16手を超えるぷよ譜データの制作方法

IPSシミュレータで記述できるぷよ譜の手数は、エディタにおいて指定できる範囲は1~16手に限られます。
しかしながら、その16手を超える、すなわち17手以上のぷよ譜シミュレータは、いわゆる裏技とはなりますが、製作が可能です。
16手だけでは全て記述できない、例えば飽和まで伸ばされた連鎖の手順なども、手数を増やせば、余すことなく記述することができます。

16手を超えるぷよ譜データの例

「ぷよ譜」でGoogle検索を掛けると、初代ぷよぷよ、あるいはぷよm@s関係で多数のページがヒットし、
その譜例には16手を超えるものが多い。例えば、
 ・・・等々である。

URL構造(1)

この種のデータを作るためには、まずぷよ譜シミュのURLの構造を知らなければなりません。
ぷよ譜エディタのURLは、「?」の記号の後にデータが記述され、
そのデータは初期地形を記述している部分と、ツモおよびその置き方の手順を記述している部分の2部分で構成されています。

例えば次の図は、ミスケンのぷよステーションに出てくるセカンド解説の図(初期配置および手順)の一つをぷよ譜シミュに起こしたものです(ツモにおける軸ぷよ子ぷよは順不同)。
地形とツモ手順の間は、半角アンダーラインの記号( _ )で繋がれています。
すなわちこのURLの場合、「800801A01a0」が地形、_を挟んで「Sq2u8qGgOsksGs6C」がツモ手順を表していることになります。
このツモは8手分ですね。

試しに、この「Sq2u8qGgOsksGs6C」の部分をどんどんコピーペーストして後ろに貼り付けてしまいましょう。
この例では「Sq2u8qGgOsksGs6C」を3回コピーペーストしています。
最初の8手以外はカオスな置き方になっていますが、とりあえずそれはおいておいて、
  • この時点でシミュレータの手数が16手を既に超えているということ
  • 最初の8手のツモおよび置き方がが9-16手、17-24、25-32手目にコピーされている
ということが確認できるはずです。

16手を超えるぷよ譜データが、これで一つ出来た事になります。
後は「Edit」でツモや地形を編集し、「Simu」で置き方を指定して行けば、
好きな32手以内のシミュが作れるという訳です。
もちろん、コピーペーストを繰り返せば50手、100手と際限なくデータが増やせるかと思います。
極端な話、「TASさんの連鎖練習」のような巨大なぷよ譜も作成可能でしょう。

ただし、巨大なぷよ譜はそれだけ重くなります。
作者が手数を16手に限定したのも、この重さを考慮してのことです。*1
昨今はこのシミュレータが開発された当時とは時代もスペックも異なりますから、
そこそこ大きなデータでも普通に開くことができるかと思われますが、
それでも現実的なラインは百数十手あたりまででしょう。
それ以上はデータを分割したほうが良いかもしれません。
もっとも、そのような巨大なぷよ譜は少なくとも対人実戦ではまずあり得ませんが。

URL構造(2)


(加筆予定)

テンプレート

ぷよ譜の枠内は全てお邪魔0で埋めています。
ページを開いた後、「ぷよ譜をクリア」ボタンを押してご利用下さい。

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最終更新:2012年05月15日 09:53

*1 シミュレータの説明ページには、「多すぎると激重なので最大は16です」との記述があります。