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コルサ夫妻(夫・コルサSC66~SC??、妻・マリアSC67~SC??)

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邪推SS/コルサ夫妻(夫・コルサSC66~SC??、妻・マリアSC67~SC??)


アソッドの配下であり、後にアグデッパ、ララウィン、ブラウンと地球三代に仕えたコルサと
同じくアソッド、アグデッパと使え、後にアキ、ラーと仕えたマリア。
2人は夫婦であり、同じ君主に仕えていた時の鴛鴦ぶりは銀河中でも有名だろう。

だが、後に2人は政治的に対立し、敵と味方に別れてしまうという戦乱の悲劇を生んでしまう。
しかし、国は違えど2人は離婚することなく、生涯夫婦であり続けた。
今日は、そんなコルサ夫妻にスポットを当ててみようと思う。

バニモに生まれた2人は、幼少の頃から大変秀才で小等部の時にすでに高等部の勉強が出来たとか、
軍大学の問題を解いたとか、大人顔負けの政治論文を書いたとか言われている。
これは彼らを称える地元の人々が話を大きくしたのもあるだろう。だが、優秀であったのは事実であり、
小等部を卒業した後にコルサ13歳、マリア12歳で仕官したことからも伺えるだろう。
2人は幼馴染の1つ違いであったが入隊は同期であり、大変仲が良かった。

仕官から1年がたちバニモでアソッドが地球からの独立を宣言する。バニモ出身の2人もこれに同調し、
アソッド軍の旗揚げ時のメンバーとして参加した。
だが、既にこの頃から2人の考え方には違いがあり、地球に弾圧されていた人々の為に独立に参加したマリアに対し
コルサは当時のバニモ駐留軍司令官であったアソッドの命令であるから独立を支持をしたのであった。

しかし、どちらにしろ独立した覇王アソッドをよく支え、南方のアキ、東方のツルマと、
敵に囲まれは不利な場所に存在するバニモにありながらアグデッパ侵攻まで持ちこたえたのは
彼らの力によるものが大きい。
特にコルサは、アソッドの右腕であったバイアーと大変親しい関係にあり、その政敵マイクと
その娘スーザンとも親しかった。
その為、アソッド存命中のコルサは2人の和解に奔走しており、不協和音が生じている軍隊が
それなりに機能していたのは、彼がパイプ役で2人の対立を最小限に抑えていた為で、
彼が居なければ、アソッドはもっと早くに滅びていたと言える(マリアはスーザンとは親しい関係にあったが、
バイアーとはただの同僚と言う立場を変えなかった)。

やがて2人はプライベートでも仲良くなっていき、お互いに政治討論を通じ幼馴染から恋仲に発展。
食事の時も討論を欠かさなかったとか、デートは図書館で政治討論をしていたとか伝えられている。
だが結婚には、なかなか発展しなかった。
この、2人のゴールインを後押ししたのは何を隠そうスーザンである。
当時、アソッドに見初められその后になっていたスーザンは、コルサを呼び出しマリアの目の前に連れ出して
結婚するかどうか激を飛ばしたと言うエピソードがある。最初はハッキリとした態度を示していなかったコルサも
これには観念しスーザンの仲立ちを了承。2人ははれて夫婦となった。コルサ17歳、マリア16歳の時である。
職場結婚でありあった為、祝言には多くの同僚が訪れ、不協和音が生じていた職場だったが
この時ばかりはバイアーやマイクも祝福に訪れ、2人を祝福したことからも、コルサの人望の深さが見て取れる。
一部、資料にはアソッドや后スーザンも祝福に訪れたとある。
結婚しても2人は同じ職場に足を運び、その鴛鴦ぶりは同僚からも羨ましがられるほどだった。

2人の祝言から間もなくアグデッパ率いる地球艦隊がついにバニモにも迫る。勝ち目が無いと悟ったアソッドは、
部下の命と領民の安全確保の為に地球に降服。帝国は滅亡しバニモは地球の領土となる。
陥落直後はバニモの再建に尽力した2人だが、後にアキから奪った新領バースへの国替えを命じられ、
他の旧アソッド配下らと共にバースへ赴任する。

そこでもバース復興に力を注ぎ幸せに過ごしていた二人だが、徐々に確執(政治的)が生まれてくる。
と言うのもコルサが「全銀河を一つにまとめ戦争をなくす」と言う1国論だったのに対し、
マリアは「各恒星系の連合による戦争撲滅」の連邦制統一論だったのである。
当初は持論の域を出なかったが、徐々に思想変化に現れプライベートの討論でも大声で(半ば口げんか)
行うことが多くなっていった。

そして遂にアリアが出奔して行方をくらます。マリアが非番の日でコルサが仕事から帰ってくると、
突如居なくなっていた。だが夕飯は作ってあったと言う。
当初はコルサが逃がしたものだと疑われ治安局の取調べを受けたる。マリアの行く先をアキの所と
薄々感じていたコルサだが、彼はマリアの行方を頑として話さなかった。

暫くの自宅謹慎の後、職場復帰をした彼だが、性格上割り切っており、以前と態度が全く変わらなかった為、
彼らの仲を知る同僚からは逆に心配されたほどである。
それからはコルサはバース、マリアはザクソン~ハーゲンと敵味方に別れてしまったが、
お互いに離婚すると言う結論には遂に至らなかった。しかし、お互いに電子メールや電話、手紙は全くせず
ほぼ絶縁状態に近かったと言う(職業柄出来なかった)。

実は彼の日記によると1度、アキ軍から亡命を勧める使者が来たとある。丁度ララウィンが暗殺され
ブラウンが即位した混迷期でった。
交渉の使者はマリアでありアキからの書簡を持ってきたことから、彼女が覇王アキに推挙したことが伺える。
優秀な人材を欲していたアキは、知力だけならラーに匹敵すると言われるコルサを欲しがったのにも納得が出来る。
だが、彼はこの亡命の話を蹴ってしまう。
彼によると「如何なる蛮行であろうと、上官のやった責任は上官にあり、家臣身分の人間が口出しをすることではない。
例え、それが間違った行為でも仕えた以上、主君を裏切ることは出来ない」と言って跳ね除けたと言う。
その後、失意の中帰国したマリアだが、この時に至っても離婚はしなかったと言う。

テンオウが軍壊滅し戦争終結後、2人は故郷バニモへと帰り、亡くなるまで静かに暮らしたと記されている。
結婚してからは離れている方が多かった2人だが、最期で静かな幸せを掴んだようである。






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