基本情報

人鬼血盟RPG ブラッドパス
GM:トマト
PL:

システムの概要

 世界観は重め、データは軽い、RP重視ですが、2PLな分やりやすさはある。すれ違いを防ぐために、裏社会でヒャッハーする感じにはしないと名言します。
 人間と吸血鬼が「血盟」を結んで敵たる「業血鬼」を倒すシステムです。なお、業血鬼は元々吸血鬼でございます。

レギュレーション等

基本+SN+JC。所持は強制しませんが、基本は買って頂けると嬉しいです。(税別1900円)
10/19追記:GMがUGFを購入したので、全て拡張を利用できます。

定例卓の時間について

木曜19:00〜23:00を予定しています。後ろであれば、1時間半を限度としてずらせます。
一応他に月曜と金曜でも開催可能です。

募集人数

基本2人、3人も可能っちゃ可能

キャラクター紹介

注意事項

 wikiは誰でも編集可能です。urlは確認してから踏んでください。

PC1(人間side)

+ 基本情報
PL名:ふゆみかん
PC名:氷上真涼
性別:女
氷上真涼キャラクターシート
+ 設定等
人間/義士/戦衛
喪失:痛覚
約束:血盟の前では、「海鈴」と名乗ること。
傷号:虚情の慕情
交通事故で亡くなった初恋の相手である中学時代の恩師と血盟を重ねている。

PC2(吸血鬼side)

+ 基本情報
PL名:1d10字路
PC名:白冬帯人
性別:男
白冬帯人キャラクターシート
+ 設定等
吸血鬼/貴種/舞人
欠落:喜び
傷号:虚情の慕情
100年前に失った教え子(海鈴)と血盟を重ねている。人を超えた力で世直しをしようと吸血鬼になったが、日の光も浴びれぬまま何も為せぬまま現在に至る。


キャンペーン情報

注意事項

 以下シナリオのネタバレを含みます。回る予定のある方は閲覧をお控えください。

第0話 世界観説明+キャラシ作成会

 世界観説明をして、キャラシを作成しました。何書けばいいんでしょう。

第1話 『鬼の潜む巣』(自作シナリオ)

+ シナリオトレーラー ※未記入
+ シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます
 都内に現れた1体の業血鬼。それは、人間による問答無用の吸血鬼討伐作戦により、大切な者を失った復讐の鬼。大切な者は人間であったにも関わらず、大切な者の名前すら忘れ、全ての人間に憎悪を向ける哀れな鬼。そんな鬼を討伐するために、1組の血盟が討伐に向かう。これ以上の被害を出さぬために。かくして、名もなき業血鬼は「抹消」された。
 灰滅事件から数年。町には幾度となく業血鬼が現れる。それにしても...真に鬼が潜むのは、夜の闇か、疑心暗鬼で吸血鬼を殺す人間か。
+ GMの感想 ※ネタバレはないと思う
 シナリオ以外の、PCたちのこともかけたらな~と思うのですが、解釈違いを起こしたくないし、私が書くことによって関係を規定しちゃうのも何か違うな、と思うのです。そこで、あくまでGMの感想として書くことにしました。
 白冬さんはかの日できなかった授業をするために、氷上さんは亡くなったはずの初恋の相手とデートをするために血盟を組み、戦いに挑みます。それ故恋人のような、そうでないような、そんな関係に見えます。ただこれは、互いが互いを本人として見ていないから成立しているようにも見えます。そこんところ、どうなんでしょう。

第2話 『聲』(基本ルールブック掲載)

