黒服 壱
『黒服』
倉庫男1「・・そろそろ、、グッ!」ドビュバ男2「おらどけよ、次は俺の番だ」二人の男が暗闇の中で女を死姦している男1「あーそれにしても、死んだ女犯すのも飽きたな」男2「何って言ってやがるんだ、てめーが直殺しちまうんだろ?・・・う、、うう、、」男1「これで15人目だぜ。ずぶっと’こいつ’が、潜っていくと、びくんびくんって相手の振るえが伝わって来んだよ。たまんねぇよ」男1は’こいつ’のところで手に持った大振のナイフを見つめた男2「ひひ、おめー相当いってるぜ。・・にしても、死体はつまらねーな、抵抗がねーしよ」男1「・・お前、薔学知ってっか?女のレベルがよ、凄く高い高校なんだが」男2「ああ、知ってるぜ。次はそこの生徒犯るか?でも、おめーすぐ殺すしな、次は殺すなよ?」男1「じゃあよ、犯しながら殺そうぜ。犯りながら、ナイフで肉をよ、貫くのよ。くっくっくっ」男2「おめー本当頭いいな。俺のナニとナイフで2本挿しってな、ひゃひゃひゃひゃ」深夜の倉庫に男達の下卑たる笑いが響いていた
TV「昨夜未明、薔薇区で連続暴行殺人事件が発生しました。今回の被害者で10人目と言う事で付近の住人も不安を募らせています」TV「・・・それでは、犯罪心理に詳しい白崎さんに今回の事件の事を伺いたいと思います、白崎さん?」TV「白崎『ええ、大変痛ましい事件です。今回の被害者で10人目と言う事ですが、未だ見つかっていない被害者を含めると相当数に上ると』」↓蒼「今朝のTV見た?又事件が起きたんだってね」真「そうらしいわね、怖いのだわ」翠「安心するです、いざとなったら私の黄金の右が犯人に炸裂するです!」雛「そんな事しちゃだめなの、危ないのー」ベ「お、俺が守ってやるから。皆今日は一緒に帰らないか?」水「ねぇージュンー私怖いわぁ~今日は一緒に帰ってくれなぁ~い?」真「な、何を言ってるのかしら!?ジュンと帰るのは私なのよ?」蒼「・・あの、僕も・・」べ「へっ、良いって事よ・・」
結局集団登校みいに帰る一同蒼「じゃ、僕達はここで。又明日ね」翠「又明日なのです!」J「ああ、二人とも又明日」 ↓真「・・だから、くんくんが現代社会に必要なのよ、って聞いてる?」J「あ、ああ。聞いてるよ」真「ここ数日貴方変よ、大丈夫なの?」J「すまない、最近寝不足気味で疲れてるんだよ」真「なら、良いんだけど・・何かあったら直私に相談しなさい」
夜・ジュン自室 大雨ピリリリリリリ(着信音)J「(・・兎か)もしもし、俺だ」兎「もう3日目だぞ、何をしている、貴様は第七家の名を地に落す気か?」J「すまないな、下調べに時間を取られた。今晩中に終わらせる」兎「ふん、なら良いのだがな。」J「じゃあ切るぞ、薔薇水晶によろしくな」兎「貴様、お嬢様の名を軽々しくk(プチン)」J「・・・さて、そろそろ行くかな。(雨か・・」外は大雨であった
蒼・翠宅、台所翠「うーん、ちょと材料が足りないです。これだと作れないですよ」蒼「あ、ならちょと僕買ってくるよ。繁華街の方ならまだお店開いてるし」翠「こんな時間ですよ?!最近は物騒だからやめるです!」蒼「大丈夫大丈夫、僕は男の子に良く見間違われるから。大丈夫だよ」翠「で、でも雨も降ってるですし・・」蒼「大丈夫だって、行って来ます」 ↓繁華街男1「確か、あいつ薔学だ。見た事がある」男2「やっぱり可愛いな、じゃ、ちょと犯りに行きますか?ひひひ」
蒼「(結構遅くなっちゃったな。雨も酷いし、早く帰らないと)」ビシッ!蒼「あっ!(く、首が・・意識・・・が・・」ドサッ男2「おい、殺したんじゃねーだろうな!?」男1「意識を飛ばしただけだ。安心しろ、俺もこんな物で殺したくはない」そう言うと男は、スタンガンを男2に投げ渡した男2「ちょ、大事にしろよ。高かったんだぞ」男1「つべこべ言うな、早く倉庫に連れ帰ろうぜ」男2「ひひひ、だな」
