーカリストのジーン・シモンズが、自らのアカウントでリツイートしたことから、「ついに『ラブライブ!』が世界に羽ばたいた!」と多くのファンが喝采の声を上げた。

 しかしその一方で、ライブ用の衣装を自分で作ることに対して「損な役回り」と不満を漏らすにこに対して、ことりが「それぞれの役割をこなすことが大事だ」という趣旨のセリフで答えるというシーンについて、海外ドラマ『glee』の「パクリでは?」という声も上がり始めた。元ネタといわれている『glee』では、合唱大会に向けてチームがそれぞれ自分の持ち場で仕事を進める中、衣装係をやらされ不満を言うメンバーに、ほかのメンバーが「力を合わせることが大切だ」と諭すシーンが存在。「これはあなたのよ」とメンバーに衣装を見せるシーンやカット割りがそのままであることから、ほどなくしてTwitter上で一気に「パクリ疑惑」が噴出した。

 個人的な感想となるが、にこは口は悪いところはあるものの、実はメンバー一面倒見のいいキャラのはず。第2期では弟たちの面倒を見るいいお姉ちゃんというそれまでにない表情を見せるエピソードがあったほか、ドラマCDでもダウンしてしまったメンバーの海未をかいがいしく介護するシーンがあっただけに、該当シーンの言動に違和感を覚えたのは事実である。同エピソードの別のシーンでも、『glee』から引用したと思われる演出が発見されたほか、昨年放送された第1期第1話などにも『glee』を下敷きにしたと思われるシーンが続々と発見され、現在も延焼中。

 さらに京極尚彦監督が、過去に「自宅で休んでいましたがコンテは描いてました。どなたかアニメ以外で面白いドラマあれば教えて下さい、うまくパクる…いや引用できる演出があればと…個人的には海外の方がハングリーな作りの作品が多い気がしています」(原文ママ)というツイートをしていたことが発覚。今回のパクリは意図的なものだったのでは、という声も上がっており、鎮火の気配はいまだうかがえない。

 ちなみに『ラブライブ!』は今回以外にも、発表されている多数の楽曲が既存のJ-POPや洋楽のパクリではないか、という声が以前から多く上がっていた。しかし、アニメ化のはるか以前に行われていたイベントにおいて、『ラブライブ!』制作プロデューサーは「『ラブライブ!』は、それぞれの時代を彩った音楽やアイドルの元ネタを盛り込んでいる。μ’s(『ラブライブ!』のアイドル・グループのこと)が歌うならこうなる、というのがコンセプト」という趣旨の発言をしていたことがあるほか、アニメソングのクリエイター事情に詳しい関係者によると「『ラブライブ!』は楽曲を発注する際に、“こういうイメージの曲でやってほしい”という非常に詳細なオーダーが来るそうです。そこでは元ネタの名前も具体的に出ることもある」そうだ。

 そう考えると、今回の騒動においても「パクリ」というよりも、元ネタを『ラブライブ!』流に料理するとこうなる――。というコンセプトの元に行われていた、ある種のオマージュである可能性も捨てきれない。

 ともあれ、「みんなで叶える物語」というテーマの下、ハイペースで急成長してきた本作にとって、今回の騒動は冷や水を浴びせることになりかねない。ちょうど物語は折り返し地点を過ぎたところである。クライマックスに向けて、誰にも文句を言わせないオリジナルの感動を期待したいところである。
(文=龍崎珠樹)

「ラブライブ」のパクり疑惑 盗作確定なら今後どうなる?


日本のあるアニメがある海外ドラマを盗作しているという疑惑が発覚したと報じられています。
台詞やシーン、カット割りが海外ドラマそのままであることや、監督が「どなたかアニメ以外で面白いドラマあれば教えて下さい、うまくパクる…いや引用できる演出があればと…」というツイートをしていたことも相まって、疑惑に火がついたようです。
ではそもそも、このようないわゆる「パクリ」、「盗作」疑惑は法的に見るとどう評価するべきなのでしょうか。

■著作権法違反の可能性
盗作と聞いて思い浮かぶのは、著作権法違反だと思います。
著作権法には「盗作」という言葉は使われていませんが、盗作をすれば著作権の中の複製権、翻案権等のほか、同一性保持権や氏名表示権といった著作者人格権を侵害する可能性があります。