+ シナリオ概要 ※ネタバレにならん程度に
 東京で起こった不気味な事件。次々と青年が姿を消していく。何者かの声に誘われ、彷徨い、消えていく。物語の真相は如何に。
+ シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます。
 斬鬼衆(私的な対吸血鬼組織)の白鐘アキラが事件現場付近で目撃されているということで調査を進めた所、白鐘アキラの亡き兄、白鐘ショウゴの血盟、狗門海青だった。彼女はかって業血鬼との戦いで契り喰いを行い業血鬼化。想いを馳せていたショウゴを呼び出そうと、ショウゴに似た人物を呼び寄せては殺していた。だが、死者は二度と帰らない。SIDより派遣された1組の血盟によって、業血鬼は灰となって消えていった。
+ GMの感想 ※ネタバレはないはず
 第二回が終わりまして、相変わらずの二人です。ただ今回は、白冬さんの想いが暴走しかけたような一面が見られましたね。彼は海鈴に対して、元々どんな感情を抱いていたのでしょうか。気になります。
 個人的にすごく来るものがあるのが、白冬さんがかっこいいセリフを言うとき、必ず、「海鈴」って呼んでから言うんですよね。それが、なんというか、うん。こいつっっってなりますね。氷上さんはそれを受け入れているようですが、その想いが変わる日は来るんでしょうか。
 本物と偽物って、何が違うんでしょうね。

第3話 『Treat or Fire』(自作シナリオ)

+ シナリオ概要 ※ネタバレにならん程度に
 ハロウィンのネタシナリオの仮装シナリオ。
 ハロウィン。日本のお祭りの一つにして、多くの人が羽目を外す日。トラックは倒れ、道にはビール缶が散乱し...翌日に清掃のために町の人が奔走するのはある意味で風物詩だ。
 さて、吸血鬼もそれは例外ではないようで...?
人鬼血盟RPGブラッドパス『Treat or Fire』
...この巡り合わせは運命なのか?
+ シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます
 ハロウィンに現れた1体の夜者、ローズ。通りのお店でお菓子を集めて楽しんでいるようだ。まぁそれはいいのだが...彼女は夜者であるが故に、源祖や貴種からは毛嫌いされている。そういった者たちや、舐め腐った対応をした人間たち相手に大暴れしているようだ。死者も後遺症が残る者もなし。自業自得で済ませてもいいのだが...ちょっとやりすぎだ。殺す必要はない。SIDの指示で、二人はお灸を据えに行くのだった。(既に送られた他の血盟は返り討ちにあったようだ。)
 特に隠れもしていないので、すぐに見つけることができた。別に暴れるのを止めてくれるなら戦う必要もないのだが...どうやらあちらは戦いを望んでいるらしい。仕方ない。かくしてやる気のない戦いが幕を開けた。下手な業血鬼より強い一般吸血鬼に苦戦しながらも、無事血盟たちは勝利を納めたのでした。
 戦いが終わり、辺りは静寂に包まれる。去る血盟の背中に声が聞こえてくる。
「ねぇ、怖くないの?海鈴たちは確かに強いかもしれないけど、戦い続けてたら、いつかは...それなのに、どうして。」
風に吹かれて一瞬現れた彼女の首には、碧星の紋章が刻まれていた。
+ GMの感想 ※ネタバレ含む
 ネタシナリオの「仮装シナリオ」ではなく、「ネタシナリオの仮装」シナリオです。ただのネタシにキャラストーリー(≠本文)が5400字(10/22現在、未完)もある訳ないです。今後好きな時に出してくれよな!因みに2話で出てきた謎の美女(?)は彼女だったりします。立ち絵がその時にある訳がないので分かんないと思いますが...
 さて、お二人の発言からGMが考察をするコーナーです。そうですね、ローズの問いには先生が答えてくれました。現実から目を背けるため、ですか。先生の口から真涼が海鈴でないことを暗に言うような発言が出るとは思いませんでしたね。そうなると、彼にとって血盟とは、真涼とは何なのか、少し気になる部分がありますね。
 ところで、11/2(木)現在、そろそろ定例の開始から1カ月経ちますが、ラガwikiを更新しているのは私だけのようです。みんな、ラガwikiを書こう。ってtwitter(鍵)で書いたんだけどなぁ。

第4話 『泡沫』(公式シナリオ)