倉庫蒼「あれ僕は何でこんな所に?家に帰る途中だったはず・・って、腕が」蒼星石は腕は後ろで縛られ床に寝かされている蒼「ちょ、ちょと。何なんだよ、これ・・?」男2「あ、起きたみたいだなー、ヒヒッ」男1「寝てる間に色々調べさせて貰った。可愛い姉妹が、居るみたいだな」蒼「ちょ、何なんですか?!放してください!」男2「とっとと犯して殺そうぜ!チンコがギンギンなんだよ、ヒッヒッヒッ」男1「待て。先に姉妹の方に連絡するのが先だ、脅して連れてきて、二人いっぺんに犯ろう」蒼「!!!ちょ、ちょと何を・・!?」男2「お前まじ頭良いな。じゃ、電話でもするかねー」
『ガラガラガラガラ、ガラガラガラガラ ガシャン』
倉庫のドアが開け放たれ聞こえる雨音が強くなるが。直にドアは閉められた男2「だ、誰だ!?」男1「見られたかもしれない、殺すぞ・・」だが倉庫は薄暗く全体を見通すことが出来ない『ガラガラガラ、ドォォォォォン!』近くに雷が落ちたのであろうか、一瞬倉庫全体が明るくなる黒い服の男が立っていた。顔は布で隠して分からない、手には長い棒のような物を持っている男2「い、いたぞ!」男2はまだ場が浅いのだろうか、腰が浮ついている男1「焦るな!近づいてくるのを待て!!」男2「くそ、くそっ!舐めるな。舐めるよ!!死ねっ!!!」スタンガンを左手に構え黒服に襲い掛かる
『シュッ ザン』
空気を斬る音の次に肉を切断する鈍い音が響く男2「う、うわ・・?俺の、俺の手が・・!ひいいいい!つけなきゃ、つけなきゃ・・」両手首が無くなっていた。男2は手を拾おうとするが手が無いので、手を拾えるはずもない切り口から溢れる液体が自分の手の上にかかるだけである男1「く、くそ!誰だ!?俺達に何のようだ?答えろ!」『ガラガラガラ、ピシャァ!』黒服の男が闇に浮かび上がる。手に握られた刀が鈍く光っている男1「ひっ、ひひひ。ダンマリかよ・・だがよ、俺はおめー見たいな奴と殺りあえるのをよ」男がナイフを構えて走り出す男1「楽しみにしてたんだよ!!」
『びぶっ、』
黒服の男が刀を凪ぎ、大気を裂く首が、みごとにすっ飛んでいく男1「え?あれ・・?空、飛んでる?」『ブシュゥゥゥゥゥゥゥ ドサッ、コロコロ』あっけない幕引きであった。首からは血が噴出し、体は倒れ、頭は地面を転がるばかりである蒼「ひっ!た、助けてくれたんですか・・?(生臭い・・」黒服「・・・」蒼「な、何で黙ってるんですか・・?その、助けてくれたんですよね?(怖い、あの二人とは違う怖さが・・」黒服「・・・」黒服が蒼星石の近くでしゃがみ込み何かを取り出す『プシュ』蒼「何を!?・・い、意識が・・」黒服「眠れ。これは悪夢だ、忘れろ・・」蒼「えっ、この声は?・・zzz」黒服「眠ったか・・声を出してばれる凡ミスはしたくなかったしな・・」黒服「(ピリリリリリ ガチャ)俺だ、ポイントBの倉庫で対象を始末した。」兎「ごくろう、スタッフを向かわせる。報酬は口座に振り込まれてある」黒服「分かった。・・第七家も大変だな、こんな馬鹿達に金使って」兎「しかたあるまい、それが統治者の務めだ。では、切るぞ(ガチャ)」黒服「じゃ、蒼星石でも家に送り届けますかね・・よっと、って結構軽いな」
TV「昨夜未明、B区の倉庫で男性2名の死体を発見しました。仲間内で抗争であったと推測されています」TV「なお、この2名は連続殺人事件の容疑者の可能性が非常に濃厚であり・・」 ↓金「皆びっくニュースなのかしらー連続殺人事件の犯人が死んでたのかしらー!」真「遅かったわね、今その話をしていた所なのよ」金「( ゜д゜) (゜д゜)」翠「それにしても、昨日蒼星石が中々帰らなかった時は心配したです、悪い妹です!」水「だめよぉ~?お姉ちゃんを困らせたりしたらぁー」蒼「ご、ごめんね。以後注意するよ(昨日の事は何だったんだろう・・」翠「ほら、ジュンも何か言ってやるです!」蒼「(気づいたら家の玄関に居たし・・それに、あの黒服の声はジュン君だったような・・)」翠「蒼星石、聞いてやがるですか!?」蒼「え?ご、ごめん。何かな?」J「ああ、だからさ。夜出歩くときは注意しろよ」蒼「うん。わかったよ(やっぱり、この声は・・)」J「そろそろ授業始まるな、皆解散かいさーん」蒼「う、うん(ま、良いか。僕の中ではジュン君だ!)」
大切な者を守るため、彼は戦い続ける。
