ローマ
(ユリウス･ブルトゥス・スキピオ･元老院と市民)
RTWでローマを名乗る勢力は4勢力あるが、この4勢力の違いは剣闘士ユニットの
違いだけであり、彼らを使用する人はマルチではいないので、実質この4勢力に優劣は存在しない。
しかしRTWではマルチ･カスタム戦闘では味方と敵が同勢力(マケドンVSマケドン)での対戦は
できないのだが、ローマだけは4勢力存在するので、同勢力(ユリウスVSブルトゥス)対戦が可能である。
マルチ解説(tim氏)
このゲームの主人公ともいえる勢力ですが、ローマでシングルキャンペーンを
クリアしてもらうためでしょうか、相当強いです。
歩兵が強かったのは歴史的に見てもそうでしたが、
実史ではそんなに強くなかった騎馬隊も強力です。
歩兵は何といっても都市大隊、そして騎馬は近衛騎兵です。
都市大隊は他国の一部のユニットを除いて最強の重歩兵といえます。
近衛騎兵も高い装甲値でカタフラクトに次ぐ強さといえます。
又歩兵には第一大隊といって、周囲の味方の士気を鼓舞する鷲章旗を
持つユニットもいます。とても高価ですが、予算に余裕があれば
彼らを少し入れるのも有効でしょう。
ローマの強みは重装部隊だけではありません。
補助軍弓兵は長射程の弓兵の中では最も安価な部隊であり、CPが高いです。
低予算から高予算まで幅広く使え、最もよく使われている勢力といえます。
まあ象は苦手かもしれませんが、最も一般的なnoart/noeleルールなら問題なしです。
実は他にも苦手なユニット、勢力がないわけではないですが、
一番安定した強さを誇る勢力であり、初心者からベテランまで幅広く使われています。
管理人 25kルールでのローマ
ローマが、他勢力よりひとつ頭が飛びぬけた存在になる金額であり、これから金額が下がると他勢力と同等か、それ以下に下がる金額です。
だからといってローマが無敵というわけではなく、苦手とする勢力として、ゲルマニア・ブリタニア・ギリシア都市同盟が存在します。もちろん編成しだいで対処は可能です。
チーム戦
基本は、都市大隊と近衛騎兵のg/gのアップグレードを行い、あまった金額で補助弓兵・弓兵を雇って微調整すれば問題ありません。
チーム戦であるから故に、じっくりとした戦いになる中、射撃戦・歩兵戦・騎馬戦、全てにおいてローマは最大の力を発揮し、最良の相方となります。
なれないうちは、ローマで基本的な戦い方を覚えるのが最良です。
1vs1戦
基本はチーム戦と同じ感覚の編成で問題ありませんが、味方がいないタイマン勝負では、ローマといえど相手勢力の特徴に合わせて編成をする必要があります。それが上記にあげた苦手とする勢力ならなおさらです慣れないうちは、最後に底力を発揮する歩兵を優先するのがよいと思います。
またローマ同士の対戦では、騎兵の運用が勝敗を決しますが……ここからは、独自の戦術を確立させる時期なのかもしれません。
(ようは自分でがんばれ)
カルタゴ
マルチ解説(tm氏)
実史ではハンニバルの奮闘も空しくローマとの地中海覇権争いに敗れ、
一時の栄華と共に歴史の隅へと消えていったカルタゴ。
そしてシングルキャンペーンでは初期に雇える歩兵がしょぼい印象しかないイベリア歩兵だけで
ちょっとプレーしにくい国なんですが、マルチではどうでしょう。
まあもう象さんについては何も言わないことにしましょう。
noart/noeleルールのホストが多いので、出番に恵まれないというのもあるんですが、
それよりもマルチにおけるカルタゴの歩兵、騎馬、弓兵戦力は如何に？
カルタゴ最強の歩兵が神聖隊歩兵です。シングルだとこの歩兵が生産可能になるまで
随分時間かかりますが、マルチだと予算とルールが許す限り採用し放題です。
この神聖隊歩兵、中程度の予算までなら、恐らく最強のファランクスユニットです。
え？ あのスパルタのホプリタイより強いの？
答えは 「ＹＥＳ」
当然ながら同じ程度の予算での強化という条件付きですが、スパルタのホプリタイにも、
マケドニアの親衛長槍兵にも、あるいは他のどのファランクスにも勝てるといって過言ではありません。
（ただしスパルタのホプリタイは強化すればするほど強くなります）
ただし絶対無双というわけでもなく、当たる角度とか、数の違いとか、
あるいは無理して攻めるとかなら話は違ってくるかもしれません。
しかし基本的には今言ったとおり、神聖隊歩兵が勝ちます（きっぱり）。
ただし、この神聖隊をもってしても、ローマの都市大隊に対して優位とまで言い切れません。
相手にもよりますが、マルチでもローマにはちょっと苦戦するかもしれません。