+ シナリオ概要 ※ネタバレを含まない程度に
泡沫、夢のようだ。手を伸ばしたいのに、触れたら消えてしまう儚い夢。秘めし想いは、それぞれの歯車を狂わせていく...
人鬼血盟RPGブラッドパス『泡沫』(公式シナリオ)
+ シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます
 半鬼であるローサは、母親が吸血鬼と浮気をした末に生まれた望まれない子だった。母親からは虐待を受け、学校でもいじめを受け続けてきた。そんな過去を持つローサはある日初めて「優しさ」に出会った。ローサが助けた央宮という人物。央宮が彼女に伝えた言葉は、ローサの心を奪うには十分だった。そう、彼女に恋心が芽生えた。例え相手が人間であっても、同じ女性であっても。しかし、彼女は今の関係を壊すことを恐れた。何より、人から否定され続けてきた彼女に自己肯定感という者は存在しなかった。人に相談することすらできず、独占欲は増すばかり。そんな中、相手がブラッドパスを結んだということを聞く。死が二人を分かつまでの関係。自分には適正がなく、それをする資格はなかった。ローサは、自分以外に血を吸われるのが耐えられなかった。自分が弱いのは分かってる。それでも...この想いを永遠にしてしまおう。彼女は心中を決意した。独占の証に、最後に血を吸って...
 都内、1体の業血鬼が出現した。その業血鬼は央宮という人物の面影を求め、記憶を喰らっていく。永遠に満たされることのない記憶から、央宮を呼び戻すために。伝えたかった何かを伝えるために。何者かへの尽きぬ憎悪を燃やし、殺害を続けていく。そこに1組の血盟が送り込まれた。その血盟は、ローサの想いの切れ端に触れていた。彼ら自身も、過去の恋に今も囚われ続けている者たちだ。抹消(デリート)に抵抗がない訳ではないだろう。それでも、被害を出さぬために、抹消しなければならないのだ。
~業血鬼化の条件は3つ。1日で100人を超えるような人間から致死量の血を吸うこと。血盟相手から致死量の血を吸うこと。これはローサには当てはまらない。そして3つ目。互いに大切に想う者の血を致死量吸うこと~
+ GMの感想 ※ネタバレを含みます
泡沫 そのまほろば 触れたくて...
そっと指で 撫でたくても 残る灯火が僕を邪魔する
君の静寂 恋せども 焔は消えない
あぁ、それなら 君の傍らで この身沈めよう 心だけを殺して
泡沫、君のようだ 触れて壊さぬように 
刹那、哀のまほろば 見守るよ
行き場のない「優しさ」だけ 僕の心を漂うばかり
それが無駄だとしても これしかできない
失って気づいてしまうと
僕は分かってた 臆病なだけだった
泡沫、君のようだ 遅すぎたエゴイズム
伝えることもできず 消えてった
君を困らせたいほど 真実の愛なのに
終焉の宿命から 逃げていた
泡沫、夢のような 仮初の恋でした
決して想い出になどさせはしない いつまでも...
(幽閉サテライト、『泡沫、哀のまほろば』)
恋は罪なのでしょうかね。

第5話 『勿忘草』(自作シナリオ)