■判断基準は類似性と依拠性
そして、盗作問題の際に著作権法違反といえるかどうかは、類似性があるかどうか、依拠性があるかどうかにより判断をしていくことになります。
Aという作品がBという作品に似ていて、盗作だと騒がれている場合を考えると、類似性というのは、A・Bが似ているかどうかという問題で、依拠性というのは、Aという作品がBという作品に影響を受けたといえるかどうかという問題です。
本件では、海外ドラマとかなり似ているようであるため、類似性があると判断される可能性があると思います。
依拠性については、監督がその海外ドラマを知っていたのかどうかといった点がポイントになってきますが、台詞やシーン、カット割りまでが似てくるということは、そうそうないと思われることも考えると、これも肯定される可能性があると思います。
なお、これが「オマージュだった」という言い訳をされた場合はどうかを考えても、それは言い方の問題に過ぎないように思われます。

■著作権法違反になるとどうなる?
仮に、著作権法違反があるとした場合どうなるのでしょうか。
著作権者は差止めなどを請求することができるため、今後、その部分について放送したり、ビデオを販売するなどはできなくなります。実際上は、その部分を差し替えるなどしていくことになるのではないでしょうか。
もっとも、著作権法は親告罪とされており、告訴がないと罪に問うことはできませんし、海外ドラマの権利者が日本のアニメについて差止めを求めて訴えてくる可能性はそれほど高いとは思えません。
そして、著作権に反しているかどうかは、最終的に裁判所にて判断されることになるため、現時点ではあくまで「疑惑」にとどまります。
したがって、現状では特に対応が取られることはないのではないかと思います。

著者:弁護士 清水陽平(法律事務所アルシエン。インターネット上でされる誹謗中傷への対策、炎上対策のほか、名誉・プライバシー関連訴訟などに対応。)

“パクリ”騒動で謝罪の『ノーゲーム・ノーライフ』 一方、今なお騒がれる『ラブライブ!』は…


『逆転裁判』や『ドラえもん』など、“パロディ”ネタをふんだんに使っている現在放送中のアニメ『ノーゲーム・ノーライフ』。中でも、第4話で『ジョジョの奇妙な冒険』の名セリフ「だが断る」を言い放つ主人公・空と白は、作画まで『ジョジョ』風に描かれ、「ここまでやられると逆に面白い」という声が上がるなど、視聴者の間ではなかなか好評のようだ。

 そんな『ノーゲーム・ノーライフ』だが、現在“パクリ”騒動で話題になっている。件のパクリとは、作中で、個人サイトにて公開されている魔方陣イラストを無断で使用したというもの。問題のシーンは第7話の「死に手《サクリファイス》」の冒頭シーン。このシーンの背景に散りばめられている魔方陣が、上記のものと酷似しているのだ。

 5月22日に第7話が放送され、それを見た魔方陣イラストの作者がTwitterで、無断転用への抗議をツイートしたことをきっかけに、ネットで話題に。5月28日には『ノーゲーム・ノーライフ』の公式サイトが文面で謝罪する事態にまで発展。そしてBlu-rayとDVDに収録される本編映像では、該当箇所をすべて“差し替える”と発表したのだ。

 このような事態は以前にも起きている。2011年には、『ドラゴンボール改』の第1期に流れていたBGMが盗作であることを東映アニメーションが発表し、パッケージ化の際にBGMを“差し替える”措置を取った。実際に、再放送分と「人造人間 セル編」のDVD7巻、Blu-ray BOX 3巻以降の音楽は、問題のBGMを担当していた山本健司から旧アニメ版『ドラゴンボール』の音楽を担当していた菊池俊輔に変更されている。

“パロディ”ネタはアニメを盛り上げるにはうってつけだと思うが、“パクリ”はあってはならないこと。また、どんなに出来が良くても、一度“パクリ”騒動が起きてしまうと、作品に対するマイナスイメージがついてしまう。Twitterなどでは「今回の『ノーゲーム・ノーライフ』の件は、本編が面白いだけに残念」という声も上がっている。