象さんアリならこれまた話が違ってくるんですけどね。
（それと実は対都市大隊に関してはスパルタンの方が強いと思われます。
この辺もまた機会があれば書いてみたいと思います）
騎馬に関しては、重騎馬に神聖隊騎兵、軽騎馬に機動力と攻撃力を伴った長盾騎兵が優れており、
充実しているのですが、やはりローマの近衛騎兵にはちょっと厳しいかもしれません。
要するに、歩兵も騎兵もローマに対してちょっとずつですが及ばない感じです。
しかしこれは編成や戦術や操兵スキルでなんとかできるかもしれません。
カルタゴの問題は弓兵陣と言えるかもしれません。
カルタゴに弓兵ユニットはありません。
え、じゃあ弓兵陣そのものがないじゃん？
その代わり投石兵のユニットが2種類います。
ノーマルの投石兵は安価なんですが、ノーマルの弓兵よりも射程が短く、
初心者には扱いづらいユニットです。実際マルチで使うとその射程の短さに泣かされます。
上級のバレアレススリンガーでさえノーマルの弓兵と同じ射程です。
ということは長射程の弓兵のアウトレンジ戦法に対処するのが難しいです。
機を見て思い切って踏み込むしかないですが、上級で高価なバレアレスで
相手のノーマル弓兵とやりあうのはどうもちょっと損な気がしてなりませんｗ
しかも弾道が弓兵よりも直射なので、自分の前にいる味方部隊が弓兵以上に邪魔になったりします。
ただ投石兵のメリットは、弓兵の矢の数が30に対し、
（ユニット数X30と思われます、とにかく被害を受けなければ30回射撃できる）、
投石兵は石が40ある、というか40回射撃できますので
何とか囮や犠牲部隊（たぶんノーマル投石兵）を作って相手に矢玉を浪費させ、
最初は我慢で後半勝負みたいに工夫で何とかしたいところです。
更には弓兵より逃げ足が速いようで、散兵モードにしておくと重騎兵が追いかけても追いつくのに
かなり時間がかかります。これも意外に囮に使えるかもしれません。
それと最後に、ヌミディア傭兵（ヌミディア騎馬）を紹介しておきましょう。
このヌミディア傭兵（騎兵）は槍投騎兵の中では優秀な部類に入ります。
士気が高く、頑強であるのが長所です。頑強という特徴があると、
その特徴がないユニットよりスタミナがあり、同じ距離を走っても疲労しにくいです。
散兵戦術には適しているといえましょう。また士気が高めということは攻撃力も高まり、
敗走しにくいということです。
まあ実史でもヌミディア騎兵の優秀さはその名を轟かせていましたから、
もっと高い戦闘数値でもいいとは思いますけどね。。
管理人 25kルールのカルタゴ
15kのCWBルールの王者がエジプトなら、25kルールの王者になりうるのはカルタゴなのかもしれません。カルタゴはこの25kと限られた金額の中で、上位歩兵である神聖隊歩兵をg/g強化を施し、かつ19部隊を揃えることが出来ます。
射撃部隊がいませんが、ファランクスユニットゆえ騎兵突撃を抑えることも可能であり、多少の小細工など強引にねじ伏せることが可能です。
だからといって、騎兵部隊は重騎兵として、カタフラクト、近衛騎兵に次いだ実力を持つ神聖隊騎兵に、散兵騎兵として優秀なヌミディア騎兵がいるなど、騎兵戦力も充実しており、また射撃部隊も弓兵がいませんが、バレアス投石兵という防御力に優れた投石部隊がいるため、正面からの打ち合いなら決して引けを取りません。
これらを戦法に合わせて自由に編成して、g/gの強化を施せることが25kでのカルタゴの強みです。
ローマと同じくほぼ弱点が存在しませんが、ローマ相手にはやはり苦戦するのと、意外なことに必殺の首投げ装備の投敵兵を持つ、ブリタニアが唯一の天敵となりうるかもしれません。
チーム戦
いくらカルタゴでもチーム戦の中、歩兵だけで単独特攻は無謀です。そのため騎兵部隊、射撃部隊を用意しないといけませんが、上記のように正面からの打ち合いなら、決して引けをとりません。
ある程度相手を消耗させたら、味方と連動して神聖隊歩兵を敵陣に突っ込ませましょう。
ローマ・ギリシア以前に地中海に君臨したフェニキア人の誇りを見せ付けるのです。
1vs1
25kの王者といえるカルタゴは、タイマンでも大抵の勢力に競り勝ちますが、ファランクスユニットという制限がある以上、ローマに比べ歩兵の機動力は低下します。
それを見越して相手が正面から挑んでこない場合、(歩兵が微妙ながら優秀な射撃ユニットと騎兵戦力を持っている勢力など)決戦を避けながらの射撃戦を行われるとたちまち苦境に陥ってしまいます。
そのような勢力との対戦では、こちらも騎兵戦力を充実させるなど相応の準備をしておきましょう。
最終更新：2010年12月15日 17:28
