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カーチン

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邪推SS/カーチン


カーチン(SC37~)
ルーキ・ロゴ・アカフリと主を変えたことにより
不義理とも言われる彼の人生はまさに『傭兵』といえるだろう

元々は地球の財閥出身で幼少の頃から厳しい教育を施されており
本人もその期待に応えようと努力した結果
義務教育~軍学校時代は素晴らしいとしか言えない成績を残している

傍から見たら余裕で地球正規軍の入隊も決まり出世コース間違い無しと思われた
しかし彼は突然両親にも言わず家を出てしてしまう
後年彼は部下に語っている
「誰かの期待に応え続ける事が嫌になったんだ」

家族が心配し賞金までかけて捜索するが彼は見つからず
途方にくれた家族が彼を見つけるのは遠く離れたラバウルからの映像による物だった

インタビューによれば地球を出てナレッソで傭兵団に入隊し政情が不安定な惑星に入り
海賊や抵抗軍、果ては正規軍とまで戦って転々とした結果
自然と激戦地区であるラバウルに駐屯する事になったと笑顔で答えている

傭兵団のリーダーが戦死し混乱しているメンバーを尻目に
彼は単身で覇王ルーキの元に赴く
「自分を雇わないか?」
すでに何度も仕事を依頼しその名を何度も聞いていた
若き覇王ルーキは即座に彼を『雇った』そうだ

その後主に外征時に艦隊指令時または部隊指令として各陣営を大いに苦しませた
ラバウルの名将エジェンダ曰く
「自らを凡人と悟っているからこそ手強い」

戦場の花である一騎打ちや自らの突撃などを一切行わず
部下を信頼し淡々と指示を出し淡々と戦果を上げる
常に撤退を考えて厚い防壁を最前線に設ける
臆病とも言える慎重さが彼の用兵術だった

SC89年ロゴ軍にルーキ王朝が降伏するとエジェンダとは真逆の道を彼は選んだ
率先して部下達をまとめ上げてロゴに取り入ったのだ
王宮までの道を整列して迎える彼と彼の部下達を見てロゴは大層喜んだそうだが
セントラルの友人へあてた手紙によれば
「ここにいれば退屈しないから」と言うのが本音らしい

その後彼は時には硬くラバウルを守り時には激しくラバウルを攻める奇妙な立場に立つ
激戦で磨かれた才能は鮮やかだがラバウルの人間にとっては死神と揶揄された
「カーチンが死ねばラバウルは平和になるんじゃないか?」とトットンが冗談交じりにエジェンダに語ると
「まさにその通りだ」とエジェンダは眉をひそめて答えたそうだ

SC108年エジェンダ守るラバウルに攻め込んだ際に初めて捕獲される
休憩時にバンが戦死し落ち込みきったエジェンダに父の訃報を聞き顔面蒼白となった覇王アカフリの前に引き出された彼は
手枷をされたまま笑顔で「命なんて軽いもんだって知らないのか?」と告げ激昂したアカフリは処刑を命ずる
しかしエジェンダが慌てて制止し彼の体を調べるように告げると
体中に高性能爆薬を纏っており
「処刑の瞬間に爆発させようと思ってたのになぁ・・・」と残念そうに呟いたと言う



37 名前:SS2/2[sage] 投稿日:2009/10/20(火) 23:07:03 ID:QN3+4bTP
その後あわよくば餓死させようと思ったアカフリの命により牢獄に繋がれた
しかし2ヶ月経っても彼の容態は変わることなく健康そのものであった
アカフリ自らが部下を尋問しても口を揃えて「分かりません」としか報告が無かった

どうにも分からずエジェンダを呼び出し疑問をぶつけると
「部下達の中には彼のおかげで戦場で死なずに済んだものが沢山います、彼らの結束は鉄よりも硬い物です」
と答えさらに「ラバウルを守る為には彼を使う事しか思い浮かびませんと」顔をしかめながら告げた

日を追うごとに基地内での彼の恩赦を求める声が高まり署名活動まで行われ
仕方なく登用する旨を青筋を立てた笑顔で伝えるとその晩に牢獄で宴会が開かれ
アカフリは珍しく自棄酒をあおり「即刻処刑しよう」と笑顔のままGウォーカーに乗り込もうとして部下達に止められている

しかし基地指令という職を当たえるとラバウルを知り尽くしている彼は
『正規ゲリラ部隊』と言う部隊を設置
正規と付くが実際ラバウルの人間が望んだ君主以外には容赦なく攻撃を加えると言う傍迷惑な部隊であった
しかし規則を厳しくしたことや彼の信頼する部下をさり気無く紛れさせる事により上手く機能し
ラバウルは覇王体制の中での自治惑星となり結果平和を勝ち取る

アカフリが「退屈でも良いのか?」と皮肉混じりに言うと
「もう歳ですから」と笑って答えたそうだ

ラバウルのゲリラ部隊設置についてエジェンダは「彼はもう・・・好きなようにさせとくのが一番良い」と諦め気味に答えている

SC118年「疲れたから寝る」と言ったきり起きてこないのを心配した彼の部下により死亡を確認される
全く別の話を聞かれていたトットンはインタビューに割り込む形で
「どうしてこう、苦しんで死んで欲しい奴は安らかに死ぬんだろうな?」と聞き返し記者を困惑させている

そして彼の部下達は自ら3ヶ月喪に服し
後任の司令官を困惑させている

銀河一自由奔放な男としか言いようが無い彼の人生だが
不思議と人を惹きつける何かを持っていたらしく
ラバウルには『カーチン記念館』と言うやたらと豪勢な建物が建っている

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