+ シナリオトレーラー ※ネタバレを含みません
 貴方が目を覚ましたその瞬間、世界は一変していた。何故か存在しないSID、見知った他の血盟仲間も姿を消していた。それでも世界は、何もなかったかのように動いている。これが業血鬼の仕業なら、血盟を結んだあなた達が動く他ない。
 決意に満ちた目と、深紅に染まった口。例え全てを失おうとも、貴方がくれた●●さえあれば...
 血の軛、それは宿命(サダメ)でありながら、運命(サダメ)すら変えぬ楔
ー人鬼血盟RPGブラッドパス 勿忘草
+ シナリオ詳細 ※ネタバレを含みます
 かつて封印された1体の吸血鬼がいた。人々の畏れから生まれたその吸血鬼は、人の血液の代わりに存在を喰らった。存在を喰らうとは即ち、歴史からそれを抹消すること。人を喰らえば、文献からも人々からも、その人に関するものが全て抹消される。元々いなかったことにされる。この力は、吸血鬼にとっても重すぎるものであった。しかし、彼女は抹消し続けなければならない。なぜなら、何かを消滅させ続けなければ、彼女自身が抹消されてしまうから。それは、力の代償。それは、運命づけられた呪い。できるだけ人を選んで抹消してきたが、そもそも力の使用なんて望んでいなかった。だから、彼女は封印を受け入れた。何者かが解除するまで解けぬ封印、それは殆ど死を意味していたとしても。
 しかし運命とは不思議なものだ。SIDによって、彼女の封印は解かれた。業血鬼を抹消してしまえば、不幸な人は少なくなるから。死が二人を分かつまでの新たな呪いによって、自身すら抹消しようとする力を制御できるように。だが、結果は失敗、ブラッドパスを以てしても、抹消の呪いは彼女を蝕み続ける。何とかならないか、その時、ルドルフが彼女に名を与えた。「ベルタ」。この名が世界に刻まれた時、彼女は安定し、能力を制御できるようになった。
 血盟。それは死が二人を分かつまで続く祝福。裏を返せば、死が訪れれば終わってしまう関係と言える。とある業血鬼の討伐作戦に参加した際、急襲を受け敗北してしまう。直後、灰になるはずの体が薄れていく。ベルタという名前は確かに彼女の存在を繋ぎ留めていた。しかし、ブラッドパスの存在もまた、彼女を繋ぎ留める要だったのだ。死なら彼女は受け入れられた。誰かが自分を想ってくれると思えば、自分が生きた意味が僅かでもあると思えたから。ただ、自身の力で抹消されるとなれば、皆が忘れ、記録すらなくなり、生きた証すら何一つ残らない。血の軛は運命を変えてはくれなかったのだ。...認めない、そんなこと。ルドルフも察したようだ。彼は静かに首を差し出した。互いに信頼できるとてもいい血盟だった。けれど...ごめんなさい。最後の力で、その吸血鬼は牙を突き立てる。
 都内に出現した1体の業血鬼。それは自らと最も近い関係を持つ概念から無差別に喰らっていく。ルドルフ、SID、血盟、力を増大させた後は、世界に出現した虚空から何もかもを喰らっていく。そこに1組の血盟が現れる。血盟という概念が抹消された世界。それなのになぜ血盟が存在しているのか。その血盟は、あるお守りを持っていた。そこに刺繍されているのは、勿忘草。抹消の運命を持つベルタ自身が彼らに送ったそれらに込められた想い。それだけが、生きた証を繋ぎ留める。しかし皮肉にも、この世界の崩壊を止める宿命を背負うのも、また彼ら。血盟はベルタと対峙し、3つの銀閃が全ての命を絶ち切った。こうして世界は元に戻った。けれども運命は何も変わらない。皆がベルタを忘れ、それでも何もなかったかのように世界は動きだす。でも、少しだけ。彼女を抹消(デリート)した血盟だけは、彼女を覚えていた。それだけでも、こんな少しの運命の変化だけでも、彼女の救いにならんことを。
+ GMの感想 ※ネタバレは含まない...はず。元ネタとかはあるけど。
 ここまで救われないシナリオを作ったのは初めてじゃないですかね。このサークル内には私よりもっとシリアスなシナリオを私より圧倒的にうまく回す方々がいくらでもいるので、あくまで当社比ではあるのですが...とはいえ、「シリアスなシナリオを作る」がスタート地点ではないんですよね。元々は「東ロワをやろう」から始まったものになります。まぁ、元ネタが元ネタなので、重くなるのは見えていましたが。回した感想としては、後半の流れは想定通りだったので、前半部分もう少しどうにかしたいなぁ、という所ですかね。次回すことがあればですが。
 あとは血盟に向けて。忘却は貴方たちにとって救いでしょうか。

