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チャクラ(SC58~SC??)

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rai6puk

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邪推SS/チャクラ(SC58~SC??)


バッカス・エジェイらと並ぶ地球軍ブラウン派の重鎮。
ブラウンのいとこにあたる血筋であり、彼とは幼いころから親交が深く
ブラウンも彼のその聡明さを高く買っていた。
チャクラは、戦前からブラウンの命を受けてナレッソにて諜報活動を行っており
しきりにアブダーに地球への降伏を勧めていた。
そして、彼の策は功を奏し、開戦後程なくしてアブダーは地球に降伏した。
その後はナレッソに留まり、ブラウンの懐刀として
イーズ星系の動向を伝える諜報員として活動した。
公式上はアブダー軍からの降将という身分であったため、公称の位は分8位であったが
実質的な権限は分2位~分1位相当であったと言われる。
その後、バッカスが表の仕事の責任者となったように、彼も暗部の仕事の責任者となり
敵惑星への工作活動の手引きや反乱分子の粛清をはじめ、アルビオンやララウィンら
ブラウンの敵となる存在の監視・暗殺の指揮も執った。

だが、聡明な彼をもってしても、天才軍師ラーの手引きによる
ドーラの挙兵という事態を見抜くことはできなかった。
彼は挙兵を見抜けなかったとしてブラウンに自らへの厳罰を求めるが
ブラウンが彼に与えた罰は数か月の謹慎という、極めて軽いものであった。
このことからも、ブラウンの彼に対する信頼が伺えるだろう。
数ヵ月後、謹慎から解かれた後、ブラウンへデクレアへの遷都を勧めたのも彼であった。

ドーラ討伐にもたつきブラウンの覇王としての威信が低下しても
ブラウンの息子であるプロベットが挙兵した際も、彼はブラウン派の立場を崩すことはなかった。
挙兵したプロベットはソース星系を瞬く間に統一し、イーズ侵攻の足ががりとしてナレッソ攻略を開始した。
その頃のブラウン軍は将兵の質・士気・忠誠心の低下が著しく、多くの脱走者や造反者を出す有様であった。
ナレッソでも同様に脱走や寝返りが相次ぐ中、チャクラは老体をおして
脱走した前任の基地司令に代わり、基地司令に就任する。
“ナレッソを死守しろ”とのブラウンの厳命を受け、チャクラは降下する圧倒的な数のプロベット軍に対し
残った僅かな将兵と共に地の利を活かしたゲリラ戦で対抗する。
しかし、やはりデクレアからの補給の来ない状況下、圧倒的な物量と
絶え間なく降り注ぐ惑星直撃艦の惑星直撃法には抗う術はなく
残った現有物資と戦力の全てを秘密裏にデクレアへ輸送する時間稼ぎのため、チャクラはプロベット軍に降伏した。
ナレッソに陸戦部隊が降下してから、八ヶ月後のことであった。
プロベットは、異父兄アルビオンの敵である彼を許しはしなかった。
そして、彼は慣れ親しんだナレッソの地でその生涯を閉じた。
この報を聞いた時、悪名高いブラウンもその死を大いに惜しんだという。





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