大森 紗良(おおもり さら、1999年8月5日 - )は、
熊本シルフィードに所属したプロ野球選手(投手)。
概要
所属 |
熊本シルフィード |
背番号 |
44 |
国籍 |
日本 |
出身 |
富山県小矢部市 |
生年月日 |
1999年8月5日 |
身長 |
148cm |
体重 |
68kg |
投打 |
左投左打 |
血液型 |
O型 |
プロ入り |
2018年ドラフト1位 |
PL |
大門 |
球歴 |
射水第二高等学校→加越能交通→熊本シルフィード(2019-2022) |
経歴
プロ入り前
高校時代
加越能交通時代
就職に際しては、近場で女子野球部を有する
加越能交通を選択。
この頃、高岡市の野球振興に取り組む元プロ野球選手のレクチャーでトルネード投法を取得する。130km級の投球が可能になり、北信越企業リーグでトルネード投法にちなみ「猛牛・紗良」と呼ばれ恐れられた。
加越能交通が経営不振による再編にともない野球部が長期休部となったことを契機にプロ入りを志願した。
大森紗良が鳴り物入りで
熊本シルフィードと契約したことが契機で、
加越能交通は高岡市とある事業提携を締結し経営再建を目指す。それに伴い、大森紗良と総合マネージメント契約を締結している。
プロVSドラフト2018
プロ入り後
2019
ルーキーイヤーの2019年は、投手勢豊富な
熊本シルフィードの中ででもセットアッパーや火消し役として折々に起用された。
ビハインド時の起用が多かった事やピンチ時の火消し失敗で大打されるケースが目立ち、投手成績マーメイドリーグ最低の数値でルーキーイヤーを終えた。本人は余り気にしていないどころかオフシーズンでの強化を宣言した。
2020
引き続き8回登板として起用されるが、ペナントレース中盤よりクローザーに転換となった。相変わらず一発を撃たれることもあり投手成績は悪いがマリーグのセーブ数ランキング3位に入った。
2021
正式に熊本のクローザーとして採用され17試合(内15完了)、11セーブを記録しマーメイドリーグ最多セーブ投手を受賞し成績もキャリアハイとなった。
『PIC』日本代表にも選出され3試合を登板(9打者0安打4奪三振)と世界相手に剛腕をみせた。
2022
早々に今年をもって引退を表明。
体制の引継ぎもあり当番回数が減ったが、9セーブをあげPGB最後の投球は奪三振で仕上げた。三振をとった最終投球は自身の最高球速記録に迫るものになった。
引退後は郷里(富山県)で設立された女子独立リーグチーム(富山ミラージュ・チャレンジャーズ)に参加すると表明。
プレースタイル
万力やゼンマイのように全身の筋肉を捻り上げながら投げるトルネード投法を駆使しての女子野球の壁を越えた直球が武器
変化球を取得しようとしたこともあるが、球威が空気力学を超えてしまい大した変化をしないために諦めた。
「要はホームベースを踏ませなければよい」という清いほどの悟りの境地で空気力学を曲げて投げるストレートこそが究極の変化球だと言い切っている。
その他
愛車は契約金で購入したホンダアクティ(Attack4WD/5MT 2015年モデル)。熊本色に塗装したフルオプションモデル。
車内に100Wクラスのパワーアンプを搭載しており、スピーカーを付ければパレード用宣伝車としての能力も十二分にある(一般的な選挙用街宣車は40Wクラス)
車体や色からよく球団の作業車と間違えられるのが玉に瑕。
詳細情報
年度別投手成績
年度 |
所属 |
規定 |
試合 |
勝 |
敗 |
S |
H |
完投 |
完封 |
先発 |
QS |
完了 |
防御率 |
投球回 |
打者 |
被安 |
被本 |
奪三 |
与四 |
与死 |
敬遠 |
失点 |
自責 |
WHIP |
2019 |
熊本 |
× |
16 |
0 |
1 |
0 |
4 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
8.76 |
12 1/3 |
63 |
22 |
3 |
15 |
2 |
1 |
0 |
15 |
12 |
1.95 |
2020 |
熊本 |
× |
15 |
0 |
1 |
6 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
8 |
6.91 |
14 1/3 |
70 |
22 |
2 |
17 |
4 |
0 |
0 |
13 |
11 |
1.81 |
2021 |
熊本 |
× |
17 |
0 |
0 |
11 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
15 |
1.06 |
17 |
62 |
13 |
1 |
17 |
2 |
0 |
0 |
2 |
2 |
0.88 |
2022 |
熊本 |
× |
13 |
0 |
0 |
9 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
12 |
1.54 |
11 2/3 |
45 |
12 |
0 |
10 |
1 |
1 |
0 |
2 |
2 |
1.11 |
通算:4年 |
61 |
0 |
3 |
26 |
8 |
0 |
0 |
0 |
0 |
38 |
4.57 |
55 1/3 |
240 |
69 |
6 |
59 |
9 |
2 |
0 |
32 |
27 |
1.44 |
表彰
記録
初記録
- 初登板:2019年3月31日、対横浜アクアマリンズ1回戦(横浜スタジアム)
- 初奪三振:同上 8回裏に立花涼風から
- 初セーブ:2020年3月29日 横浜ー熊本1回戦(横浜スタジアム)9回に救援登板 三者凡退
- 最終登板:2022年9月7日 広島-熊本8回戦(MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島)7回に救援登板 ベティを奪三振(火牛ストレート 134km/h)
節目の記録
- 第二回PIC日本代表(3試合 9打者 0被安打 4奪三振)
背番号
登場曲
2019年
- The Beast I/II /新世紀エヴァンゲリオンBGM
2020年
- バベルの光 /不思議の海のナディアBGM
- The Beast II /新世紀エヴァンゲリオンBGM (ビハインド時)
- 神よ、その黄昏よ/ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王BGM (9回以降)
2021年
- Megalovania /Undertale (対横浜AM戦)
- バベルの光 /不思議の海のナディアBGM
- The Beast II /新世紀エヴァンゲリオンBGM (ビハインド時)
- 神よ、その黄昏よ/ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王BGM (9回以降)
能力推移
年度 |
速球 |
球威 |
変化 |
制球 |
体力 |
守備 |
ピン/特1 |
対左/特2 |
特3 |
特4 |
総合 |
2019 |
20/S |
20/S |
1/G |
17/A |
5/F |
1/G |
真っ向 |
対ピ○ |
奪三振 |
クイ× |
129/B |
2020 |
20/S |
20/S |
1/G |
20/S |
11/D |
1/G |
真っ向 |
対ピ◎ |
奪三振 |
ビハ○ |
165/S |
2021 |
20/S |
20/S |
1/G |
18/A |
10/D |
1/G |
真っ向 |
対ピ◎ |
奪三振 |
|
149/A |
2022 |
20/S |
20/S |
1/G |
18/A |
10/D |
1/G |
真っ向 |
対ピ◎ |
奪三振 |
|
149/A |
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最終更新:2022年11月18日 05:34