イアン

イアン（いあん）

気難しく、無愛想であるが、どこか憎めない男。「バカめ」が口癖。
陰気で物静かな性格のため、性格が正反対の雹堂影虎とは犬と猿・水と油の関係であるが、影虎同様、八雲祭に好意を寄せており、初登場の時点までで12回プロポーズをしている（勿論全敗である）。
生粋のCURE使いで、天樹院ヴァン以上に強力な能力者。その実力は、植物状態となっていた東雲千架の容態も回復させてしまう程。
しかし、過去にCURE目当てでかなりの人間に目をつけられたこともあってか本人は静かな生活を望んでおり、よっぽどのこと（主に祭から呼び出された場合）がない限り、CURE能力を使おうとはしないようだ。
5thゲーム前にヴァンに対してCUREのコツを教えており、ヴァンが自分と同じくらいの才能があると感じているらしい。
また、CUREを覚える過程でイアン式ライズなるものも覚えており、それを5thゲーム前に霧崎兜に教えている。

サイレン世界のイアン

4thゲームのサイレン世界では、祭や影虎らと共に地上にいる生存者の救助活動にあたっていたが、その最中にグラナとシャイナに遭遇。
東雲嵐や夢路晴彦と根に戻るように言い残し敵に立ち向かっていった祭と影虎の姿を目の当たりにした事で自暴自棄に陥ってしまう。
その後は根で、誰の忠告も聞かず休憩も取らず30人もの負傷者の治療を続け、40時間後、脳の酷使により、最期まで自分を戒めながら息を引き取る。
皮肉にも、自身の死は、同じCURE使いであるヴァンに多大な影響を与える事になる。
CURE能力の行使から、負傷者からは「神様」と呼ばれていた。
また、一人称が「ボク」から「オレ」へと変わっている。

5thでは根で生存しており、ヴァンからは「師匠」と呼ばれている。
また、夜科アゲハの姉であるフブキとの間にマルコという子供をもうけており、アゲハの義兄に当たる存在になった。
祭と影虎が行方不明になり落ち込んでいたところをフブキに支えられたとのこと。
W.I.S.Eが根に侵攻してきた際に妻子や他の住人と共に禁人種に攫われてしまう。

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