かずのたしなみ(統計環境Rによる) @Wiki

Rというフリー(無料)のソフト

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

Rは、フリー(無料)で利用できる(もとい、“国際共同研究のオープンソースなプロジェクトで開発され,GNU GPLに従って公開・配布されている”)、いろんな種類の統計計算とグラフィックスの手段を提供してくれるコンピュータ言語であり、総合環境です。

「フリー(無料)で利用できる」ことは、市販の統計ソフトが何十万円することと合わせて考えると、いろんな含意があるように思います。

普通の統計ソフトは高い→個人では買えない→組織で導入→組織に属している間は使える。

近年は大学のコンピュータに法人ライセンスで統計ソフトがインストールされており、大学生になってはじめて統計ソフトに触れる人が多いように思います。
しかし、その後に属した組織(たとえば就職した会社)が、統計ソフトを導入しているとは限りません。
つまり大学に属している間だけ、(高価な)統計ソフトを使えるということになります。

しかし統計手法や統計ソフトは、大学のレポートを書くことだけに役立つ訳ではありません。
逆にフリーで利用できる/いろんな機械やOSやネット上でも使うことの出来るRは、一度使えるようになると、一生ものです。

「いつでも,どこでも,いつまでも,貧乏でも一緒に居てくれるR」(by 奥村泰之さん


 個人レベルでは「一生もの」、そして社会的には、様々に数を扱わなければならない人、少なくとも統計や数理科学にとって、共通のプラットフォームになる可能性があります。「いつでも、どこでも、いつまでも」に加えて、無料であり導入コストが低いのであれば「誰にでも」を付け加えることができるでしょう。

 ただ、無料で強力であるにも関わらず、Rの普及はこれまで思ったほどではなかったようです。多くのドキュメントで使用法や活用法を学べるとはいえ、様々な有志のボランタリーな努力によって日本語訳が登場するまでは英語の壁は厚く、また「クリックひとつ」で答えが出るわけでなく、いくらかの呪文をキーボードから打ち込む必要があったこと(現在ではGUIを備えた「クリックひとつ」の環境も用意することができます)などなど、いろんな理由があったのでしょう。お金的にはフリー(ただ)でも、学習コストはそう低くはない、と。

 何らかの職業的理由から数字を扱わなければならない人、そしてそういう進路を選んだ若い人ならば、いくらかの学習コストをRにかけることは、十分に合理的であると思います。ブラインド・タッチ、もといタッチ・タイピングを修得することの次くらいには、優先順位は高いでしょう。


ベル研究所で開発されたその筋ではとても有名なS言語・環境に、Rはとても似ています。なのでRのことを‘GNU S’と読んだりpoor man's S(貧者のS)と呼ぶ人もいます。S言語は歴史があり、参考書も古くから沢山でています。R使いは、それらを参考にすることも出来ます。



必要かつ有益なサイト


Rプロジェクト


  • RプロジェクトのHPはココ↓

  • R CRANの日本ミラーサイト
(R本体もここから手に入ります)
http://cran.md.tsukuba.ac.jp/

日本語ドキュメント


  • 「R の日本語文章 (pdf 版)」Rのドキュメントの日本語訳

  • 「R−Tips PDF版」とりあえずこれを読めばRは使える


参考サイト


  • 「R−Tips」とりあえず使い方を忘れた時に引く

  • 「R HTMLマニュアル検索」Rのヘルプを見てて英語の壁に隔てられたら。ヘルプを使い方から逆引きしたいと思ったら。ここでヘルプの日本語訳を検索できる。

  • 「RjpWiki」日本語での情報交換wiki。Q&A、Tipsなど情報充実。大抵の困りごとはここで解決する。

  • 「Rによる統計処理」統計学の膨大な情報リソースである青木先生のRページ。Rを使った一通りの流れから、膨大なユーズフルな自作関数集まで。

教宣用


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