僕はナナカマド博士に頼まれながら旅を出ることにした。

    • 僕、最初は嫌だったけど。

でも、しょうがない。レイナちゃんから強く頼まれてて



良く考えてみれば、正直、僕はこの冒険で僕は変わるかもしれない。




僕は、旅に出る・・・―。









マサゴタウンのポケモンセンター前。


「あっ!遅いやんけっ!はよ来いや!!」
レイナは手でフブキを招いた。
「ごめんねっ!でも、僕・・」
「なっさけないなぁー!・・まあええわ。ここがポケモンセンターや!」
「分かってるよ・・前(第2話で)言ってたし。」
「あっ、そうやな。ここは手持ちのポケモンを回復出来るねん。」
「つまり休憩所みたいな?」
「そうやな。」
(なんで良い所を取るねん)ってレイナは思いながら次の方に進んだ。
フブキもついて行った。


今度は、建物はポケモンセンターに似ているが、屋根が青い。
しかも少し小さい。

「ここは・・。」
「フレンドリーショップ。回復系の道具やモンスターボールなど売ってんねん。」
「へぇー。」
「うーん・・あんたはまだモンスターボール一個持ってへんねんな。」
「え?」
「ほら、よく見てみ!リュックサックの中!!」

フブキは自分のリュックサックの中身を調べた。
中には冒険ノートしか入っていない。
それ以外はからっぽだ。

「・・・あ、本当だ。」
「やろ?だから可愛そうやから、モンスターボール分けてやるわ!」
レイナはバックの中からモンスターボール5個取り出した。
それをフブキに手渡した。
「いいのかなぁ~」とぼそっと言いながらリュックサックの中に入れた。

「・・・っとまあこういう風に便利な公共施設ってもんがあんねん!それぐらい覚えといてな!」
「うん・・。」
「なんや!その元気のなさはっ!もう一回っせーのっ!」
「はぁーい。」
「・・よし!今回はここまでにしてやる!ではっ!」
「ちょっちょっと待ってぇ!!」
フブキはさっさと立ち去ろうとしたレイナの手をひっばった。

「なんやねん!フブキ。」
「ぽっポケモンのゲット方法教えてよ!」
「え?」
「えっじゃないよ!僕、一匹だけじゃあどうしょうもないから!ゲット方法教えてよ!!」
「・・・分かったよ。しゃあないなぁ。・・とりあえずついてこい!」

レイナは面倒になりながらもフブキの腕を引っ張って道路に向かった。








219番道路。



「よしっ、ここや。」

二人の前に止まったのは大きく広がっている草むら。
良く見てみるとポケモンが数匹がこちらを見ているようだ。

「・・なんか、僕たちににらみつけている・・けど?」
「大丈夫、大丈夫!そのうち慣れるって!」
「慣れるって・・」
「早くあんたのナエトル出せや!」
フブキはポケモン達におびえながらも仕方が無くナエトルを出した。
クサブエ(フブキのナエトルのニックネーム)は突然草むらに入り込み、においをかぎ始めた。
「・・何してるの?クサブエ。」
「黙って見ていれやフブキ。」
「でも」
と言ったその時、クサブエは威嚇し始めた。
そして、突然青色い肌をしたポケモンが急に現れだした。

「何あれ?!」
「ポケモン図鑑見てみぃや!」
フブキはポケモン図鑑を急いで開きだした。
すると自動的にポケモンの姿が図鑑に映し出した。
そこには「コリンク」と書いてあった。
「・・・コリンク、電気タイプのポケモンか・・。」
すぐに図鑑を閉じてそうつぶやいていた。

「クサブエ、体当たりっ!!」

いきなりフブキはクサブエに命令をした。
クサブエは言うとおりにコリンクに体当たり攻撃。
レベル差なのかなんだか分からないか少ししかダメージが与えてない。

今度は、コリンクがクサブエに体当たり攻撃。
さっきより少し大きいダメージのようだ。

「相手はあんたのナエトルより1~2レベル高いな!」
「ちょっ!なんで、レベルあったの?!」
「あるわ!普通っ!!てかそこまで分からへんのぉおおお?!」
「しょうがないよ!あまりポケモンの事だなんて知らないからぁああ!!」
「んな事知るかぁあああ!!」

フブキとレイナが喧嘩しているうちにどんどんコリンクの体力が少なくなってきた。

「よっし!今のうちに・・!」
フブキは空のモンスターボールを一個出してそれをコリンクに向かって一気に投げた。
それをコリンクはモンスターボールに吸い込まれる用に入った。
その後ボールはピクピクッと動く。
そして、『ブツッ』と小さい音をならした。

「・・・やった?」
「やったんや!ゲットしたんやわっ!!」
「おおーっ。」
フブキはコリンクが入っているモンスターボールを拾った。
そして、もう一度コリンクを出した。
「コリンク可愛いなぁー。」
「そうやなー、でもこれ、♂やけどさ。」
「そう?・・まあいいや。じゃあーニックネームはヤマネでいいやっ!」
「またもやださいニックネームッ!!」
「ださいってなんなのさぁー?!」

フブキとレイナは急に喧嘩してしまった事を気がつき半笑いした。



その裏に、影が―・・

「・・・フブキ、故郷吹雪・・か。」


影はすぐに消えていった。



<冒険ノート>

フブキ (故郷 吹雪)
現在地:219番道路
手持ちポケモン:クサブエ(ナエトル♂)、ヤマネ(コリンク♂)

レイナ(真冬 玲奈)
現在地:219番道路
手持ちポケモン:ファイ(ヒコザル♀)

<コメント>
レイナのも追加しときました!
出来たらフブキ編とかレイナ編とかやってみたいな★(おい


NEXT?
最終更新:2007年02月25日 12:14