 その一方で、奇しくも時同じくして放送中のアニメ、『ラブライブ!』(2期)にも、ネットで“パクリ”疑惑がかけられている。

 2期の第6話「ハッピーハロウィーン」で、ライブの衣装を作ることに対して不満を漏らすにこに、ことりが「それぞれの役割を果たすことが大事」と答えるシーンが、人気海外ドラマ『glee』のシーズン3第20話に似ていると指摘されたているのだ。しかもそのシーンだけではなく、第1期の1話などにも『glee』と酷似しているシーンが続々と見つかっている。さらに、本作の京極尚彦監督が過去にTwitterで「どなたかアニメ以外で面白いドラマあれば教えて下さい、うまくパクる…いや引用できる演出があればと…個人的には海外の方がハングリーな作りの作品が多い気がしています」と発言していることも、火に油を注いでいる。

 アニメ作品に対する視聴者の批判の中には「これあの作品のパクリじゃない?」という声はよく上がる。しかし、そのほとんどが言いがかりのようなもの。だが、今回の『ラブライブ!』の“パクリ”疑惑は、素人目から見ても酷似しているように見える。作品の品位をこれ以上下げないためにも、『ラブライブ!』公式はこの件について発言をした方が良いのではないだろうか?


KLab、海外人気ドラマ「glee」のゲーム開発ライセンスを獲得…「ラブライブ!」で培った技術・ノウハウを活用した音楽ゲームを全世界に提供へ

KLab<3656>は、本日(11月13日)、Fox Digital Entertainmentとライセンス契約を締結したことを明らかにした。この契約により、KLabは人気海外ドラマ「glee」(グリー)の音楽ゲームをスマートフォン向けに開発し、全世界で配信する。

Fox Digital Entertainmentは、20世紀FOXグループのデジタル版権管理会社であり、本作のプロモーションを担当するとのこと。リリース時期は、「glee」の新作「シーズン6」に合わせて行われる予定。

KLabがブシロードと共同で開発・提供するリズムアクションゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』で培った技術とノウハウ、そして、「glee」の世界観とそのキャラクター・楽曲・ストーリーを融合した音楽ゲームの提供を目指す、としている。


■真田哲弥氏のコメント(KLab代表取締役社長 CEO)
「ゲーム化に適したIPとは、単に知名度があるだけではなく、烈々なコアユーザーが存在し、そのコミュニティにリーチできることと、ゲームシステムにマッチしていることが重要だと考えています。「glee」はまさにその条件にマッチした最高の作品だと思っています。当社は2012年より積極的にゲームのグローバル配信を行うと同時に、世界中で人気のあるIPの獲得に力を入れてきました。世界中で人気のあるIPと言えば、ハリウッドに辿り着きます。この度、そのハリウッドの中でも最大手グループのひとつである20世紀FOXグループ FDE社と契約できたことを喜ばしく思います。今後も、20世紀FOXグループをはじめ、ハリウッドのIPの獲得に力を入れ、世界に通用するゲームを配信してきたいと思います。


■リック・フィリップス氏のコメント(Fox Digital Entertainmentヴァイスプレジデントオブモバイル)
「glee」というすばらしい世界観が、スマートフォンゲームを通じ今後も長きに渡って世界中の「glee」ファンに楽しんでもらえることを嬉しく思います。KLabとの提携により、登場人物を中心とした音楽ゲームを開発することは理想的であり、非常に楽しみでなりません。


■「glee」とは
米国の架空の学校で合唱部を中心に描かれる、人気ミュージック・コメディ・ドラマ。プロのダンサーやミュージシャン、ブロードウェイでの舞台経験などを持つ実力派のキャストたちが、1930年代~90年代のスタンダードから最新のヒットソング、著名なミュージカル・ナンバーなど、毎回幅広いジャンルから名曲をカバーするパフォーマンスが見どころのひとつ。
2009年の放送開始直後より評論家からの称賛と熱狂的な「glee」ファン層を背景に、米国で権威あるゴールデングローブ賞やピーボディ賞、エミー賞を受賞。グラミー賞2部門へのノミネート、プラチナ・アルバム1本とゴールド・アルバム5本に加え、CDの全世界累計販売で1,300万枚を突破。デジタル音楽配信においても5,300万ダウンロードを達成。ふたつのコンサートツアーが完売するなど「glee」のブームは一気に加速し、全米で社会現象を巻き起こした。日本においても2011年4月からNHK BSプレミアムで放送され話題になった。

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最終更新:2014年11月14日 07:31