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エージス(SC78~SC176)

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邪推SS/エージス(SC78~SC176)


SC100年代地球は荒廃していた
海賊の略奪、飢饉、天災、紛争、非常踏襲とは名ばかりの
正規軍による略奪行為。
この時代、地球出身者の多くも地球を見限り他の惑星に新天地を求め
ア族宗家の収める地球帝国も同地を見捨て遷都を計画していた。
そんな地球にありながら、地球の為に尽くし残った人々の為に奮闘した人物こそ
本項の主人公、地球司令官エージスである。
SC82年地球に生を受ける。小学校を卒業後、王立士官学校中東部に入学するも
成績は中の中、特に唐突した才能があるわけでもなかった。
また老け顔であり、友人に『グランパ(お爺さん)』とあだ名されていたと言う。
自ら才能が無い平々凡々な人間だと理解していた彼は、それを補うべく勤勉であり、
努力を惜しまなかった。
やがて、その真面目さが、ブラウン派の人事を担当していたエジェイの眼に留まり、
アイタペの後任として地球に配属される事となったのである
その仕官の経緯からブラウン派と思われるだろうが、彼は政治思想に興味は無く
ただ地球の名も無き民の為に尽くしていた。
やがて、デクレア遷都が決定し地球が本格的に見捨てられ、多くの人員が地球を離れた時も
自ら希望して地球に残り、残された人々の為に働いた。
その仕事振りはブラウンに『奴に任せておけば地球方面は安泰』と言わしめたほどであった。
だが、ブラウンはエージスを地球司令官に任命した事を悔いる事になる。
王子プロベットが父王に反旗を翻すと、彼はソース恒星系で最も早くプロベット支持を表明。
これにより、各惑星が雪崩を打ってプロベット支持を表明し、プロベットの同恒星系掌握に貢献した。
この功績によりプロベットから『艦隊指令か首都基地司令官』のポストを提示されるも
彼は『陛下の下には有能な方々が数多く居ます。私如きが首都を担当する必要はありません』と辞退し
地球基地司令官職の継続を希望。プロベットもこれを聞き入れ彼の続投が決定した。
『辺境の平定なくして中央の平定は不可能』とは彼の言葉であり、
やがて戦線がセントラルに移りバニアウやテンオウと刃を交える時になっても
彼は地球基地指令であり続けた。
特に華々しい成果を挙げたわけではないが、遷都によって寂れた人々の生活も
首都時代と代わらないと言われるほどに向上させ、領民から『地球のグランパ』と敬愛され
プロベットも『予が安心して戦線に赴けるのもエージスのお陰』と彼を賞賛した。
その後も地球の良きグランパであり続けたが、SC151年に年齢的な衰えを理由に
退役を申し出て、惜しまれつつ職を退いた。
それから19年、そこにはひ孫と遊ぶ『グランパ・エージス』の姿があった。
だがその日、ひ孫の投げたボールを眠っていた彼は返す事は無かった。
孫の『グランパが起きない』という言葉に異変を感じた孫夫婦が駆けつけたが
その姿は、まるで眠っているかのようであったと言う。享年98歳
生前の希望により、近親者のみの質素な葬儀が執り行われ
丘の上の小さな墓地に埋葬された。
だが、『地球のグランパ』の名は消える事無く今も墓には花が絶える事無く
供えられている。







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