閑話休題

+ トマトのGMについての考え方
ラガドーン・タバーンでは、GM講座というものが行われることがあります。そこでは、TRPGの傾向や分類を会社/システム/シナリオの3視点から見ていくようなものであったと、自分には映りました。自分のシナリオがどういう傾向を持っていて、どういう利点欠点を抱えているのか、リスクを管理する上でとても参考になる講座です。そして、それを聞いた後、次に私が気になったのが、実際にやっているGMは何を考えているのかです。どういったPLをターゲットにするのか、どういうシナリオを選んでくるのか、なぜGMをするのか、大切にしていることは何か、など。ただ、こういった話を聞く機会は意外とありません。PLとして回った際に聞いてみるのが一番早いのですが、これらは共有されるものではありませんし、パッと答えるには少し難しいものがあります。何かこういうのを知れる場が私的には欲しかったりします。ではまずは自分から。ということで自由きままに書いていきます。つまり自分語りです。嫌な人はブラウザバック。
 私のGMについての考えを書く前に、まずTRPGに触れたきっかけを書こうと思います。
 私がTRPGを始めたのは中学の時でした。双子の弟からクトゥルフ神話TRPG6版の話を聞いて、やってみようと始めたのが最初でした。見た動画は、wrwrdのやつと、まにむさんの『実はめっちゃ面白い』シリーズでしたかね。でも逆に言うとそれくらいです。つまり知ると遊ぶがほぼ同時だった訳です。当然、ルールブックもありません。しかし、ちょっと動画を見れば、d100<技能値の概念くらいは分かります。技能一覧は、ネットを調べれば見つかります。クトゥルフ神話がよく分からなくても、名前と減少sanくらいは調べれば出てきます。そしてそれだけあれば、身内で遊ぶには十分だったりします。最初はシナリオをpixivから拾ってきて、交互にGMをして遊びました。そして2-3回それをやったら、他の友達を誘って3-4PLでシナリオで遊ぶようになった感じです。この頃には既に、弟じゃなくて私がGMをすることが多くなっていました。この段階では、なぜGMをするのかの理由はあまり確立されていません。ただ強いて言うなら、どんなシナリオがあるかを探すのが好きだったから、ですかね。自分が知ってるから回す、そんな感じだったと思います。
 さて、そうやってpixivから色々とシナリオを拾っては回すということをしていると、少し引っかかりが生まれてきます。読んで全てが納得できるシナリオって意外と少ないんですよね。大前提、無料なので玉石混交です。当時ネット上での買い物が簡単にできる環境になかったので、boothだったり、シナリオブックを買うという選択肢はありません。そうなった時に、思う訳です。「自分で書いてもいいのでは?」と。元々自分は何かを作るのが好き(≠得意。部室で5分かけて1冊のブックカバーをかけて結局破いた様を見ていた方は察してくれるでしょう)なので、pixivのを見た後だと、失礼な話そんなに自作に抵抗感がない。今はもう少しクオリティも上がってると思いますよ。ただ当時は正直そうでもなかった。ミ=ゴには何か科学っぽいことをさせておけばよくて、クトゥグァには炎っぽいことをさせておけばいい、理由付けは置いておいて、的な。そんなシナリオ、結構ありました。だったら自分で作った方が、「俺が」楽しい。その頃のTRPGは、今思えば相当めちゃくちゃでしたよ。とりあえずsanチェックでd100振らせたいからアザトースを出してみたり(そもそもアザ様が何か分かってない)、雑にショゴスを出してみたり...代わりにPLもPLです。スペランカーがいたり、ホロロホルルがいたり。それでも身内卓ならではの楽しさがそこにはあります。誰もルールを知らなければ、これでも楽しいのです。TRPGじゃなくて、その集まる「場」が楽しいのですから。
 とはいえ、これは長くは続きません。なぜなら、誰かがルールを知り始めれば、その差異に違和感を抱き始めるからです。その始まりは、多分私。理由は単純。私はTRPGそのものにも興味があったからというのが一つ。youtubeの動画も増えてきて(私はニコ動を見なかったので、youtubeが主な情報源だった)、身内ノリの少ない卓に触れる機会も増えてきた。ルールブックを買ったのも大きいでしょう(修学旅行で今は無きRole&Rollに行ったのはいい思い出です)。ただ、軸は変わりません。それは、「シナリオを作る」ことです。この辺りから、これは私のアイデンティティのようなものになっています。私がGMをやる意味と言ってもいいでしょう。背景を作って、筋を最低限通して、自分の作りたいものを作る。別に身内卓ではそんな必要はなかったと思います。でも、私がGMをやる理由は、「自分が作って楽しいシナリオを作る」なので、自己満足のために、シナリオの質は変わっていきます。すると、何が起きるか。集まって楽しく過ごすツールとしてTRPGをしている人と、TRPGをやるために集まっている人と。求めるものが違うんですよね。勿論、私も友達と集まることは楽しいのでそれはそれでいいんですが、「TRPGをしに行く環境」が欲しくなる。

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最終更新:2023年11月14日 17:59