天制覇wiki PUK(パワーアップキット)

アタック(SC88~SC146)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

邪推SS/アタック(SC88~SC146)


『最強の矛、最強の盾、最強の眼。その全てを手に入れたものは銀河を制す…』

艦隊や部隊を巧みに操る矛、覇王を守る盾、そしてそれを操る将の中の将である眼。
矛はショーン、盾は忍兄弟とACTシリーズ、眼はラーであることは見当がつくだろう。
だが、伝承はこうも伝えている…

『矛は2本、銀河を翔け義を貫く聡明の矛。大地を翔け所有者にも牙を向く強欲の矛がある』と…

この強欲の矛こそ本編の主人公アタックの事である。
アタックと言えば、エーエス、ブラウン、バッカス、パメラと並ぶ
最悪の臣下ワースト5に数えられる人物である。
酒癖が悪く、乱暴で、自分が一番であり、他人を見下していた。
しかし、戦に生きその燃えるような人生に魅力を感じる人物も多いだろう。
では今日はそのアタックの人生を見てみよう。

アタックはSE88年、サウズ恒星系最大の惑星カスマンにて生を受ける。
家は庶民に降りた没落ア族だったが、代々優秀な軍人を排出している家系であり、
アタックも軍人となるべく様々な勉学に勤しんでいた。
…が、勉強が嫌いであり、父親に「字など自分の名が書ければ十分」と言い、
武術を習わせれば「1対1の勝負などやってられるか」と言ったと伝えられる。
そこで父親が「じゃあお前は何が勉強したいのだ?」と問うと「私は大勢を相手にす方法を
学びたい」と言って父親を驚かせた。
そこで父親が、兵法書を見せるとアタックは食いつき、朝から晩までその兵法の勉強にふっけていた。

やがて成長したアタックは2m近い長身の男となり、カスマンでも一躍注目を浴びていた。
だが、大変粗暴な性格で気に入らない事があると乱闘騒ぎを起こし、特に酒が入ると手に負えず、
店を破壊し、客の女性に狼藉を働き、憲兵隊と殴りあうなど父親も手に負えなかった。
その為、周囲の人物は彼と眼をあわさなかった言う。

やがて、成人した彼は仕官の口を探すも、普段の素行の悪さから優秀であったにも関わらず
声は全く掛からず、酒に走り喧嘩三昧の生活を送っていた。

そんな中、地元サウズで政変が起こる。覇王ロゴが追放されパメラが王位を簒奪。
これに、反対するバニアウがアイネで挙兵したのである。
文武両道でその天性の部隊指揮のセンスを持つバニアウは、圧倒的な支持と信頼を得ているカリスマであり、
アタックもそのセンスに見せられた一人であり、数少ない親友で飲み仲間の一人であった。
バニアウ挙兵の報に彼はカスマン司令部に押し入り、基地司令官アルフォンスを捕縛。
そのまま司令部を乗っ取ってしまった。
バニアウがナーハンを制圧し、カスマンへ入場するとアタックはその功績から
いきなり分4位に任命され陸戦部隊を任されることとなった。

陸戦部隊を任された彼はその力を遺憾なく発揮。バニアウ本隊が首星ラエに侵攻している間に
別働隊のヤリ急襲に陸戦部隊司令官として同行。自らも戦闘機を駆りそれを制圧し、多大な成果を挙げた。
その為、前線の部下(歴史に名前も出てこないその他大勢)たちからは人気のあったアタックだが、
同僚たちや人民の彼に対する評判はすこぶる悪かった。

当時、惑星は制圧されると、その処遇は艦隊指令と制圧した部隊指令に一任されていた。
その為、暴行や略奪が行われることも非常に多く、兵士の中にはこれを目当てに従軍しているものも多く、
戦いで低下した士気を高める為に止む終えないとの認識も強かった。
だが、あくまでも末端の兵士に限っての事であり、司令官は母船で部下たちの行為が行き過ぎるのを
見張るのが普通であった。
だが、アタックの場合は度を越しており他の兵士たちと共に街に押し入り、略奪に参加したばかりか、
都市を焼き払い、逃げる人々を殺し、女を攫って犯すなど殺戮をも平気で行ったのである。
また、酒癖が悪く、酔った勢いで非常徴収とは名ばかりの略奪も平気で行った。
その為、バリーなどの知将たちはアタックの処刑も止む終えないと進言したが、
バニアウは今までの功績から不問とし黙認した。

パメラを降し、内戦に勝利したバニアウはウェズへ進出。アタックもウェズに赴き
ラバウル、ウイバンを制圧するなどの活躍したが、制圧した惑星では平気で略奪を行った。

ある時は、降服してきたアカフリ軍20万の兵士を生き埋めにし、また、スパンでは威嚇程度で降服した
基地司令官が気に入らないと、惑星の成人男性全員の生き埋めを計画、ある聡明な子供に説得され
思いとどまるなどの蛮行も多かった。
これには流石のバニアウも怒り、5ヶ月の自宅謹慎を命じるも、謹慎中も酒を浴びて略奪をするなど、
やりたい放題だった。

その為、住民たちは一丸となってバニアウ軍に抵抗し、平民開放を訴えるバニアウとの理想とは裏腹に、
平民たちからは嫌われ、異常なまでに抵抗された。

だが、遂にウェズも残すはココローンのみとなり、謹慎を解かれたアタックも編隊長として従軍し、
もはやアカフリ軍も風前の灯になったかに見えた。
だが、ここに立ちはだかったのはアカフリ軍の切り札ガイア要塞と、西方の荒鷹ことカムイであった。
猪突猛進型のアタックとは違い、頭脳と策略も兼ね備えたカムイはアタックを翻弄。
攻めることしかしないアタックの部隊は次々に打ち落とされ、全滅の憂き目を見てしまう。
この後、両者は10年以上に渡り、決闘を繰り広げるもアタックは一度としてカムイに勝てなかったと言う。