『びぶっ、』黒服の刃が大気を裂く、首が断ち切られる『ビュゥゥゥゥゥ ドサッ』男の首から血が吹き上がり、倒れる黒服「・・・これで全部斬ったか・・(今週に入って3件目、多いな・・)」
兎「第七家管轄区に新タイプの麻薬が持ち込まれた。まだ生産ラインは確保出来てない、現在ある麻薬全てを破棄してくれ」J「・・そんなの俺じゃなくても出来るだろう」兎「この薬を使用した者は『生きると言う事に忠実になり』『肉体的能力も格段に向上』すると言う事だ。君向けだな」J「なんでそんな危険な物がこの町に・・?」兎「元は軍で開発されていたらしい、あまりに危険で認可されなかったのだろう。それを誰かが横流しした。では、健闘を祈る」
黒服「(生産工場は破壊したはずだが・・予想以上に流れている量が多いな)」男1「・・・畜生っ・・ぐほっ・・畜生、いてぇ・・」腹を切られて絶命したと思われていた男が息を吹き返した男1「殺してやる・・畜生・・薬を・・」『プシュッ』男1「げっ、コロシテヤル、、ぎえっぎえっ、ギェェェェ!!!!」臓物を腹から引きずらせながら襲い掛かる。黒服「(薬の効果で死に難く?!くそっ、考えるのは後だ)」
男1「ギイャァァァァァァァァ!!!!」黒服は刀を腰に構え
『びゅおっ、』
横に凪ぐ男1の胴を真っ二つにした生臭い臭いに混じって、空気が焼ける臭いが混ざる男1「ぎっ、ぎぎぎ、、死にタくナイ・・俺は・・楽しく生きたカッタだけな・・グホッ、ゲホッ」ベチャ黒服「・・・」男1「ユミコ、ごめん・・ギエッ、みこ・・・」そう言いながら今度こそ絶命した黒服「・・・蒼星石、」ホロリ何故か言葉と共に涙が漏れた黒服「(蒼星石に会いたい、でもこんな汚れた俺を受け入れてくれるだろうか・・俺は・・)」黒服「・・ええい、くそっ!埒が明かん、とりあえず電話しよう・・」
黒服「(プルルルルルルルルルルルルル)流石に、出ないか、2時だしな・・(ガチャ)」蒼「もしもし・・ジュン君?どうしたの、こんな時間に・・?」黒服「・・・今から、会えないか・・?」蒼「え?もうこんな時間だよ?」黒服「ご、ごめん。ちょと声が聞きたかったんだ・・ごめん、又な」蒼「大丈夫だよ、僕も目が覚めちゃったから家においでよ。窓開けとくからさ」黒服「すまない、恩に着る。又後でな(ガチャ)」
コンコン蒼「はい、どうぞ。待ってたよ」ガラガラガラ蒼「もう、どうしたのさ浮かない顔して。さ、入って」ガラガラガラ パタン
蒼「こんな時間にどうしたの?もしかして、僕の耳噛みが恋しくなったのかな?」J「・・・俺って、汚れてるかな?」蒼「へ?どう言う意味?」J「こんな俺でも、受け入れてくれるかな・・?」J「あーいや。ごめん、俺帰るわ。その、ほんとg」ジュンが言葉を言い終らない内に蒼星石に抱きしめられた蒼「汚れていてもジュン君はジュン君だよ」J「・・・ウッ、、くっ・・うぅ・・ひぐっ」蒼「はいはい、ジュン君は泣き虫ですねーほら、寝ようよ。もう遅いし」J「・・うん、ありがとう。」『ごそごそ』蒼「ほらほら、甘えん坊のジュン君は抱き締めてないと駄目なんだもんねー」J「・・・うん」ジュンは蒼星石の懐に抱かれながら寝た。 ↓学校真「あら、今日は貴方達二人で登校なのね。昨日は一緒に寝てたのかしら?(皮肉の一つでも言いたいのだわ」蒼「うん、そうだよ。昨日ジュン君が行き成り家に来てさ」真「な、なっ!?(皮肉のつもりだったのに」蒼「『俺には蒼星石が居ないと駄目なんだ』とか言って抱き締められてさ、一緒に寝ちゃった」一同「!!!!!!!」蒼「だよねージュン君?」J「え?あれ?まあ、確かに間違っては居ないけど。皆誤解してないか?」真「ジュンには一度徹底して教育してあげないと駄目みたいね」J「えっ、えー?」真「早くなさい。私以外にもジュンと話したい人が多いのだわ」J「ちょ、ちょと!蒼星石さん?!え、なにその満面の笑み?」蒼「頑張ってね~(頑張れ、僕のナイトさん)」
『黒服 弐』へ続く・・・
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