ココローンで一進一退の攻防を繰り広げてきたバニアウとアカフリ両軍だが、10年と言う時の流れは
プロベットにテンオウを壊滅させるには余裕過ぎる時間を与え、テンオウ軍を滅ぼしたプロベットのウェズ介入を招く。
アタックの所属する部隊も、ラバウルに侵入したプロベット軍の撃退を命じられるも、
圧倒的な物力と軍事力の前に敗退。
ウイバンに撤退したアタックは防衛部隊の指揮官として待ち受けるも、直撃艦の攻撃で再び壊滅。
命からがらアイネに逃げ帰った。

ウェズを奪われたバニアウの元に恭順を求めるプロベットの使者が訪れる。
バニアウの魅力に惹かれて集まった士官達はこれに猛反対。
アタックも反対したがバニアウは「指揮官と言うものは、部下を如何に無事に帰らすことが役目だ。
このまま死んで犠牲を増やすよりも、我々が折れる事で解決するならば、あえて屈辱を選ぼう」と
恭順を受諾。
その後のプロベットからの土星衛星への出頭要請にバニアウ夫妻と共に同行した。

土星衛星に出頭したアタックとバニアウ夫妻はプロベットへの忠誠を誓い、
その証として「一族の証」を渡される(アタックは一族の証を自分の欲しかった専用機と交換してしまう)。
だが、その素行の悪さは早くもプロベット軍内からも批判され、親友のバニアウの弁護で
何とか処刑を免れている有様だった。
また、他人を見下す傾向にあったアタックはプロベット配下の重鎮たちを特に文官たちを
バカにしていた。
アズマを「家出ダメ王子」と、その妹ジュリアを「口先だけの説客姫」、ラーの妻ジェニファを「売国女」、
亡くなった太后アムを「娼婦」、血を絶やしてはならない宿命を負った后リヨンヒを「子供を産む機械」、
ACTシリーズを「木偶人形」、この時かなり重症で車椅子の使用を余儀なくされていたラーを
「歩く力も無いくたばり損ない」などと罵った。
基本的に彼等は無視をしていたが、時には当人たちの前で言うこともあり、彼等の部下からの
激しい怒りを買うこととなった(後に死因の一つとなる)。

やがて、プロベット軍でも陸戦部隊を任されたアタックはトットン攻略の先遣隊として、土星衛星から
ココローンへ転送装置を使い移動した。
だが、ここで彼の死を招く大事件を起こしてしまう。

この日も酒を飲んだアタックはココローンで略奪を行った。以前からアタックの蛮行を目の当たりに
していたココローン住民の怒りを買い、これが大規模な暴動に発展し。あろう事か転送装置を
暴徒に破壊されてしまう。これによって作戦は遅延を余儀なくされ代用のゼファーとカスマンの転送装置からの
出撃を余儀なくされた。

この事件によってプロベットの怒りを買い、また彼を嫌う他の家臣達から謀略に引っかかり
土星衛星に呼び出された彼は降格の末、カスマンでの謹慎を命じられる。
また、いつも弁護をしていたバニアウは、ココローンの転送装置の故障によってゼファーへの転送を余儀なくされ
スパンへの移動を開始した直後であった為、弁護にココローンへも土星衛星にも帰れず、
まさに自分で自分の首を絞める事となった。

この事を逆恨みしたアタックは、プロベットの暗殺を計画。アタック護送の為、カスマンへ向かう艦隊に乗り込む直前に
憲兵を殺害し脱走、行方をくらませる。
数日後、プロベットの寝室へ忍び込んだアタックは、共に現れた后リヨンヒと共に2人を殺害に成功…

…したかに見えたが、彼が仕留めたのは一太郎と34ロウの忍兄弟が化けた偽者で、変わり身の術で
入れ替わった丸太であった。
失敗したアタックは反撃を試みるも最強の盾の名を持つ2人に翻弄され重傷を負うも逃走に成功する。

応急処置をして何とか密航の為、土星衛星の宇宙港に到着したアタックは、客引きの赤髪の女性に誘われ
それ所ではないにも関わらず、休憩の為近くのバーに立ち寄る。金髪の新入りウエイトレスに
煽てられたアタックはいつも以上に酒を飲んだ。
更に客の金髪の2人の美女に晩酌をしてもらい気分良くなったアタックは意識が朦朧としてくる。
店じまいと起こされたアタックは、そろそろ船に乗らないとと立ち上がった瞬間、彼の体を刃が貫いた。
抵抗を試みるも、いつも以上に酔った体では手を動かすことも儘ならず、更に3方向から串刺しにされ絶命した。
享年58歳

遺体は頭部と4肢を切断されてプロベットの元に持ち帰られ、無残な胴体はゴミ捨て場に放置され、
その後、猟奇殺人、身元不明の被害者として処理された。
アタックの息の根を止めたのは、もう一つの最強の盾ACT姉妹の4人であり、
プロベットが彼女等に「アタックを仕留めたものに恩賞を取らす」と約束をしたために
それぞれが頭部、右手、左手、両足と切断され持ち帰られた。

ある時レナジが「アタックを処刑するべきではないか」と覇王だった頃のバニアウに言った、
するとバニアウは「彼はまだ使い道がある。今後、良くも悪くも彼のような人材はもう現れないだろう。
使えるうちに使っておいたほうが得策だ」と返したとされる。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー